このビューは、リカバリ・カタログに登録されているすべてのデータベース・インカネーションに関する情報をリストします。Oracleでは、管理者がデータベースをRESETLOGS
オプションでオープンすると、必ず新しいインカネーションが作成されます。V$DATABASE
ビューには、現行と直前のインカネーションに関するレコードも含まれます。
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
DB_KEY |
NUMBER |
データベースに対する主キー。この列を使用して、他のほとんどのカタログ・ビューと結合します。 |
DBID |
NUMBER |
データベースの一意の識別子。 |
DBINC_KEY |
NUMBER |
インカネーションに対する主キー。 |
NAME |
VARCHAR2(8) |
RESETLOGS 時点でのデータベースのDB_NAME 。RMANでは、RESETLOGS を実行するまではDB_NAME を認識していないため、ターゲット・データベースをRMANに登録する前にRESETLOGS を1回以上実行している場合、値はUNKNOWN となります。 |
RESETLOGS_CHANGE# |
NUMBER |
このインカネーションを作成したRESETLOGS のSCN。 |
RESETLOGS_TIME |
DATE |
このインカネーションを作成したRESETLOGS のタイムスタンプ。 |
CURRENT_INCARNATION |
VARCHAR2(3) |
現行のインカネーションの場合はYES 、それ以外の場合はNO 。 |
PARENT_DBINC_KEY |
NUMBER |
このデータベースに対する前のインカネーションのDBINC_KEY 。データベースの最初に記録されたインカネーションの場合、値はNULL になります。 |
PRIOR_RESETLOGS_CHANGE# |
NUMBER |
このインカネーションの親を作成したRESETLOGS 操作のSCN。 |
PRIOR_RESETLOGS_TIME |
DATE |
このインカネーションの親を作成したRESETLOGS 操作のタイムスタンプ。 |
STATUS |
VARCHAR2(8) |
このインカネーションが現行のデータベース・インカネーションの場合はCURRENT 。現行のインカネーションの直接の祖先であり、現行以外のインカネーションの場合はPARENT 。現行のインカネーションの直接の祖先ではない、現行以外のインカネーションの場合はORPHAN 。 |