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Oracle® Databaseユーザーズ・ガイド
11gリリース2 (11.2) for Fujitsu BS2000/OSD
E49829-01
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7 グローバリゼーション・サポート

この章では、Oracle Database 11gリリース2 (11.2) for Fujitsu BS2000/OSDで利用可能なグローバリゼーション・サポートについて、次の内容で説明します。

(日付形式、月の名前などに関係する)キャラクタ・セット表、国および地域情報は、実行時に動的にロードされます。これによって、実際に必要な記憶域を減らし、すべてのアプリケーションを再リンクせずに、将来新しい言語を追加することが可能になります。

キャラクタ・セット情報を含むこれらのファイルは、現在のBS2000ユーザーIDに作成されます。これらのファイルの名前の形式は次のとおりです。

O11NLS.LXnnnnn.NLB

これらのファイルは内部のみで使用されます。変更はしないでください。表示されていないキャラクタ・セット、言語、地域コードが必要な場合、更新があるかどうかを確認できるOracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。

『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』に記述されているユーザー定義のキャラクタ・セットは、このリリースではサポートされていません。

7.1 言語、地域、キャラクタ・セットの指定

使用する言語、地域、キャラクタ・セットを選択する際には、Oracle DatabaseとサポートされているOracle Databaseユーティリティでは、別の手順を実行する必要があります。

7.1.1 Oracle Database

Oracle Databaseについては、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』に説明されているとおり、データベース管理者が初期化ファイルのNLS_LANGUAGEおよびNLS_TERRITORYパラメータを設定します。

7.1.2 その他のOracle Database製品

サポートされているOracle Database製品については、ORAENV変数NLS_LANG値を設定して、言語、地域、キャラクタ・セットをBS2000/OSDから選択します。この環境変数は、次のように設定します。

NLS_LANG = language_territory.characterset

各パラメータの意味は次のとおりです。

languageはサポート対象の任意の言語です

territoryはサポート対象の任意の地域です

charactersetは端末で必要なキャラクタ・セットです

次に例を示します。

NLS_LANG=German_Germany.D8BS2000

7.2 サポート対象の言語規則

Oracle Database 11gリリース2 (11.2) for Fujitsu BS2000/OSDでは、次の言語の曜日名および月名などの言語規則をサポートしています。

7.3 サポート対象の地域

Oracle Databaseのグローバリゼーション・サポートでは、次の地域の週の開始日などの地域規則をサポートしています。

7.4 サポート対象のキャラクタ・セット

BS2000/OSD上のサーバーおよびクライアント上のOracle Database 11gリリース2 (11.2)では、次のキャラクタ・セットをサポートしています。

名前 説明 用途
US8BS2000 Siemens 9750-62 EBCDIC 8ビット アメリカ英語
D8BS2000 Siemens 9750-62 EBCDIC 8ビット ドイツ語
F8BS2000 Siemens 9750-62 EBCDIC 8ビット フランス語
E8BS2000 Siemens 9750-62 EBCDIC 8ビット スペイン語
DK8BS2000 Siemens 9750-62 EBCDIC 8ビット デンマーク語
S8BS2000 Siemens 9750-62 EBCDIC 8ビット スウェーデン語
WE8BS2000 Siemens EBCDIC.DF.04-1 8ビット 西ヨーロッパ(= ISO 8859/1)
CL8BS2000 Siemens EBCDIC.EHC.LC 8ビット ラテン語/キリル語-1 (= ISO 8859/5)
WE8BS2000L5 Siemens EBCDIC.DF.04-9 8ビット 東ヨーロッパおよびトルコ語(= ISO 8859/9)
EE8BS2000 Siemens EBCDIC.EHC.L2 8ビット 東ヨーロッパ言語(= ISO 8859/2)
CE8BS2000 Siemens EBCDIC.DF.04-2 8ビット 中央ヨーロッパ語(= ISO 8859/2)
WE8BS2000E Siemens EBCDIC.DF.04-F 8ビット ユーロ記号を含む東ヨーロッパ言語(= ISO 8859/15)

キャラクタ・セット、WE8BS2000、CL8BS2000、WE8BS2000L5、EE8BS2000、CE8BS2000およびWE8BS2000Eは、データベースに推奨されるキャラクタ・セットです。その他のキャラクタ・セットは、クライアントのキャラクタ・セットのみとして使用する必要があります。

キャラクタ・セットWE8BS2000Eは、データベースにユーロ記号を使用したい場合やユーロ記号を二重通貨記号に使用する場合に使用します。

BS2000のキャラクタ・セットではないOracle Databaseインストールに接続する場合、これらのサポート対象のキャラクタ・セット以外にも、それらのサーバーでは、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』に記載されている任意のキャラクタ・セットを使用できます。


注意:

Unicodeのデータベースのキャラクタ・セットは、BS2000/OSDではサポートされていません。データベースでUnicode文字のキャラクタを格納する場合は、Unicodeのデータ型、NCHARNVARCHAR2およびNCLOBを利用する必要があります。データベースの作成時、AL16UTF16またはUTF8をこれらのデータ型の各国語キャラクタ・セットとして指定します。Unicodeのサポートの詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』の第6章を参照してください。

7.5 メッセージ・ファイルの場所

すべてのメッセージ・ファイルは、インストール・ユーザーIDのORAMESG.LIBの下に配置されています。

7.6 言語の定義

『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』のグローバリゼーション・サポートに関する章に列挙されているすべての言語定義を利用できます。