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Oracle® Databaseリファレンス
11gリリース2 (11.2)
B56311-12
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V$RSRC_SESSION_INFO

V$RSRC_SESSION_INFOは、リソース・マネージャ統計情報をセッション単位で示します。

データ型 説明
SID NUMBER セッション識別子
CURRENT_CONSUMER_GROUP_ID NUMBER セッションが現在所属するコンシューマ・グループのオブジェクトID。セッションがまだログインされていない場合はNULL。
ORIG_CONSUMER_GROUP_ID NUMBER コンシューマ・グループ・マッピングによってセッションが配置されたコンシューマ・グループのオブジェクトID。セッションがまだログインされていない場合はNULL。

現行プランのSWITCH_GROUPディレクティブによってセッションの現在のグループが変更されることがあるため、このグループは現在のグループではない場合がある。MAPPED_CONSUMER_GROUPが現行プランに含まれない場合があるため、このグループはMAPPED_CONSUMER_GROUPであるとは限らない。

MAPPING_ATTRIBUTE VARCHAR2(32) セッションを元のコンシューマ・グループにマップするために使用されたセッション属性。マッピングが使用されなかった場合はNULL。

関連項目: 詳細は、「DBA_RSRC_GROUP_MAPPINGS」を参照。

MAPPED_CONSUMER_GROUP VARCHAR2(32) セッションが元マップされていたコンシューマ・グループ。マッピングが使用されなかった場合はNULL。

このグループは、元のコンシューマ・グループに対応しているとは限らない。マップ先のグループが現行プランに含まれないことがあるからである。

関連項目: 詳細は、「DBA_RSRC_GROUP_MAPPINGS」を参照。

STATE VARCHAR2(32) セッションの現在の状態:
  • NOT MANAGED - セッションはまだログインされていないか、または現行のリソース・マネージャ・プランが現時点ではセッションの管理を必要としていない。

  • RUNNING - セッションは現在CPU上で実行中。

  • WAITING FOR CPU - セッションの実行準備が完了。実行に備え、CPU割当てを待っている。

  • QUEUED - アクティブ・セッションの制限に達したため、セッションはキューに入れられている。

  • IDLE - セッションはアイドル状態。

  • IDLE BLKR - セッションはアイドル状態で、別のセッションをブロックしている。

  • WAITING - セッションは現在待機中。

    関連項目: 待機タイプの詳細は、「V$SESSION_WAIT」を参照。

  • WAITING_FOR_IO - セッションはI/O要求を発行するために待機している。

  • UNBOUND - セッションはどのプロセスにもバインドされていない。

  • EXITING - セッションは終了しようとしている。

ACTIVE VARCHAR2(5) セッションが現在アクティブかどうか(TRUE | FALSE)。次の条件のいずれかが真になると、アクティブになる。
  • セッションが最上位のコールにある

  • セッションでトランザクションが進行中である

  • セッションで一時領域オブジェクトを使用している

  • セッションがユーザー・エンキューを保持している

CURRENT_IDLE_TIME NUMBER このコンシューマ・グループに所属している間にセッションがアイドルになった秒数(IDLE状態またはIDLE BLKR状態)。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。セッションがアクティブになると、この値は0にリセットされる。
CURRENT_CPU_WAIT_TIME NUMBER 現行のコンシューマ・グループに所属している間にリソース管理を行うため、セッションがCPU待機(WAIT FOR CPU状態)になった時間(ミリ秒)。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。ラッチまたはエンキューの競合、I/O待機などは含まれない。SWITCH_TIME_IN_CALLを使用している場合は、コールが終了するたびに値がリセットされる。
CPU_WAIT_TIME NUMBER リソースの管理のため、セッションがその存続期間内でCPUを待機した累計時間。ラッチまたはエンキューの競合、I/O待機などは含まれない。
CURRENT_CPU_WAITS NUMBER このコンシューマ・グループに所属している間にリソース管理を行うため、セッションがCPUを待機した回数。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。ラッチまたはエンキューの競合、I/O待機などは含まれない。SWITCH_TIME_IN_CALLを使用している場合は、コールが終了するたびに値がリセットされる。
CPU_WAITS NUMBER リソース管理のため、セッションがその存続期間内でCPUを待機した累計数。ラッチまたはエンキューの競合、I/O待機などは含まれない。
CURRENT_CONSUMED_CPU_TIME NUMBER 現行のコンシューマ・グループに所属している間にセッションで消費されたCPU時間(ミリ秒)。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。SWITCH_TIME_IN_CALLを使用している場合は、コールが終了するたびに値がリセットされる。
CONSUMED_CPU_TIME NUMBER セッションがその存続期間内で消費したCPU時間の累計(ミリ秒)
CURRENT_ACTIVE_TIME NUMBER 現行のコンシューマ・グループに所属している間にセッションがアクティブだった時間(ミリ秒)。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。アクティブ時間とは、コールの実行時に動作および待機していた時間のこと。セッションがCPUリソースを待機していた時間は含まれない。SWITCH_TIME_IN_CALLを使用している場合は、コールが終了するたびに値がリセットされる。
ACTIVE_TIME NUMBER セッションがその存続期間に消費したアクティブ時間の累計(ミリ秒)
CURRENT_QUEUED_TIME NUMBER セッションからの現行要求がキューに入れられている(QUEUED状態)時間。現在キューに入れられている要求がセッションにない場合は、0になる。
QUEUED_TIME NUMBER セッションがその存続期間内でQUEUED状態になっていた合計時間
CURRENT_YIELDS NUMBER 現行のコンシューマ・グループに所属している間、定量切れのために、他のセッションにCPUが明け渡された回数。現行のリソース・マネージャ・プランがこの統計情報の更新を必要としていない場合はNULL。SWITCH_TIME_IN_CALLを使用している場合は、コールが終了するたびに値がリセットされる。
YIELDS NUMBER セッションの存続期間内で、定量切れのために、他のセッションにCPUが明け渡された累計回数。
CURRENT_UNDO_CONSUMPTION NUMBER セッションが消費したUNDOの現在の量(KB)。現行のリソース・マネージャ・プランにUNDO_POOLディレクティブがない場合はNULL。
MAX_UNDO_CONSUMPTION NUMBER セッションが存続期間内で消費したUNDOの最大量(KB)。現行のリソース・マネージャ・プランにUNDO_POOLディレクティブがない場合があるため、この値が更新されないこともある。
SQL_CANCELED NUMBER リソース・マネージャ・プランのSWITCH_TIME制限を超えたために、このセッションで実行していたSQL問合せが取り消された回数。
QUEUE_TIME_OUTS NUMBER リソース・マネージャ・プランの制限よりも長くキューに入れられていたために、このセッションからの要求がタイムアウトになった回数。
ESTIMATED_EXECUTION_LIMIT_HIT NUMBER オプティマイザが見積もったその問合せの実行時間がMAX_EST_EXEC_TIME制限を超えたために、このセッションからの要求が実行されなかった回数。
CURRENT_IO_SERVICE_TIME NUMBER セッションの現在のI/O待機時間(ミリ秒)
IO_SERVICE_TIME NUMBER セッションがその存続期間に待機したI/O待機時間の累計(ミリ秒)
CURRENT_IO_SERVICE_WAITS NUMBER セッションによる現在のI/O待機
IO_SERVICE_WAITS NUMBER セッションがその存続期間に待機した累積I/O待機
CURRENT_SMALL_READ_MEGABYTES NUMBER セッションにより読み取られたシングル・ブロックのMB数
SMALL_READ_MEGABYTES NUMBER セッションによりその存続期間に読み取られたシングル・ブロックの合計MB数
CURRENT_LARGE_READ_MEGABYTES NUMBER セッションにより読み取られたマルチブロックのMB数
LARGE_READ_MEGABYTES NUMBER セッションによりその存続期間に読み取られたマルチブロックの合計MB数
CURRENT_SMALL_WRITE_MEGABYTES NUMBER セッションにより書き込まれたシングル・ブロックのMB数
SMALL_WRITE_MEGABYTES NUMBER セッションによりその存続期間に書き込まれたシングル・ブロックの合計MB数
CURRENT_LARGE_WRITE_MEGABYTES NUMBER セッションにより書き込まれたマルチブロックのMB数
LARGE_WRITE_MEGABYTES NUMBER セッションによりその存続期間に書き込まれたマルチブロックの合計MB数
CURRENT_SMALL_READ_REQUESTS NUMBER セッションによるシングル・ブロックの読取りリクエスト数
SMALL_READ_REQUESTS NUMBER セッションによりその存続期間に行われたシングル・ブロックの読取り要求合計数
CURRENT_SMALL_WRITE_REQUESTS NUMBER セッションによるシングル・ブロックの書込みリクエスト数
SMALL_WRITE_REQUESTS NUMBER セッションによりその存続期間に行われたシングル・ブロックの書込み要求合計数
CURRENT_LARGE_READ_REQUESTS NUMBER セッションによるマルチブロックの読取りリクエスト数
LARGE_READ_REQUESTS NUMBER セッションによりその存続期間に行われたマルチブロックの読取り要求合計数
CURRENT_LARGE_WRITE_REQUESTS NUMBER セッションによるマルチブロックの書込みリクエスト数
LARGE_WRITE_REQUESTS NUMBER セッションによりその存続期間に行われたマルチブロックの書込み要求合計数
CURRENT_PQ_ACTIVE_TIME脚注 1 NUMBER 現行のアクティブなパラレル文が実行されている時間(文がキューに入れられている時間は含まない)(ミリ秒)。パラレル文がキューに入れられている場合、この値は0。
PQ_ACTIVE_TIME脚注 1 NUMBER パラレル文がセッションの存続期間にわたって実行されている累計時間(ミリ秒)
DOP脚注 1
アクティブであるか、またはキューに入れられているパラレル文の並列度
ESTIMATED_EXECUTION_TIME脚注 1 NUMBER オプティマイザによって見積もられるパラレル文の推定実行時間(ミリ秒)。この値をCURRENT_PQ_ACTIVE_TIMEと比較すると、パラレル文がどの程度長く実行されるかを推定できる。
CURRENT_PQ_QUEUED_TIME脚注 1 NUMBER セッションの現行のパラレル文がキューに入れられている時間(ミリ秒)。キューに入れられているパラレル文がセッションに含まれない場合、この値は0。
PQ_QUEUED_TIME脚注 1 NUMBER セッションがその存続期間内でPQ_QUEUED状態になっていた合計時間(ミリ秒)
PQ_QUEUED脚注 1 NUMBER セッションのパラレル文がキューに入れられた回数
PQ_QUEUE_TIME_OUTS脚注 1 NUMBER リソース・マネージャ・プランのPARALLEL_QUEUE_TIMEOUT制限をキュー時間が超えたために、セッションのパラレル文がタイムアウトした回数
PQ_ACTIVE脚注 1 VARCHAR2(5) セッションでパラレル文がアクティブに実行されているかどうか(TRUE | FALSE)
LAST_ACTION脚注 2 VARCHAR2(48) このSQL操作に対してリソース・マネージャによって実行された最新のアクション。値は次のいずれか。
  • CANCEL_SQL

  • KILL_SESSION

  • LOG_ONLY

  • SWITCH TO <CG NAME>

最後の値の<CG NAME>は、SQL操作の切替え先コンシューマ・グループの名前である。それ以降にリソース・プランが変更された場合、<CG NAME>はコンシューマ・グループのIDになる。

LAST_ACTION_REASON脚注 2 VARCHAR2(30) このSQL操作に対してリソース・マネージャによって実行された最新のアクションの理由。値は次のいずれか。
  • SWITCH_CPU_TIME

  • SWITCH_IO_REQS

  • SWITCH_IO_MBS

  • SWITCH_ELAPSED_TIME

  • SWITCH_IO_LOGICAL

LAST_ACTION_TIME脚注 2 DATE このSQL操作に対してリソース・マネージャによって実行された最新のアクションの時間。

脚注 1 この列は、Oracle Database 11gリリース2(11.2.0.2)から使用可能です。

脚注 2 この列は、Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.4)から使用可能です。