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Oracle Database 2日でApplication Express開発者ガイド
リリース3.0

E05691-01
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6 グローバリゼーションの概要

この章では、グローバリゼーションに関する基本的な情報について説明します。また、アプリケーションでのグローバルIDの決定方法を指定するステップについても説明します。

この章の内容は次のとおりです。

言語の指定とレンダリング

アプリケーション・ビルダーでは、同時に複数の言語で実行可能なアプリケーションを開発できます。この機能を使用すると、複数のユーザーが自分の言語でアプリケーションを表示して、適切な書式でデータを表示できます。

アプリケーションのページのレンダリングを行う場合、Oracle Application Expressは、まず、ユーザーが指定した方法に基づいてアプリケーションの言語を決定します。次に、特定のページ・リクエストに合わせてApplication Expressエンジンがセッションの言語および地域の設定を変更します。Application Expressエンジンは、その言語を検出すると、その定義を使用してアプリケーションのレンダリングを行います。それ以外の場合は、ベース(プライマリ)・アプリケーション言語でアプリケーションのレンダリングを行います。

アプリケーションが翻訳されていない場合でも、言語表示によって、エンド・ユーザーが適切な書式で数字、日付および通貨を表示できるように、データの表示書式が決定されます。

グローバルIDの決定方法の指定

アプリケーション定義設定の一部として、アプリケーションによる表示言語および表示書式の決定方法を指定できます。この設定は、ユーザーのブラウザの言語プリファレンスにベースにしたり、指定した言語に制限することができます。

グローバルIDの決定方法を指定するには、次のステップを実行します。

  1. 「アプリケーション・ビルダー」をクリックした後、アプリケーションを選択します。

  2. 共有コンポーネント」をクリックします。

  3. 「グローバリゼーション」で、「属性の編集」をクリックします。

  4. 「グローバリゼーション」で、次の項目を指定します。

    1. 「アプリケーションのプライマリ言語」で、アプリケーション開発で使用した言語を選択します。

    2. 「アプリケーション言語の派生元」で、「ブラウザ(ブラウザの言語プリファレンスを使用)」を選択します。

      このオプションを使用すると、指定した言語でブラウザにアプリケーションを表示できます。

    3. 「自動CSVエンコーディング」で、「はい」または「いいえ」を選択します。

      「自動CSVエンコーディング」で、アプリケーションにおけるすべてのカンマ区切り(CSV)レポート出力のエンコーディングが制御されます。「自動CSVエンコーディング」が「はい」に設定されていると、CSVレポート出力が、ローカライズされたデスクトップ・アプリケーションと互換性のあるキャラクタ・セットに適切に変換されます。CSVエンコーディングのキャラクタ・セットは、「アプリケーション言語の派生元」の設定によって決定されます。


      画像の説明

たとえば、ブラウザ設定がドイツ語(de)となっているエンド・ユーザーは、これらの変更をAnyCo Corpの「Employees」ページで確認できます。

アプリケーション・フィールドは翻訳されていないことに注意してください。アプリケーションの翻訳方法については、『Oracle Database Application Expressユーザーズ・ガイド』のアプリケーションのグローバリゼーションの管理に関する項を参照してください。


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