ソートとフィルタリングの無効化

大量のデータを使用する場合、ユーザーがデータを結果ブラウザでソートおよびフィルタリングできるようにするために、スナップショットと書き込まれたステージング済データを索引付けするには、長時間かかる場合があります。多くの場合、このソートおよびフィルタリング機能は必要にならないか、少数のデータ・サンプルを使用する場合のみ必要になります。

インテリジェント・ソートおよびフィルタリング有効化が適用されるので、小量のデータ・セットを使用するときはソートおよびフィルタリングが有効化されますが、大量のデータ・セットに対してはソートおよびフィルタリングが無効化されます。しかし、これらの設定をオーバーライドして、たとえば、小さなデータ・セットを複数使用する際に最大のスループットを実現できます。

スナップショットのソートおよびフィルタ・オプション

スナップショット作成のデフォルト設定は、「インテリジェント・ソート/フィルタリング・オプションの使用」であり、ソートおよびフィルタリングを有効化するかどうかは、スナップショットのサイズに基づいて決定されます。詳細は、「スナップショットの追加」を参照してください。

しかし、ユーザーが結果ブラウザでスナップショットに基づいた結果をソートまたはフィルタリングする必要がないことが判明している場合や、ユーザーが必要に応じてソートまたはフィルタリングを有効化するようにしたい場合は、スナップショットを追加または編集するときに、ソートおよびフィルタリングを無効化できます。

これを行うには、スナップショットを編集し、3番目の画面(「列選択」)で「インテリジェント・ソート/フィルタの使用」オプションの選択を解除し、「ソート/フィルタ」列ですべての列の選択を解除したままにします。

また、使用可能な列の下位選択に対してのみ、ソートおよびフィルタリングが必要になると判明している場合は、チェック・ボックスを使用して、該当する列を選択します。

ソートおよびフィルタリングを無効化すると、ソートおよびフィルタリング有効化のための追加タスクがスキップされるので、スナップショットの合計処理時間が短縮されます。

有効化されていない列に基づいてユーザーが結果をソートまたはフィルタリングしようとすると、その時点で有効化するためのオプションがユーザーに提示されます。

ステージング済データのソートおよびフィルタ・オプション

ステージング済データがプロセスによって書き込まれるとき、デフォルトではデータのソートまたはフィルタリングは有効化されません。したがって、デフォルト設定はパフォーマンスについて最大化されています。

たとえば、対話的なデータ・ドリルダウンを必要とする別プロセスが、書き込まれたステージング済データを読取り中であることが原因で、書き込まれたステージング済データに対してソートまたはフィルタリングを有効化する必要がある場合、ステージング済データ定義を編集してこれを有効化し、インテリジェント・ソート/フィルタリング・オプションを適用するか(ステージング済データ表のサイズに基づきソートおよびフィルタリングを有効化するかどうかで決定)、または選択した列に対して有効化するために対応する「ソート/フィルタ」チェック・ボックスを選択できます。

照合プロセッサの「ソート/フィルタ」オプション

照合の出力に対してソート/フィルタ有効化オプションを設定できます。「照合パフォーマンス・オプション」を参照してください。