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Oracle OLAP DMLリファレンス
11g リリース1(11.1)
E05732-02
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RUNプロシージャ

RUNプロシージャは、1つ以上のOLAP DMLコマンドを実行し、出力をプリンタ・バッファへ送信します。通常は、対話型のSQLセッションでアナリティック・ワークスペースのデータを操作する際に使用します。EXECUTEプロシージャとは対照的に、RUNはエラーが発生した場合にはコマンドの処理を停止します。

SQL*Plusを使用している場合、次のコマンドを発行することにより、プリンタ・バッファを画面に表示できます。

SET SERVEROUT ON

他のプログラムを使用している場合、同様の設定についてはマニュアルを参照してください。

OLAP DML OUTFILEコマンドを使用して出力をリダイレクトした場合、このプロシージャではDMLコマンドの出力は印刷されません。


注意:

OLAPワークシート内からはこのプロシージャを実行できません。SQL*PlusなどのSQLツール内で実行してください。

構文

RUN (
          olap_commands     IN      STRING,
          silent            IN      BOOLEAN DEFAULT FALSE);
RUN (
          olap_commands     IN      CLOB,
          silent            IN      BOOLEAN DEFAULT FALSE);
RUN (
          olap_commands     IN      STRING,
          output            OUT     STRING);
RUN (
          olap_commands     IN      STRING,
          output            IN OUT  CLOB);
RUN (
          olap_commands     IN      CLOB,
          output            OUT     STRING);
RUN (
          olap_commands     IN      CLOB,
          output            IN OUT  CLOB);

パラメータ

表B-28 RUNプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

olap-commands

セミコロンで区切られた1つ以上のOLAP DMLコマンド。「OLAP DMLコマンドで引用符を使用する場合のガイドライン」を参照。

silent

OLAP DMLコマンドからの出力を抑止する必要があるかどうかを通知するブール値(OLAPエンジンからのエラー・メッセージは、この設定に関係なく、抑止されない)。

output

OLAPコマンドに対するOLAPエンジンからの出力。


次のSQL*Plusセッションのサンプルでは、XADEMOというアナリティック・ワークスペースをアタッチし、XADEMOCOST_PPという計算式を作成して、新しい計算式の定義を表示しています。

EXECUTE dbms_aw.run('DESCRIBE time');

DEFINE TIME DIMENSION TEXT

次の例では、エラー発生後にRUNがコマンドの実行を停止する方法を示しています。

EXECUTE dbms_aw.run('SHOW DECIMALS');
0

EXECUTE dbms_aw.run('CALL nothing; DECIMALS=4');
BEGIN dbms_aw.run('CALL nothing; DECIMALS=4'); END;

*
ERROR at line 1:
ORA-34492: Analytic workspace object NOTHING does not exist.
ORA-06512: at "SYS.DBMS_AW", line 58
ORA-06512: at "SYS.DBMS_AW", line 134
ORA-06512: at line 1

EXECUTE dbms_aw.run('SHOW DECIMALS');
0