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Oracle® Database Heterogeneous Connectivityユーザーズ・ガイド
11gリリース2 (11.2)
E94922-01
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5 パフォーマンスに関する推奨事項

この章では、分散SQL文の最適化方法および分散問合せのパフォーマンスを改善する方法について説明します。

この章には、次の項が含まれます。


注意:

一般的なデータ転送パフォーマンスの詳細は、4.2項「バルク・フェッチを使用したデータ転送の最適化」および4.3項「パラレル・ロードを使用したデータ・ロードの最適化」を参照してください。

5.1 異機種間の分散SQL文の最適化

Oracle以外のシステムからのデータにアクセスするSQL文を、異機種間の分散SQL文と呼びます。この種のSQL文を最適化するには、Oracleデータベースにのみアクセスする分散SQL文を最適化する場合と同じガイドラインに従います。ただし、通常、Oracleでサポートされている関数と演算子がすべて、Oracle以外のシステムでサポートされるわけではないことを考慮する必要があります。

Oracle Database Gatewayは、Oracleに対して(接続時に)、サポートする関数と演算子を知らせます。Oracle以外のデータ・ソースで関数または演算子がサポートされていない場合は、Oracleがその関数または演算子を実行します。この場合、Oracleはそのデータ・ソースからデータを取得し、関数または演算子をローカルに適用します。これはSQL文の分解方法に影響し、特にOracleが相手データ・ソースと同じコンピュータ上にない場合には、パフォーマンスが低下する場合があります。ただし、バルク・フェッチおよびバルク・ロード機能を使用してパフォーマンスを改善できます。

5.2 分散問合せのパフォーマンスの最適化

分散問合せのパフォーマンスを改善するには、次の方法を使用します。