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Oracle Database Gateway for APPCインストレーションおよび構成ガイド
11gリリース1(11.1) for Microsoft Windows
E05712-01
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7 IMS Connect用のTCP/IP通信パッケージの構成

ゲートウェイでTCP/IP通信プロトコルを使用する場合はこの章を参照してください。この章では、TCP/IP for IMS Connect機能をMicrosoft Windows用に構成する方法を説明します。TCP/IPは、オペレーティング・システムに組み込まれている通信プロトコルです。サード・パーティ製のソフトウェアは不要です。この章に含まれる項は、次のとおりです。

7.1 WindowsプラットフォームでのTCP/IP for IMS Connectの構成

構成プロセスでTCP/IPを正しく構成するには、システムに固有のパラメータを入力する必要があります。構成プロセスを完了するのに必要なインストール・パラメータのリストをネットワーク管理者から入手してください。

基本的な構成作業には、指定されたネットワーク・インタフェースへの、ホスト名、IPアドレスおよびネットワーク・マスクの割当てがあります。この基本構成作業はシステム管理者が完了させているはずです。完了していない場合は、システム管理者に連絡し、この構成作業を完了させてから続行してください。

追加構成作業には、ネーム・サーバーIPアドレスの定義や、ローカル・コンピュータのHostsファイルでのエントリ作成があります。ネーム・サーバーは、各ホスト名を問い合せる際にホスト名をIPアドレスに変換します。Hostsファイルにも同じ機能がありますが、ネットワークにかかわらない方法で行います。

ローカル構成(ゲートウェイが同一コンピュータ上)の場合、ループバック・アドレスを使用すると好都合なことがあります。そのIPアドレスは127.0.0.1で、通常はhostsファイルでローカル名が付けられています(localhostまたはloopback)。ループバック・アドレスを使用すると、実際にネットワークと交信せずにトラフィックを内部的に処理するので、ネットワーク・オーバーヘッドの量が減少します。


注意:

TCP/IP support for IMS Connectを使用するOracle Database Gateway for APPCには、特定の初期化ファイル・パラメータがあります。パラメータは%ORACLE_HOME%\dg4appc\admin\initsid.oraにあります。このパラメータの詳細は、「TCP/IPを使用するゲートウェイ初期化パラメータ・ファイル」を参照してください。

個別のホスト・オペレーティング・システム用のTCP/IP構成の詳細は、それぞれのプラットフォームおよびオペレーティング・システムのインストレーション・ガイドや構成ガイドを参照してください。

ゲートウェイ用にTCP/IP for IMS Connectを構成し終わったら、第8章「OLTPの構成」に進んでネットワークの構成を続行します。