ヘッダーをスキップ
Oracle® XML Developer's Kitプログラマーズ・ガイド
11gリリース2 (11.2)
B56264-06
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

XDKの新機能

次の項では、このマニュアルで導入または変更された機能について説明します。

Oracle XML Developer's Kit 11gリリース1(11.1)で導入された機能

  • XMLノードへのDOMストリーム・アクセスは、PL/SQLおよびJavaのAPIによって実行されます。XML文書内のノードは64Kバイトを大幅に超えます。

  • 新しくXDKにコンパクトなバイナリXMLプロセッサが追加されたことにより、エンコーダ、デコーダおよびトークン・マネージャが提供され、スキーマ・ベースまたはスキーマ・ベースでないストリームをXML1.0テキストおよびSAXイベントに、およびXML1.0テキストおよびSAXイベントから変換できます。形式は『Oracle XML DB開発者ガイド』で使用されているものと同一です。

  • バイナリXMLは、データベースの永続XMLに関する3番目の格納モデルであるバイナリXMLを追加します。JavaおよびCのAPIおよびPL/SQLパッケージに影響します。C APIでのバイナリXMLサポートは、XML Developer's KitとXML DBの両方で使用されます。

    Javaでのプラガブルな拡張性のあるDOMにもサポートが提供されます。

    • 拡張性のあるDOMのJavaサポートには、DOMノードの遅延ロード、DOMによるバイナリXMLの更新、同一のDOMソースを共有する複数のアプリケーション、出力としてのバイナリXML、およびDOMにおけるシャドウ・コピーが含まれます。

    • プラガブルなDOMは、DOM実装を2つのレイヤー(DOM APIレイヤーおよびデータ・レイヤー)に分割します。データは内部またはプラグインのいずれかで、InfosetReaderインタフェースの実装によりアクセスされます。

    • Java DOMに対して構成可能なサポートも提供されます。

  • 統合Java API for XMLにより、接続管理のセッション・プール・モデルを使用して、中間層のJavaプログラムがすべてのXMLTypeのメリットを利用できます。これにより、XMLTypeオブジェクトは、作成に使用されるデータベース・セッションから切断可能になります。

  • JAXP 1.3の拡張XPathへのサポートにより、JavaのXSLTのパフォーマンスも向上します。サポートは静的および動的コンテキストに関するもので、ユーザーは実行時のコンテキストを登録できます。

  • HTTP server for SOAが有効です。データベースは、PL/SQLパッケージ、プロシージャおよび機能をWebサービスとしてエクスポーズできます。データベースは、XQueryおよびSQL問合せを実行できます。

  • SOAP for Java and C++の各章は削除されました。

  • XmlDiff for Cは、2つのXML文書間の差分を検出し、XMLに差分を表示します。XmlPatchは差分を出力し、ターゲットXML文書に変更を適用します。

  • JSR 170標準がサポートされています。


    関連項目:

    「標準と仕様」

  • C Pull Parserは、SAXモデルと比較してメモリーのオーバーヘッドを削減します。

  • ストリーミング・バリデータによるCのサポートでXML処理が改善されます。

  • Document Updates For DLF/TransXが拡張されました。

Oracle XDK 11gリリース2(11.2)で導入された機能

Oracle XDK 11gリリース2 (11.2)で変更された機能

新規のアプリケーションでは次の機能を使用しないようにすることをお薦めします。これらの機能は現行リリースではサポートされていますが、将来のリリースでは非推奨となる可能性があります。特に、次の点に注意してください。

パフォーマンス向上のため、第11章「XSUの使用: 基本プロセス」で指定されているDBMS_XMLQueryおよびDBMS_XMLSaveパッケージはなく、Cで記述されデータベースに構築されているPL/SQLパッケージのDBMS_XMLGenおよびDBMS_XMLStoreを使用することを検討してください。


関連項目:

非推奨となったOracle XML DB構造体の詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。