この章では、ldap.ora
ファイルの構成パラメータの完全なリストを提供します。
この章では、次の項目について説明します。
ldap.ora
ファイルには、Oracle Internet Directoryコンフィギュレーション・アシスタントまたはOracle Net Configuration Assistantによって作成されたディレクトリの使用方法に関する構成パラメータが保持されます。これらのパラメータやその設定内容は変更しないでください。
Oracle Internet Directoryコンフィギュレーション・アシスタントで作成されたldap.ora
は、UNIXオペレーティング・システムでは$ORACLE_HOME/ldap/admin
ディレクトリに、Windowsオペレーティング・システムでは%ORACLE_HOME%\ldap\admin
ディレクトリに配置されます。 Oracle Net Configuration Assistantで作成されたldap.ora
は、UNIXオペレーティング・システムでは$ORACLE_HOME/network/admin
ディレクトリに、Windowsオペレーティング・システムでは%ORACLE_HOME%\network\admin
ディレクトリに配置されます。ldap.ora
は、環境変数LDAP_ADMIN
またはTNS_ADMIN
で指定したディレクトリに格納することもできます。
この項では、次のldap.ora
ファイルの構成パラメータをリストして説明します。
用途
DIRECTORY_SERVERS
パラメータを使用して、プライマリおよび代替のLDAPディレクトリ・サーバーのホスト名およびポート番号をリストします。
値
host:port[:sslport]
例
DIRECTORY_SERVERS=(ldap-server:389, raffles:400:636)
用途
DIRECTORY_SERVER_TYPE
パラメータを使用して、使用されるディレクトリ・サーバーのタイプを指定します。
値
oid
: Oracle Internet Directory
ad
: Microsoft Active Directory
例
DIRECTORY_SERVER_TYPE=oid
用途
DEFAULT_ADMIN_CONTEXT
パラメータを使用して、接続識別子を作成、変更または参照できるOracleコンテキストが含まれたデフォルトのディレクトリ・エントリを指定します。
値
有効な識別名(DN)
例
DEFAULT_ADMIN_CONTEXT="o=OracleSoftware,c=US"