Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・リファレンス 11g リリース1(11.1) E05703-02 |
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この章では、リカバリ・カタログ・ビューを説明します。リカバリ・カタログが作成されている場合にかぎり、リカバリ・カタログ・ビューにアクセスできます(「CREATE CATALOG」を参照)。リカバリ・カタログ・ビューの概要は、「Recovery Managerのリカバリ・カタログ・ビューの概要」を参照してください。
次の表にRecovery Managerのリカバリ・カタログ・ビューの機能の概要を示します。
リカバリ・カタログ・ビュー | 対応するV$ビュー | カタログ・ビューの内容 |
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アーカイブREDOログとアーカイブされていないREDOログ。 |
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Enterprise ManagerのアーカイブREDOログ・バックアップに関する詳細。 |
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Enterprise ManagerのアーカイブREDOログ・バックアップに関する情報のサマリー。 |
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バックアップ・セットにバックアップされた制御ファイル。 |
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Enterprise Managerの制御ファイルのバックアップに関する詳細。 |
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Enterprise Managerの制御ファイルのバックアップに関する情報のサマリー。 |
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Enterprise Managerのデータファイルのイメージ・コピーのバックアップに関する詳細。 |
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Enterprise Managerのデータファイルのイメージ・コピーのバックアップに関する情報のサマリー。 |
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データファイル・バックアップ内の破損ブロック範囲。 |
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バックアップ・セット内のデータファイル。 |
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Enterprise Managerのデータファイルのバックアップに関する詳細。 |
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Enterprise Managerのデータファイルのバックアップに関する情報のサマリー。 |
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リポジトリで認識されるRecovery Managerのバックアップおよびコピー。 |
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バックアップ・ピース。 |
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Enterprise Managerのバックアップ・ピースに関する詳細。 |
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バックアップ・セット内のアーカイブREDOログ。 |
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カタログに登録されたデータベースのすべてのインカネーションのバックアップ・セット。 |
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Enterprise Managerのバックアップ・セットに関する詳細。 |
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Enterprise Managerのバックアップ・セットに関する情報のサマリー。 |
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バックアップ内のサーバー・パラメータ・ファイル。 |
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Enterprise Managerのサーバー・パラメータ・ファイルのバックアップに関する詳細。 |
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Enterprise Managerのサーバー・パラメータ・ファイルのバックアップに関する情報のサマリー。 |
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N/A |
RC_RESYNCにより、使用不可になりました。 |
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ディスク上の制御ファイルのコピー。 |
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データファイル・コピー内の破損ブロック範囲。 |
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リカバリ・カタログに登録されているデータベース。 |
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最新のRecovery Managerバックアップまたはコピーで破損としてマークされたデータベース・ブロック。 |
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リカバリ・カタログに登録されているデータベース・インカネーション。 |
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リカバリ・カタログに登録されているデータファイル。 |
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ディスク上のデータファイルのコピー。 |
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ログ・スイッチの発生時刻を示すオンラインREDOログの履歴。 |
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データファイルのオフライン範囲。 |
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プロキシ・コピー機能を使用して作成されたアーカイブ・ログのバックアップ。 |
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Enterprise Managerのプロキシ・アーカイブREDOログに関する詳細。 |
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Enterprise Managerのプロキシ・アーカイブREDOログに関する情報のサマリー。 |
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プロキシ・コピー機能を使用して作成された制御ファイルのバックアップ。 |
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Enterprise Managerのデータファイルのプロキシ・コピーに関する詳細。 |
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Enterprise Managerのデータファイルのプロキシ・コピーに関する情報のサマリー。 |
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プロキシ・コピー機能を使用して作成されたデータファイルのバックアップ。 |
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前回のカタログ再同期化以降の、データベースのすべてのインカネーションのオンラインREDOログ。 |
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前回のカタログ再同期化以降の、データベースのすべてのインカネーションの全REDOスレッド。 |
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前回のカタログ再同期化以降の、データベースのすべてのインカネーションの全リストア・ポイント。 |
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N/A |
リカバリ・カタログの再同期化。 |
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Enterprise Managerのバックアップ・ジョブに関する詳細。 |
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Enterprise Managerのバックアップ・サブジョブに関する詳細。 |
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Enterprise Manager内部で使用。 |
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Recovery Manager構成の設定。 |
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Enterprise Managerで使用するRecovery Managerコマンドからの出力。 |
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Recovery Manager操作に関する履歴のステータス情報。 |
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N/A |
Data Guard環境でのデータベース。 |
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N/A |
リカバリ・カタログに格納されているスクリプトの名前。 |
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N/A |
リカバリ・カタログに格納されているスクリプトの内容。 |
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リカバリ・カタログに登録されているすべての表領域、すべての削除済表領域および古いインカネーションに属している表領域。 |
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リカバリ・カタログに登録されているすべての一時ファイル。 |
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リカバリ・カタログに登録されている使用不可能なバックアップ・ファイル。 |
このビューには、アーカイブREDOログとアーカイブされていないREDOログの履歴情報が含まれます。このビューは、ターゲット・データベースの制御ファイル内のV$ARCHIVED_LOG
ビューに対応しています。
Oracleは、オンラインREDOログが正常にアーカイブされた後にアーカイブREDOログ・レコードを挿入します。アーカイブされていないログが消去された場合、レコードはNULL
に設定されたNAME
列に挿入されます。
ログが複数回アーカイブされた場合、このビューには、THREAD#
、SEQUENCE#
およびRESETLOGS_CHANGE#
が同じで名前が異なる複数のアーカイブ・ログ・レコードが含まれます。
アーカイブ・ログ・レコードは、アーカイブ・ログがバックアップ・セットまたはコピーからリストアされたときにも挿入されます。
レコードが制御ファイルより古い場合、アーカイブ・ログ・レコードはなくなるため注意してください。
RC_BACKUP_ARCHIVELOG_DETAILS
ビューは、アーカイブREDOログ・ファイルのバックアップの詳細情報を表示します。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
RC_BACKUP_ARCHIVELOG_SUMMARY
には、単一または複数のRecovery Managerジョブについて、アーカイブREDOログ・ファイルのバックアップに関するサマリーが含まれます。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
このビューは、バックアップ・セット内の制御ファイルに関する情報をリストします。V$BACKUP_DATAFILE
ビューには、データファイルと制御ファイルのレコードが含まれていることに注意してください。ファイル番号が0
のバックアップ・データファイル・レコードは、バックアップ制御ファイルを表します。リカバリ・カタログでは、RC_BACKUP_CONTROLFILE
ビューには制御ファイル・レコードのみが含まれ、RC_BACKUP_DATAFILE
ビューにはデータファイル・レコードのみが含まれます。
RC_BACKUP_CONTROLFILE_DETAILS
ビューは、制御ファイルのイメージ・コピー、バックアップ・セットおよびプロキシ・コピーのバックアップを含む、リストア可能な制御ファイルのバックアップに関する詳細情報を表示します。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
RC_BACKUP_CONTROLFILE_SUMMARY
ビューは、制御ファイルのイメージ・コピー、バックアップ・セットおよびプロキシ・コピーのバックアップを含む、リストア可能な制御ファイルのバックアップに関するサマリーを表示します。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
RC_BACKUP_COPY_DETAILS
ビューには、AVAILABLE
制御ファイルおよびデータファイルのコピーに関する詳細な情報が含まれます。列SESSION_KEY
、SESSION_RECID
、SESSION_STAMP
およびCOPY_KEY
は、Recovery Managerのセッションとデータファイルのコピーを一意に識別します。このビューの他の列の意味は、RC_DATAFILE_COPY
と同じです。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
RC_BACKUP_COPY_SUMMARY
には、各データベースのすべてのAVAILABLE
制御ファイルおよびデータファイルのコピーに関するサマリー情報が含まれます。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
このビューは、データファイル・バックアップ内の破損ブロック範囲をリストします。このビューは、制御ファイルのV$BACKUP_CORRUPTION
ビューに対応しています。制御ファイルとアーカイブREDOログのバックアップには破損が許容されないことに注意してください。
このビューは、バックアップ・セットのデータファイルに関する情報をリストします。このビューは、V$BACKUP_DATAFILE
ビューに対応しています。バックアップ・データファイルはBDF_KEY
によって一意に識別されます。
RC_BACKUP_DATAFILE_DETAILS
ビューは、リカバリ・カタログに登録されているデータベースの使用可能なデータファイルのバックアップに関する詳細情報を表示します。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
RC_BACKUP_DATAFILE_SUMMARY
ビューは、使用可能なデータファイルのバックアップに関するサマリーを表示します。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
このビューは、Recovery Managerリポジトリで認識されるバックアップを、リカバリ・カタログに反映されているとおりにリストします。このビューは、V$BACKUP_FILES
制御ファイル・ビューに対応しています。
このビューは、バックアップ・ピースに関する情報をリストします。このビューは、V$BACKUP_PIECE
ビューに対応しています。各バックアップ・セットには1つ以上のバックアップ・ピースが含まれています。
同じバックアップ・ピースのコピーを複数持つことができますが、制御ファイルには各コピーのレコード、ビューには各コピーの行があります。
列 | データ型 | 説明 |
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リカバリ・カタログ内のこのデータベースに対する主キー。この列を使用して、ほとんどのカタログ・ビューとの結合を構成します。 |
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データベース識別子。 |
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リカバリ・カタログ内のバックアップ・ピースに対する主キー。Recovery Managerがリカバリ・カタログに接続している間に |
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リカバリ・カタログ内でこのレコードが属しているバックアップ・セットの主キー。この列を使用して、 |
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バックアップのタイプ。 |
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増分バックアップのレベル。 |
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バックアップ・ピースの番号。最初のピースの値は1です。 |
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バックアップ・ピースのコピー番号。 |
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バックアップ・ピースのファイル名。 |
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バックアップ・ピースについてのコメント。 |
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このバックアップを作成したメディア・マネージャについての詳細コメント。 |
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バックアップを格納するメディア・プールの数。 |
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バックアップ・メディアが同時アクセスをサポートするかどうかを、 |
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バックアップ・ピースのタグ。タグ名のデフォルトの書式は、BACKUPの説明を参照してください。 |
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Recovery Managerがバックアップ・ピースへの書込みを開始した時刻。 |
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バックアップ・ピースが完了した時刻。 |
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バックアップ・ピース作成の実行時間。 |
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バックアップ・ピースの状態。 |
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バックアップ・ピースのサイズ(バイト)。 |
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このバックアップ・ピースはフラッシュ・リカバリ領域に格納されます。 |
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このバックアップ・ピースを作成した |
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バックアップ・ピースが圧縮されている( |
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このファイルと関連付けられているData Guardデータベースの主キー。Data Guard環境にある各データベースの |
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バックアップ・ピースが暗号化されている( |
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バックアップ・ピースがOracle Secure Backupにバックアップされている( |
RC_BACKUP_PIECE_DETAILS
ビューには、リカバリ・カタログに登録されている使用可能なすべてのバックアップ・ピースに関する詳細情報が含まれています。このビューの大部分の列の意味は、リカバリ・カタログ・ビューRC_BACKUP_PIECE
と同じです。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
このビューは、バックアップ・セットのアーカイブREDOログに関する情報をリストします。このビューは、V$BACKUP_REDOLOG
ビューに対応しています。
オンライン・ログを直接バックアップすることはできません。最初にオンライン・ログをディスクにアーカイブし、次にバックアップを作成します。アーカイブ・ログのバックアップ・セットには、1つ以上のアーカイブ・ログが含まれています。
このビューは、データベースの全インカネーションのバックアップ・セットに関する情報をリストします。このビューは、V$BACKUP_SET
ビューに対応しています。バックアップ・セット・レコードは、バックアップが正常に完了した後に挿入されます。
RC_BACKUP_SET_DETAILS
ビューは、BACKUP BACKUPSET
コマンドを使用して作成したバックアップ・セットを含め、現在使用可能なバックアップ・セットに関する詳細を表示します。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
RC_BACKUP_SET_SUMMARY
ビューは、リカバリ・カタログに登録されている、各データベースで使用可能なバックアップ・セットに関する集計情報を表示します。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
このビューは、バックアップ・セット内のサーバー・パラメータ・ファイルに関する情報をリストします。
RC_BACKUP_SPFILE_DETAILS
ビューは、リカバリ・カタログに登録されているデータベースの使用可能なデータファイルのバックアップに関する詳細情報を表示します。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
RC_BACKUP_SPFILE_SUMMARY
ビューは、リカバリ・カタログに登録されているデータベースに対するサーバー・パラメータ・ファイルのバックアップに関するサマリーを表示します。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
このビューは使用不可になりました。かわりに「RC_RESYNC」を参照してください。
このビューは、ディスク上の制御ファイル・コピーに関する情報をリストします。V$DATAFILE_COPY
ビューで制御ファイル・コピーを表示するには、ファイル番号0のデータファイルのコピーのレコードを使用します。
このビューは、データファイルのコピーの破損ブロック範囲をリストします。このビューは、V$COPY_CORRUPTION
ビューに対応しています。
このビューは、リカバリ・カタログに登録されているデータベースに関する情報を表示します。このビューは、V$DATABASE
ビューに対応しています。
このビューは、前回のバックアップ後に破損したデータベース・ブロックに関する情報を表示します。このビューは、V$DATABASE_BLOCK_CORRUPTION
ビューに対応しています。
このビューは、リカバリ・カタログに登録されているすべてのデータベース・インカネーションに関する情報をリストします。Oracleでは、管理者がデータベースをRESETLOGS
オプションでオープンすると、必ず新しいインカネーションが作成されます。V$DATABASE
ビューには、現行と直前のインカネーションに関するレコードも含まれます。
このビューは、リカバリ・カタログに登録されているすべてのデータファイルに関する情報をリストします。このビューは、V$DATAFILE
ビューに対応しています。データファイルは、その表領域が削除された場合、削除されたものとして表示されます。
このビューは、ディスク上のデータファイルのコピーに関する情報をリストします。このビューは、V$DATAFILE_COPY
ビューに対応しています。
このビューは、オンラインREDOログについての履歴情報をリストします。OracleがオンラインREDOログから切り替わるたびに、Recovery Managerはカタログの再同期化中に新規の行を追加します。このカタログ・ビューは、V$LOG_HISTORY
ビューに対応しています。
このビューはデータファイルのオフライン範囲をリストします。このビューは、V$OFFLINE_RANGE
ビューに対応しています。
データファイルにオフライン範囲が作成されるのは、最初にその表領域がNORMALモードによるオフラインまたは読取り専用に変更され、その後にオンラインまたは読取り/書込み可能に変更されたときです。データファイル自体がオフラインに変更された場合、あるいは表領域がIMMEDIATEモードでオフラインに変更される場合、オフライン範囲は作成されません。
このビューでは、プロキシ・コピー機能を使用して作成したアーカイブ・ログのバックアップを説明します。このビューは、V$PROXY_ARCHIVEDLOG
ビューに対応しています。
プロキシ・コピーでは、メディア・マネージャがデータのバックアップとリストアの操作を行います。各行で1つの制御ファイルの1つのバックアップを説明します。
RC_PROXY_ARCHIVELOG_DETAILS
ビューは、リカバリ・カタログに登録されている各データベースに対するアーカイブREDOログのプロキシ・コピーのバックアップに関する詳細情報を表示します。
このビューは、リカバリ・カタログに登録されている各データベースに対して1つのレコードを表示します。そのため、登録されているデータベースが1つのみの場合、このビューで表示される行は、アーカイブREDOログのプロキシ・コピーの実行回数に関係なく1行です。このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
RC_PROXY_ARCHIVELOG_SUMMARY
ビューには、アーカイブREDOログのプロキシ・コピーのバックアップのサマリーが含まれています。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
このビューは、プロキシ・コピー機能を使用して作成した制御ファイルのバックアップを説明します。このビューは、V$PROXY_DATAFILE
ビューに対応しています。
プロキシ・コピーでは、メディア・マネージャがデータのバックアップとリストアの操作を行います。各行で1つの制御ファイルの1つのバックアップを説明します。
RC_PROXY_COPY_DETAILS
ビューには、リカバリ・カタログに登録されているデータベースのプロキシ・コピーのバックアップに関する詳細情報が含まれています。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
RC_PROXY_COPY_SUMMARY
ビューには、リカバリ・カタログに登録されているデータベースで使用可能なすべてのプロキシ・コピーのバックアップに関する集計情報が含まれています。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
このビューでは、プロキシ・コピー機能を使用して作成したデータファイルのバックアップを説明します。このビューは、V$PROXY_DATAFILE
ビューに対応しています。
プロキシ・コピーでは、メディア・マネージャがデータのバックアップとリストアの操作を行います。各行が1データベース・ファイルの1バックアップを表します。
このビューは、前回のカタログ再同期化以降の、データベースのすべてのインカネーションのオンラインREDOログに関する情報をリストします。このビューは、V$LOG
とV$LOGFILE
ビューの結合に対応しています。
このビューは、前回のカタログ再同期化以降の、データベースの全インカネーションの全REDOスレッドに関するデータをリストします。このビューはV$THREAD
に対応しています。
このビューは、前回のカタログ再同期化以降の、データベースのすべてのインカネーションの全リストア・ポイントをリストします。このビューはV$RESTORE_POINT
に対応しています。
このビューは、リカバリ・カタログの再同期化に関する情報をリストします。すべての完全再同期化では、ターゲット・データベースの制御ファイルのスナップショットが作成され、そのスナップショットからリカバリ・カタログが再同期化されます。
RC_RMAN_BACKUP_JOB_DETAILS
は、Recovery Managerバックアップ・ジョブに関する詳細情報を表示します。Recovery Managerジョブは、Recovery Managerセッション内で実行される一連のコマンドです。Recovery Managerバックアップ・ジョブは、Recovery Managerジョブ内で実行される一連のBACKUP
コマンドです。たとえば、同じRecovery Managerジョブ内で実行されるBACKUP DATABASE
コマンドとBACKUP ARCHIVELOG ALL
コマンドは、1つのRecovery Managerバックアップ・ジョブを構成します。
このビューでは、同じセッションで複数のBACKUP
コマンドが実行される場合でも、Recovery Managerセッションごとに1行が含まれます。SESSION_KEY
列は、バックアップ・ジョブが実行されたRecovery Managerセッションに対する一意のキーです。Recovery Managerセッション中に実行された操作の詳細は、RC_RMAN_BACKUP_SUBJOB_DETAILSビューを参照してください。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
RC_RMAN_BACKUP_SUBJOB_DETAILS
ビューはRecovery Managerセッション内で類似する操作グループの詳細を表示します。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
このビューはEnterprise Manager内部で使用します。
このビューは、特定のバックアップ・タイプに関するレポート生成時にその他のEnterprise Managerビューのフィルタ処理で使用します。
列 | データ型 | 説明 |
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Enterprise Manager内部で、異なるバックアップ・タイプの優先順位をレポートに設定する場合に使用します。 |
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Enterprise Manager内部で、さまざまなレポート画面の作成で使用される可能なフィルタを示す場合に使用します。 |
このビューは、Recovery Managerの永続構成の設定情報をリストします。このビューはV$RMAN_CONFIGURATION
ビューに対応しています。
RC_RMAN_OUTPUT
ビューは、制御ファイル・ビューV$RMAN_OUTPUT
に対応しています。
このビューは、主にEnterprise Manager内部で使用します。
このビューには、このリカバリ・カタログに対応付けられているすべてのデータベースでのRecovery Manager操作の履歴情報が含まれます。このビューには、基本的にV$RMAN_STATUS
と同じ情報が含まれます。ただし、現行のセッションに関する情報は含まれません。
すべてのRecovery Manager操作(バックアップ、リストア、バックアップの削除など)が、この表に記録されます。この表は、各Recovery Managerセッション(Recovery Managerクライアントが終了するまでに実行されたすべての操作を含む、Recovery Managerクライアントの実行)の状態、セッション中に実行された操作、および再帰的操作を表示するように構成されています。
また、RC_RMAN_STATUS
には、V$RMAN_STATUS
には含まれていないRSR_KEY
列、PARENT_KEY
列およびSESSION_KEY
列が含まれます。
このビューは、リカバリ・カタログで認識されているData Guard環境のすべてのデータベースに関する情報を表示します。このビューを使用すると、DB_UNIQUE_NAME
列を持たないビューに対して、その値を取得できます。
このビューは、リカバリ・カタログに格納されているスクリプトに関する情報をリストします。このビューでは、1ストアド・スクリプトに対して1行の説明があります。Recovery Managerのスクリプト管理コマンド(LIST SCRIPT NAMES
、LIST SCRIPT
など)を使用すると、この情報をより簡単に表示できます。
このビューは、リカバリ・カタログ内のストアド・スクリプトの個々の行に関する情報をリストします。このビューでは、1ストアド・スクリプトに対して1行の説明があります。
このビューは、リカバリ・カタログに登録されているすべての表領域、すべての削除済表領域および古いインカネーションに属している表領域をリストします。このビューは、V$TABLESPACE
ビューに対応しています。表領域属性の現行の値を表示します。
このビューは、リカバリ・カタログに登録されているすべての一時ファイルに関する情報をリストします。このビューは、V$TEMPFILE
ビューに対応しています。一時ファイルは、その表領域が削除された場合、削除されたものとして表示されます。
このビューには、UNAVAILABLE
またはEXPIRED
とマークされているすべてのバックアップ・ファイル(バックアップ・ピース、プロキシ・コピーまたはイメージ・コピー)が表示されます。ユーザーは、行のいずれかを選択し、BTYPE_KEY
またはFILETYPE_KEY
を使用して、バックアップ・セットまたは特定のファイルのステータスをAVAILABLEに変更できます。
このビューは、主にEnterprise Managerで内部的に使用します。
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