次の節では、Windows および UNIX プラットフォーム上でのインストール プログラムを起動する方法について説明します。
ソフトウェアのインストールを開始する前に、次のことを確認してください。
ソフトウェアはサポート対象のハードウェアやソフトウェアのコンフィグレーションにインストールしていることを確認します。詳細については、「サポート対象のコンフィグレーション」ドキュメントを参照してください。
「1 インストールの準備」をお読みください。
同じ製品の以前にインストールしたバージョンの上、また、同じホーム ディレクトリに、同じファイルの場所に Product を再インストールすることはできない。ただし、既存のインストールに製品および製品コンポーネントを追加することは可能です。
たとえば、あるインストールで WebLogic Server をインストールし、別のインストールで Workshop をインストールすることはできます。しかし、製品の同じバージョンのものを再インストールする場合は、「7 ソフトウェアのアンインストール」で説明するように、はじめに前のインストールをアンインストールする必要があります。
WebLogic Server の既存のインストールにコンポーネントを追加する場合は、インストールを開始する前に稼動中のサーバをシャットダウンする必要がある。
次の節では、Windows プラットフォーム上でインストール プログラムを起動する方法について説明します。
2.2.3 サイレント モードでのインストール プログラムの起動
注意 : 複数のモニタをサポートする Windows システムにソフトウェアをインストールする場合は、1 つだけを有効にして (他のモニタを無効にして)、インストール プログラムを起動します。 |
Windows プラットフォーム上でグラフィカル モードのインストール プログラムを開始するには、以下の手順に従います。
Windows システムにログインします。
インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。
インストール プログラムがあるディレクトリに移動します。
インストール ファイルをダブルクリックします。
たとえば、Oracle WebLogic Server net インストーラ用のインストール プログラムの名前は net_wls1031_win32.exe
です。
インストール プログラムによって、ソフトウェアのインストールが開始されます。
「3 グラフィカル モードでのインストール プログラムの実行」に進みます。
Windows プラットフォーム上でコンソール モードのインストール プログラムを開始するには、以下の手順に従います。
対象の Windows システムにログインします。
コマンド プロンプト ウィンドウを開く。
インストール プログラムがあるディレクトリに移動します。
インストール プログラムの名前を入力してインストールを起動します。
たとえば、コンソール モードで Windows 用の Oracle WebLogic Server net インストーラを開始するには、以下を入力します。
net_wls1031_win32.exe -mode=console
注意 : コマンドラインに-log=full_path_to_log_file オプションを追加すると、詳細なインストール ログが作成されます。
詳細については、「1.7 詳細なインストール ログの生成」を参照してください。 |
しばらくすると、インストール プログラムによってソフトウェアのインストールが開始されます。
「4 コンソール モードでのインストール プログラムの実行」に進みます。
サイレント モード インストールの詳細については、「5.1 サイレント モード インストールの概要」を参照してください。
注意 : サイレント モード インストールの場合、パッケージ インストーラを使用する必要がある。サイレント モード インストールは、Net インストーラではサポートされていません。 |
Windows プラットフォーム上でサイレント モードのインストール プログラムを開始するには、以下の手順に従います。
Windows システムにログインします。
グラフィカル モード インストールやコンソール モード インストールなどの対話的なインストール処理中にユーザが通常入力するコンフィグレーション設定を定義する silent.xml
ファイルを作成します。silent.xml
ファイルの作成については、「5.3 サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルの作成」を参照してください。
注意 : silent.xml ファイルのエントリが不適切な場合は、インストール エラーが発生するおそれがあります。エラー原因を容易に特定できるように、インストールを開始するときにログ ファイルを作成することをお勧めします。 |
コマンド プロンプト ウィンドウを開く。
インストール プログラムがあるディレクトリに移動します。
インストーラを開始します。
たとえば、Windows で Oracle WebLogic Server インストーラを起動するには、以下を入力します。
wls1031_win32.exe -mode=silent -silent_xml=
path_to_silent.xml
ここで、path_to_silent.xml
は、silent.xml
ファイルの完全なパス名です。
注意 : コマンドラインに-log= full_path_to_log_file オプションを追加すると、詳細なインストール ログが作成されます。
詳細については、「1.7 詳細なインストール ログの生成」を参照してください。 |
Oracle インストーラ ウィンドウが表示され、ファイルの抽出中であることを示します。その他のプロンプトやテキストは表示されません。
詳細については、「5 サイレント モードでのインストール プログラムの実行」を参照してください。
インストール プログラムの実行には、Java 実行時環境 (JRE) が必要です。JRE は、Windows インストール プログラムと一部の UNIX インストール プログラム (ファイル名の末尾が .bin
) にバンドルされています。その他の UNIX プラットフォームでは、インストール プログラムに JRE が含まれていません。そのようなインストール プログラムは、ファイルの末尾が .jar
です。.jar
インストール プログラムを実行するには、適切なバージョンの JDK がシステムにインストールされ、PATH
システム変数の先頭に JDK の bin
ディレクトリが指定されている必要があります。
注意 : インストール プロセスでは、このディレクトリを指す JAVA_HOME と関連する変数に値を割り当てるので、必ず JDK を使用してください。インストール プログラムによってインストールされるすべてのスクリプト (サンプル アプリケーション、コンフィグレーション ウィザード、およびその他の開発ツールを起動するためのスクリプトを含む) は、デフォルトでこの JDK を使用します。グラフィカル モード インストールを実行するには、使用するコンソールで Java ベースの GUI がサポートされる必要があります。インストール プログラムで、Java ベースの GUI がサポートされていないと判断された場合は、自動的にコンソール モード インストール プログラムが起動されます。 |
次の節では、拡張子 .bin
のファイルを使用して UNIX プラットフォーム上でインストール プログラムを起動する方法を説明します。
グラフィカルモードでの .bin インストール プログラムの起動
末尾が .bin
であるインストール ファイルを使用してグラフィカル モード インストールを開始するには、以下の手順に従います。
対象の UNIX システムにログインします。
インストール プログラムがあるディレクトリに移動します。
次のコマンドを入力して、インストールを開始します。
chmod a+x
file_name.bin
/
file_name.bin
file_name.bin
は、インストール プログラムの名前です。たとえば、Oracle WebLogic Server 10.3 の場合、Solaris の net インストーラ ファイル名は net_wls1031_solaris32.bin
です。
インストール プログラムによって、ソフトウェアのインストールが開始されます。
「3 グラフィカル モードでのインストール プログラムの実行」に進みます。
コンソール モードでの .bin インストール プログラムの起動
末尾が .bin
であるインストール ファイルを使用してコンソール モード インストールを開始するには、以下の手順に従います。
対象の UNIX システムにログインします。
インストール プログラムがあるディレクトリに移動します。
次のコマンドを入力して、インストールを開始します。
chmod a+x
file_name.bin
/
file_name.bin
-mode=console
「4 コンソール モードでのインストール プログラムの実行」に進みます。
サイレント モードでの .bin インストール プログラムの起動
末尾が .bin
であるインストール ファイルを使用してサイレント モード インストールを開始するには、以下の手順に従います。
対象の UNIX システムにログインします。
グラフィカル モード インストールやコンソール モード インストールなどの対話的なインストール処理中にユーザが通常入力するコンフィグレーション設定を定義する silent.xml
ファイルを作成します。silent.xml
ファイルの作成については、「5.3 サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルの作成」を参照してください。
注意 : silent.xml ファイルのエントリが不適切な場合は、インストール エラーが発生するおそれがあります。エラー原因を容易に特定できるように、インストールを開始するときにログ ファイルを作成することをお勧めします。 |
インストール プログラムがあるディレクトリに移動します。
次のコマンドを入力して、インストール プログラムを起動します。
chmod a+x
file_name.bin
/
file_name.bin
-mode=silent -silent_xml=
path_to_silent.xml
file_name.bin
は、インストール ファイルの名前です。
path_to_silent.xml
は、silent.xml
ファイルの完全なパス名です。
インストーラ ウィンドウが表示され、ファイルの抽出中であることを示します。その他のプロンプトやテキストは表示されません。
サイレント モード インストールの詳細については、「5 サイレント モードでのインストール プログラムの実行」を参照してください。
注意 : コマンドラインに-log=full_path_to_log_file オプションを追加すると、詳細なインストール ログが作成されます。
詳細については、「1.7 詳細なインストール ログの生成」を参照してください。 |
次の節では、汎用 (.bin
) インストーラを使用して UNIX プラットフォーム上でインストール プログラムを起動する方法を説明します。
グラフィカルモードでの .jar インストール プログラムの起動
末尾が .jar
であるインストール ファイルを使用してグラフィカル モードのインストール プログラムを開始するには、以下の手順に従います。
対象の UNIX システムにログインします。
対象システムの PATH
変数定義の先頭に、該当する JDK の bin
ディレクトリを追加します。
たとえば、PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATHexport PATH
インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。
次のコマンドを入力して、インストール プログラムを起動します。
java -jar net_wls
version
_generic.jar
インストール プログラムによって、ソフトウェアのインストールが開始されます。
「3 グラフィカル モードでのインストール プログラムの実行」に進みます。
コンソール モードでの .jar インストール プログラムの起動
末尾が .jar
であるインストール ファイルを使用してコンソール モードのインストール プログラムを開始するには、以下の手順に従います。
対象の UNIX システムにログインします。
対象システムの PATH
変数定義の先頭に、該当する JDK の bin
ディレクトリを追加します。
たとえば、PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATHexport PATH
インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動します。
次のコマンドを入力して、インストールを開始します。
java -jar <file_name.jar> -mode=console
file_name
.jar は、インストール ファイルの名前です。
「4 コンソール モードでのインストール プログラムの実行」に進みます。
サイレント モードでの .jar インストール プログラムの起動
末尾が .jar
であるインストール ファイルを使用してサイレント モードのインストール プログラムを開始するには、以下の手順に従います。
対象の UNIX システムにログインします。
グラフィカル モード インストールやコンソール モード インストールなどの対話的なインストール処理中にユーザが通常入力するコンフィグレーション設定を定義する silent.xml
ファイルを作成します。silent.xml
ファイルの作成については、「5.3 サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルの作成」を参照してください。
注意 : silent.xml ファイルのエントリが不適切な場合は、インストール エラーが発生するおそれがあります。エラー原因を容易に特定できるように、インストールを開始するときにログ ファイルを作成することをお勧めします。 |
対象システムの PATH
変数定義の先頭に、該当する JDK の bin
ディレクトリを追加します。
たとえば、PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATHexport PATH
インストール ファイルがあるディレクトリに移動します。
次のコマンドを入力して、インストールを開始します。
java -jar
file_name
.jar -mode=silent -silent_xml=/
path_to_silent.xml
file_name
.jar
は、インストール ファイルの名前です。
path_to_silent.xml
は、silent.xml
ファイルの完全なパス名です。
インストーラ ウィンドウが表示され、ファイルの抽出中であることを示します。
詳細については、「5 サイレント モードでのインストール プログラムの実行」を参照してください。
注意 : コマンドラインに-log=full_path_to_log_file オプションを追加すると、詳細なインストール ログが作成されます。詳細については、「1.7 詳細なインストール ログの生成」を参照してください。
汎用アップグレード インストーラを実行する場合、コマンドに |