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Oracle® Databaseリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56311-12
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V$RESOURCE_LIMIT

V$RESOURCE_LIMITは、一部のシステム・リソースでのグローバル・リソースの使用状況に関する情報を示します。このビューを使用してリソースの消費量を監視することによって、必要に応じて対処措置をとることができます。大部分のリソースは、表8-5に記載されている初期化パラメータに対応しています。

たとえば、DLMに使用されている一部のリソースには初期の割当て(ソフト制限)と、論理的には無制限なハード制限があります(実際はSGAサイズによって制限されます)。SGAの確保または初期化中は、SGA内にリソースのINITIAL_ALLOCATION用に領域が確保されますが、この割当ての限度を超えた場合、LIMIT_VALUEに示される値まで追加リソースが割り当てられます。CURRENT_UTILIZATION列は、初期の割当ての限度を超えているかどうかを示します。初期の割当て値を超えている場合は、追加で必要なリソースが共有プールから割り当てられますが、共有プールでは他のリソースと領域の競合があります。

INITIAL_ALLOCATIONには、領域が競合しないような値を指定してください。ほとんどのリソースについては、INITIAL_ALLOCATIONの値はLIMIT_VALUEの値と同じです。LIMIT_VALUEより大きい値はエラーになります。

データ型 説明
RESOURCE_NAME VARCHAR2(30) リソース名(表8-5を参照)
CURRENT_UTILIZATION NUMBER 現在使用されている(リソースまたはロック、プロセスの)数
MAX_UTILIZATION NUMBER 最後にインスタンスを起動してからのこのリソースの最大消費量
INITIAL_ALLOCATION VARCHAR2(10) 初期の割当て。これは、初期化パラメータ・ファイルに指定したリソースの値と同じ(無制限の場合、UNLIMITED)。
LIMIT_VALUE VARCHAR2(10) リソースおよびロックの場合は無制限。これは、初期の割当て値より大きくてもかまわない(無制限の場合、UNLIMITED)。

表8-5 RESOURCE_NAME列の値

リソース名 対応する初期化パラメータ

DML_LOCKS

「DML_LOCKS」を参照

ENQUEUE_LOCKS

Oracle Databaseによって計算される値。エンキュー・ロックの詳細は、V$ENQUEUE_LOCKを参照。

GES_LOCKS

グローバル・エンキュー・サービス・ロック

GES_PROCS

グローバル・エンキュー・サービス・プロセス

GES_RESS

グローバル・エンキュー・サービス・リソース

MAX_SHARED_SERVERS

「MAX_SHARED_SERVERS」を参照

PARALLEL_MAX_SERVERS

「PARALLEL_MAX_SERVERS」を参照

PROCESSES

「PROCESSES」を参照

SESSIONS

「SESSIONS」を参照

SORT_SEGMENT_LOCKS

Oracle Databaseによって計算される値

TEMPORARY_LOCKS

Oracle Databaseによって計算される値

TRANSACTIONS

「TRANSACTIONS」を参照