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Oracle® Objects for OLE開発者ガイド
11gリリース2 (11.2) for Microsoft Windows
B58887-04
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MonitorForFailoverメソッド

説明

アプリケーションのフェイルオーバー通知ハンドラを登録します。

使用方法

OraDatabase.MonitorForFailover FOSink, FOCtx

引数

このメソッドの引数は、次のとおりです。

引数 説明
[in] FOSink フェイルオーバー時に通知されるOnFailoverメソッドを実装するIDispatchインタフェース。
[in] FOCtx フェイルオーバー時にアプリケーションがOnFailoverメソッドに渡す必要があるコンテキスト固有の情報。

備考

フェイルオーバー通知を受信するには、通知ハンドラがMonitorForFailoverメソッドに登録されている必要があります。通知ハンドラは、OnFailoverメソッドを実装するオートメーション・オブジェクト(Visual Basicのクラス・モジュール)であることが必要です。

このメソッドの構文は、次のとおりです。

Public Function OnFailover(Ctx As Variant, fo_type As Variant,fo_event as Variant, fo_OraDB as Variant) 
変数 説明
[in] Ctx アプリケーションによってMonitorForFailoverメソッドに渡されます。フェイルオーバー時にアプリケーションが渡す必要があるコンテキスト依存の情報です。
[in] fo_type Failoverタイプ。クライアントが要求したフェイルオーバーのタイプです。次の値を指定できます。
  • OO4O_FO_SESSION。要求されたセッションのフェイルオーバーのみを示します。

  • OO4O_FO_SELECT。要求された選択フェイルオーバーとセッション・フェイルオーバーを示します。

[in]

fo_event

Failoverイベント。これはフェイルオーバーの状態を示します。次の値をとることができます。
  • OO4O_FO_BEGIN。フェイルオーバーで失われた接続が検出され、フェイルオーバーが開始していることを示します。

  • OO4O_FO_END。フェイルオーバーが正常に完了したことを示します。

  • OO4O_FO_ABORT。フェイルオーバーが失敗し、再試行しないことを示します。

  • OO4O_FO_ERROR- フェイルオーバーが失敗したことを示しますが、アプリケーションでエラーを処理してフェイルオーバーを再試行する機会が与えられます。OnFailoverメソッドがOO4O_FO_RETRYを戻すようにプログラミングすることで、アプリケーションはフェイルオーバーを再試行できます。

  • OO4O_FO_REAUTH- ユーザー・ハンドルが再認証されたことを示します。これは、シングル・データベース接続でクライアントに複数のユーザー・セッションがある状況に適用されます。初期フェイルオーバー時に、有効なユーザー・セッションのみがフェイルオーバーされます。アプリケーションでその他のセッションを使用するときにそれらのセッションはフェイルオーバーされます。これが、連続フェイルオーバー時にコールバックに渡される値です。

[in] fo_OraDB フェイルオーバー中のユーザー・セッションのOraDatabaseオブジェクト。fo_event変数がOO4O_FO_REAUTHの場合のみ有効です。

フェイルオーバー通知の例

「例: フェイルオーバー通知」を参照してください。