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Oracle® OLAP DMLリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B61346-03
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$AGGREGATE_FROM

$AGGREGATE_FROMプロパティには、AGGREGATEコマンドまたはAGGREGATEファンクションのFROM句で指定されるのと同じ動作が指定されます。変数に$AGGREGATE_FROMプロパティを追加することにより、変数の集計が行われる際、そこで使用されるAGGREGATE文にFROM句が含まれていない場合でも、この動作を確実に実行できます。

$AGGREGATE_FROMプロパティおよびFROM句には、集計時に詳細データの取得元となるオブジェクトが指定されます。

構文

次のPROPERTY文を発行して、直近に定義または検討されたオブジェクト(DEFINEコマンドおよびCONSIDERコマンドを参照)に対し、$AGGREGATE_FROMプロパティの追加または削除を行います。

  • プロパティを追加する場合は、次の文を発行します。

    PROPERTY '$AGGREGATE_FROM' fromspec

  • プロパティを削除する場合は、次の文を発行します。

    PROPERTY DELETE '$AGGREGATE_FROM'

パラメータ

fromspec

集計の詳細データの取得元である任意にディメンション化された変数、計算式またはリレーション。

例4-3 $AGGREGATE_FROMプロパティの使用

例9-15「異なる変数への集計」では次のAGGREGATEコマンドを使用して、sales変数から計算された集計値がtotal_sales_exclud_north変数に移入されます。

AGGREGATE total_sales_exclud_north USING agg_sales_exclud_north FROM sales

次の文を発行することにより、$AGGREGATE_FROMプロパティをtotal_sales_exclud_north変数に定義できます。

CONSIDER total_sales_exclud_north
PROPERTY '$AGGREGATE_FROM' 'sales'

これで、FROM句を含まない次のAGGREGATEコマンドを発行することにより、データを集計できるようになります。

AGGREGATE total_sales_exclud_north USING agg_sales_exclud_north