Oracle Essbase暗黙的な共有を使用すると、一部のメンバーは、明示的に共有として設定しなくても共有されます。これらのメンバーが暗黙的な共有メンバーです。
暗黙的な 共有関係が作成されると、各暗黙的なメンバーは他のメンバーの値であるとみなされます。Oracle Hyperion Planningは次の状況でメンバーの共有関係を想定(または暗示)します:
親が1つの子のみを持っています
親が親に連結される1つの子のみを持っています
親のデータ・タイプは「ラベルのみ」です(この場合、親は子に使用される集約設定にかかわらず最初の子の値を継承します)
暗黙的な共有関係を持つメンバーを含むPlanningフォームでは、親に対し値が追加されると、フォームが保存された後は、子はそれと同じ値を想定します。同様に、子に対し値が追加されると、フォームが保存された後は、親は通常同じ値を想定します。
たとえば、計算スクリプトまたはロード・ルールが暗黙的な共有メンバーを移入する場合、その他の暗黙的な共有メンバーは計算スクリプトまたはロード・ルールにより移入されたメンバーの値を想定します。計算されたまたはインポートされた最後の値が優先されます。計算スクリプトの変数として親または子のどちらを参照しても結果は同じです。
必要な場合、Planningフォームで暗黙的な共有を回避できます。暗黙的な共有の問題を参照してください。