この章では、Oracle Airlines Data Modelのカスタマイズの概要を示します。この付録には、次の項があります。
Oracle Airlines Data Modelは、標準ベースの事前構築済の航空会社データ・ウェアハウスを提供して、航空会社がインサイト(真相を見抜く力)を持ち、より迅速に行動することを可能します。Oracle Airlines Data Modelでは、即時利用可能なOracleベースのデータ・ウェアハウスおよびビジネス・インテリジェンス・ソリューションを利用することで、即時の運用および継続的な運用においてコストを削減し、航空業界特有のデータ・モデルを最高水準のデータベースおよびビジネス・インテリジェンス・テクノロジ・ソリューションで利用できます。任意のアプリケーション環境でOracle Airlines Data Modelを使用できます。また、簡単にモデルを拡張できます。
Oracle Airlines Data Modelを使用して、Oracle Airlines Data Modelの設計および実装を速やかに開始し、予測どおりの実装作業により、データ・ウェアハウスおよびビジネス・インテリジェンス・プロジェクトのポジティブROIを速やかに達成できます。
Oracle Airlines Data Modelでは、航空会社ビジネス・インテリジェンス・ソリューションに対して行う必要のあるデータ・モデリング作業の多くが提供されます。航空会社のベスト・プラクティスに従って、Oracle Airlines Data Model論理および物理データ・モデルが設計されました。
Oracle Airlines Data Modelには、次のコンポーネントがあります。
第3正規形(3NF)エンティティ・オブジェクト・モデルの論理モデル。論理モデルは、航空業界の標準に従っており、『Oracle Airlines Data Modelリファレンス』に記載されています。
Oracle Databaseスキーマとして定義される物理モデル。
Oracle Airlines Data Model 3NF物理表からOracle Airlines Data Modelの導出表および集計表にデータを抽出、変換およびロード(ETL)するIntra-ETLデータベース・パッケージおよびSQLスクリプト。
Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Editionを使用して開発したサンプル・レポートおよびダッシュボード。
DDLおよびインストール・スクリプト
注意: Oracle Installerを使用してOracle Airlines Data Modelをインストールする場合、2つの異なるタイプのインストールの実行を選択できます。
異なるタイプのインストールの詳細は、『Oracle Airlines Data Modelインストレーション・ガイド』を参照してください。 |
参照: コンポーネントの詳細は、『Oracle Airlines Data Modelリファレンス』を参照してください。 |
いくつかのOracleテクノロジには、Oracle Airlines Data Modelのインフラストラクチャの構築が含まれます。
OLAP、データ・マイニングおよびパーティション化オプションが設定されたOracle Database
Oracle Airlines Data Modelは、完全なOracleテクニカル・スタックを使用します。SQLモデル、圧縮、パーティション化、マテリアライズド・ビュー、データ・マイニング、オンライン分析処理(OLAP)といったOracle Databaseのデータ・ウェアハウス機能を利用します。
Oracle開発ツール
次のOracleツールを使用して、Oracle Airlines Data Modelで提供される事前定義済の物理モデルのカスタマイズや、ターゲットのリレーショナル表とマテリアライズド・キューブ・ビューの移入を行うことができます。
表1-1 Oracle Airlines Data Modelで使用するOracle開発ツール
名前 | 使用 |
---|---|
SQL DeveloperまたはSQL*Plus |
データベース・オブジェクトの変更、カスタマイズおよび拡張 |
Analytic Workspace Manager |
OLAPディメンション・オブジェクトの表示、作成、開発および管理 |
Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Editionの表示ツール
Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Editionは、あらゆる分析およびレポート機能を提供するエンタープライズBI製品の包括的なスイートです。Oracle Business Intelligence Suite Enterprise EditionのAnswersおよびDashboardの表示ツールを使用して、Oracle Airlines Data Modelで提供された事前定義済のサンプル・ダッシュボード・レポートをカスタマイズできます。
Oracle Airlines Data Modelは航空会社のベスト・プラクティスに従って設計されましたが、通常モデルでビジネス・ニーズを満たすカスタマイズが必要です。
Oracle Airlines Data Modelをカスタマイズする理由には、ビジネスにOracle Airlines Data Modelの論理モデルにあるビジネス・エリアがない場合や新規または別のビジネス・ルールを適用する必要がある場合などがあります。
通常の物理モデルの変更には、表と列の追加、削除、変更、名前変更、または外部キー、制約、索引の変更が含まれます。
Oracle Airlines Data Modelウェアハウスを実装するには、次の手順に従います。
「Oracle Airlines Data Modelのカスタマイズを開始する前に」に記載された組織タスクを実行します。
「Oracle Airlines Data Modelのフィットギャップ分析の実行」に記載されたプロセスに従って、フィットギャップ分析を作成します。
開発環境では、Oracle Airlines Data Modelのコピーをインストールします。
フィットギャップ分析レポートに記載された変更を行って、Oracle Airlines Data Modelをカスタマイズします。変更は、次の順序で行います。
物理モデルの基盤レイヤーおよびそのレイヤーを移入するETL。物理オブジェクトをカスタマイズする場合、「基盤レイヤーのカスタマイズ」のガイドラインに従ってください。ETLを記述する場合、「Oracle Airlines Data Modelウェアハウスの基盤レイヤーのETL」のガイドラインに従ってください。
物理モデルのアクセス・レイヤーおよびそのレイヤーを移入するETL。物理オブジェクトを設計する場合、第3章「アクセス・レイヤーのカスタマイズ」のガイドラインに従います。ETLを記述する場合、「Oracle Airlines Data ModelのIntra-ETLのカスタマイズ」のガイドラインに従います。
テスト環境に、Oracle Airlines Data Modelのカスタマイズしたバージョンのコピーを作成します。次に、手順2で作成したドキュメントに従い、Oracle Airlines Data Modelのカスタマイズしたバージョンをテストします。
通常の手順に従って、テストおよびカスタマイズしたバージョンのOracle Airlines Data Modelを本番前、本番の順に展開します。
ヒント: Oracle Airlines Data Modelコンポーネントで提供されるコンポーネントの'クリーンな'コピーを保持します。これは、Oracle Airlines Data Modelの新しいバージョンにアップグレードする場合に重要です。 |
Oracle Airlines Data Modelのカスタマイズを開始する前に、次のチームおよび委員会が存在することを確認します。
データ・ウェアハウス管理運営委員会。この運営委員会は、「データ・ウェアハウス管理委員会の責任」に記載されている責任があります。
実装チーム。このチームは、「実装者の前提知識」に記載されている専門知識を持つITエンジニアで構成されます。このチームは、「Oracle Airlines Data Modelウェアハウスを実装する手順」に記載されている責任があります。
フィットギャップ分析チーム。このチームは、Oracle Airlines Data Modelのビジネス要件および範囲を確認できるビジネス・アナリストおよび実装チームの一部のエンジニアで構成されます。このチームのビジネス・メンバーは、物理モデルの基盤レイヤーおよびアクセス・レイヤーに行う必要がある変更を評価するため、論理データ・モデリングを理解する必要があります。このチームは、「Oracle Airlines Data Modelのフィットギャップ分析の実行」に記載されている責任があります。
これらのチームおよび委員会を結成した後:
アプローチを検討し、カスタマイズに含まれる各パーティの関係および役割を決定します(たとえば、ビジネスおよびITなど)。
プロジェクトの範囲に合意します(つまり、データ・ウェアハウスに格納する必要がある新しいデータおよびその必要な理由に合意します)。
タイミングおよび作業の取決めに合意します。
「Oracle Airlines Data Modelを構成するOracle製品」で説明したように、Oracle Airlines Data ModelはOracleスタックの多くを使用します。したがって、Oracle Airlines Data Modelを正常に実装するには、実装チームは次のものが必要です。
情報、データ分析およびデータ・モデリングを実行する経験。(Oracle SQL Data Modelerを使用した経験は役立ちます。)
Oracleテクノロジ・スタック、特にデータ・ウェアハウス(データベース、データ・ウェアハウス、OLAP、データ・マイニング、Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition)に関する知識。
次のものを使用した実践的な経験
Oracleデータベース
PL/SQL
SQL DDLおよびDML構文
Analytic Workspace Manager
Oracle SQL Developer
Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition Administrator、AnswersおよびDashboards
管理は、プロセス、規格およびコンプライアンスに関心のある企業の経営チームまたは個人に関係します。データ・ウェアハウスに投資している組織にとっては、さらに重要です。
データ・ウェアハウスの管理は、全体のIT管理のコンテキストで発生します。IT従業員からフロントエンドの業務担当者まで全体の組織で明確に伝える必要がある必須のポリシー、プロセスおよび手順を示します。
Oracle Airlines Data Modelをカスタマイズする前に、存在しない場合はデータ・ウェアハウスの管理運営委員会を結成します。この運営委員会の役割は、データ・ウェアハウスを監視し、企業全体に渡って最適なビジネス価値を実現する環境を提供することです。
データ・ウェアハウス管理委員会: 全体の責任
データ・ウェアハウス管理運営委員会は、管理フレームワークの指示および回答を設定し、次の領域を含みます。
全体のデータ・ウェアハウスのライフ・サイクル。
処理するデータに合意し、エンドユーザーが使用できるようにします。
エンド・ユーザーが使用可能なデータの最小の品質基準を決定し、データ・ウェアハウスのソース・データであるデータの品質に対するこれらの基準の測定および分析方法を決定します。
データ・ウェアハウスからコア情報を適用する組織のビジネスの目標。
データ・リソースおよびデータ・アクセスのポリシー、手順および規格。
データ・ウェアハウス・コンポーネント管理のライフ・サイクル。
データ・ウェアハウス管理委員会: データ管理責任
データ・ウェアハウス管理の中心は、データ管理です。データ管理タスクは、次のとおりです。
データ・モデリング規格、メタデータ規格および他の関連規格の承認。これには、「Oracle Airlines Data Modelのメタデータの管理」で説明されているメタデータ戦略の決定およびこれらの規格をサポートするデータ・モデリング・ツールの使用の確認が含まれます。
データ保存ポリシーの決定。
法律上の制限およびデータ・セキュリティ・ルールに基づいたデータ・アクセス・ポリシーの設計。
ビジネス・ユニットの影響分析と一致するデータ・バックアップ戦略の設計。
データ使用、アクティビティおよびアラートの監視およびレポート。
メタデータはデータに関するデータなので、データ・ウェアハウス環境の重要な側面です。メタデータにより、エンド・ユーザーおよびビジネス・アナリストは、データのコンテキストまたはデータの表現を把握しなくても可能性を調査できます。
メタデータ管理は、企業がデータの構築方法、存在するデータの種類およびデータの意味を確認できる中央環境でメタデータを監視してアクティブに管理する包括的で継続的なプロセスです。変更がデータ・ウェアハウスのすべての場所のデータの整合性に悪影響を与えないよう影響分析を実行するためにOracle Airlines Data Modelをカスタマイズする場合の優れたメタデータ管理に特に役立ちます。
メタデータは、3つの主要なカテゴリに編成されます。
ビジネス・メタデータは、ビジネス・センスのデータの意味を示します。データ・ウェアハウスのデータ要素のビジネスの解釈は、データベースの実際の表および列の名前に基づいています。このマッピング情報とビジネス定義およびルール情報をビジネス・メタデータに収集します。
テクニカル・メタデータは、データ型、長さ、系統、データ・プロファイリングの結果などの属性を含むデータの技術的な側面を表します。
プロセス実行メタデータは、正常にロードされた行、拒否された行、ロード時間などのメジャーを含むETLプロセス自体の実行結果の統計を示します。
メタデータは情報管理で非常に重要なため、多くの組織は次のような様々なレベルでメタデータの標準化を試行しています。
METS(Metadata Encoding and Transmission Standard)。デジタル・ライブラリ内のオブジェクトに関する記述、管理および構造メタデータをエンコードする規格。
ANSI(米国規格協会)。米国の自発的な標準化および適合性評価システムを調整する組織。
ISO(国際標準化機構)。国際交流のための規格を確立、開発および促進する団体。
コモン・ウェアハウス・メタデータ(CWM)。データ・ウェアハウス環境のリレーショナル、非リレーショナル、多次元および他のほとんどのオブジェクトのメタデータをモデル化するためのOMG(Object Management Group)がリリースおよび所有している仕様。
メタデータ管理ソリューションを実装する場合、データ・ウェアハウス・インフラストラクチャ環境を参照して、準拠する規格を決定してください。
メタデータ・リポジトリを使用して、メタデータを管理します。最上位のレベルで、メタデータ・リポジトリには、3つのレイヤーの情報があります。レイヤーは、次の順序で定義されます。
物理レイヤー。このメタデータ・レイヤーは、ソース・データを識別します。
ビジネス・モデルおよびマッピング・レイヤー。このメタデータ・レイヤーは、物理レイヤーを論理カテゴリに編成して、ソース・データにアクセスする適切なメタデータを記録します。
プレゼンテーション・レイヤー。このメタデータ・レイヤーは、エンドユーザー・アクセスのビジネス・モデル・エンティティを公開します。
メタデータ・リポジトリを作成する最初の手順は、次の操作でメタデータ管理ニーズを調査することです。
メタデータ利用者の識別。通常、ビジネス利用者および技術利用者が存在します。
ビジネスおよび技術メタデータ要件を決定します。
特定のデータ要素および論理データ・フローのメタデータ要件の調整。
次に:
各部分の重要度を決定します。
各部分の担当者の責任を割り当てます。
一貫性のある一連の作業メタデータの構成内容を決定します。
メタデータを格納、バックアップおよびリカバリする場所。
各メタデータを必要なユーザーのみが使用できることを確認します。
メタデータの品質を確認し、メタデータが完全で最新であることを確認します。
使用するメタデータ・リポジトリおよび1つの場所からのリポジトリの制御方法の識別。
メタデータ定義を作成した後、メタデータを取得、統合および保守できるデータ・アーキテクチャを確認します。
データがデータ・ウェアハウスで日ごとに変更されるため、メタデータ・リポジトリを更新します。ビジネス・ルール、定義、式またはプロセスを変更する場合(特にOracle Airlines Data Modelをカスタマイズする場合)、最初に、メタデータを調査し、影響分析を実行して、提案された変更の影響を受ける可能性があるデータ・ウェアハウス環境のすべての属性を示します。
Oracle Airlines Data Modelモデルをカスタマイズするには、Oracle Airlines Data Modelコンポーネント間の依存関係、特にレポートKPIが物理表および列にどのようにマップされているかを理解する必要があります。
Oracle Airlines Data Modelは、これらの依存性を検出できる「OADMメタデータ」ブラウザと呼ばれるツールを用意しています。サンプル・レポートとともにOracle Airlines Data Modelをインストールする場合、メタデータ・ブラウザはwebcatのサンプル・ダッシュボードとして提供されます。
参照: サンプル・レポートのインストール、ならびにBusiness Intelligence Suite Enterprise EditionインスタンスでのOracle Airlines Data Model RPDおよびWebcatのデプロイの詳細は、『Oracle Airlines Data Modelインストレーション・ガイド』を参照してください。 |
メタデータ・リポジトリを参照するには:
ブラウザで、http://
servername
:9704/analytics
のログイン・ページを開きます。servername
は、webcatがインストールされるサーバーです。
oadm
のユーザー名でログインして、パスワードを指定します。
メタデータ・ブラウザ・ダッシュボードを選択します。
メタデータ・ブラウザのタブを使用して、メタデータを検索します。
メジャー - エンティティ・タブ
メジャー - エンティティ・タブには、ビジネス・エリア(リレーショナル、OLAP、マイニング)、メジャーの説明、対応する式、担当するエンティティ、およびメジャーの属性が表示されます。
データを参照するには、関心のあるビジネス・エリアとメジャーの説明を選択します。
エンティティ - メジャー・タブ
エンティティ - メジャータブを使用して、エンティティ、属性、サポートされるメジャーおよびメジャーの計算の間のマッピングを検出できます。特定のエンティティと属性に関する情報も検出できます。
たとえば、次の手順を実行して、エンティティの詳細を学習します。
1. エンティティを選択します。
2. 「移動」をクリックします。
プログラム - 表タブ
プログラム - 表タブを使用して、Intra-ETLマッピングに関する情報とレポート情報を参照できます。次の手順を実行してください。
1. プログラム・タイプ(つまり、Intra-ETLまたはレポート)およびプログラム名を選択します。
2. 「移動」を選択します。
表 - プログラム・タブ
デフォルトで、表 - プログラム・タブに移動する場合、すべてのレポートに使用するすべての表を確認します。
特定の表を使用するレポートを検出するには、右ペインから左(選択済)ペインに特定の表を移動する必要があります。
たとえば、特定の表を使用するレポートを表示するには、次の手順に従います。
1. 表 - プログラム・タブの右ペインで、表を選択します。
2. <(左矢印)をクリックして、左側の「選択済」リストに表を移動します。
3. 「OK」をクリックします。
4. 「移動」を選択します。
選択した表のレポートが表示されます。
フィットギャップ分析では、情報のニーズと航空会社ビジネス要件をOracle Airlines Data Modelに用意されている構造と比較します。論理モデルおよびデフォルトのスキーマに含まれていないすべての必要な機能および要件を満たすために必要なその他の変更を特定します。
フィットギャップ分析の結果として、航空会社の環境に適するようにOracle Airlines Data Modelをカスタマイズするために必要な適合および調節について簡単に説明するカスタマイズ・レポートが生成されます。
フィットギャップ分析チームは、次の手順に従って、カスタマイズ・レポートを書き込みます。
以前に評価を実行している場合は、以前のフェーズのドキュメントを確認し、必要に応じて、必要なビジネス専門知識および技術的専門知識を持つチーム・メンバーを追加します。
データを確認し、論理エンティティおよびデータ構造とOracle Airlines Data Model論理モデルおよびスキーマをマップします。
ビジネス要件、質問およびルールから開始し、Oracle Airlines Data Modelにないエンティティおよび属性を識別します。
Oracle Airlines Data Modelを既存のアプリケーション・モデルと比較します(存在する場合)。
Oracle Airlines Data ModelとOracle Airlines Data Modelウェアハウスのデータ・ソースとして使用しているOLTPデータを比較します。
ニーズとOracle Airlines Data Modelスキーマの差異を識別します。このタスクを支援するため、システムに対して実行される可能性がある作業のリスト(モデルではなく例)を生成し、Oracle Airlines Data Modelウェアハウスの機能を評価するためのユースケースを作成します。確認する差異に関して次の質問に答えます。
許容できる差異と、調整が必要な差異。
許容できない差異について行える処置。
カスタマイズしたウェアハウスを作成するため、Oracle Airlines Data Modelのデフォルトの設計に対して行う必要がある変更を識別します。次の順序でこれらの変更を識別します。
物理モデル。第2章「物理モデルのカスタマイズ」に記載されているガイドラインに従います。
ETLマッピング。第4章「ETLの実装およびカスタマイズ」に記載されているガイドラインに従って、Source-ETLを識別および設計し、Oracle Airlines Data Modelで提供されるIntra-ETLを識別および変更します。
ヒント: 変更を識別する場合、変更がセキュリティおよびメタデータ要件を満たしていることを確認します。 |
カスタマイズ・レポートを作成し、Oracle Airlines Data Modelをビジネス・ニーズに一致させるために必要な変更を詳細に記述します。これには、既存のシステムのインタフェースの追加および変更が含まれます。
カスタマイズ・レポートに基づいて、プロジェクト計画を更新し、「Oracle Airlines Data Modelウェアハウスを実装する手順」に記載された手順を実行します。