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Oracle® Databaseインストレーションおよび構成ガイド
11gリリース2 (11.2) for Fujitsu BS2000/OSD
E49830-02
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12 データベースにおけるJava

この章では、データベースでのJavaのBS2000に固有の機能を説明します。この章の内容は次のとおりです。

詳細は、Oracle Javaのドキュメント・セットを参照してください。

12.1 Java対応のデータベースのインストール

$ORAC1120.INSTALL.P.SUPERをコールし、JAVAパラメータをYESに設定している場合、適切なORAENVファイル(前述のORACLE_HOMEが設定された)、Java要件にサイズが設定されたデータベースおよびデータベース内にインストールされたJavaが作成されます。

既存のOracle DatabaseでJavaの有効化を試みる場合は、サンプルとしてこの手順のJava関連の部分を使用して、要件に応じて変更(DBサイズを増やす、shared_pool_sizeを増やす、大きいロールバック・セグメントを作成する、initjvm.sqlを実行するなど)できます。詳細は、『Oracle Database Java開発者ガイド』を参照してください。

Javaに関連するファイルの場所およびエンコード方法

Javaで使用されるファイルの格納場所およびそれらのエンコード方法はまったく単純ではありません。通常、ファイルはネイティブBS2000またはPOSIXファイル・システムに存在できますが、例外もあります。

次の表に、APIまたは文のファイル・タイプ、場所、デフォルトのエンコーディングおよびエンコーディングの変更の概要を示します。

文またはAPI ファイル・タイプ 場所 デフォルトのエンコーディング エンコーディングの変更
CREATE JAVA CLASS USING BFILE .class BS2000 PAMファイルまたはPOSIX バイナリ 適用なし
CREATE JAVA RESOURCE USING BFILE .properties BS2000 PAMファイルまたはPOSIX ascii なし(デフォルトのエンコーディングを変更する方法はありません)
CREATE JAVA SOURCE USING BFILE .java, .sqlj BS2000 PAMファイルまたはPOSIX データベースのキャラクタ・セット dbms_java. set_compiler_option (' ', 'encoding', 'ISO8859-1')を実行
CREATE JAVA SOURCE AS .sql 文の一部 NLS_LANGで指定されたセッションのキャラクタ・セット NLS_LANG
CALL DBMS_JAVA.LOADJAVA *, .jar, .zip POSIX データベースのキャラクタ・セット loadjavaコールのオプションのエンコーディング
java.io-package *
POSIX データベースのキャラクタ・セット 使用するクラスに依存

asciiのBS2000 PAMファイルは、asciiプラットフォームからBS2000にバイナリ・モードでファイルを転送する(FTP)ことによって作成できます。

ネイティブBS2000のファイル名とPOSIXのファイル名は、先頭のスラッシュ('/')で区別します。したがって、相対パス名をPOSIXファイル名に使用することはできません。

ただし、dbms_java.loadjava内で使用する場合、ORAENVファイルの相対パス名の前にORACLE_HOMEの値が付くという例外が1つあります。

12.2 データベース・キャラクタ・セットおよびJavaエンコーディング

I/Oに関するかぎり、Oracle JAVAVMは、データベース・キャラクタ・セットをシステム・プロパティfile.encodingとして使用します。そのため、次のOracleおよびBS2000データベース・キャラクタ・セットがサポートされるJavaエンコーディングのリストに追加されています。

WE8BS2000
WE8BS2000E
EE8BS2000
CE8BS2000
CL8BS2000
WE8BS2000L5

これらのエンコーディングは、その他のJava実装では認識されません。

ただし、システム・プロパティfile.encodingはJavaのプロパティ・ファイルには適用されません。プロパティ・ファイルは、常にエンコーディング8859_1を使用します(『Oracle Database SQLJ開発者ガイド』を参照)。システム・プロパティfile.encodingは、ソース・ファイルのコンパイル時に使用されます。このデフォルトは、次のプロシージャを使用することによって、またはプロシージャdbms_java.loadjavaのエンコーディング・オプションを設定することによって変更できます。

dbms_java.set_compiler_option('','encoding',...)

12.3 Javaデモ・ファイル

サーバー内で動作する単純なJavaのデモンストレーション・プログラムは次の場所にあります。

$ORAC1120.JAVAVM.DEMO.HELLO.SQL

サーバー側内部ドライバを使用したデータベース接続のサンプルは次の場所にあります。

$ORAC1120.JAVAVM.DEMO.EMPLOYEE*