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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server インストール ガイド
11g リリース 1 (10.3.1)
B55508-01
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7 ソフトウェアのアンインストール

以下の節では、ソフトウェアをアンインストールするための手順について説明します。

7.1 アンインストール プログラムについて

次の節では、Windows システムおよび UNIX システムでソフトウェアをアンインストールする方法を説明します。グラフィカル モード、コンソール モード、サイレント モードのいずれかでアンインストールできます。グラフィカル モードでアンインストール プログラムを実行するには、コンソールで Java ベースの GUI がサポートされている必要があります。アンインストール プログラムで、Java ベースの GUI がサポートされていないと判断された場合は、自動的にコンソール モード インストール プログラムが起動されます。

製品配布のコンポーネントを個別にアンインストールすることも、インストールしたプログラム全体をアンインストールすることもできます。アンインストーラには依存関係チェック機能があるため、適切なコンポーネントをアンインストールできます。

アンインストール プログラムでは、インストールに関連付けられたホーム ディレクトリ、JDK、ユーザが作成したドメインは削除されません。インストール プログラムでインストールしたコンポーネントのみを削除できます。インストール全体をアンインストールする場合は、関連付けられている製品ディレクトリも削除されます。ただし、次のいずれかが当てはまる場合を除きます。

7.2 グラフィカル モードでのソフトウェアのアンインストール

次の手順に従って、完全な製品インストールまたは個別のコンポーネントをグラフィカル モードでアンインストールします。

  1. 実行中のすべてのサーバを停止します。Windows サービスとしてコンフィグレーションしているサーバがある場合は、サービスを停止してからソフトウェアをアンインストールする必要があります。

  2. 表 7-1 の説明に従って、アンインストール プログラムを起動します。

    表 7-1 グラフィカル モードでのアンインストール プログラムの起動

    プラットフォーム 手順

    Windows

    1. Windows の[スタート] メニューから [スタートプログラム|Oracle WebLogic|Oracle WebLogic のアンインストール] を選択。

      Oracle アンインストーラの [ようこそ] ウィンドウが表示される。

    2. 手順 3 に進む。

    UNIX

    1. 次のディレクトリに移動する。

      MW_HOME\utils\uninstall

      ここで、MW_HOME はソフトウェアのインストール ディレクトリである。

    2. プロンプトに「uninstall.sh」と入力する。

    Oracle アンインストーラの [ようこそ] ウィンドウが表示されます。

    注意 : システムでグラフィカル ユーザ インタフェースがサポートされている場合、アンインストール プログラムはグラフィカル モードで起動される。システムでグラフィカル ユーザ インタフェースがサポートされていない場合、アンインストール プログラムはコンソール モードで起動される。コンソール モードでの手順については、「7.3 コンソール モードでのソフトウェアのアンインストール」を参照。


  3. [次へ] をクリックして、アンインストール プログラムを開始します。

    [コンポーネントを選択] ウィンドウが表示されます。

  4. 該当するチェック ボックスをチェックするか、またはチェックをはずして、アンインストールするコンポーネントを選択します。その後、[次へ] をクリックします。デフォルトでは、インストールされているコンポーネントがすべて選択され、削除対象となっています。

  5. オプションで、[詳細] をクリックするとアンインストールされるコンポーネントを示すログ ファイルを表示できます。

  6. [Uninstalling Oracle Products] ウィンドウで [完了] をクリックし、アンインストール プログラムを終了します。

7.3 コンソール モードでのソフトウェアのアンインストール

次の手順に従って、コマンドライン インタフェースを使用して完全な製品インストールまたは個別のコンポーネントをアンインストールします。

  1. 実行中のすべてのサーバを停止します。Windows サービスとしてコンフィグレーションしているサーバがある場合は、サービスを停止してからソフトウェアをアンインストールする必要があります。

  2. 表 7-2 の説明に従って、アンインストール プログラムを起動します。

    表 7-2 コンソール モードでのアンインストール プログラムの起動

    プラットフォーム 手順

    Windows

    1. コマンド プロンプト ウィンドウを開き、次のディレクトリに移動する。

      MW_HOME\utils\uninstall

      ここで、MW_HOME はソフトウェアのインストール ディレクトリである。

    2. プロンプトに次のコマンドを入力する。

      uninstall -mode=console 
      

    [ようこそ] テキストが表示される。

    UNIX

    1. 次のディレクトリに移動する。

      MW_HOME\utils\uninstall

      ここで、MW_HOME はソフトウェアのインストール ディレクトリである。

    2. プロンプトで、次のコマンドを入力する。

      sh uninstall.sh -mode=console
      

    [ようこそ] テキストが表示される。


  3. Enter〕を押すか next と入力し、アンインストール プログラムの次のパネルに進みます。


    注意 :

    Exit、Previous、および Next と入力する際は、完全な単語を入力する代わりに、x、p、および n の 1 文字のショートカットをそれぞれ使用できます。

    [アンインストールするコンポーネントを選択] パネルが表示されます。

  4. アンインストールするコンポーネントを選択します。

    デフォルトでは、インストールされているコンポーネントがすべて選択され、削除対象となっています。


    注意 :

    Oracle WebLogic Server 用のインストール プログラムを使用してソフトウェアをインストールした場合は、Oracle WebLogic Server コンポーネントのみが表示されます。

    コンポーネントをシステムにインストールしたままにする場合は、該当するコンポーネントの数値コードを、括弧内に表示されているとおりにコマンドラインに入力します。

    別のコンポーネントに必要なコンポーネントがアンインストールされないように、依存関係チェックが実行されます。

  5. Enter〕を押すか next と入力して、アンインストール処理を続行します。

  6. アンインストール処理が完了したら、〔Enter〕を押すか exit と入力して、アンインストールを完了し、アンインストール プログラムを終了します。

7.4 サイレント モードでのソフトウェアのアンインストール

サイレント モードで Products ソフトウェアをアンインストールすると、ソフトウェアのすべてのインストールがアンインストールされます。

サイレント モードでアンインストール プログラムを実行すると、グラフィカル モードやコンソール モードでアンインストール プログラムを実行する場合と同様に、次のファイルおよびディレクトリが残ります。

これらのファイルは手動で削除できます。

サイレント モードのアンインストールでは、ソフトウェアを手動でアンインストールできますが、本来はスクリプトでの実行が意図されています。スクリプトで使用するために表 7-3 の手順に従います。

次の手順に従って、サイレント モードで Products ソフトウェアをアンインストールします。

  1. 実行中のすべてのサーバを停止します。Windows サービスとしてコンフィグレーションしているサーバがある場合は、サービスを停止してからソフトウェアをアンインストールする必要があります。

  2. 表 7-3 の説明に従って、アンインストール プログラムを起動します。

表 7-3 サイレント モードでのアンインストール プログラムの起動

プラットフォーム 手順

Windows

  1. コマンド プロンプト ウィンドウを開き、次のディレクトリに移動する。

    MW_HOME\utils\uninstall

    ここで、MW_HOME はソフトウェアのインストール ディレクトリである。

  2. プロンプトに次のコマンドを入力する。

    uninstall -mode=silent 
    

UNIX

  1. 次のディレクトリに移動する。

    MW_HOME\utils\uninstall

    ここで、MW_HOME はソフトウェアのインストール ディレクトリである。

  2. プロンプトで、次のコマンドを入力する。

    sh uninstall.sh -mode=silent



注意 :

サイレント モードでアンインストール プログラムを実行すると、エラーが発生した場合も含めて、アンインストールが進行中であることや、正しく完了したことを示すメッセージは一切表示されません。

コマンドラインに -log=full_path_to_log_file オプションを追加すると、詳細なインストール ログが作成されます。

uninstall -mode=silent -log=C:\logs\weblogic_uninstall.log

7.5 ソフトウェアの再インストール

製品を、同じホーム ディレクトリまたは同じファイルの場所にインストール済みの、同じバージョンの製品に重ねて再インストールすることはできません。ただし、既存のインストールに製品および製品コンポーネントを追加することは可能です。たとえば、あるインストールで WebLogic Server をインストールし、別のインストールで Workshop for WebLogic をインストールすることはできます。

同じバージョンの製品コンポーネントまたは製品全体を同じ場所に再インストールするには、まず以前のインストールをアンインストールする必要があります。

完全なインストールが格納されているホーム ディレクトリに製品の完全なコピーをインストールしようとすると、エラー メッセージが表示されます。[OK] をクリックするか入力して、Middleware ホーム ディレクトリの選択] プロンプトに戻ります。

プロンプトで、次のいずれかのオプションを選択します。

2 インストール プログラムの起動」の説明に従って、ソフトウェアを再インストールします。