4 追加コンポーネントのインストール

この章では、Oracle Communications Data Modelコンポーネントまたはサンプル・レポートのインストール前にインストールする必要がなく、Oracle Communications Data Modelデータ・ウェアハウスの作成時に使用するOracleコンポーネントのインストール方法について説明します。

• ワークフローのインストールと構成

• Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Editionカタログの作成

• Analytic Workspace Managerのインストール

ワークフローのインストールと構成

Oracle Communications Data Model intra-ETLを実行する方法は2つあります。

• Oracle Warehouse Builderワークフローを使用しません。この場合は、次のファイルを実行します。

  $Oracle_Home/ocdm/pdm/relational/intra_etl/owb_exec/ocdm_execute_wf.sh 
  

  この場合は、このトピックの説明に従ってワークフローをインストールおよび構成する必要はありません。

• Oracle Warehouse Builderワークフローを使用します。Oracle Communications Data Modelで提供される、Oracle Communications Data Modelデータ・ウェアハウスを移入するIntra-ETLは、Oracle Warehouse Builderワークフロー・コンポーネントを使用して設計されたプロセス・フローを使用します。

  この場合は、intra-ETLを実行する前に次のタスクを実行する必要があります。

  1. 「Oracle Warehouse Builderワークフローのインストール」の説明に従ってOracle Warehouse Builderワークフローをインストールします。

  2. 「Oracle Communications Data Model Intra-ETLのワークフローへのインポート」の説明に従って、Oracle Communications Data Model intra-ETLをワークフローにインポートします。

  3. 「Oracle Warehouse Builderワークフローの構成」の説明に従って、Oracle Communications Data Modelと連動するようにOracle Warehouse Builderワークフローを構成します。

Oracle Warehouse Builderワークフローのインストール

Oracle Warehouse Builderワークフローをインストールするには、次の手順に従います。

1. $ORACLE_HOME/owb/wf/installに移動します。

2. wfinstall.cshを実行します。

   Oracle Workflow Configuration Assistantが開きます。

3. ワークフロー・アカウント、ワークフロー、SYSパスワードおよびTNS接続記述子の値を入力します。

   TNS接続記述子には、次の構文を使用します。local-host、port-numberおよびservice-nameは適切な値で置換します。

   (DESCRIPTION =(ADDRESS_LIST = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST=local-host)(PORT = port-number))) (CONNECT_DATA = (SERVICE_NAME = service-name))
   

   「送信」をクリックします。

Oracle Communications Data Model Intra-ETLのワークフローへのインポート

Oracle Communications Data Model intra-ETLをワークフローにインポートするには、次の手順に従います。

1. Oracle Warehouse Builderのデザイン・センターにログインします。

2. 「ファイル」、「インポート」、Warehouse Builderメタデータの順に選択します。

3. ファイルには、次の値を指定します。

    $ORACLE_HOME/ocdm/pdm/relational/intra_etl/owb/OCDM_Intra_ETL.mdl
   

4. ファイルからの選択したオブジェクトのインポートを選択し、オブジェクトの選択をクリックします。

5. OLAP_PFLWを選択し、「>」(続行)をクリックします。

6. 「OK」をクリックします。

7. 「インポート」をクリックします。

8. インポート後に、OLAP_PFLWがOracle WorkflowのOCDM_INTRA_ETLプロジェクトの下に表示されます。

Oracle Warehouse Builderワークフローの構成

Oracle Communications Data Modelと連動するようにOracle Warehouse Builderワークフローを構成するには、次の手順に従います。

1. Oracle Warehouse Builderのデザイン・センターで、「表示」、ロケーション・ナビゲータの順に選択します。

2. ロケーション、プロセス・フローとスケジュール、Oracle Workflowの順に展開します。

3. 「OWF_LOCATION」を右クリックし、「開く」を選択します。

4. 接続情報を編集します。

5. 「接続テスト」をクリックして接続をテストします。成功したら、「OK」をクリックします。

Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Editionカタログの作成

Oracle Communications Data Modelで提供されるサンプル・レポートは、Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Editionを使用して作成されます。これらのレポートを変更するか、新規レポートを作成する基礎として使用するには、Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Editionをインストールし、Oracle Communications Data Model用のOracle Business Intelligence Suite Enterprise Editionカタログを作成してある必要があります。

Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Editionのインストール

Oracle Communications Data Modelサンプル・レポートをインストールした場合は、インストーラを実行する前にインストール前の手順としてOracle Business Intelligence Suite Enterprise Editionをインストールしました。サンプル・レポートではなくOracle Communications Data Modelコンポーネントをインストールした場合は、「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition」に記載されている指示に従って、Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Editionをインストールします。

カタログを作成する必要もあります。詳細は、「Oracle Communications Data ModelのOracle Business Intelligence Suite Enterprise Editionカタログのインストール」を参照してください。

ヒント: Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Editionがインストールされていることを確認するには、「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Editionがインストールされていることの確認」の指示に従います。

Analytic Workspace Managerのインストール

Oracle Communications Data Modelをインストールする前には不要ですが、Oracle Communications Data Model OLAPキューブを表示および変更するにはAnalytic Workspace Managerをインストールする必要があります。Analytic Workspace Manager 11gはスタンドアロン製品としてインストールされます。Analytic Workspace Managerの最新リリースは、次の場所にあるOracle OLAPのホームページで入手できます。

http://www.oracle.com/technetwork/database/options/olap/index.html

インストール手順はドキュメントに記載されています。