Oracle® Databaseインストレーションおよび構成ガイド 11gリリース2 (11.2) for Fujitsu BS2000/OSD E49830-02 |
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慎重にチューニングすることで、Oracle Databaseの速度を大幅に向上させることができます。この章では、Oracle Databaseのパフォーマンスを最適化するためのシステムの監視およびチューニング方法について説明します。一般的なパフォーマンスおよびチューニングの問題については、『Oracle Database管理者ガイド』および『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』を参照してください。
この章では、BS2000に固有のチューニング・パラメータについて説明します。
Oracle Databaseは常にチューニングする必要があります。さらに、最適なパフォーマンスを得るため、または基本構成で可能なユーザー数よりも多くのユーザーをサポートする場合に、BS2000/OSDオペレーティング・システムを微調整または再構成する必要がある場合があります。
この項では、BS2000/OSD固有のOracle Databaseのパフォーマンス・チューニング用のORAENV
環境変数について説明します。
汎用またはBS2000/OSD固有のOracle Databaseのチューニング・オプションの他に、実行時のOracle DatabaseタスクのBS2000/OSDの優先順位、および実行時の優先順位のバランスは、スループット全体および経験する遅延時間に多くの影響を及ぼします。
最初は、ORAENV
の環境変数BGJPAR
で指定されているとおり、すべてのフォアグラウンド・タスク(ネットワーク・サーバー)およびバックグラウンド・タスクの実行時優先順位は同じです。サーバー・タスクは自動的にTPタスクになり、JOIN
エントリで許可されている場合は、バックグラウンド・タスクもTPモードに切り替わります。
実行時優先順位を変更する前および変更中のどちらでも、SM2を使用して、タスクの動作および可能性のあるボトルネックを調査する必要があります。特定のタスクの優先順位が常に高くなるというような単純なルールはありません。