このトピックでは、Oracle Hyperion Planningの使用についての一般的な質問への回答を行います。
例12-1 システムはどのような監査能力を持っていますか?
プランニング・ユニットの状態を変更するとき、ユーザーが変更する内容および理由を説明する注釈を追加します。注釈を使用して書込み履歴またはプランの進展の監査証跡を作成できます。あるアプリケーションを変更した場合、さらに管理者は監査証跡を設定できます。
例12-2 自分のフォームの表示を変更できますか?
はい。「ファイル」、「プリファレンス」の順に選択して、「Planning」アイコンをクリックします。そして、「表示オプション」を選択し、数値のフォーマット、ページ選択、印刷などのオプションを設定します。アド・ホック変更を行うには、アド・ホック・グリッドの操作を参照してください。
例12-3 大きな階層内で、特定のメンバーをどのようにして検索するのですか?
検索および検索対象の特徴が使用可能なメンバー数を設定できます。次に、メンバー名順または別名順に階層の上下方向に検索を行い、メンバーを探します。多数ページの検索を使用可能にするおよびフォームでのナビゲーションを参照してください。
例12-4 データを入力するときに、データを切取り、コピー、貼付けおよび削除できますか?
はい、できます。「コピー」および「貼付け」のショートカットを使用するか、セル内で右クリックして「切取り」、「コピー」、「貼付け」または「削除」を選択します。データを調整する場合は、「編集」、「調整」の順に選択します。複数のセルで同時に作業ができます。
例12-5 複数のセルで簡単に値を入力できますか?
Planningにより値をセルに割り当てます。たとえば、複数セルを選択して、「データの調整」を選択して、ある程度の比率のみ値を増減することができます。データの調整と分散を参照してください。
例12-6 データにテキスト・ノートまたはカスタム・リンクをどのようにして追加できますか?
機能が使用可能であり、メンバーに対して書込みアクセス権がある場合(勘定科目、エンティティ、シナリオおよびバージョン)、コメントまたはカスタム・リンクを勘定科目に追加できます。たとえば、共有サーバー上でスプレッドシート・ファイルに対してリンクを作成するため、次のような入力が可能です。file://C:/BudgetDocs/Timeline.xls
ここで、「C」はサーバーのドライブ名を表します。
管理者がフォームの「セル・レベルのドキュメントの使用可能」プロパティを選択している場合、セルをOracle Hyperion Enterprise Performance Management Workspaceのドキュメントにリンクできます。セル・レベル・ドキュメントの追加、編集、表示を参照してください。
例12-7 複数のセルに対して計算をどのように設定できますか?
セルを選択し、「サポート詳細」をクリックして、テキスト、値およびデータ集約方法を定義する演算子を追加します。
サポート詳細の操作を参照してください。
例12-8 メンバーが表示する言語または用語を選択できますか?
管理者が複数の別名表を設定している場合、そこから選択できます。選択した別名表により、メンバーがフォーム内でどのように表示されるかが決まります。たとえば、各別名表は他の言語でメンバーを表示するかもしれません。別名をフォーム上に表示するには、プロパティとして使用可能にする必要があります。「ファイル」、「プリファレンス」の順に選択して、使用する別名表を選択します。「Planning」アイコンをクリックして、「アプリケーション設定」タブを選択します。そして、「別名設定」の下の別名表を選択します。Planningはこの設定を次のセクションのため保存します。
例12-9 どのようにして、関係のないデータを、値を持たないデータと置き換えるのですか?
フォーム内で、変更するセルまたはセルの範囲を選択します。#missing
と入力して、フォームを保存します。次のリフレッシュ時にセルはデータベースに保存されます。
例12-10 どのようにして、ビジネス・ルールをフォームに関係付けますか?
管理者と対話型ユーザーのみがビジネス・ルールをフォームに関係付けることができます。こうして、他の人がビジネス・ルールの起動が使用可能となります。
例12-11 いつ、ビジネス・ルールを起動すべきでしょうか?
フォームを開いたときに自動的にビジネス・ルールが起動するように、管理者がフォームを設定できます。その場合、手順1と2をスキップできます。
データの入力作業を始める前に:
「表示」、「リフレッシュ」の順に選択します。Oracle Essbaseから最新の値を取得できます。
「ツール」、「ビジネス・ルール」の順に選択して、準備した計算スクリプトを開始します。
フォームにデータを入力します。
途中でデータベースの値が更新された場合のために、プランニング・ユニットを上位へ移動する前に、「ツール」、「ビジネス・ルール」の順で再度選択します。
例12-12 どのようにして自分のページに関係するビジネス・ルールを参照できますか?
フォームを開いて、フォーム左下隅の「ビジネス・ルール」リストをレビューします。
例12-13 プランニング・ユニットとは何ですか?
プランニング・ユニットとは、シナリオ、バージョンおよびエンティティの交差にあるデータのスライスです。また、管理者は、別のディメンションからメンバーを追加して、エンティティ内に詳細なプランニング・ユニットを作成することもできます。プランニング・ユニットの管理を参照してください
例12-14 どのように、プランニング・ユニットを上位へ移動して、レビューするのですか?
プランニング・ユニットのステータスを変更して、予算が担当の確認者に送信されるようにします。詳細は、プランニング・ユニットのステータスの変更を参照してください
例12-15 プランニング・ユニットの所有者になったとき、どのようにして電子メールにより通知を受けることができるのですか?
あなたがプランニング・ユニットの所有者になったときに電子メールで通知するようPlanningを設定します。電子メールの設定を参照してください。
例12-16 どのようにして、プランニング・ユニットの承認されたプロセスを追跡できますか?
「プロセス定義」ページで、プランニング・ユニットのステータス(履歴、前回のアクション、変更されたステータスの日時を含む)を表示できます。プランニング・ユニットの履歴詳細の表示と注釈の使用を参照してください。
例12-17 領域全体(地域、事業単位など)を上位へ移動できますか?
事業部や地域など、組織の領域は、Planning内でエンティティとして表現されます。エンティティの全体または一部を上位へ移動できます。
例12-18 自分のプランを上位の確認者に移動後、そのプランを変更できますか?
プランニング・ユニットを上位へ移動したユーザーは、所有者ではなくなります。また、プランを変更できるのは、現在の所有者または予算管理者のみです。変更するには、プランニング・ユニットを拒否して戻すよう、現在の所有者または予算管理者に依頼します。
例12-19 独力で自分のプランのコピーを作成して、承認されたバージョンと比較できますか?
プランのコピーを作成するには、管理者に、「個人用の」ボトムアップ・バージョンの設定を依頼します。自分のデータを上位へ移動する前に、データを自分の個人用バージョンにコピーしてください(「バージョンのコピー」を使用)。こうして、上位へ移動する前に自分のデータ・レコードを取得できます。
例12-20 確認者のコメントをすべて読むことはできますか?
アクセス権を持つプランニング・ユニットの注釈はすべて読むことができます。
例12-21 誰が私のプランを評価できますか?
プランニング・ユニットの一部にアクセスできる作業者は、その部分を評価し、アクセス・レベルに応じて変更できます。
例12-22 いつ、「バージョンのコピー」オプションを使用すべきですか?
「バージョンのコピー」は次のような場合に使用します:
記録用にデータのコピーを作成します。たとえば、ベースラインとしてコピーを使用して、将来バージョンのデータと比較します。
次のボトムアップ・バージョンの開始点を作成します。たとえば、初回パスのバージョンを2回目のパスのバージョンにコピーして、コピーした内容を変更します。
例12-23 動的に計算されたメンバーをFIX文に含めることができないことを示すエラー・メッセージが表示されるため、通貨換算計算スクリプト実行できない場合は、どうすればよいですか?
このエラー・メッセージが表示された場合は、管理者に連絡してください。これは、実行しようとしている計算スクリプトに、動的に計算されたメンバーであるシナリオ、バージョンまたは通貨が含まれているか、あるいはすべての勘定科目メンバーがこのビューに対して動的であることを意味します。