ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server インストール ガイド
11g リリース 1 (10.3.1)
B55508-01
  目次
目次

戻る
戻る
 
次へ
次へ

3 グラフィカル モードでのインストール プログラムの実行

インストール プログラムの起動」の説明に従って、インストール プログラムを起動します。

インストール ウィザードでは、表 3-1 で説明した一連のウインドウが表示されます。

表 3-1 グラフィカル モードでのインストール プログラムの実行

ウィンドウ 実行するアクション

[ようこそ]

[次へ] をクリックしてインストールを続行する。

[終了] をクリックすると、いつでもインストールを取り消すことができる。

[Middleware ホーム ディレクトリの選択]

対象システム上にインストールされたすべての製品の中央サポート ディレクトリとして機能するホーム ディレクトリを指定する。

  • システムにすでにホーム ディレクトリがある場合は、そのディレクトリを選択できる (推奨)。新しいホーム ディレクトリを作成することもできる。

  • [Middleware ホーム ディレクトリ] フィールドに新しいディレクトリ名を入力することにより新しいディレクトリを作成する場合は、インストール プログラムによりディレクトリが自動的に作成される。[参照] をクリックして、[Middleware ホーム ディレクトリ] の選択ウィンドウからディレクトリを選択することもできる。

[次へ] をクリックして続行する。[ダウンロード オプションの指定] ウィンドウが表示される。

ホーム ディレクトリの詳細については、「ホーム ディレクトリの選択」を参照。

セキュリティ更新の登録

My Oracle Support を使用して Oracle WebLogic Server インストールを登録するかどうかを指定する。登録することで、Oracle Support によってインストール固有のすべてのセキュリティ更新が直ちに通知される。

インストールを登録するには、電子メール アドレスおよび My Oracle Support のパスワードを入力する。登録を拒否する場合、「My Oracle Support を介してセキュリティ更新を受信する」の選択を解除し、選択内容を確認する。

Oracle Support に登録していない場合、My Oracle Support Web サイト https://metalink.oracle.com/CSP/ui/index.html へ移動し、登録して My Oracle Support アカウントを取得する。

My Oracle Support にインストールを登録する機能の詳細については、『Oracle コンフィグレーション マネージャのインストールおよび管理ガイド』を参照。

[ダウンロード オプションの指定]

注意 : このウィンドウは、Net インストーラを使用する場合にのみ表示される。

ソフトウェアをダウンロードする時、以下のオプションからプリファレンスを選択し、[次へ] をクリックして続行する。[インストール タイプの選択] ウィンドウが表示される。

  • [保存先ディレクトリ] - ソフトウェア コンポーネントをダウンロードする保存先ディレクトリを指定する。インストール プログラムでは、システムにインストールするコンポーネント毎にアーカイブ ファイルがダウンロードされる。これらのファイルをシステム上の任意のディレクトリに保存できる。選択したディレクトリは、インストーラまたはインストールされたソフトウェーアを格納するディレクトリと同じである要はない。

注意 : 既に保存先ディレクトリが指定されている場合、そのディレクトリ名が表示されます。保存先ディレクトリが指定されなかった場合、インストーラによってデフォルトでシステムの一時ディレクトリが指定される。一時ディレクトリに、アーカイブ ファイルとインストール プログラムのための十分なスペースがあることを確認する。インストール プログラムに必要な一時スペースの詳細については、「一時ディスク スペースの要件」を参照。

  • [インストーラが終了する時、ダウンロードしたファイルの削除] - インストールが完了した後、インストール プログラムではダウンロードしたファイルを削除する場合、このオプションを選択する。このオプションを選択しない場合、ダウンロードしたファイルが指定した一時ディレクトリに保存される。

  • [HTTP プロキシを使用する] - ダウンロードに HTTP プロキシ サーバを使用する場合は、このオプションを選択する。HTTP プロキシ サーバを使用するには、以下の情報をを入力する必要がある。

    [ホスト] - プロキシ サーバの名前または IP アドレスを入力します。

    [ポート] - プロキシ サーバのポート番号を入力します。

  • [認証を使用する] - 使用している HTTP プロキシ サーバにサーバ側認証が必要な場合は、このオプションを選択する。このオプションを選択する場合、以下の情報を入力する必要がある。

    [ユーザ名] - プロキシ サーバで必要な、有効なユーザ名を入力する。

    [パスワード] - ユーザの有効なパスワードを入力する。

[インストール タイプの選択]

このウィンドウは、初回のインストールでのみ表示される。

インストール タイプを選択する。

  • [一般的な] - インストール プログラムに含まれるすべてのソフトウェア コンポーネントがシステム上にインストールされる。サンプル ドメインはインストール時に PointBase データベースで使用するためにあらかじめコンフィグレーションされ、インストールが完了すると、サンプルを実行できる。

  • [カスタム] - インストールするソフトウェア コンポーネントを選択する。Windows システムでは、Oracle WebLogic Server ノード マネージャを Windows サービスとしてインストールするかどうかも選択できる。

[次へ] をクリックする。[製品およびコンポーネントの選択] ウィンドウが表示される。

詳細については、「インストール タイプの選択」を参照。

[製品およびコンポーネントの選択]

このウィンドウは、次の条件でのみ表示される。

  • [インストール タイプの選択] ウィンドウで [カスタム] を選択した場合。

  • 既存のインストールにコンポーネントを追加する場合。

適切なチェック ボックスをチェックするか、またはチェックをはずし、インストールするコンポーネントを指定する。このウィンドウには、インストール可能なすべてのコンポーネントのツリービューが表示される。

コンポーネントをフォルダ レベルで選択または選択解除すると、そのすべてのサブコンポーネントも同様に選択または選択解除される。

システムにすでにインストールされているコンポーネントがあれば、対応するチェック ボックスは灰色で表示される。

このウィンドウには、選択したコンポーネントの説明およびおおよそのインストール済みサイズも表示される。

注意 : インストールするコンポーネントを選択または選択解除すると、インストール プログラムによりコンポーネント間の依存関係がチェックされ、選択されたコンポーネントのリストが自動的に修正されます。たとえば、Oracle WebLogic Server を選択解除すると、Oracle WebLogic Server を必要とするコンポーネントも選択解除されます。

システムにインストール可能なコンポーネントの詳細については、「インストール可能な製品コンポーネント」を参照。

[JDK の選択]

このウィンドウは、カスタム インストールを選択した場合のみ表示される。

このウィンドウには、JDK のリストが表示される。このリストには、選択したすべてのコンポーネントの以前のインストールに利用できる (および共通である) JDK が含まる。

製品と共にインストールする JDK を選択する。

参照して、使用しているマシンにインストールされているローカル JDK (最低 1.6.0_05) も選択できる。

このウィンドウには、強調表示した JDK のおおよそのインストール済みサイズ、選択したすべての JDK の合計インストール済みサイズおよびコンポーネントの合計インストール済みサイズも表示される。

注意 : Sun は、次の Sun Java 実行時環境に影響を与える複数の Java セキュリティの脆弱性が取り組まれている。

  • JDK および JRE 6 更新 10 と以前

  • JDK および JRE 5.0 更新 16 と以前

上記のいずれのバージョンの JDK をすでにインストールされている場合は、インストールで最新バージョンの JDK を選択して、それを Sun Java 実行時環境にアップグレードする必要がある。

[アーカイブ情報のダウンロード]

このウィンドウは、Net インストーラを使用する場合にのみ表示される。

操作は不要。

このウィンドウは、使用しているシステムに準備段階のアーカイブ情報がダウンロードされる場合表示される。このウィンドウの次には、[アーカイブのダウンロード] ウィンドウが表示される。

[アーカイブのダウンロード]

このウィンドウは、Net インストーラを使用する場合にのみ表示される。

  • 該当するチェック ボックスをチェックするか、またはチェックをはずして、ダウンロードが完了した後、自動的にインストールを続行するかどうかを指定する。このチェック ボックスは、デフォルトで選択されている。このチェック ボックスのチェックをはずすと、ダウンロードが完了した後、インストールを続行するために [次へ] をクリックする必要がある。

  • 何らかの理由でも、ダウンロードを中断する必要がある場合、[一時停止] をクリックする。[一時停止] ボタンは [再開] ボタンに 置き換えられる。[一時停止] ボタンを押すと、ダウンロードが中断され、前のウィンドウに戻って選択を変更することができる。ダウンロードを続行するには、[再開] をクリックする。

[アーカイブの整合性チェック]

このウィンドウは、Net インストーラを使用する場合にのみ表示される。

  • 操作は不要。このウィンドウは、インストール プログラムによって、コンポーネント アーカイブ ファイルが正常にダウンロードされたことが確認されるとき表示される。

[Eclipse ロケーション オプションのインストール]

このウィンドウは、以下の状況においてのみ表示される。

  • 汎用的なインストーラを使用して完全インストールを実行する場合

  • カスタム インストールを実行する場合で、Workshop コンポーネントが選択される場合

Workshop for WebLogic では、Eclipse をインストールするかまたは既存の Eclipse インストールを使用するかを選択する。

  • デフォルトでは、[Eclipse のインストール] オプションが選択されています。Eclipse は、汎用的なインストーラが実行中でない限り MW_HOME\tools\eclipse_pkgs\2.0\eclipse_3.3.2\eclipse にインストールされる。

    汎用的なインストーラが実行中である場合、[既存の Eclipse の使用] のみは使用可能なオプションです。Eclipse はプラットフォーム固有であるため、汎用的なインストーラを実行する前に、使用しているプラットフォーム用の Eclipse 3.3.2 と WTP 2.0.3 のコピーをダウンロードしてインストールする必要がある。

  • [既存の Eclipse の使用] オプションを選択する場合、既存の Eclipse のホーム ディレクトリ (Eclipse プラグインと機能の親ディレクトリ) のパスを指定する。

[製品インストール ディレクトリの選択]

このウィンドウは、既存のインストールにコンポーネントを追加する場合には表示されない。代わりに、製品インストール ディレクトリの確認が要求される。この場合、選択したコンポーネントは、初回インストール時に指定した製品ディレクトリにインストールされる。

ソフトウェアをインストールするディレクトリを指定し、[次へ] をクリックする。デフォルトの製品ディレクトリを受け入れるか、または新しいディレクトリを指定する。

ディレクトリを作成する場合は、インストール プログラムによりディレクトリが自動的に作成される。

[Middleware ホーム ディレクトリの選択] ウィンドウに戻ってホームの選択を変更する場合は、ホーム ディレクトリに加える変更のタイプに基づいて以下の変更が発生する。

  • [製品インストール ディレクトリの選択] ウィンドウでデフォルトの製品インストール ディレクトリを受け入れた場合、[Middleware ホーム ディレクトリの選択] ウィンドウでは元のインストール ディレクトリが保持される。

    たとえば、Oracle WebLogic Server のデフォルトのインストール ディレクトリは MW_HOME\wlserver_version である。

  • [製品インストール ディレクトリの選択] ウィンドウで新しい製品インストール ディレクトリを入力した場合、[Middleware ホーム ディレクトリの選択] ウィンドウではディレクトリ名がこの新しい名前に変更される。

  • [製品インストール ディレクトリの選択] ウインドウでインストール ディレクトリを指定した場合で、そのディレクトリが古いホーム以外の場所にある場合は、古いインストール ディレクトリが保持される。

詳細については、「製品インストール ディレクトリの選択」を参照。

[Windows サービスのインストール]

このウィンドウは、すべての条件が true の場合のみ表示される。

  • ユーザに管理者権限がある場合。

  • 初回のインストールを実行する場合。

  • Windows プラットフォームにインストールする場合。

  • [インストール タイプの選択] ウィンドウで [カスタム] を選択した場合。

表示された Windows サービス、特に Oracle WebLogic Server ノード マネージャ サービスをインストールするかどうかを選択する。ノード マネージャは、ドメイン内のサーバ インスタンスをモニタ、起動、停止するために使用される。

[はい] を選択する場合は、該当するフィールドにノード マネージャのリスン ポート を入力する。デフォルトは、5556

注意 : 指定したリスン ポートが実行中のアプリケーションによって使用中の場合は、インストール プログラムで別のノード マネージャ リスン ポート番号を入力するよう求められる。

[ショートカットの場所の選択]

このウィンドウは、次の条件でのみ表示される。

  • ユーザに管理者権限がある場合。

  • 初回のインストールを実行する場合。

  • Windows プラットフォームにインストールする場合。

[スタート] メニューのショートカットを作成する [スタート メニュー] フォルダを指定する。[次へ] をクリックして続行する。[ステータス] ウィンドウが表示される。

次のオプションから選択する。

  • [All Users] の [スタート メニュー] フォルダ

    このオプションを選択して、マシン上に登録されているすべてのユーザがインストールされたソフトウェアにアクセスできます。ただし、管理者権限を持つユーザだけが [All Users] フォルダにショートカットを作成することができる。そのため、管理者権限を持たないユーザがコンフィグレーション ウィザードを使用してドメインを作成しても、そのドメインへの [スタート] メニューのショートカットは作成されない。この場合は、必要に応じて、ローカルの [スタート] メニュー フォルダに手動でショートカットを作成することができる。[All Users のスタート] メニューを選択するには、キーボードの〔Alt〕+〔A〕を押す。

  • ローカル ユーザの [スタート メニュー] フォルダ

    このオプションを選択すると、そのマシンに登録されているその他のユーザはそのインストールの [スタート] メニューのエントリにアクセスできない。ローカル ユーザのスタート メニューを選択するには、キーボードの〔Alt〕+〔L〕を押す。

[インストールの概要]

このウィンドウには、インストールする製品コンポーネントおよび JDK のリストが表示される。また、各製品コンポーネント、JDK の説明とおおよそのインストール済みサイズ、および選択したすべての項目の合計サイズも表示される。

[次へ] をクリックする。

[ステータス]

製品およびサービスに関して表示される情報を読む。指定したファイルがシステムにコピーされたら、[次へ] をクリックする。

[インストール完了]

この画面では、「インストールが完了しました」というメッセージのダイアログ ボックスが表示される。

QuickStart アプリケーションを実行するかどうかを指定する。QuickStart は、初心者が WebLogic Platform を評価、習得、使用しやすいように設計されたプログラムである。これを使用すると、WebLogic Platform ツアーや、他のサンプル、開発ツール、オンライン ドキュメントに簡単にアクセスできる。QuickStart を起動しない場合は、このオプションのチェック ボックスのチェックをはずす。

インストール プログラムを終了して、他に選択した QuickStart を起動する場合は、[完了] をクリックする。