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Oracle® Databaseユーザーズ・ガイド
11gリリース2 (11.2) for Fujitsu BS2000/OSD
E49829-01
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A BS2000/OSDのOracleエラー・メッセージ

この付録では、Oracle Database 11gリリース2 (11.2) for Fujitsu BS2000/OSDのメッセージを、可能性のある原因と推奨される処置とともに列挙します。この章で示すメッセージは、画面にその他のテキストとともに表示される場合があります。このテキストには、問題を検出する機能を識別し、内部ステータス・コード、BS2000のシステム・マクロのリターン・コード、あるいはその両方が含まれている場合があります。これらのコードは、Oracleサポート・サービスの担当者が問題の原因を特定する助けとなります。

Oracle Databaseでは、メッセージ・コンポーネントがない初期化の初期段階などで、通常のOracleメッセージを発行できない場合があります。これが発生する場合、Oracle DatabaseはILCSタスクの終了ルーチンをコールするか、ユーザー終了コードとしてメッセージ番号を渡し、直接TERMマクロを発行します。この付録からは、このメッセージ番号を使用して、説明を探すことができます。

ORA-05000: ORACLE終了ルーチンがコールされました
原因: 致命的なエラーにより、Oracle Databaseランタイム・システムの終了ルーチンがコールされました。
処置: Oracle Databaseプログラムの終了の原因やこの問題の解決方法がわからない場合、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05001: 「BS2000」「バージョン」はサポートされていません。
原因: Oracle Database 11gリリース2 (11.2)で、BS2000/OSDオペレーティング・システムのアクティブなバージョンがサポートされていません。
処置: より最近のBS2000/OSDバージョンにアップグレードしてください。
ORA-05002: 致命的エラー: 非ILCSプログラムからコールされました
原因: プリコンパイラまたはOCIアプリケーションで、Oracle Databaseが、ILCS環境で実行できないプログラムよりコールされました。Oracle Databaseでは、非ILCSプログラムをサポートしていません。
処置: アプリケーション・プログラムがILCSモードで実行可能であることを確認してください。(FOR1やPL/Iなどの)一部のプログラミング言語では、ILCSに固有のオプションを必要とします。詳細は、Fujitsu社のドキュメントを参照してください。
ORA-05003: 致命的エラー: ILCS PCDを確認できませんでした
原因: プリコンパイラまたはOCIアプリケーションで、Oracle DatabaseがILCS保存領域とマークされている保存領域とともにコールされましたが、正しいPCD (ILCSグローバル領域)がポイントされていません。この問題は、メモリーが上書きされたか、Oracle DatabaseがILCS環境で実行されないプログラムからコールされた場合に発生します。Oracle Databaseでは、非ILCSプログラムをサポートしていません。
処置: アプリケーション・プログラムがILCSモードで実行可能であることを確認してください。(FOR1やPL/Iなどの)一部のプログラミング言語では、ILCSに固有のオプションを必要とします。詳細は、Fujitsu社のドキュメントを参照してください。
ORA-05004: 致命的エラー: スタックのオーバー・フロー、拡張が失敗しました
原因: 関数へのコールで、現在のコール・スタック・セグメントの拡張が求められました。この拡張に失敗しました(対応するILCSルーチンにより、エラーが返されました)。
処置: ユーザーのアドレス空間が(JOINエントリで)十分にあり、一時的なメモリーの飽和がないことを確認します。その後、プログラムを再実行します。さらに支援が必要な場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05005: エラー: 「PROLODでIT0INITSがコールされました」
原因: これは発生すべきではない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05006: エラー: sltgaがすでに初期化されています
原因: sltgaの初期化ルーチンが2回以上コールされました。
処置: 2つ以上のstubモジュール(PROSTUBXAOSTUB)がアプリケーションにリンクされているか確認します。
ORA-05007: OSNTABのロードに失敗しました
原因: このメッセージの前には、通常BS2000 BLS-nnnnメッセージが表示されます。ORALOADライブラリを見つけることができなかったことが最も可能性の高い理由です。
処置: ORALOADライブラリの詳細は、データベース管理者に問い合せてください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05008: 要求されたネットワーク・ドライバのロードに失敗しました
原因: このメッセージの前には、通常BS2000 BLS-nnnnメッセージが表示されます。ORALOADライブラリを見つけることができなかったことが最も可能性の高い理由です。
処置: ORALOADライブラリの詳細は、データベース管理者に問い合せてください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05009: osnsgl: カーネルでユーザーが無効に接続されました
原因: シングルタスク・ドライバ(S:)を使用して、データベース・リンクが設定されました。シングルタスク・ドライバは、ユーザー側のコール接続でのみ使用できるため、これは無効です。
処置: データベース・リンク用に別のネットワーク・ドライバを選択してください。
ORA-05010: ファイル名の長さが不正です
原因: ファイル名のビルドまたは変換中にバッファがオーバーフローしました。これは、ORAENVファイルに過度に長いファイル名を指定されている場合に発生することがあります。
処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05011: ファイルのサイズが不正です
原因: これは通常は発生すべきではない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05012: ブロックのサイズが不正です
原因: これは通常は発生すべきではない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05013: ファイル名が不正に解析されました
原因: 解析されたファイル名の形式が、Oracle Databaseの目的には不正です。
処置: ファイル名を修正し、プログラムを再実行してください。
ORA-05014: sfcopy: ブロック・サイズが不正です
原因: データベース・ファイルの部分コピーで、ソースとターゲット・ファイルのブロックサイズが異なります。これは発生すべきではない内部エラーを示唆している場合があります。
処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05015: テキスト・ファイルのオープンに失敗しました
原因: Oracle Databaseのテキストまたはコマンド・ファイルをオープンできませんでした。ファイル名が不正であるか、ファイルが正しく初期化されていないか、ファイルにアクセスできないことが原因です。
処置: 問題を修正し、Oracle Databaseを再起動してください。STARTUPコマンドの発行時にこれが発生した場合、データベース・ファイルの指定が正しいか初期化ファイルを確認してください。
ORA-05016: テキスト・ファイルのクローズに失敗しました
原因: Oracle Databaseのファイルのクローズに失敗しました。これは通常は発生してはならない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05017: ファイルのオープンに失敗しました
原因: Oracle Databaseのデータベース・ファイルをオープンできませんでした。ファイル名が正しくない、ファイルが正しく初期化されていないまたはファイルがアクセス可能ではない、のいずれかです(たとえば、ファイルはクロスユーザーIDのシングル・タスク・クライアントではアクセスできない可能性があります)。
処置: 問題を修正し、Oracle Databaseを再起動してください。STARTUPコマンドの発行時にこれが発生した場合、データベース・ファイルの指定が正しいか初期化ファイルを確認してください。
ORA-05018: ファイルのシークに失敗しました
原因: これは通常は発生すべきではない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05019: ファイルの書込みに失敗しました
原因: Oracle Databaseファイルへの書込み中にI/Oエラーが発生しました。
処置: ディスクの不具合がエラーの発生原因と特定できない場合、システム管理者かOracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05020: ファイル外のブロックに書込みが行われました
原因: 存在しないOracle Databaseファイルのブロックへ書込みが試行されました。たとえば、ブロック番号< 1または>ファイル・サイズです。これは通常は発生してはならない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05021: ファイルの読込みに失敗しました
原因: Oracle Databaseファイルの読込み中に、I/Oが発生しました。
処置: ディスクの不具合がエラーの発生原因と特定できない場合、システム管理者かOracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05022: ファイル外のブロックに読込みが行われました
原因: 存在しないOracle Databaseファイルのブロックに対する読込みが試行されました(ブロック番号< 1または>ファイル・サイズ)。これは通常は発生してはならない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05023: ファイルのクローズに失敗しました
原因: Oracle Databaseファイルのクローズに失敗しました。これは通常は発生してはならない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05025: sfccf:fileファイルが一致していません。別のサイズのファイルを再利用しようとしています
原因: データベース・ファイルを再利用しようとしたとき、指定したファイル・サイズが既存のファイルの実際のサイズと異なりました。
処置: 正しい(暗黙的ヘッダー・ブロック用に1論理ブロック分を忘れずに差し引いた)ファイル・サイズを指定するか、ファイル・サイズを指定しないでおくか、より大きなまたは小さなデータベース・ファイルを作成する場合は別のファイル名を使用してください。
ORA-05026: ファイルが存在しません。
原因: 存在しなくなったデータベース・ファイルにアクセスしようとしました。
処置: このエラーの発生原因がわかるデータベース管理者に問い合せてください。データベース管理者が問題の原因を特定できない場合、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05027: ファイルが存在します
原因: 新しいファイルを作成しようとしたとき、そのファイルが空でない状態で存在することがわかりました。
処置: create databaseでエラーが発生した場合、reuseオプションで再試行します。または、別のファイル名を使用するか、ファイルを消去できるか確認します。
ORA-05028: ファイルはdbfileファイルではありません
原因: オープンするデータベース(ログまたは制御)ファイルには、そのような正しいファイルIDがありません。
処置: ファイルの指定が正しいか確認します。
ORA-05029: オプションの不正使用です
原因: 内部エラーです。関数sfccfが不正なオプションとともにコールされました。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05030: SIDが定義されていません
原因: (たとえば、初期化ファイルによって設定されたファイル名などで、通常名前の?のかわりとなる)システム識別子が必要であったときに、それが定義されていませんでした。これはそのファイルにORAENVファイルがなかったり、そのファイルにORASIDがないことが原因の可能性があります。
処置: ORAENVファイルの定義が正しいことを確認し、プログラムを再実行してください。
ORA-05031: SIDの変換に失敗しました
原因: システム識別子の構文が不正です。
処置: ORASIDの定義が正しいことを確認し、プログラムを再実行してください。
ORA-05032: 名前が不正に解析されました
原因: ファイル名または可変部分を含むその他の名前の変換が失敗しました。このエラーは、ORAENVファイルの不正な指定が原因である可能性があります。
処置: ORAENV変数の割当てが正しいことを確認してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05033: 環境値が不正です
原因: ORAENVファイルに指定されている1つ以上の値が不正です。
処置: ORAENVファイルに正しい値が指定されていることを確認します(詳細は、付録B「Oracle環境変数」を参照してください)。
ORA-05034: シールが無効です
原因: 内部エラーです。内部ファイルの制御構造が破損しています。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05035: ホスト・コマンドが実行されていません
原因: HOSTまたは#HOSTコマンドの引数であるBS2000のコマンドが無効であるか、長すぎます。
処置: 有効なHOSTコマンドを入力してください。
ORA-05036: ユーザーID(長さ)が不正です
原因: 可変コンポーネントからファイル名を構築中に、内部バッファのオーバーフローが発生しました。
処置: ORAENVファイルに指定したORAUID値が正しいことを確認してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05037: /CANCELコマンドが実行されていません
原因: バックグラウンド・ジョブをキャンセルできませんでした。バックグラウンド・タスクがすでに停止されている可能性があります。
処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05038: SIDの長さが不正です
原因: ORAENVファイルまたは接続文字列の一部として指定されているシステム識別子の長さが4文字を超えています。
処置: 正しい値を指定してください。
ORA-05039: ssodrvに再帰的なエントリがありました
原因: Oracle Databaseカーネルが上部に再入力されました。これは起りえないことです。
処置: 割込み処理ルーチン(信号ルーチン、偶発性)からユーザー・プログラムがOracle Database関数を不適切にコールしていないことを確認してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05040: 動的なメモリーが不足しています
原因: ファイル管理コンポーネントで、メモリーの要求に失敗しました。これは、ユーザーのアドレス空間が小さすぎることが原因である可能性があります。
処置: ユーザーのアドレス空間が(JOINエントリに)十分にあり、一時的なメモリーの飽和がないことを確認してください。その後、プログラムを再実行します。さらに支援が必要な場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05041: soarchで割込みが発生しました
原因: アーカイバ・プロセスが予期せず中断されました。
処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05042: soarch: バッファがオーバーフローしました
原因: アーカイバ・プロセスが内部バッファのオーバーフローを検出しました。
処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05043: アーカイブ制御文字列が長すぎました
原因: アーカイブ制御文字列が長すぎます。
処置: このパラメータを短くして、データベースを再起動してください。
ORA-05044: アーカイブから生成されたファイル名が長すぎます
原因: ファイル名が初期化パラメータlog_archive_formatおよびlog_archive_destの値から生成されています。これによって、ファイル名が長くなりすぎています。
処置: コマンドALTER SYSTEM ARCHIVE LOG START TO VALID_DESTを発行してください(ここで、VALID_DESTは、有効なBS2000のファイル名です)。
ORA-05045: アーカイブ・ファイルの作成/オープンでエラーが発生しました
原因: アーカイブ・ファイルは、通常は動的に割り当てられます。これまたはこれ以降のオープンが失敗しました。ディスクに十分な領域が残っていないか、ORAENVのアーカイブ・ファイルの割当てパラメータが不正であることが原因である可能性があります。
処置: オプションのORAENVパラメータが正しく、十分なディスク領域があることを確認します。
ORA-05046: アーカイブ制御文字列にエラーがあります
原因: アーカイブ・ファイル名または制御パラメータが不正です。
処置: パラメータを修正してください。
ORA-05050: PGA(固定部分)を割り当てることができませんでした
原因: オペレーティング・システム・エラーまたは内部エラーの可能性があります。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05051: 次の可変を割り当てられません:PGA
原因: PGAの作成中、必要な動的なメモリーを割り当てることができませんでした。
処置: ユーザーのアドレス空間が十分にあり、アプリケーション・プログラムによってエラーが生成されている場合はプログラムが過度にメモリーを消費していないことを確認してください。または、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05052: 次の可変の削除中にエラーが発生しました:PGA
原因: PGAの削除中、動的なメモリーを解放できませんでした。これは通常は発生してはならない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05053: PGA_BASEが無効であるか見つかりません
原因: DBA ORAENVファイルのPGA_BASEパラメータに無効な値が指定されました。
処置: 正しい値を指定してください。
ORA-05054: PGA_SIZEが無効であるか見つかりません
原因: DBA ORAENVファイルのPGA_SIZE環境変数に無効な値が指定されました。PGA_SIZE環境変数は、いかなる場合も変更しないでください。
処置: PGA_SIZE環境変数にはデフォルト値を使用してください。これで問題が解決されない場合、Oracleサポート・サービスに問い合せてください。
ORA-05055: PGA(固定部分)のアドレス範囲が解放されていません
原因: PGA_BASEおよびPGA_SIZE ORAENV変数で示されているアドレス範囲を、割り当てることができません。これは、PGASGAおよびKERNEL領域がオーバーラップしているか、アプリケーション・プログラムがこの領域のメモリーを占有していることが原因である可能性があります。PGA_BASEに値を指定していない場合は、デフォルトが不適切である場合があります。
処置: 詳細は、『Oracle Databaseインストレーションおよび構成ガイドfor Fujitsu BS2000/OSD』のOracle Databaseのシステム・アーキテクチャおよび実装に関する章のアドレス空間の計画に関する説明を参照してください。
ORA-05056: コンテキスト・スペースがありません
原因: SQL要求の処理中に、動的なメモリーを割り当てることができませんでした。非常に複雑な要求の処理で、十分なメモリーが利用できない場合に、これが発生する可能性があります。
処置: ユーザーのアドレス空間が十分にあり、(アプリケーション・プログラムの使用時にこのエラーが発生した場合に)アプリケーション・プログラムによって過度にメモリーが消費されていないことを確認します。または、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05058: アサートに失敗しました: SGAがマップされていません
原因: これは通常は発生すべきではない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05059: アサートに失敗しました: カーネルにありません
原因: これは通常は発生すべきではない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05060: SGAが作成されていません
原因: STARTUPコマンドの発行後に、SGAの共有メモリー・プールを作成できませんでした。
処置: 実行中のデータベースを起動しようとしていないこと、また2つの異なるデータベースでそのデータベース・システム識別子が使用されていないことを確認します。または、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05061: SGAのアタッチに失敗しました
原因: SGA共有メモリー・プールに接続できませんでした。システム識別子が不正である場合や、実行中であるはずのデータベースが実行中でない場合に、これが発生することがあります。
処置: 原因が前述のいずれかでないことを確認してください(データベース管理者に確認してください)。または、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05063: SGAベースが不正です
原因: ORAENVファイルのSGA_BASEパラメータに無効な値が指定されました。
処置: この値は、通常は不要です。指定する場合、SGAメモリー・プールの完全な仮想アドレスである16進数値である必要があります。値を修正し、STARTUPコマンドを再発行してください。
ORA-05064: SGAを割り当てることができませんでした
原因: メモリー・プールの作成後、領域を割り当てるREQMPに失敗しました。オペレーティング・システムでエラーが発生している可能性があります。
処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05065: SGAが削除されていません
原因: SGAから接続解除しようとしているときに、DISMPシステム・マクロによってエラーが返されました。
処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05066: SGAアドレス空間に競合があります
原因: 範囲がすでに部分的に使用されているため、SGAを要求されたアドレス範囲に配置できませんでした。SGAの開始アドレスは、ORAENVの変数のSGA_BASEで定義されており、そのサイズは、プロセスやバッファなどの様々な初期化ファイル・パラメータによって定義されています。
処置: 『Oracle Databaseインストレーションおよび構成ガイドfor Fujitsu BS2000/OSD』のOracle Databaseのシステム・アーキテクチャおよび実装に関する章のアドレス空間の計画に関する説明を参照して、該当する初期化ファイルおよびORAENV変数を調整してください。アドレス空間の制限に関するJOINエントリを調べてください。共有サブシステムおよびアドレス空間におけるその配置について、システム管理者に問い合せてください。Oracle Databaseのカーネルとはオーバーラップしないようにしてください。
ORA-05067: SGA: アドレス空間が飽和状態です
原因: SGAを割り当てる際、オペレーティング・システムにより仮想アドレス空間が飽和していることが報告されました。
処置: ページング領域のサイズおよびシステム全体に対する現在の負荷を、システム管理者に問い合せてください。
ORA-05068: アクティブでないはずのSGAがアクティブです
原因: 起動時、SGAの作成中に、(データベースはシャットダウンされている必要があるにもかかわらず)SGAメモリー・プールが使用中であることがわかりました。これはシングルタスク、ユーザー・タスクまたはネットワーク・サーバー・タスクがハングしていることが原因である可能性があります。
処置: このようにハングしているタスクがあるか確認してください。これらのタスクをキャンセルし、データベースを再起動してください。
ORA-05069: 予期せぬSGAメモリー・プールの問題が発生しました
原因: ENAMPマクロにより、予期せぬエラー・コードが返されました。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05070: TPA ser.itemを有効にできません
原因: オペレーティング・システムでエラーが発生している可能性があります。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05071: TPA ser.itemにENQできません
原因: オペレーティング・システムでエラーが発生している可能性があります。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05072: 通知/待機項目を有効にできません
原因: オペレーティング・システムでエラーが発生している可能性があります。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05073: 送信でエラーが発生しました
原因: プロセス間通信の操作が失敗しました。
処置: データベースおよび必要なバックグラウンド・タスクが正しく実行されていることを確認してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05074: 待機でエラーが発生しました
原因: プロセス間通信の操作が失敗しました。
処置: データベースおよび必要なバックグラウンド・タスクが正しく実行されていることを確認してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05075: タスク表マネージャでエラーが発生しました
原因: 内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05076: spidの設定でエラーが発生しました
原因: オペレーティング・システムでエラーが発生している可能性があります。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05077: HIAイベントを有効にできません
原因: オペレーティング・システムでエラーが発生している可能性があります。HIA (Here I Am)イベント項目は起動時に、開始済のバックグラウンド・タスクと起動中のSQL*DBAプログラム間の通信に使用されます。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05078: プロセスの作成に失敗しました
原因: STARTUPコマンドを発行した際に、バックグラウンド・ジョブを正しく起動できませんでした。
処置: ジョブのスケジュールに問題がなく、ORAENVファイルのすべてのBGJPARエントリが正しいことを確認してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05079: 内部非同期IOエラーです
原因: これは通常は発生すべきではない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05101: モジュール/ライブラリのバインドエラーxxxxxxxxです
原因: Oracle Database/UTMアタッチ・モジュールをロードできませんでした。Oracle Databaseが$ORAC1120とは異なるユーザーIDにインストールされ、インストール処理が正しく実行されなかったことが原因の1つとして考えられます。
処置: ORAENVファイルのORAUID定義が正しいことを確認してください。または、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05102: モジュールの検証に失敗しました: ORADBCN@
原因: UTMプログラムが、実行時のOracle Databaseバージョンとは異なるOracle Databaseバージョンと、リンク編集されている可能性があります。
処置: UTMアプリケーションを再リンクしてください。エラーが解決しない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05103: 生成されたTSKMが短すぎます
原因: TSKM領域がOracle Databaseに上書きされています。
処置: KDCDB/KDCDBOマクロのパラメータLTHTSKMを変更してください。
ORA-05104: 生成されたTAMが短すぎます
原因: TAM領域がOracle Databaseに上書きされています。
処置: KDCDB/KDCDBOマクロのパラメータLTHTAMを変更してください。
ORA-05107: POSIX環境変数<variablename>が定義されていません
原因: 指定した環境変数が定義されていません。
処置: 要求された変数をプロファイルで定義およびエクスポートしてください。
ORA-05108: BS2000コマンド<bs2コマンド>の処理に失敗しました
原因: BS2000コマンド・プロセッサでコマンドを実行できませんでした。
処置: POSIXコマンドbs2cmdを使用して、POSIXシェルでログに記録されたコマンドをテストしてください。
ORA-05109: POSIX環境の初期化に失敗しました
原因: POSIXシェル下で実行されるアプリケーションで、BS2000ファイル・システムの必要なファイルへリンクを作成できませんでした。
処置: POSIXでOracleアプリケーションに必要な環境変数が正しく設定されていることを確認してください。
ORA-05110: メモリー・プールにアタッチできません
原因: プールIDパラメータxxx_MPIDが無効であるか、オペレーティング・システムにエラーがあります。
処置: ORAENVパラメータxxx_MPID([A...Z],[0...9]の最大4文字のセット)を確認するかOracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05111: メモリー・プールへのアタッチでエラーが発生しました
原因: これは通常は発生すべきではない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05112: メモリー・プールの作成でエラーが発生しました
原因: これは通常は発生すべきではない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05114: プール・ベースが無効です
原因: ORAENVファイルに、COM_BASEなどの共有プールのベース・アドレス・パラメータが不正に指定されています。
処置: この値を指定する場合、値は、メモリー・プールのベース・アドレスの完全な仮想アドレスである16進数値である必要があります。値を修正し、データベースを再起動してください。
ORA-05116: 共有コードをプールにロードできませんでした
原因: 指定したメモリー・プールに共有コードをロードできませんでした。一般的に、このメッセージの前には、オペレーティング・システムからのBLS-nnnnメッセージが表示されます。
処置: ORALOADリンク名で正しいORALOADライブラリが指定されていることを確認してください。その後、プログラムを再起動します。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05117: ソケット・サブシステムにアタッチできませんでした
原因: ソケット・サブシステムにアプリケーションをバインドできませんでした。一般的に、このメッセージの前には、オペレーティング・システムからのBLS-nnnnメッセージが表示されます。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05118: ORACLE PCDスロットにアクセスできませんでした
原因: 現在のタスクで、ORACLE PCDスロットにアタッチしようとしていますが、このスロットが見つかりません。これは通常は発生してはならない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05119: モジュールの検証で障害が発生しました
原因: ロードされた共有モジュールのバージョンが、ユーザー側の接続モジュールのバージョンと一致しません。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05120: 共有モジュールのロードの待機でタイム・アウトが発生しました
原因: これは通常は発生すべきではない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05121: 共有モジュールの初期化の待機でタイム・アウトが発生しました
原因: これは通常は発生すべきではない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05126: IT0PCDアドレスが見つかりません
原因: ILCSランタイム・リンクライブラリが見つかっていない可能性があります。
処置: システム管理者に連絡してください。
ORA-05127: Oracleのコール時のパラメータ・リストが正しくありません
原因: システム・エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05128: UTMプログラムで、コミット、ロールバック、接続が許可されていません
原因: UTMプログラムで不正なSQL COMMITROLLBACKCONNECTが検出されました。
処置: それに応じてUTMプログラムを修正してください。
ORA-05131: ORADBCOコールが許可されていません
原因: システム・エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05132: リソース・マネージャによりユーザーx用にTAがコミットされました
原因: トランザクションが、障害の発生前にコミットされています。
処置: 処置は必要ありません。
ORA-05133: 開始パラメータに接続文字列がありません
原因: 開始パラメータには1つ以上のOracle Databaseのオープン文字列が必要です。
処置: 『Oracle Databaseインストレーションおよび構成ガイドfor Fujitsu BS2000/OSD』のUTM製品セットに関する説明を参照して、開始パラメータを修正してください。
ORA-05134: DBSTATセカンダリ・オプコードに一貫性がありません
原因: システム・エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05135: インスタンスyのPTCリストのリカバリでエラーxが発生しました
原因: システム・エラーです。
処置: UTMが正しくインストールされ、SELECT権限がXA表に付与されていることを確認してください。openUTMに関する章を参照するか、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください
ORA-05136: インスタンスが最大数を超えました
原因: 起動パラメータのopen文字列の最大数を超過しました。
処置: 『Oracle Databaseインストレーションおよび構成ガイドfor Fujitsu BS2000/OSD』のUTM製品セットに関する説明を参照して、開始パラメータを修正してください。
ORA-05137: オープン・インスタンスyでエラーxがあります
原因: インスタンスyに接続できませんでした。
処置: 必要なすべてのサーバーとともに、インスタンスを起動してください。エラーが解決しない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05138: インスタンスyのクローズでエラーxが発生しました
原因: インスタンスyからの切断時にエラーが発生しました。
処置: 切断が行われたばかりであるため、アクションは必要ありません。
ORA-05139: ユーザーz、インスタンスyでトランザクションの起動でエラーが発生しました
原因: インスタンスyのトランザクションの起動が不正です。
処置: UTMトランザクションを再起動してください。エラーが解決しない場合は、UTMアプリケーションを終了し、再起動してください。
ORA-05140: ユーザーz、インスタンスyでトランザクションの継続でエラーが発生しました
原因: インスタンスyのトランザクションの継続が不正です。
処置: UTMトランザクションを再起動してください。エラーが解決されず、エラーがXAER_PROTOの場合(つまり、longlockのためにトランザクションがロール・バックされている場合)、UTMアプリケーションをシャットダウンし、再起動します。
ORA-05141: インスタンスyで、ユーザーzのトランザクションのブレーク時にエラーxが発生しました
原因: インスタンスyのトランザクションのブレークが不正です。
処置: UTMトランザクションを再起動してください。エラーが解決せず、前述のダイアログの手順にカーソル操作がない場合、UTMアプリケーションをシャットダウンし、再起動をしてください。
ORA-05142: ユーザーz、インスタンスyでトランザクションの終了でエラーが発生しました
原因: インスタンスyのトランザクションの終わりが不正です。
処置: UTMトランザクションを再起動してください。エラーが解決しない場合は、UTMアプリケーションをシャットダウンし、再起動してください。
ORA-05143: ユーザーzでTAに不一致があります
原因: UTMのウォームスタート時に、openUTM間、Oracle Databaseインスタンス間または両方に、不一致がありました。
処置: Oracle Databaseインスタンスをクリアし、UTM用に新しいKDCDEFを作成し、UTMアプリケーションを再起動してください。
ORA-05144: ユーザーz、インスタンスyでトランザクションの準備でエラーが発生しました
原因: インスタンスyのトランザクションのコミットの準備が不正です。
処置: UTMトランザクションを再起動してください。エラーが解決しない場合は、UTMアプリケーションをシャットダウンし、再起動してください。
ORA-05145: ユーザーz、インスタンスyでトランザクションのコミットでエラーが発生しました
原因: インスタンスyでトランザクションのコミットに失敗しました。
処置: UTMトランザクションを再起動してください。エラーが解決しない場合は、UTMアプリケーションをシャットダウンし、再起動してください。
ORA-05146: ユーザーz、インスタンスyでトランザクションのロールバックでエラーが発生しました
原因: インスタンスyのトランザクションのロールバックが不正です。
処置: 処置は必要ありませんが、エラーが解決されない場合は、UTMアプリケーションをシャットダウンし、再起動してください。
ORA-05147: ユーザーzのTAがコミットされました(理由: リカバリ)
原因: openUTMのウォームスタート時に、中断されていたトランザクションがコミットされました。
処置: 処置は必要ありません。
ORA-05148: インスタンスyでユーザーzのTAがヒューリスティックにロールバックされました
原因: UTMのウォームスタート時に、Oracle Databaseから、中断されたトランザクションがロール・バックされたばかりであることが原因です。
処置: UTMトランザクションを再起動してください。
ORA-05149: ユーザーzのTAがロールバックされました(理由: 内部イベント)
原因: 終了または準備コールが無効でした。したがって、トランザクションをロールバックする必要があります。
処置: UTMトランザクションを再起動してください。
ORA-05150: DBFITAの前にKDCS-PENDがありません
原因: システム・エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05151: DBPETAの前にKDCS-PENDがありません
原因: システム・エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05152: リンクされているリソース・マネージャがCAEと互換性がありません
原因: システム・エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05153: 指定したリソース・マネージャ: sのxa_switch定義が見つかりません
原因: システム・エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05154: リソース・マネージャ: sの起動パラメータに構文エラーがあります
原因: Oracle Databaseの起動パラメータに構文エラーがあります。
処置: 『Oracle Databaseインストレーションおよび構成ガイドfor Fujitsu BS2000/OSD』のUTM製品セットに関する説明を参照して、起動パラメータを修正します。
ORA-05155: 内部エラー : 「dbstpaでのmalloc」
原因: システム・エラーです(1つの可能性としてメモリー不足が考えられます)。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05156: 内部エラー : 「dbstpaでのrealloc」
原因: システム・エラーです(1つの可能性としてメモリー不足が考えられます)。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05157: 内部エラー : 「up_recoveryでのmalloc」
原因: このメッセージは、システム・エラーがあることを示します。システムに十分なメモリーがないことが、この問題の発生原因と考えられます。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05158: IUTMDB関数はサポートされていません
原因: openUTMのシステム・エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05159: ユーザーzのTAがロールバックされました(理由: リカバリ)
原因: openUTMのウォームスタート時に、1つ以上の中断されたトランザクションがロール・バックされました。
処置: 処置は必要ありません。
ORA-05161: TCP/IPがブレーク・ソケットで非同期テストを実施できません。
原因: ブレーク・ソケットでのSELECTが失敗しました。
処置: TCP/IPのネットワークの問題については、システム管理者に問い合せてください。エラーが解決しない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05165: 関数がサポートされていません
原因: Oracle Database 11gリリース2 (11.2)またはBS2000/OSDのいずれかで、この関数がサポートされていません。
処置: 処置は必要ありません。
ORA-05167: データ・バッファに欠陥があります
原因: これは通常は発生すべきではない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05170: SIDが定義されていません(ORAENVファイルが見つからない可能性があります)
原因: Oracle Databaseプログラムの初期化で必要なシステム識別子、データベース名が定義されていません。これは、ORAENVファイルがなかったり、そのファイルにORASIDのエントリがないことが原因の可能性があります。
処置: ORAENVファイルの定義が正しいことを確認し、プログラムを再実行してください。
ORA-05173: カーネルのサイズが不正です
原因: ORAENVファイルに、KNL_SIZEパラメータ値が不正に指定されています。
処置: デフォルト値が正しいので、この変数は通常は指定すべきではありません。Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05174: カーネル・ベースが無効です
原因: ORAENVファイルに、KNL_BASEパラメータ値が不正に指定されています。
処置: この値を指定する場合、値は、カーネル・メモリー・プールの完全な仮想アドレスである16進数値である必要があります。値を修正し、データベースを再起動してください。
ORA-05175: カーネルのアドレス空間に競合があります
原因: 範囲がすでに使用されているため、Oracle Databaseカーネルを要求されたアドレス範囲に配置できませんでした。カーネルの開始アドレスは、ORAENVパラメータKNL_BASEに定義されています。
処置: 『Oracle Databaseインストレーションおよび構成ガイドfor Fujitsu BS2000/OSD』のOracle Databaseのシステム・アーキテクチャおよび実装に関する章のアドレス空間の計画に関する説明を参照して、該当する初期化ファイルおよびORAENVパラメータを調整してください。アドレス空間の制限に関するJOINエントリを調べてください。共有サブシステムおよびアドレス空間におけるその配置について、システム管理者に問い合せてください。
ORA-05176: カーネル: アドレス空間が飽和しています
原因: Oracle Databaseカーネルのメモリー・プールが割り当てられる際、オペレーティング・システムにより仮想アドレス空間が現在飽和状態であることが報告されました。
処置: ページング領域のサイズおよびシステム全体に対する現在の負荷を、システム管理者に問い合せてください。
ORA-05177: カーネルのメモリー・プールで予期せぬ問題が発生しました
原因: ENAMPマクロにより、予期せぬエラー・コードが返されました。
処置: プログラムを24ビット・モードで実行し、16MBラインよりも上にあるカーネルにシングル・タスクで接続を試みた際に、データベース自体は31ビット・モードで動作しているために、この問題が発生する場合があります。これがエラーの原因である場合、データベースに2タスク・モードで(SQL*Netを介して)アクセスする必要があります。その他の可能性がある理由については、BS2000のドキュメントのENAMPマクロに関する説明を参照してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05178: カーネル・モジュールがまだ初期化されていません
原因: まだ完全に初期化されていないOracle Databaseカーネルに、現在のタスクがアタッチを試行しています。これは、起動されたばかりのデータベースに接続しようとするときのみ発生します。
処置: しばらくたってから再試行してください。データベースが完全に実行され、ユーザーが使用できるようになるには、数分かかる場合があることを念頭に入れておいてください。エラーが解決しない場合には、データベース管理者に問い合せてください。
ORA-05180: キャラクタ・セットの表をロードできませんでした
原因: キャラクタ・セットの表を含むモジュールの1つをロードできませんでした。
処置: LINK=ORALOADを介してORALOADライブラリにアクセスできることを確認してください。リンク名およびORALOADライブラリの詳細は、このマニュアルの第1章「はじめに」を参照してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05181: PRO/OCIインタフェースでロード/初期化の問題が発生しました
原因: ユーザー側のstubモジュールでPRO/OCIモジュールをロードできなかったか(この場合、メッセージの前には通常BS2000 BLS-nnnnメッセージが表示されます)、ロードされたモジュールがstubモジュールのバージョンと互換性がない可能性があります。
処置: ORALOADリンク名が存在し、現在のORALOADライブラリをポイントしていることを確認してください。現在のリンク・ライブラリに、アプリケーションを再リンクしてください。
ORA-05191: カーネル・メモリー・プールに対する記号変換エラー
原因: カーネル・メモリー・プールの論理名の変換に失敗しました。通常、これは無効なシステム識別子ORASIDORAENVファイルにあることを示します。
処置: ORAENVファイルの定義が正しいことを確認してください。または、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05192: カーネル・メモリー・プールを作成したり、それにアタッチできません
原因: Oracle Databaseカーネルのメモリー・プールを有効にできませんでした。ユーザー・プログラムで、メモリー・プールに必要なアドレス範囲の一部が、すでにユーザー・プログラムによって割り当てられている可能性があります。
処置: ユーザー・プログラムにより記憶域が過度に要求されておらず、ORAENVファイルのすべてのSGA_BASEおよびKNL_BASEパラメータに一貫性があることを確認してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05193: カーネル・モジュールまたはロード・ライブラリに記号の変換エラーがありました
原因: カーネル・モジュールまたはロード・ライブラリの論理名の変換に失敗しました。これは通常は発生してはならない内部エラーです。
処置: Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05194: カーネルをロードできませんでした
原因: カーネルをカーネル・メモリー・プールにロードできませんでした。多くの場合、このメッセージの前には、オペレーティング・システムからのBLS-nnnメッセージが表示されます。
処置: ORALOADリンク名が正しいORALOADライブラリを識別すること、およびORAENV変数KNL_MODULEで可能なカーネルの1つを指定していることを確認してください。その後で、STARTUPコマンドを再発行してください。問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05195: カーネル・コネクタが無効か見つかりません
原因: ロードされたカーネルで、ユーザー側のコネクタ・モジュールを確認できませんでした。これは、不正なバージョンのカーネルを使用すると発生することがあります。
処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05198: 関連する内部OSDエラー・コード%d
原因: さらに情報がある場合、ORA-05199の前にこのメッセージが示されます。たいていの場合、16進数の最初の4桁でモジュールを特定でき、16進数の最後の4桁は関連するシステム・マクロ・コードが簡略化された形です。このコードは問題の診断に役立つ場合があります。
処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。
ORA-05199: ORACLEの異常終了
原因: 実行の継続を阻止する致命的なエラーが発生しました。多くの場合、前に表示されるメッセージがエラーを説明します。システムにより、プログラムの実行が停止されます(TERM ABNORMALとDUMPが示されます)。
処置: 問題の原因を特定できない場合は、Oracleサポート・サービス担当者に問い合せてください。