Oracle Providers for ASP.NET README

原典情報: $ORACLE_HOME\ASP.NET\doc\readme.txt

Oracle Providers for ASP.NET 11.2.0.1.0製品版

このドキュメントには、Oracle Providers for ASP.NET製品版のドキュメントの補足情報が記載されています。

重要

Oracle Providers for ASP.NETでは、.NET Framework 2.0以上がサポートされます。

インストールおよび設定に関する注意事項

製品の依存性

Oracle Providers for ASP.NETには、Oracle Client 11.2.0.1.0またはOracle Instant Client 11.2.0.1.0が必要です。Oracle Instant Client 11.2.0.1.0は、Oracle Providers for ASP.NET 11.2.0.1.0の新規インスタンスのインストール時にOracle Universal Installer（OUI）によって自動的にインストールされます。
ポリシーDLL

この製品のインストールでは、ポリシーDLLがGACに配置されます。これにより、この製品の新規にインストールしたバージョンを使用して、インストール直後に既存のアプリケーションを起動できます。ただし、この操作が不要な場合は、ポリシーDLLをGACから削除してください。
Oracle Providers for ASP.NET 11.2.0.1.0 - データベースの設定

Oracle Providers for ASP.NET 11.2.0.1.0を使用するには、インストールの過程でデータベースSQLスクリプトを実行します。 Oracle Providers for ASP.NETには、全プロバイダのすべてのデータベース・オブジェクトを作成するInstallAllOracleASPNETProviders.sqlが付属しています。旧バージョンのOracle Providers for ASP.NETをすでにインストールしている場合は、InstallAllOracleASPNETProviders.sqlの実行によってストアド・プロシージャおよび列定義が更新されますが、表が削除されたり再作成されることはありません。

ヒント、制限事項および既知の問題

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Oracle\NLS_LANGレジストリ・エントリが「NA」に設定されていると、Oracle Providers for ASP.NETの使用時にORA-12705エラーが発生します。この問題を排除するには、HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Oracle\NLS_LANGレジストリ・エントリを削除します。

machine.configの自動変更

Oracle Providers for ASP.NETのインストール後、インストールされたASP.NETプロバイダをシステムで認識できるように、%windir%\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727\CONFIG\machine.configファイルが更新されます。また、接続文字列の別名OraAspNetConStringが追加され、各Oracle Providers for ASP.NETで参照されます。インストール後にmachine.configに作成される典型的なエントリは次のとおりです。

（注意: このエントリをmachine.configに自分で作成する必要はありません。この情報は参考までです。）

（注意: "..."は、machine.config内の既存のエントリに対するプレース・ホルダです。）

<configuration>
  ...
  <connectionStrings>
    ...
    <add name="OraAspNetConString" providerName="Oracle.DataAccess.Client" connectionString=" " />
  </connectionStrings>
  ...
  <system.web>
    ...
    <membership>
      <providers>
        <add name="OracleMembershipProvider" type="Oracle.Web.Security.OracleMembershipProvider, Oracle.Web, Version=2.112.1.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=89b483f429c47342" connectionStringName="OraAspNetConString" applicationName="" enablePasswordRetrieval="false" enablePasswordReset="true" requiresQuestionAndAnswer="true" requiresUniqueEmail="false" passwordFormat="Hashed" maxInvalidPasswordAttempts="5" minRequiredPasswordLength="7" minRequiredNonalphanumericCharacters="1" passwordAttemptWindow="10" passwordStrengthRegularExpression="" />
        ...
      </providers>
    </membership>
    ...
  </system.web>
  ...
</configuration>

この例は、Oracle Membership Providerのエントリを示しています。他のプロバイダにも同様のエントリがあります。

設定に関するクィック・リファレンス

詳細は、http://download.oracle.com/docs/cd/E11882_01/appdev.112/e10767/installation.htmにある指示を参照してください。