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Oracle Database 2日でApplication Express開発者ガイド
リリース3.0

E05691-01
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2 開発環境へのアクセス

この章では、Oracle Application Express開発環境にアクセスして使用するためのステップについて説明します。ユーザーおよび他の開発者はOracle Application Express内のアプリケーション構築を始めることができます。

この章の内容は次のとおりです。

始める前に

この章での操作を始める前に、次のことを行います。

ホスティングされたデモ環境へのアクセス

ローカルにインストールすることなくOracle Application Expressを試す場合は、ホスティングされたデモ環境にナビゲートして作業領域にサイン・アップします。

ホスティングされたデモ環境へアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. Webブラウザで次のURLに移動します。

    http://apex.oracle.com

  2. 「ログイン」ボタンで、「アカウントのサイン・アップ」をクリックします。

    登録ウィザードが表示されます。ページの左側にあるフロー・チャートに表示されるウィザードに含まれるステップを確認してください。ハイライトされたブロックは実行中のステップを表します。

  3. 初期画面ページで、情報を確認して「次へ」をクリックします。

  4. 「管理者の指定」で有効な情報を入力し、「次へ」をクリックします。

    システムにより、ログイン資格証明が記載された電子メールが生成され、入力した電子メール・アドレスに送信されます。

  5. 「作業領域」で、使用する作業領域の名前を入力します。

    重複する名前をリクエストすると、リクエストが遅延する場合があります。通常は、自分がわかりやすい名前を入力します。たとえば、自分の名前、会社名、あるいはアプリケーションを使用するプロジェクトまたは部門の名前を入力します。

    (次のステップで定義する)作業領域とスキーマに同じ名前を使用するには、作業領域名の指定時に英字を使用します。スキーマ名は英字に制限されています。

  6. 「新規または既存のスキーマ」で、「新しいスキーマのリクエスト」を選択して「次へ」をクリックします。

  7. 「データベース・スキーマ」で、次のステップを実行します。

    1. 「作成する新しいスキーマ」に、英字のみの名前を入力します。

    2. 「初期領域の割当て」で、オブジェクトの作成に必要な領域として、このマニュアルでは10MB以上を選択します。

    3. 次へ」をクリックします。

  8. 「サービスの説明」に必要な情報を入力し、「次へ」をクリックします。

  9. 「確認」では、次のステップを実行します。

    1. 表示された英数字を「検証コード」フィールドに入力します。検証コードでは大/小文字が区別されるため、正しい大/小文字の表記を使用する必要があります。


      画像の説明

    2. 入力した情報を確認して、「リクエストの送信」をクリックします。

リンクが記載された最初の電子メールを受信します。リンクをクリックして、作業領域の割当てプロセスを完了します。このステップでは、作業領域の承認前に、電子メール・アドレスが有効であることを確認します。その後、ログイン資格証明を電子メールで受信します。この資格証明を使用して、ホスティングされたデモ環境へログインし、Application Expressの使用を開始します。

ホスティングされたデモ環境へのログイン

電子メールで受信したログイン資格証明を使用して、ホスティングされたデモ環境の専用作業領域にログインします。

ホスティングされたデモ環境へログインするには、次のステップを実行します。

  1. Webブラウザで次のURLに移動します。

    http://apex.oracle.com

  2. 「ログイン」ページで、ログイン資格証明を入力します。

  3. ログイン」をクリックします。

    「作業領域」ホームページが表示されます。パスワードの変更を要求される場合があります。要求されない場合は、「作業領域」ホームページの右側にある「 パスワードの変更」リンクをクリックすると、手動でパスワードを変更できます。次に、表示されたページで必要な情報を入力します。

    チュートリアルを続行するには、この項の残りをスキップして、「Oracle Application Expressの使用方法」を参照してください。

独自のローカル環境の設定

ホスティングされたデモ環境を使用するかわりに、Oracle Application Expressをローカルにインストールすることもできます。ローカルにインストールする場合は、開発環境を設定する必要があります。実行する必要がある一般的なステップは次のとおりです。

  1. 「管理サービスへのログイン」の説明に従って、Oracle Application Express管理サービスにログインします。

  2. 「作業領域の作成」の説明に従って、作業領域を作成します。

  3. (オプション)「ユーザー・アカウントの追加作成」の説明に従って、開発者権限または管理者権限を持つ追加ユーザーを作成します。

    注意:

    このチュートリアルでは、Application Expressを使用できるように開発環境を設定する方法を簡略化して説明します。ただし、実際の開発での要求に応じて開発環境を設定する場合は、『Oracle Database Application Expressユーザーズ・ガイド』 のOracle Application Expressのホスティングされたサービスの管理に関する項を確認してください。 

管理サービスへのログイン

ローカルの開発環境を設定するには、最初にOracle Application Express管理サービスにログインする必要があります。これは、Oracle Application Expressインスタンス全体を管理するための個別のアプリケーションです。

Oracle Application Express管理サービスにログインするには、次のステップを実行します。

  1. Webブラウザで、Oracle Application Express管理サービス・アプリケーションに移動します。デフォルトでは、Oracle Application Express管理サービスは次の場所にインストールされます。

    • 設定に埋込みPL/SQLゲートウェイを使用する場合は、次へ移動します。

      http://hostname:port/apex/apex_admin
      
      

      各要素の意味は次のとおりです。

      • hostnameは、Oracle XML DB HTTPサーバーがインストールされているシステムの名前です。

      • portは、Oracle XML DB HTTPサーバーに割り当てられたポート番号です。デフォルトのインストールでは、この番号は8080です。

      • apexは、構成ファイルで定義されているデータベース・アクセス記述子(DAD)です。

        以前のリリースからアップグレードしたユーザー、またはカスタム構成を使用しているユーザーの場合は、この値にhtmldbなどの値が使用されている場合があります。Oracle Application Express管理者にDADの値を確認してください。

        参照:

        『Oracle Database Application Expressユーザーズ・ガイド』のOracle XML DB HTTPサーバー・ポートの確認に関する項 

    • 設定でOracle HTTP(Apache)およびmod_plsqlを使用する場合は、次のURLに移動します。

      http://hostname:port/pls/apex/apex_admin
      
      

      各要素の意味は次のとおりです。

    「ログイン」ページが表示されます。

  2. 「ユーザー名」に、Oracle Application Expressのインストール時に指定したユーザー名を入力します。

  3. 「パスワード」で、Oracle Application Expressのインストール時に指定したOracle Application Express管理者アカウントのパスワードを入力します。

  4. ログイン」をクリックします。

    Oracle Application Express管理サービスが表示されます。

作業領域の作成

「管理サービス」では作業領域を作成する必要があります。作業領域はOracle Application Express開発環境内の共有の作業領域で、一意のIDと名前があります。作業領域内のすべてのユーザーはこのアプリケーションおよびスクリプトにアクセスできます。作業領域の詳細は、「作業領域について」を参照してください。

作業領域を作成するには、次のステップを実行します。

  1. Oracle Application Express管理サービスへのログイン

    管理サービスの「ホーム」ページが表示されます。


    画像の説明

  2. 作業領域の管理」をクリックします。

  3. 「作業領域の管理」で「作業領域の作成」をクリックします。


    画像の説明

    「作業領域の作成」ウィザードが表示されます。

  4. 「作業領域の指定」で、次の情報を入力します。

    1. 「作業領域名」で、一意の作業領域名を入力します。このマニュアルでは、作業領域名に2DayPlusを使用します。

      通常は、自分がわかりやすい名前を入力します。たとえば、自分の名前、会社名、あるいはアプリケーションに関連するプロジェクト名または部門名を入力します。

      作業領域とスキーマの両方に同じ名前を使用する場合は、英字のみを使用して作業領域名を入力します。スキーマ名は英字に制限されています。

    2. 「説明」で、作業領域の説明を入力します。

    3. 次へ」をクリックします。


      画像の説明

  5. 「スキーマの指定」で、次の情報を入力します。

    1. 「既存のスキーマの再利用」で、最初の作業領域を作成する場合は「いいえ」を選択します。

      スキーマはデータベース・オブジェクトの論理的なコンテナです。この項では、後で追加するデータベース・オブジェクトのコンテナを作成します。

    2. 「スキーマ名」で、スキーマの名前を入力します。このマニュアルでは、スキーマ名にTWODAYPLUSを使用します。

      スキーマ名には英字のみを使用する必要があります。

    3. 「スキーマのパスワード」で、パスワードを大/小文字を区別して入力します。

    4. 「領域割当て制限」で、オブジェクトの作成に必要な領域として、このマニュアルでは10MB以上を選択します。

    5. 次へ」をクリックします。


      画像の説明

  6. 「管理者の指定」で、次の情報を入力します。

    1. 「管理者のユーザー名」で、デフォルトのADMINをそのまま使用するか、またはApplication Expressで使用する別のユーザー名を入力します。

      今回は、1ユーザーのみ、管理者としての自分用のアカウントを作成します。ユーザーを追加作成する方法については、「ユーザー・アカウントの追加作成」を参照してください。

    2. 「管理者のパスワード」で、パスワードを大/小文字を区別して入力します。

    3. 有効な電子メール・アドレスなどの残りの情報を入力し、「次へ」をクリックします。

      Application Express環境の電子メール設定が構成されている場合、Oracle Application Expressにアクセスするためのログイン資格証明は、ここで入力した電子メール・アドレスに送信されます。


      画像の説明

  7. 選択内容を確認して、「作成」をクリックします。

ローカル・インスタンスへのログイン

Application Expressのローカル・インスタンスにログインするには、次の情報が必要です。

開発環境内を設定する場合は、ログイン資格証明が必要です。ログイン資格証明がない場合は、ユーザー・アカウントの作成者に連絡をして必要な情報を取得します。

Oracle Application Expressにログインするには、次のステップを実行します。

  1. Webブラウザで、Oracle Application Expressの「ログイン」ページに移動します。デフォルトでは、Oracle Application Expressは次の場所にインストールされます。

    • 設定に埋込みPL/SQLゲートウェイを使用する場合:

      http://hostname:port/apex
      
      
    • 設定でOracle HTTP(Apache)およびmod_plsqlを使用する場合:

      http://hostname:port/pls/apex
      
      

    URLの説明は、「管理サービスへのログイン」を参照してください。

    「ログイン」ページが表示されます。

  2. 「ログイン」ページで、ログイン資格証明を入力します。


    画像の説明

  3. ログイン」をクリックします。

ユーザー・アカウントの追加作成

管理者は、開発者ロールに関連付けられているすべての権限を継承します。このマニュアルで説明するアプリケーション開発を開始する場合は、この項をスキップして「ローカル・インスタンスへのログイン」を参照してください。

ただし、この作業領域を共有する他の開発者用にユーザー・アカウントを作成する可能性もあります。作業領域に関連付けられたユーザーは作業領域内のすべてのアプリケーションおよびスクリプトへのアクセス権を付与されます。また作業領域管理者用に追加のユーザー・アカウントを作成できます。

ユーザー・アカウントを作成するには、次のステップを実行します。

  1. ユーザーを追加する「作業領域」にログインします。「ホスティングされたデモ環境へのログイン」または「ローカル・インスタンスへのログイン」を参照してください。

    「作業領域」ホームページが表示されます。

  2. 右側の「管理」リンク・リストから、「Application Expressユーザーの管理」をクリックします。

  3. 右側の「タスク」リストで、「開発者の作成」または「作業領域管理者の作成」リンクをクリックします。

    「ユーザーの作成」ページが表示されます。


    画像の説明

  4. 「アカウント制御」で、次の設定を行います。

    • アカウントの可用性の設定: 「ロック解除済」を選択します。

    • 初回使用時にパスワードの変更が必要: 初回ログイン時に、このユーザーに強制的にパスワードを変更させない場合は、「いいえ」を選択します。

  5. 「ユーザーの指定」に、適切な情報を次のように入力します。

    1. 「ユーザー名」に、このエンド・ユーザーのユーザー名を入力します。

    2. 「パスワード」および「パスワードの確認」に、このアカウントのパスワードを大/小文字を区別して入力します。

    3. 「電子メール・アドレス」に、このエンド・ユーザーの有効な電子メール・アドレスを入力します。

      この電子メール・アドレスを有効にして、アプリケーションにログインするためのログイン資格証明を受信できるようにする必要があります。

  6. 「開発者権限」で、次の項目を指定します。

    1. 「アクセス可能なスキーマ(すべて可とする場合は空)」で、この部分を空白のままにしてエンド・ユーザーが作業領域内のすべてのアプリケーションにアクセスできるようにするか、またはコロンで区切られたスキーマのリストを入力してエンド・ユーザーのアクセスを制限します。

      アプリケーションの構築に使用したスキーマへのアクセス権限がユーザーに付与されていなければ、そのユーザーはアプリケーションにアクセスできません。

    2. 「デフォルトのスキーマ」で、デフォルト(このマニュアル用に設定したスキーマ)をそのまま使用します。

    3. 「開発者ユーザーで、デフォルトをそのまま使用します。

    4. 「作業領域管理者ユーザー」で、デフォルトをそのまま使用します。

  7. 「ユーザー・グループ」で、ユーザー・グループを選択できます。

    グループを使用して、アプリケーションの様々な部分へのアクセスを制限できます。グループは、Application Express認証を使用する場合に有効です。

  8. 「追加属性」で、ユーザーの追加情報を入力できます。

  9. ユーザーの作成」または「作成後、別のものの作成」をクリックします。

    参照:

    『Oracle Database Application Expressユーザーズ・ガイド』のApplication Expressユーザーの管理に関する項 


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