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Oracle Database 2日でApplication Express開発者ガイド
リリース3.0

E05691-01
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5 アプリケーションのデプロイ

Oracle Application Expressアプリケーションのデプロイに関するいくつかの基本情報について説明します。また、エンド・ユーザーの作成方法およびアプリケーションのURLの決定方法についても説明します。

この章の内容は次のとおりです。

アプリケーションのデプロイの概要

開発環境でアプリケーションを構築した後、エンド・ユーザーがアプリケーションを使用できるようにデプロイします。デプロイでは次のステップを実行します。

  1. サポートするオブジェクト(create object文、サンプル・データ、イメージ、ファイルなど)の定義を収集します。データベースの依存性レポートを確認して、サポートするオブジェクトのうち移動対象となるオブジェクトを決定します。詳細は、『Oracle Database Application Expressユーザーズ・ガイド』のアプリケーション・レポートの表示に関する項を参照してください。

  2. サポートするオブジェクトを定義します。これには、前のステップで収集したオブジェクト定義と、その他のサポートするオブジェクト(メッセージ、前提条件など)が含まれます。

  3. アプリケーションとサポートするオブジェクトをエクスポートします。

  4. エクスポートされたファイルをインポートしてインストールします。

Application Expressを使用すると、デプロイメント・プロセスが大幅に簡略化されます。アプリケーション定義、関連ファイルおよびサポートするすべてのオブジェクトを数ステップで移行することができるようになります。

参照:

『Oracle Database Application Expressユーザーズ・ガイド』のアプリケーションのデプロイに関する項 

エンド・ユーザーの作成

アプリケーションを本番環境に移動した後は、Oracle Application Express内ですべてのエンド・ユーザーのユーザー・アカウントを作成する必要があります。

エンド・ユーザーのアカウントを作成するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページにナビゲートします。

  2. 右側の「管理」リンク・リストから、「Application Expressユーザーの管理」をクリックします。

  3. 右側の「タスク」リストで、「エンド・ユーザーの作成」リンクをクリックします。

    「ユーザーの作成」ページが表示されます。


    画像の説明

  4. 「アカウント制御」で、次の設定を行います。

    • アカウントの可用性の設定: 「ロック解除済」を選択します。

    • 初回使用時にパスワードの変更が必要: 初回ログイン時に、このユーザーに強制的にパスワードを変更させない場合は、「いいえ」を選択します。

  5. 「ユーザーの指定」に、適切な情報を次のように入力します。

    1. 「ユーザー名」に、このエンド・ユーザーのユーザー名を入力します。

    2. 「パスワード」および「パスワードの確認」に、このアカウントのパスワードを大/小文字を区別して入力します。

    3. 「電子メール・アドレス」に、このエンド・ユーザーの有効な電子メール・アドレスを入力します。

  6. 「開発者権限」で、次の項目を指定します。

    1. 「アクセス可能なスキーマ(すべて可とする場合は空)」で、この部分を空白のままにしてエンド・ユーザーが作業領域内のすべてのアプリケーションにアクセスできるようにするか、またはコロンで区切られたスキーマのリストを入力してエンド・ユーザーのアクセスを制限します。

      アプリケーションの構築に使用したスキーマへのアクセス権限がユーザーに付与されていなければ、そのユーザーはアプリケーションにアクセスできません。

    2. 「デフォルトのスキーマ」で、デフォルト(このマニュアル用に設定したスキーマ)をそのまま使用します。

    3. 「開発者ユーザー」で、デフォルトの「いいえ」をそのまま使用します。

    4. 「作業領域管理者ユーザー」で、デフォルトの「いいえ」をそのまま使用します。

      「いいえ」を選択すると、ユーザーの権限がアクセスとアプリケーションの使用に制限され、アプリケーション自体の変更は行えなくなります。

  7. 「ユーザー・グループ」で、ユーザー・グループを選択できます。

    グループを使用して、アプリケーションの様々な部分へのアクセスを制限できます。グループは、Application Express認証を使用する場合に有効です。

  8. 「追加属性」で、ユーザーの追加情報を入力できます。

  9. ユーザーの作成」または「作成後、別のものの作成」をクリックします。

    参照:

    『Oracle Database Application Expressユーザーズ・ガイド』のApplication Expressユーザーの管理に関する項 

アプリケーションURLの公開について

アプリケーションをデプロイした後は、そのURLを公開してエンド・ユーザーにアプリケーションへのアクセス方法を伝える必要があります。

URLを決定するには、次のステップを実行します。

  1. 本番環境でApplication Expressにログインします。

  2. アプリケーションを選択します。

  3. 「アプリケーション」ホームページで、「アプリケーションの実行」アイコンの上にマウスを合わせます。

  4. ページ下部のステータス・バーにURLが表示されます。

例:

http://apex.oracle.com/pls/apex/f?p=11563:1:3397731373043366363

この構文の内容は、次のとおりです。

この例のアプリケーションを実行するには、次のURLへ移動します。

http://apex.oracle.com/pls/apex/f?p=11563:1

参照:

『Oracle Database Application Expressユーザーズ・ガイド』のアプリケーションのデプロイに関する項 


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