V$RSRC_SESSION_INFO
は、リソース・マネージャ統計情報をセッション単位で示します。
列 | データ型 | 説明 |
---|---|---|
SID |
NUMBER |
セッション識別子 |
CURRENT_CONSUMER_GROUP_ID |
NUMBER |
セッションが現在所属するコンシューマ・グループのオブジェクトID。セッションがまだログインされていない場合はNULL。 |
ORIG_CONSUMER_GROUP_ID |
NUMBER |
コンシューマ・グループ・マッピングによってセッションが配置されたコンシューマ・グループのオブジェクトID。セッションがまだログインされていない場合はNULL。
現行プランの |
MAPPING_ATTRIBUTE |
VARCHAR2(32) |
セッションを元のコンシューマ・グループにマップするために使用されたセッション属性。マッピングが使用されなかった場合はNULL。
関連項目: 詳細は、「DBA_RSRC_GROUP_MAPPINGS」を参照。 |
MAPPED_CONSUMER_GROUP |
VARCHAR2(32) |
セッションが元マップされていたコンシューマ・グループ。マッピングが使用されなかった場合はNULL。
このグループは、元のコンシューマ・グループに対応しているとは限らない。マップ先のグループが現行プランに含まれないことがあるからである。 関連項目: 詳細は、「DBA_RSRC_GROUP_MAPPINGS」を参照。 |
STATE |
VARCHAR2(32) |
セッションの現在の状態:
|
ACTIVE |
VARCHAR2(5) |
セッションが現在アクティブかどうか(TRUE | FALSE )。次の条件のいずれかが真になると、アクティブになる。
|
CURRENT_IDLE_TIME |
NUMBER |
このコンシューマ・グループに所属している間にセッションがアイドルになった秒数(IDLE 状態またはIDLE BLKR 状態)。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。セッションがアクティブになると、この値は0にリセットされる。 |
CURRENT_CPU_WAIT_TIME |
NUMBER |
現行のコンシューマ・グループに所属している間にリソース管理を行うため、セッションがCPU待機(WAIT FOR CPU 状態)になった時間(ミリ秒)。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。ラッチまたはエンキューの競合、I/O待機などは含まれない。SWITCH_TIME_IN_CALL を使用している場合は、コールが終了するたびに値がリセットされる。 |
CPU_WAIT_TIME |
NUMBER |
リソースの管理のため、セッションがその存続期間内でCPUを待機した累計時間。ラッチまたはエンキューの競合、I/O待機などは含まれない。 |
CURRENT_CPU_WAITS |
NUMBER |
このコンシューマ・グループに所属している間にリソース管理を行うため、セッションがCPUを待機した回数。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。ラッチまたはエンキューの競合、I/O待機などは含まれない。SWITCH_TIME_IN_CALL を使用している場合は、コールが終了するたびに値がリセットされる。 |
CPU_WAITS |
NUMBER |
リソース管理のため、セッションがその存続期間内でCPUを待機した累計数。ラッチまたはエンキューの競合、I/O待機などは含まれない。 |
CURRENT_CONSUMED_CPU_TIME |
NUMBER |
現行のコンシューマ・グループに所属している間にセッションで消費されたCPU時間(ミリ秒)。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。SWITCH_TIME_IN_CALL を使用している場合は、コールが終了するたびに値がリセットされる。 |
CONSUMED_CPU_TIME |
NUMBER |
セッションがその存続期間内で消費したCPU時間の累計(ミリ秒) |
CURRENT_ACTIVE_TIME |
NUMBER |
現行のコンシューマ・グループに所属している間にセッションがアクティブだった時間(ミリ秒)。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。アクティブ時間とは、コールの実行時に動作および待機していた時間のこと。セッションがCPUリソースを待機していた時間は含まれない。SWITCH_TIME_IN_CALL を使用している場合は、コールが終了するたびに値がリセットされる。 |
ACTIVE_TIME |
NUMBER |
セッションがその存続期間に消費したアクティブ時間の累計(ミリ秒) |
CURRENT_QUEUED_TIME |
NUMBER |
セッションからの現行要求がキューに入れられている(QUEUED 状態)時間。現在キューに入れられている要求がセッションにない場合は、0になる。 |
QUEUED_TIME |
NUMBER |
セッションがその存続期間内でQUEUED状態になっていた合計時間 |
CURRENT_YIELDS |
NUMBER |
現行のコンシューマ・グループに所属している間、定量切れのために、他のセッションにCPUが明け渡された回数。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。SWITCH_TIME_IN_CALL を使用している場合は、コールが終了するたびに値がリセットされる。 |
YIELDS |
NUMBER |
セッションの存続期間内で、定量切れのために、他のセッションにCPUが明け渡された累計回数。 |
CURRENT_UNDO_CONSUMPTION |
NUMBER |
セッションが消費したUNDOの現在の量(KB)。現行のリソース・マネージャ・プランにUNDO_POOL ディレクティブがない場合はNULL。 |
MAX_UNDO_CONSUMPTION |
NUMBER |
セッションが存続期間内で消費したUNDOの最大量(KB)。現行のリソース・マネージャ・プランにUNDO_POOL ディレクティブがない場合があるため、この値が更新されないこともある。 |
SQL_CANCELED |
NUMBER |
リソース・マネージャ・プランのSWITCH_TIME 制限を超えたために、このセッションで実行していたSQL問合せが取り消された回数。 |
QUEUE_TIME_OUTS |
NUMBER |
リソース・マネージャ・プランの制限よりも長くキューに入れられていたために、このセッションからの要求がタイムアウトになった回数。 |
ESTIMATED_EXECUTION_LIMIT_HIT |
NUMBER |
オプティマイザが見積もったその問合せの実行時間がMAX_EST_EXEC_TIME 制限を超えたために、このセッションからの要求が実行されなかった回数。 |
CURRENT_IO_SERVICE_TIME |
NUMBER |
セッションの現在のI/O待機時間(ミリ秒) |
IO_SERVICE_TIME |
NUMBER |
セッションがその存続期間に待機したI/O待機時間の累計(ミリ秒) |
CURRENT_IO_SERVICE_WAITS |
NUMBER |
セッションによる現在のI/O待機 |
IO_SERVICE_WAITS |
NUMBER |
セッションがその存続期間に待機した累積I/O待機 |
CURRENT_SMALL_READ_MEGABYTES |
NUMBER |
セッションにより読み取られたシングル・ブロックのMB数 |
SMALL_READ_MEGABYTES |
NUMBER |
セッションによりその存続期間に読み取られたシングル・ブロックの合計MB数 |
CURRENT_LARGE_READ_MEGABYTES |
NUMBER |
セッションにより読み取られたマルチブロックのMB数 |
LARGE_READ_MEGABYTES |
NUMBER |
セッションによりその存続期間に読み取られたマルチブロックの合計MB数 |
CURRENT_SMALL_WRITE_MEGABYTES |
NUMBER |
セッションにより書き込まれたシングル・ブロックのMB数 |
SMALL_WRITE_MEGABYTES |
NUMBER |
セッションによりその存続期間に書き込まれたシングル・ブロックの合計MB数 |
CURRENT_LARGE_WRITE_MEGABYTES |
NUMBER |
セッションにより書き込まれたマルチブロックのMB数 |
LARGE_WRITE_MEGABYTES |
NUMBER |
セッションによりその存続期間に書き込まれたマルチブロックの合計MB数 |
CURRENT_SMALL_READ_REQUESTS |
NUMBER |
セッションによるシングル・ブロックの読取りリクエスト数 |
SMALL_READ_REQUESTS |
NUMBER |
セッションによりその存続期間に行われたシングル・ブロックの読取り要求合計数 |
CURRENT_SMALL_WRITE_REQUESTS |
NUMBER |
セッションによるシングル・ブロックの書込みリクエスト数 |
SMALL_WRITE_REQUESTS |
NUMBER |
セッションによりその存続期間に行われたシングル・ブロックの書込み要求合計数 |
CURRENT_LARGE_READ_REQUESTS |
NUMBER |
セッションによるマルチブロックの読取りリクエスト数 |
LARGE_READ_REQUESTS |
NUMBER |
セッションによりその存続期間に行われたマルチブロックの読取り要求合計数 |
CURRENT_LARGE_WRITE_REQUESTS |
NUMBER |
セッションによるマルチブロックの書込みリクエスト数 |
LARGE_WRITE_REQUESTS |
NUMBER |
セッションによりその存続期間に行われたマルチブロックの書込み要求合計数 |
CURRENT_PQ_ACTIVE_TIME 脚注 1 |
NUMBER |
現行のアクティブなパラレル文が実行されている時間(文がキューに入れられている時間は含まない)(ミリ秒)。パラレル文がキューに入れられている場合、この値は0。 |
PQ_ACTIVE_TIME 脚注 1 |
NUMBER |
パラレル文がセッションの存続期間にわたって実行されている累計時間(ミリ秒) |
DOP 脚注 1 |
アクティブであるか、またはキューに入れられているパラレル文の並列度 | |
ESTIMATED_EXECUTION_TIME 脚注 1 |
NUMBER |
オプティマイザによって見積もられるパラレル文の推定実行時間(ミリ秒)。この値をCURRENT_PQ_ACTIVE_TIME と比較すると、パラレル文がどの程度長く実行されるかを推定できる。 |
CURRENT_PQ_QUEUED_TIME 脚注 1 |
NUMBER |
セッションの現行のパラレル文がキューに入れられている時間(ミリ秒)。キューに入れられているパラレル文がセッションに含まれない場合、この値は0。 |
PQ_QUEUED_TIME 脚注 1 |
NUMBER |
セッションがその存続期間内でPQ_QUEUED 状態になっていた合計時間(ミリ秒) |
PQ_QUEUED 脚注 1 |
NUMBER |
セッションのパラレル文がキューに入れられた回数 |
PQ_QUEUE_TIME_OUTS 脚注 1 |
NUMBER |
リソース・マネージャ・プランのPARALLEL_QUEUE_TIMEOUT 制限をキュー時間が超えたために、セッションのパラレル文がタイムアウトした回数 |
PQ_ACTIVE 脚注 1 |
VARCHAR2(5) |
セッションでパラレル文がアクティブに実行されているかどうか(TRUE | FALSE ) |
LAST_ACTION 脚注 2 |
VARCHAR2(48) |
このSQL操作に対してリソース・マネージャによって実行された最新のアクション。値は次のいずれか。
最後の値の |
LAST_ACTION_REASON 脚注 2 |
VARCHAR2(30) |
このSQL操作に対してリソース・マネージャによって実行された最新のアクションの理由。値は次のいずれか。
|
LAST_ACTION_TIME 脚注 2 |
DATE |
このSQL操作に対してリソース・マネージャによって実行された最新のアクションの時間。 |
脚注 1 この列は、Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)から使用可能です。
脚注 2 この列は、Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.4)から使用可能です。