例: 承認ダッシュボードと「レベル・ステータス」

この例では、Sr_VPがエンティティSenior VPおよびそのすべての子孫への書込みアクセス権を持ち、ユーザーVPがエンティティVPおよびそのすべての子孫へのアクセス権を持つ階層を使用します。


Sr_VPがエンティティSenior VPおよびそのすべての子孫への書込みアクセス権を持ち、ユーザーVPがエンティティVPおよびそのすべての子孫へのアクセス権を持つサンプル階層の例。

この例では、ユーザーがSr_Dir_Zone1としてアプリケーションにログオンし、「承認の管理」を選択し、「Scen1」および「Ver1」を選択して「実行」をクリックすることを想定します。ユーザーは、次に「表示」「レベル・ステータス」の順に選択します。


Sr_Dir_Zone1がログオンし、「承認の管理」を選択して「Scen1」と「Ver1」を選択し、「実行」をクリックして「表示」メニューから「レベル・ステータス」を選択することで反映された階層を示す例。

次の図に示すように、「自分のレベル」はログインしたユーザーが所有するプランニング・ユニットの「場所」を表します。ユーザーがプランニング・ユニットを所有しない場合(たとえば、ユーザーがレビュー担当者の場合)、「自分のレベル」はユーザーが読取り/書込みアクセス権を持つ最上位レベル(最上位の「エンティティ」レベルなど)を表します。ダッシュボード・ステータス「完了」または「保留中」は、プランニング・ユニットが、「レベルに達しました」ドロップダウン・リストで選択したレベルに達したかどうかを示します。プランニング・ユニットが選択されたレベルまたは最上位レベルにある場合、ステータスは「完了」と表示されます。プランニング・ユニットが選択されたレベル以上にまだ達していない場合、ステータスは「保留中」と表示されます。

ログインしたユーザーSr_Dir_Zone1がレベル(または「場所」) Senior Director Zone1にあるプランニング・ユニットを所有しているとします。次の図に示すように、「場所」列には、すべてのプランニング・ユニットがSenior Director Zone1より下のレベルであり、これ以上のレベルには何もないことが示されています。ステータスは、このユーザーがアクセス権を持つプランニング・ユニットについて、100%が「保留中」であることを示しています。


ログインしているユーザーが所有するプランニング・ユニットの場所を表す「自分のレベル」の例。ユーザーがプランニング・ユニットを所有しない(たとえば、ユーザーがレビュー担当者である)場合、「自分のレベル」はユーザーが読取り/書込みアクセス権を持つ最上位レベル(最上位の「エンティティ」レベルなど)を表します。

この例では、ログオンしているユーザーSr_Dir_Zone1「レベルに達しました」フィールドで1レベル下を選択します。個々の製品のディレクトリによって所有されるプランニング・ユニットは、ログオンしているユーザーSr_Dir_Zone1の1レベル下にあります。すべてのプランニング・ユニットがディレクトリ・レベルにあるため、次の図に示すように、ダッシュボードには100%のプランニング・ユニットが「完了」として表示されます。

注:

「完了」および「保留中」ステータスは、実際のプランニング・ユニットの「承認ステータス」または「サブステータス」に関連しません。

ユーザーは、グラフをクリックして、「承認の管理」ページの下部にリストされている対応する情報をリフレッシュできます。

この例では、別のユーザーがDir_prodDとしてログオンし、Director Zone1 Product D Planning Unitを上位へ移動して、Senior Director Zone1がこのプランニング・ユニットの所有者になるようにすることを想定します。ユーザーDir_prodAがログオンし、「ツール」「承認の管理」の順に選択します。次に、ユーザーは「Scen1」と「Ver1」を選択し、「実行」をクリックして「表示」「レベル・ステータス」の順に選択します。ユーザーDir_ProdAは、IDescendants (Director Zone1)への読取りアクセス権とエンティティDirector Product Aへの書込みアクセス権を持ちます。このアクセス権により、ユーザーDir_ProdAには「レベルに達しました」ドロップダウン・リストに「自分のレベル」および1レベル上という2つのオプションが表示されます。

このユーザーがドロップダウン・リストで「自分のレベル」を選択すると、ユーザーDir_ProdAがアクセス権を持つすべてのプランニング・ユニットがDir_ProdA以上のレベルに達しています。ユーザーがダッシュボード・グラフをクリックして画面の下部にある表をリフレッシュすると、「場所」列には、すべてのプランニング・ユニットがDirector Zone1 ProductA以上のレベルにあることが表示されます。ステータスは、このユーザーがアクセス権を持つプランニング・ユニットについて、100%が「完了」であることを示しています。


ユーザーDir_prodAとしてログインし、「ツール」、「承認の管理」の順に選択し、「Scen1」と「Ver1」を選択して「実行」をクリックし、「表示」、「レベル・ステータス」の順に選択するユーザーの例。この例では、ユーザーDir_ProdAはIDescendants (Director Zone1)への読取りアクセス権とエンティティDirector Product Aへの書込みアクセス権を持ちます。このアクセス権により、ユーザーDir_ProdAには、「レベルに達しました」ドロップダウン・リストに「自分のレベル」、1レベル上の2つのオプションが表示されます。

このユーザーが「レベルに達しました」ドロップダウン・リストで1レベル上を選択し、「完了」、グラフの「25%」部分をクリックすると、グラフには、Dir_ProdAがアクセス権を持つプランニング・ユニットについて、4分の1が1レベル上またはSenior Director Zone 1 Locationに達したことが示されます。前に上位に移動されたDirector Zone1 Product Dプランニング・ユニットは、Location Senior Director Zone1になります。「保留中」をクリックすると、グラフの「75%」部分に、Dir_ProdAがアクセス権を持つプランニング・ユニットの4分の3が、1レベル上の場所 に達していないことが示されます。これらのプランニング・ユニットは、「保留中」と表示されます。


Dir_ProdAがアクセス権を持つ、1レベル上の場所に達した4分の3のプランニング・ユニットを示すグラフの例。これらのプランニング・ユニットは、適切に「保留中」と表示されます。