$AGGREGATE_FROMVARプロパティには、AGGREGATEコマンドまたはAGGREGATEファンクションのFROMVAR句で指定されるのと同じ動作が指定されます。変数に$AGGREGATE_FROMVARプロパティを追加することにより、変数の集計が行われる際、そこで使用されるAGGREGATE文にFROMVAR句が含まれていない場合でも、この動作を確実に実行できます。
$AGGREGATE_FROMVARプロパティおよびFROMVAR句には、集計時に詳細データの取得元となる複数のオブジェクトが指定されます。
構文
次のPROPERTY文を発行して、直近に定義または検討されたオブジェクト(DEFINEコマンドおよびCONSIDERコマンドを参照)に対し、$AGGREGATE_FROMVARプロパティの追加または削除を行います。
プロパティを追加する場合は、次の文を発行します。
PROPERTY '$AGGREGATE_FROMVAR' textvar ACROSS dimname
プロパティを削除する場合は、次の文を発行します。
PROPERTY DELETE '$AGGREGATE_FROMVAR'
例
例4-4 $AGGREGATE_FROMVARプロパティを使用したキャップストーン集計
例9-32「キャップストーン集計」では、次のAGGREGATEコマンドを使用して、最終キャップストーン集計が実行されています。
AGGREGATE sales_capstone76 USING capstone_aggmap FROMVAR capstone_source
次に示す文のように、sales-capstone76変数上に適切なFROMVARプロパティを作成する場合はFROMVAR句を省略できます。
CONSIDER sales_capstone76 PROPERTY '$AGGREGATE_FROMVAR' 'capstone_source' AGGREGATE sales_capstone76 USING capstone_aggmap