TRUNCATEファンクション(省略形TRUNC)は、数値または日時値の切捨てを行うファンクションです。TRUNCファンクションの構文は、その対象が数値または日時の値のどちらであるかに応じて異なるため、次のように2つに分けて説明します。
TRUNCATE(日時)ファンクションは、時間部分を伴う日付を書式モデルで指定された単位に切り捨てた値を返します。
パラメータ
日時の数値を指定する日時式。
表8-13「ROUNDおよびTRUNC日付ファンクションの日時書式テンプレート」に示す書式モデルを指定するテキスト式。書式モデルは、日時の値をどのように切り捨てるかを示します。fmtを省略した場合、dateは最も近い日付に切り捨てられます。
例
例8-152 最も近い年への切捨て
NLS_DATE_FORMATオプションの値がDD-MON-YYの場合、次の文を発行します。
SHOW TRUNC (TO_DATE('27-OCT-92'),'YEAR')
次の値が返されます。
01-JAN-92
例8-153 様々な書式での切捨て
次のオプション値、変数および値がアナリティック・ワークスペースにあるとします。
SHOW NLS_DATE_FORMAT DD-MON-RR DEFINE MYDATETIME VARIABLE DATETIME DATE_FORMAT = 'MON-RRRR-DD-HH24' mydatetime = CURRENT_TIMESTAMP SHOW mydatetime = 'AUG-2006-07-14'
次のSHOW文が示すように、TRUNCATEファンクションの書式引数に指定する値に応じて、ファンクションから返される値が決まります。
SHOW TRUNCATE(mydatetime, 'MON') 01-AUG-06 SHOW TRUNCATE(mydatetime, 'DD') 07-AUG-06 SHOW TRUNCATE(mydatetime) = 'AUG-2006-07-00'