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Oracle Database Java開発者ガイド
11gリリース1(11.1)
E05721-01
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11gリリース1(11.1)の新機能

Oracle Database 11gリリース1(11.1)では、Java関連の次の新機能が導入されています。

JDK 1.5とのOracle JVMの互換性

Sun社により、Java Development Kit(JDK)1.5に新機能が導入されました。これらの新機能や拡張機能をサポートするために、オラクル社ではOracle JVMを最新のJava 2 Platform, Standard Edition(J2SE)にアップグレードしています。

JDK 1.5に導入された新機能の詳細を確認するには、次のWebページにアクセスしてください。

http://java.sun.com/j2se/1.5.0/docs/relnotes/features.html

Oracle JVMユーティリティの拡張機能

このリリースでは、Oracle JVMユーティリティに次の拡張機能が追加されています。

loadjavaのURLサポート

loadjavaツールでHTTP URLを使用して、JAR、クラスまたはリソースをリモート・サーバーからロードできます。この機能の詳細は、「loadjavaツール」を参照してください。

dropjavaを使用したリストベースの操作

dropjavaツールが拡張されました。クラスのリストに基づき、クラス、リソースまたはソースを削除できるオプションが用意されています。これらのクラスは、クライアント・マシンまたはサーバー・マシンに存在する場合があります。この機能の詳細は、「dropjavaツール」を参照してください。

ojvmtcツール

ojvmtcツールでは、loadjavaツールを実行する前に、指定のクラスまたはJAR(あるいは両方)のセットをクローズして、すべての外部参照を解決できます。この機能の詳細は、「ojvmtcツール」を参照してください。

ojvmjavaツールの拡張機能

ojvmjavaツールは次の目的で拡張されています。

この機能の詳細は、「ojvmjavaツール」を参照してください。

使いやすいインタフェース

この項では、新機能の使いやすさに関する情報について説明します。

コマンドライン・インタフェースの使用

Oracle JVMへのコマンドライン・インタフェースは、JDKまたはJRE Javaのシェル・コマンドの使用方法と似ています。標準の-classpath構文を使用してファイル・システムからJavaコードを検索および実行し、標準の-D構文を使用してシステム・プロパティを設定します。この機能の詳細は、「コマンドライン・インタフェースの使用」を参照してください。

データベース常駐JAR

11gリリース1(11.1)以降では、データベースにJARファイルの内容をロードする場合、JARファイル自体を表すデータベース・オブジェクトを作成するオプションが用意されています。この方法で、JARオブジェクトと、JARからロードされたクラス、リソースおよびソース・オブジェクトとの関連付けを保持できます。この機能の詳細は、「データベース常駐JAR」を参照してください。

ユーザー・クラスロード・クラスのメタデータの共有

11gリリース1(11.1)から、ユーザー・クラスロード・クラスのクラス・メタデータを共有できます。この機能の詳細は、「ユーザー・クラスロード・クラスのメタデータの共有」を参照してください。

Javaセッションの状態に使用する2層の期間

Javaセッションの終了におけるシステム・プロパティの設定や出力仕様を保持するために、11gリリース1(11.1)のOracle JVMでは、Javaセッションの状態に使用する2層の期間がサポートされています。この機能の詳細は、「Javaセッションの状態に使用する2層の期間」を参照してください。

サーバー上の出力のリダイレクト

サーバー上の出力のリダイレクトにより、Oracle JVMの出力先をさらに広範囲にわたって制御できます。この機能の詳細は、「サーバー上の出力のリダイレクト」を参照してください。

システム・プロパティの設定

RDBMSセッション内では、JavaセッションをRDBMSセッションで起動する場合、システム・プロパティに追加される値のセットを管理できます。この機能の詳細は、「システム・プロパティの設定」を参照してください。

デフォルトのサービス機能の使用

Oracle Database 11gリリース1(11.1)では、新しい接続機能が導入されています。これからOracle Databaseクライアントをインストールする場合、接続URLに詳細をすべて指定する必要はありません。この機能の詳細は、「デフォルトのサービス機能の使用」を参照してください。

Oracle JVMのJust-In-Time(JIT)コンパイラ

Oracle 11gリリース1(11.1)以降には、Oracle JVM環境用のJust-In-Time(JIT)コンパイラがあります。Just-In-Time(JIT)コンパイラは、Javaバイトコードをマシン語命令に変換するプログラムです。JITコンパイラでコンパイルされたJavaプログラムは、バイトコードがインタプリタで実行されるよりも速く実行されます。詳細は、「Oracle JVMのJust-In-Time(JIT)コンパイラ」を参照してください。