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Oracle Database 2日でApplication Express開発者ガイド
リリース3.0

E05691-01
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3 Oracle Application Expressの使用方法

この項では、Oracle Application Expressのユーザー・インタフェースの領域について説明します。また、このマニュアルで使用するサンプル・オブジェクトのインストールについても説明します。

この章での操作を始める前に、ホストのデモ環境またはローカル・インスタンスのOracle Application Expressにログインします。詳細は、「開発環境へのアクセス」を参照してください。

この章の内容は次のとおりです。

「作業領域」ホームページ

Oracle Application Expressへログインすると、作業領域のホームページが表示されます。


画像の説明

数分間、製品の内容を確認します。ページの中央に次の3つの大きなアイコンが表示されます。

作業領域とユーザー名は左下に表示されます。

「管理」リスト

「管理」リストは、「作業領域」ホームページの右側に表示されます。リンクを使用して、アプリケーション開発環境を管理します。

管理者権限または開発者権限がある場合は、次のリンクが表示されます。

「移行」リンク

「移行」リンクを使用すると、Microsoft Accessアプリケーションを移行し、取得したオブジェクトからOracle Application Expressアプリケーションを生成できます。

「作業領域スキーマ」リスト

「作業領域スキーマ」リストでは、作業領域に関連付けられ、この作業領域にアクセス可能なデータベース・スキーマが表示されます。

「リンク」リスト

「リンク」リストにはOracle Application Expressに関する知識を増やすリソースへのリンクが含まれます。


画像の説明

アプリケーション・ビルダーの概要

Oracle Application Expressのアプリケーション・ビルダーコンポーネントを使用して、アプリケーションを構築します。ウィザードまたは直接入力によって、表やプロシージャなどのデータベース・オブジェクトの外観としてHTMLインタフェース(またはアプリケーション)を構築できます。各アプリケーションはタブ、ボタン、またはハイパーテキスト・リンクを使用して相互にリンクされたページのコレクションです。

ページは、アプリケーションの基本的なビルディング・ブロックです。また、ページには、タブ、リスト、ボタン、アイテム、リージョンなどのユーザー・インタフェース要素が含まれます。アプリケーションに属する各ページの定義を確認するには、「ページ定義」ページを使用します。


画像の説明

ページ定義には、主に次の3つの領域があります。

サンプル・オブジェクトのインストール

Oracle Application Expressでは、ユーザーは作業領域にログインします。各作業領域は、ユーザーのオブジェクト、データおよびアプリケーションを仮想プライベート・データベースに分類する共有作業領域と考えることができます。

このマニュアルの演習を開始する前に、該当するサンプル・オブジェクトを作業領域に作成する必要があります。これらのサンプル・オブジェクトは、通常は次の2つのスキーマにインストールされるオブジェクトのコピーです。

作業領域でローカルでオブジェクトを作成するには、OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションをインポートする必要があります。

この項の内容は次のとおりです。

OEHRサンプル・オブジェクトのダウンロード

OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションをインポートするには、まず、アプリケーションをOracle Technology Network(OTN)からダウンロードする必要があります。

OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションをOTNからダウンロードするには、次のステップを実行します。。

  1. Webブラウザで次のURLに移動します。

    http://www.oracle.com/technology/products/database/application_
    express/packaged_apps/oehr_sample_objects.zip
    
    
  2. ご使用のコンピュータにoehr_sample_objects.zipファイルを保存します。

  3. 解凍し、oehr_sample_objects_installer.sqlファイルを取り出します。

    • Microsoft Windowsの場合、oehr_sample_objects.zipファイルをダブルクリックします。

    • UNIXまたはLinuxの場合、次のコマンドを入力します。

      $ unzip oehr_sample_objects.zip
      

OEHRサンプル・オブジェクトのインポート

OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションをダウンロードしたら、これをApplication Expressにインポートする必要があります。インポート処理中に、アプリケーションおよびサポートするオブジェクトを両方ともインストールすることを指定します。アプリケーションをインストールすると、このマニュアルの演習を完成するために必要なオブジェクトとサンプル・データが作成されます。

OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションをインポートしてインストールするには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Expressにログインします。

    詳細は、「ホスティングされたデモ環境へのログイン」 または「ローカル・インスタンスへのログイン」を参照してください。

  2. 「作業領域」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。

    アプリケーション・ビルダー」ホームページが表示されます。

  3. インポート」ボタンをクリックします。

  4. 「ファイルの指定」で、次の項目を指定します。

    1. 「インポート・ファイル」で、「参照」をクリックし、oehr_sample_objects_installer.sqlファイルにナビゲートします。

    2. 「ファイル・タイプ」で、「アプリケーション、ページまたはコンポーネントのエクスポート」を選択します。

    3. 「ファイルのキャラクタ・セット」で、正しいキャラクタ・セットを選択します。

    4. 次へ」をクリックします。

    次に、インポートしたファイルをインストールします。

  5. インポートしたファイルをインストールするには、「次へ」をクリックします。

    「アプリケーションのインストール」ウィザードが表示されます。

  6. 「アプリケーションのインストール」ウィザードで、次の項目を指定します。

    1. 「解析スキーマ」で、開発環境の設定時に作成したスキーマを選択します。

    2. 「ビルド・ステータス」で、「アプリケーションの実行および構築」を選択します。

    3. 「次のアプリケーションとしてインストール」で、「新しいアプリケーションIDを自動割当て」を選択します。

    4. インストール」をクリックします。

  7. 「サポートするオブジェクト」で、「はい」を選択して「次へ」をクリックします。

  8. インストール」をクリックして、選択内容を確定します。

  9. インストールが完了したら、ページの上部にある「ホーム」ブレッドクラム・リンクをクリックします。

    「アプリケーション・ビルダー」ホームページが表示されます。

作業領域の記憶領域の確認

OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションのインストールで問題が発生した場合は、作業領域に空き領域があるかを確認します。追加の記憶領域をリクエストすることが必要な場合があります。

作業領域管理者は、次のことを実行できます。

OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションの削除

OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションを削除し、サポートするオブジェクトを完全に削除するように選択すると、関連するオブジェクトおよびサンプル・データすべてが削除されます。

OEHRサンプル・オブジェクトのアプリケーションを削除するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Expressにログインします。

  2. 「作業領域」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。

    「アプリケーション・ビルダー」ホームページが表示されます。

  3. OEHRサンプル・オブジェクトのアイコンをクリックします。

  4. 「タスク」リストで、「このアプリケーションの削除」をクリックします。

    「削除」ページが表示されます。

  5. 関連するオブジェクトおよびサンプル・データをすべて削除するには、「アプリケーション定義の削除」および「サポートされているオブジェクトの削除」を選択します。

  6. 削除」をクリックします。

OEHRサンプル・オブジェクトの代わりとしてのHRスキーマの使用

ホスティングされたデモ環境ではなく、ローカルにインストールしたApplication Expressリリース2.2.1.1以上のインスタンスを使用しており、HRスキーマがインストールされている場合は、このマニュアルの演習をHRスキーマに対して直接実行できます。

これを行うには、この項で説明するサンプル・オブジェクトのダウンロードとインポートのステップを実行するかわりに、HRスキーマを作業領域に関連付ける必要があります。

HRスキーマを作業領域と関連付けるには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページの右側にある「管理」リンク・リストから「サービスの管理」をクリックします。

  2. データベース・スキーマのリクエスト」をクリックします。

  3. 「スキーマの指定」で、次のステップを実行します。

    1. 既存のスキーマの使用」を選択します。

    2. 「スキーマ名」選択リストから「HR」を選択します。

    3. 次へ」をクリックします。

  4. 「確認」で、「終了」をクリックします。

    これにより、スキーマを作業領域に関連付けるためのリクエストがApplication Express管理者に送信されます。

リクエストが承認されると、関連付けの完了を通知する電子メールを受信します。その後、HRスキーマを使用してこのマニュアルの演習を続行できます。


注意:

HRスキーマの表名には、OEHR接頭辞が含まれていないこと(OEHR_EMPLOYEESではなくEMPLOYEES)に注意してください。このマニュアルでは、OEHRスキーマを使用してすべてのステップの概要を説明しているため、それに応じて選択内容とコードを調整する必要があります。

また、他のユーザーがHRスキーマを使用している可能性があることにも注意してください。そのため、オブジェクトまたはオブジェクト内のデータはこのマニュアルの記述と異なる場合があります。 


データベース・オブジェクトの表示

オブジェクト・ブラウザで作成したオブジェクトを確認してください。オブジェクト・ブラウザではデータベースのオブジェクトの参照、作成、編集が可能です。

オブジェクトを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「作業領域」ホームページで、「SQLワークショップ」をクリックします。

  2. オブジェクト・ブラウザ」をクリックします。

    オブジェクト・ブラウザが表示されます。


    画像の説明

    「オブジェクト・ブラウザ」は、2つのセクションに分かれています。

    • 「オブジェクト選択」ペイン: 「オブジェクト・ブラウザ」ページの左側に表示され、カレント・スキーマ内で選択されているデータベース・オブジェクトのタイプが表示されます。

    • 「詳細」ペイン: ページの右側に表示され、選択したオブジェクトについての詳細情報を表示します。

  3. 左側の「オブジェクト選択」ペインに示されているリストから、「」を選択します。

    「詳細」ペインにカレント・スキーマの表がリストされます。

  4. 「オブジェクト選択」ペインで、リスト内の「OEHR_EMPLOYEES」をクリックします。

    「詳細」ペインに表の詳細が表示されます。

  5. 「詳細」ペイン上部の「データ」タブをクリックします。

    OEHR_EMPLOYEES表内のデータが表示されます。他のタブでは、選択したオブジェクトに関する詳細な情報が表示されます。

  6. オブジェクト名を検索するには、「検索」フィールドに大/小文字を区別しないで用語を入力します。


    画像の説明

  7. すべてのオブジェクトを表示するには、「検索」フィールドを空白のままにします。

    参照:

    『Oracle Database Application Expressユーザーズ・ガイド』のオブジェクト・ブラウザを使用したデータベース・オブジェクトの管理に関する項 


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