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Oracle® Objects for OLE開発者ガイド
11gリリース2 (11.2) for Microsoft Windows
B58887-04
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MonitorStart(OraAQ)メソッド

説明

指定されたメッセージをデキューするモニター・スレッドを開始します。

使用方法

Q.MonitorStart NotificationHandler, CallbackCtx, MsgFilterVal,MsgFilter

引数

このメソッドの引数は、次のとおりです。

引数 説明
[in] NotificationHandler 新規メッセージの通知が必要なコールバック・メソッド(NotifyMe)を含むIDispatchインタフェース。
[in] CallbackCtx アプリケーションがNotifyMeメソッドに渡す必要があるコンテキスト固有の情報。この情報は、ユーザー基準を満たす新しいメッセージがデキューされるたびに、NotifyMeメソッドに渡されます。
[in] [オプション] MsgFilterVal メッセージ・フィルタの値を含むバイト配列。MsgFilterORAAQ_ANYの場合は無視されます。
[in] [オプション] MsgFilter メッセージの選択基準を指定する整数の定数MsgFilterに指定できる値は、次のとおりです。
  • ORAAQ_ANY = 0 - キューに到着したすべてのメッセージに対してコールバックを起動します。これがデフォルト値になります。

  • ORAAQ_CONSUMER = 1 - MsgFilterValueに指定されたコンシューマ向けのメッセージがデキューされたときにコールバックを起動します。

  • ORAAQ_MSGID = 2 - MsgFilterValに指定された識別子を含むメッセージがデキューされたときにコールバックを起動します。


備考

NotifyMeは通知オブジェクトのコールバック・メソッドです。このメソッドの構文は、次のとおりです。

Public Sub NotifyMe (ByVal Ctx As Variant, ByVal Msgid As Variant)
変数 説明
[in] Ctx アプリケーションによってMonitorStartメソッドに渡される値。メッセージのデキュー時にアプリケーションが渡す必要があるコンテキスト依存の情報です。
[in] Msgid 新しくデキューされたメッセージのメッセージID。監視中にエラーが発生した場合、Msgid変数はNULLになります。

デフォルトでは、メッセージはRemoveモードでNotifyMeに渡されます。デフォルトのデキュー・オプションは、このインスタンス(OraAQ)のプロパティを設定することによって上書きできます。

MonitorStartメソッドはORAAQ_SUCCESSまたはORAAQ_FAILを戻します。


関連項目:

メッセージの監視