G Oracle ClusterwareのAPIメッセージ
この付録では、Oracle ClusterwareのAPIメッセージについて説明します。これらのエラー・メッセージは、主に、Oracle ClusterwareコマンドおよびAPIで生成されます。
関連項目: Windowsメッセージの詳細は、『Oracle Databaseプラットフォーム・ガイドfor Microsoft Windows』を参照してください。
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注意: Oracle Clusterware APIデモは、Windowsではサポートされていません。 |
- CRS-0184: CRSデーモンと通信できません。
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原因: ローカル・ノードのCRSデーモンが実行されていないか、またはCRSデーモンで内部通信エラーが発生しました。
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処置: ローカル・ノードでCRSデーモン・プロセスが実行されているかどうかを確認してください。
- CRS-0210: リソース'%s'が見つかりません。
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原因: 登録されていないリソースで操作を実行しようとしました。
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処置: crs_statを使用して、リソースが登録されているかどうかを確認してください。
- CRS-0211: リソース'%s'はすでに登録されています。
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原因: すでに登録されているリソースを登録しようとしました。
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処置: crs_statを使用して、リソースが登録されているかどうかを確認してください。
- CRS-0213: リソース'%s'を登録できません。
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原因: リソースの登録中に内部エラーが発生しました。
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処置: CRSデーモン・ログ・ファイルを確認してください。
- CRS-0214: リソース'%s'を登録解除できません。
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原因: リソースの登録解除中に内部エラーが発生しました。
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処置: CRSデーモン・ログ・ファイルを確認してください。
- CRS-0215: リソース'%s'を開始できません。
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原因: リソースの開始中に内部エラーが発生しました。
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処置: CRSデーモン・ログ・ファイルを確認してください。
- CRS-0216: リソース'%s'を停止できません。
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原因: リソースの停止中に内部エラーが発生しました。
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処置: CRSデーモン・ログ・ファイルを確認してください。
- CRS-0217: リソース'%s'を移動できません。
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原因: リソースの移動中に内部エラーが発生しました。
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処置: CRSデーモン・ログ・ファイルを確認してください。
- CRS-0218: 元のノードでリソース'%s'を再起動できません。
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原因: リソースの再起動中に内部エラーが発生しました。
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処置: CRSデーモン・ログ・ファイルを確認してください。
- CRS-0219: リソース'%s'を更新できませんでした。
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原因: リソースの更新中に内部エラーが発生しました。
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処置: CRSデーモン・ログ・ファイルを確認してください。
- CRS-0220: リソース'%s'には無効なリソース・プロファイルがあります。
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原因: リソース・プロファイルに無効な属性があります。
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処置: crs_profile -validateを実行して、無効な属性を識別してください。
- CRS-0221: リソース'%s'のアクション・スクリプトを見つけることができません。
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原因: アクション・スクリプトがファイル・システムから削除されています。
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処置: crs_stat -pを実行して、アクション・スクリプトの位置を確認し、存在しているかどうかを確認してください。
- CRS-0223: リソース'%s'に配置エラーがあります。
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原因: リソースの配置ポリシーに基づいてリソースをフェイルオーバー/起動するための使用可能なホストがありませんでした。
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処置: リソースのターゲット・ホストを確認し、crs_startコマンドを使用してリソースを再起動してください。
- CRS-0230: メンバー'%s'はクラスタ内にありません。
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原因: ホスト名がクラスタ内に見つかりませんでした。
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処置: クラスタ内のホスト名を確認してください。
- CRS-0232: クラスタのメンバーは停止しました。操作を実行できません。
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原因: CRSがリソースを起動しようとしているノードが停止しています。
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処置: ノードを起動し、操作を再試行してください。
- CRS-0233: リソースまたはその関連は現在他の操作で必要となっています。
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原因: 別のCRSデーモンが同じリソースで操作を実行していました。
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処置: しばらく待機してから、コマンドまたは操作を再試行してください。
- CRS-0253: CRSの構成エラーです。CRSのデフォルト・ディレクトリがOCRに設定されていません。
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原因: ユーザーのデフォルトCRSキーが含まれるOCRキーが初期化されていません。
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処置: CRSの構成を確認してください。必要に応じて、CRSを再インストールしてください。
- CRS-0254: 認可に失敗しました
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原因: リソースで操作を実行するにはユーザー権限が不十分でした。
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処置: crs_getpermを使用して、リソースに関連付けられた権限を確認してください。
- CRS-0255: CRSDは権限モードで実行されていません。このコマンドを実行するには権限が不十分です。
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原因: CRSデーモンが、権限を持つユーザーとして実行されませんでした。
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処置: CRSデーモンがroot(UNIXまたはLinux)または管理者(Windows)として実行されているかどうかを確認してください。
- CRS-0256: ユーザー名がリソースの所有者と競合しています。
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原因: リソースの所有者の個別のユーザー・レベル権限を与えようとしました。
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処置: リソースの所有者および権限を与えられるユーザーを確認してください。
- CRS-0257: グループ名がリソースの主グループと競合しています。
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原因: リソースのプライマリ・グループの個別のグループ・レベル権限を与えようとしました。
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処置: リソースのプライマリ・グループおよび権限を与えられるグループを確認してください。
- CRS-0258: ACL文字列書式が無効です。
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原因: ACL文字列書式が無効です。
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処置: 権限文字列(ACL)の構文を確認してください。
- CRS-0259: リソースの所有者はグループに属していません。
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原因: リソースの所有者は想定されたグループに属していません。
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処置: このリソースをrootユーザーが所有している場合、rootユーザーがDBAグループに属しているかどうかを確認してください。
- CRS-0402: セーフ・ディレクトリ('%s')を作成できません
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原因: セーフ・ディレクトリ('%s')を作成できません。
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処置: ディレクトリを作成するための適切な権限およびディスク上の十分な領域があるかどうかを確認してください。
- CRS-0403: セーフ・ディレクトリ('%s')に対してchdirコマンドを実行できません
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原因: ディレクトリをセーフ・ディレクトリ('%s')に変更できません。
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処置: セーフ・ディレクトリが存在するかどうか、および適切な権限があるかどうかを確認してください。
- CRS-0406: ロック・ディレクトリ('%s')を作成できません
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原因: ロック・ディレクトリ('%s')を作成できません。
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処置: ディレクトリを作成するための適切な権限およびディスク上の十分な領域があるかどうかを確認してください。
- CRS-0407: 別のCRSDが実行中のため、ロック・ファイル'%s'を取得できません。
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原因: 別のCRSDが実行中のため、ロック・ファイルを取得できません。
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処置: CRSDを再起動する前に、既存のCRSDを停止してください。
- CRS-0413: CSSの内容を初期化できません。
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原因: クラスタ・サービスと通信できません。
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処置: CSSデーモンが適切に構成され、実行されていることを確認してください。
- CRS-0414: EVM接続を確立できません。
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原因: EVMデーモンと通信できません。
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処置: crsctl check evmdコマンドを実行し、EVMデーモンが適切に構成され、実行されていることを確認してください。
- CRS-0451: CRSの構成エラーです。OCRを初期化できません。
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原因: CRSの構成に関する情報が含まれるOCRを使用できません。
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処置: CRSの構成を確認してください。必要に応じて、CRSを再インストールしてください。
- CRS-0452: CRSの構成エラーです。CRSD接続情報がOCR内で見つかりません。
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原因: ユーザーのデフォルトCRSD接続が含まれるOCRキーが初期化されていません。
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処置: CRSの構成を確認してください。必要に応じて、CRSを再インストールしてください。
- CRS-0453: CRSの構成エラーです。インスタンス情報がOCR内で見つかりません。
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原因: インスタンスの情報が含まれるOCRキーが初期化されていません。
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処置: srvctlを使用してインスタンスを追加してください。
- CRS-0471: ノード番号が見つかりません
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原因: クラスタ・サービスがノード名を取得できません。
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処置: ベンダーのクラスタウェアも含め、クラスタのインストールを確認してください。必要に応じて、クラスタを再インストールしてください。
- CRS-0472: ノード名が見つかりません
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原因: クラスタ・サービスがノード名を取得できません。
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処置: ベンダーのクラスタウェアも含め、クラスタのインストールを確認してください。必要に応じて、クラスタを再インストールしてください。
- CRS-1005: 必須リソースの取得に失敗しました。
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原因: 対象リソースの必須リソースの評価中に内部エラーが発生しました。
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処置: crs_stat -t
を使用して、ステータスがUNKONOWN
のリソースがあるかどうかを確認してください。
- CRS-1006: 考慮するメンバーはこれ以上ありません。
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原因: 配置ポリシーに基づいてリソースを起動するためのホストが見つかりませんでした。
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処置: 配置ポリシーおよび対象リソースの必須リソースを確認してください。
- CRS-1007: 依存性の考慮に成功後、失敗しました。
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原因: 配置ポリシーに基づいてリソースを起動するためのホストが見つかりませんでした。
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処置: 配置ポリシーおよび対象リソースの必須リソースを確認してください。
- CRS-1009: リソース'%s'はメンバー'%s'ですでに実行中です
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原因: すでにホストで実行されているリソースをそのホストで起動しようとしました。
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処置: このエラーは重大ではありません。実行されている操作を確認してください。
- CRS-2001: ユーザーにCRSDを起動する権限がありません。
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原因: 権限が不十分であるため、CRSDを起動できません。
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処置: 権限を持つユーザーとしてCRSDを起動してください。
- CRS-2007: EVMと通信できませんでした。
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原因: EVMデーモンと通信できません。
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処置: crsctl check evmdコマンドを実行し、EVMデーモンが適切に構成され、実行されていることを確認してください。