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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server インストール ガイド
11g リリース 1 (10.3.1)
B55508-01
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2 インストール プログラムの起動

次の節では、Windows および UNIX プラットフォーム上でのインストール プログラムを起動する方法について説明します。

2.1 インストール プログラムの作業開始前の注意

ソフトウェアのインストールを開始する前に、次のことを確認してください。

2.2 Windows 上でのインストール プログラムの起動

次の節では、Windows プラットフォーム上でインストール プログラムを起動する方法について説明します。

2.2.1 グラフィカル モードでのインストール プログラムの起動

Windows プラットフォーム上でグラフィカル モードのインストール プログラムを開始するには、以下の手順に従います。

  1. Windows システムにログインします。

  2. インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。

  3. インストール プログラムがあるディレクトリに移動します。

  4. インストール ファイルをダブルクリックします。

    たとえば、Oracle WebLogic Server net インストーラ用のインストール プログラムの名前は net_wls1031_win32.exe です。

    インストール プログラムによって、ソフトウェアのインストールが開始されます。

  5. 3 グラフィカル モードでのインストール プログラムの実行」に進みます。

2.2.2 コンソール モードでのインストール プログラムの起動

Windows プラットフォーム上でコンソール モードのインストール プログラムを開始するには、以下の手順に従います。

  1. 対象の Windows システムにログインします。

  2. コマンド プロンプト ウィンドウを開く。

  3. インストール プログラムがあるディレクトリに移動します。

  4. インストール プログラムの名前を入力してインストールを起動します。

    たとえば、コンソール モードで Windows 用の Oracle WebLogic Server net インストーラを開始するには、以下を入力します。

    net_wls1031_win32.exe -mode=console
    

    注意 :

    コマンドラインに -log=full_path_to_log_file オプションを追加すると、詳細なインストール ログが作成されます。

    詳細については、「1.7 詳細なインストール ログの生成」を参照してください。


    しばらくすると、インストール プログラムによってソフトウェアのインストールが開始されます。

  5. 4 コンソール モードでのインストール プログラムの実行」に進みます。

2.2.3 サイレント モードでのインストール プログラムの起動

サイレント モード インストールの詳細については、「5.1 サイレント モード インストールの概要」を参照してください。


注意 :

サイレント モード インストールの場合、パッケージ インストーラを使用する必要がある。サイレント モード インストールは、Net インストーラではサポートされていません。

Windows プラットフォーム上でサイレント モードのインストール プログラムを開始するには、以下の手順に従います。

  1. Windows システムにログインします。

  2. グラフィカル モード インストールやコンソール モード インストールなどの対話的なインストール処理中にユーザが通常入力するコンフィグレーション設定を定義する silent.xml ファイルを作成します。silent.xml ファイルの作成については、「5.3 サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルの作成」を参照してください。


    注意 :

    silent.xml ファイルのエントリが不適切な場合は、インストール エラーが発生するおそれがあります。エラー原因を容易に特定できるように、インストールを開始するときにログ ファイルを作成することをお勧めします。

  3. コマンド プロンプト ウィンドウを開く。

  4. インストール プログラムがあるディレクトリに移動します。

  5. インストーラを開始します。

    たとえば、Windows で Oracle WebLogic Server インストーラを起動するには、以下を入力します。

    wls1031_win32.exe -mode=silent -silent_xml=path_to_silent.xml

    ここで、path_to_silent.xml は、silent.xml ファイルの完全なパス名です。


    注意 :

    コマンドラインに -log=full_path_to_log_file オプションを追加すると、詳細なインストール ログが作成されます。

    詳細については、「1.7 詳細なインストール ログの生成」を参照してください。


Oracle インストーラ ウィンドウが表示され、ファイルの抽出中であることを示します。その他のプロンプトやテキストは表示されません。

詳細については、「5 サイレント モードでのインストール プログラムの実行」を参照してください。

2.3 UNIX 上でのインストール プログラムの起動

インストール プログラムの実行には、Java 実行時環境 (JRE) が必要です。JRE は、Windows インストール プログラムと一部の UNIX インストール プログラム (ファイル名の末尾が .bin) にバンドルされています。その他の UNIX プラットフォームでは、インストール プログラムに JRE が含まれていません。そのようなインストール プログラムは、ファイルの末尾が .jar です。.jar インストール プログラムを実行するには、適切なバージョンの JDK がシステムにインストールされ、PATH システム変数の先頭に JDK の bin ディレクトリが指定されている必要があります。


注意 :

インストール プロセスでは、このディレクトリを指す JAVA_HOME と関連する変数に値を割り当てるので、必ず JDK を使用してください。インストール プログラムによってインストールされるすべてのスクリプト (サンプル アプリケーション、コンフィグレーション ウィザード、およびその他の開発ツールを起動するためのスクリプトを含む) は、デフォルトでこの JDK を使用します。

グラフィカル モード インストールを実行するには、使用するコンソールで Java ベースの GUI がサポートされる必要があります。インストール プログラムで、Java ベースの GUI がサポートされていないと判断された場合は、自動的にコンソール モード インストール プログラムが起動されます。


2.3.1 .bin インストーラを使用した UNIX 上でのインストール プログラムの起動

次の節では、拡張子 .bin のファイルを使用して UNIX プラットフォーム上でインストール プログラムを起動する方法を説明します。

グラフィカルモードでの .bin インストール プログラムの起動

末尾が .bin であるインストール ファイルを使用してグラフィカル モード インストールを開始するには、以下の手順に従います。

  1. 対象の UNIX システムにログインします。

  2. インストール プログラムがあるディレクトリに移動します。

  3. 次のコマンドを入力して、インストールを開始します。

    chmod a+x file_name.bin /file_name.bin

    file_name.bin は、インストール プログラムの名前です。たとえば、Oracle WebLogic Server 10.3 の場合、Solaris の net インストーラ ファイル名は net_wls1031_solaris32.bin です。

    インストール プログラムによって、ソフトウェアのインストールが開始されます。

  4. 3 グラフィカル モードでのインストール プログラムの実行」に進みます。

コンソール モードでの .bin インストール プログラムの起動

末尾が .bin であるインストール ファイルを使用してコンソール モード インストールを開始するには、以下の手順に従います。

  1. 対象の UNIX システムにログインします。

  2. インストール プログラムがあるディレクトリに移動します。

  3. 次のコマンドを入力して、インストールを開始します。

    chmod a+x file_name.bin /file_name.bin -mode=console

  4. 4 コンソール モードでのインストール プログラムの実行」に進みます。

サイレント モードでの .bin インストール プログラムの起動

末尾が .bin であるインストール ファイルを使用してサイレント モード インストールを開始するには、以下の手順に従います。

  1. 対象の UNIX システムにログインします。

  2. グラフィカル モード インストールやコンソール モード インストールなどの対話的なインストール処理中にユーザが通常入力するコンフィグレーション設定を定義する silent.xml ファイルを作成します。silent.xml ファイルの作成については、「5.3 サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルの作成」を参照してください。


    注意 :

    silent.xml ファイルのエントリが不適切な場合は、インストール エラーが発生するおそれがあります。エラー原因を容易に特定できるように、インストールを開始するときにログ ファイルを作成することをお勧めします。

  3. インストール プログラムがあるディレクトリに移動します。

  4. 次のコマンドを入力して、インストール プログラムを起動します。

    chmod a+x file_name.bin /file_name.bin -mode=silent -silent_xml= path_to_silent.xml

    file_name.bin は、インストール ファイルの名前です。

    path_to_silent.xml は、silent.xml ファイルの完全なパス名です。

    インストーラ ウィンドウが表示され、ファイルの抽出中であることを示します。その他のプロンプトやテキストは表示されません。

サイレント モード インストールの詳細については、「5 サイレント モードでのインストール プログラムの実行」を参照してください。


注意 :

コマンドラインに -log=full_path_to_log_file オプションを追加すると、詳細なインストール ログが作成されます。

詳細については、「1.7 詳細なインストール ログの生成」を参照してください。


2.3.2 .jar インストーラを使用した UNIX 上でのインストール プログラムの起動

次の節では、汎用 (.bin) インストーラを使用して UNIX プラットフォーム上でインストール プログラムを起動する方法を説明します。

グラフィカルモードでの .jar インストール プログラムの起動

末尾が .jar であるインストール ファイルを使用してグラフィカル モードのインストール プログラムを開始するには、以下の手順に従います。

  1. 対象の UNIX システムにログインします。

  2. 対象システムの PATH 変数定義の先頭に、該当する JDK の bin ディレクトリを追加します。

    たとえば、PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATHexport PATH

  3. インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。

  4. 次のコマンドを入力して、インストール プログラムを起動します。

    java -jar net_wlsversion_generic.jar

    インストール プログラムによって、ソフトウェアのインストールが開始されます。

  5. 3 グラフィカル モードでのインストール プログラムの実行」に進みます。

コンソール モードでの .jar インストール プログラムの起動

末尾が .jar であるインストール ファイルを使用してコンソール モードのインストール プログラムを開始するには、以下の手順に従います。

  1. 対象の UNIX システムにログインします。

  2. 対象システムの PATH 変数定義の先頭に、該当する JDK の bin ディレクトリを追加します。

    たとえば、PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATHexport PATH

  3. インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。

  4. 次のコマンドを入力して、インストールを開始します。

    java -jar <file_name.jar> -mode=console

    file_name.jar は、インストール ファイルの名前です。

  5. 4 コンソール モードでのインストール プログラムの実行」に進みます。

サイレント モードでの .jar インストール プログラムの起動

末尾が .jar であるインストール ファイルを使用してサイレント モードのインストール プログラムを開始するには、以下の手順に従います。

  1. 対象の UNIX システムにログインします。

  2. グラフィカル モード インストールやコンソール モード インストールなどの対話的なインストール処理中にユーザが通常入力するコンフィグレーション設定を定義する silent.xml ファイルを作成します。silent.xml ファイルの作成については、「5.3 サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルの作成」を参照してください。


    注意 :

    silent.xml ファイルのエントリが不適切な場合は、インストール エラーが発生するおそれがあります。エラー原因を容易に特定できるように、インストールを開始するときにログ ファイルを作成することをお勧めします。

  3. 対象システムの PATH 変数定義の先頭に、該当する JDK の bin ディレクトリを追加します。

    たとえば、PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATHexport PATH

  4. インストール ファイルがあるディレクトリに移動します。

  5. 次のコマンドを入力して、インストールを開始します。

    java -jar file_name.jar -mode=silent -silent_xml=/path_to_silent.xml

    file_name.jar は、インストール ファイルの名前です。

    path_to_silent.xml は、silent.xml ファイルの完全なパス名です。

    インストーラ ウィンドウが表示され、ファイルの抽出中であることを示します。

詳細については、「5 サイレント モードでのインストール プログラムの実行」を参照してください。


注意 :

コマンドラインに -log=full_path_to_log_file オプションを追加すると、詳細なインストール ログが作成されます。詳細については、「1.7 詳細なインストール ログの生成」を参照してください。

汎用アップグレード インストーラを実行する場合、コマンドに -Xmx<size>[g|G|m|M|k|K] オプションを追加して、ヒープ サイズが適切であることを確認します。