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Oracle® Databaseバックアップおよびリカバリ・リファレンス
11gリリース2(11.2)
B56270-05
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RC_DATABASE_BLOCK_CORRUPTION

このビューは、前回のバックアップ後に破損したデータベース・ブロックに関する情報を表示します。このビューは、V$DATABASE_BLOCK_CORRUPTIONビューに対応します。このビューには、破損情報がリアルタイムで格納されます。

データ型 説明
DB_KEY NUMBER データベースに対する主キー。この列を使用して、他のほとんどのカタログ・ビューと結合します。
DBINC_KEY NUMBER 現行のインカネーションに対する主キー。この列を使用して、RC_DATABASE_INCARNATIONと結合します。
FILE# NUMBER データファイルの絶対ファイル番号。
BLOCK# NUMBER この破損ブロック範囲内の最初の破損ブロックのブロック番号。
BLOCKS NUMBER BLOCK#以降に発見された破損ブロックの数。
CORRUPTION_CHANGE# NUMBER メディア破損ブロックの場合、この値は0です。論理破損ブロックの場合、この値はこの破損範囲内のブロックの最小SCNです。
CORRUPTION_TYPE VARCHAR2(9) データファイル内のブロック破損のタイプ。可能な値は次のとおりです。
  • ALL ZERO。ディスク上のブロック・ヘッダーには0(ゼロ)のみが含まれています。ブロックにデータが入れられたことがない場合や、Oracle7のファイル内のブロックの場合は、有効な可能性があります。バッファは、空のブロックに関するOracle8の標準に合せて再フォーマットされます。

  • FRACTURED。ブロック・ヘッダーは妥当であるように見えますが、ブロックの前後のバージョンが異なっています。

  • CHECKSUM。オプションのチェック値は、ブロックに自己一貫性がないことを示します。チェック値が失敗した正確な原因は判断できませんが、ブロックの途中にあるセクターのバージョンが異なることが原因であると思われます。

  • CORRUPT。ブロックが正しく識別されないか、データ・ブロックではありません(データ・ブロック・アドレスが欠落している場合など)。

  • LOGICAL。論理的な破損ブロックの範囲であると指定します。

  • NOLOGGING。ブロックにREDOログ・エントリがありません(プライマリ・データベースに対してNOLOGGING操作を実行すると、このタイプの破損がフィジカル・スタンバイ・データベースで発生する場合があります)。