この付録では、Oracle WebCenterのインストール時に発生する可能性のある一般的な問題の解決策を説明します。この付録の内容は次のとおりです。
インストール中にエラーが発生した場合:
Oracle Fusion Middlewareのリリース・ノートで最新情報を確認します。リリース・ノートの最新バージョンは、Oracle Technology Network(http://www.oracle.com/technology/documentation
)から入手できます。
ご使用のコンピュータが、第2.1.1項「システム要件と動作保証」で指定された要件を満たすことを確認します。
いずれかのインストール画面で間違った情報を入力した場合は、その画面に戻るまで「戻る」をクリックします。
インストーラによるファイルのコピー中またはリンク中にエラーが発生した場合:
そのエラーをメモして、インストール・ログ・ファイルを確認します。
第5章「Oracle WebCenterの削除」に示される手順に従って、失敗したインストールを削除します。
エラーの原因となった問題を修正します。
インストールを再開します。
この項では、Oracle Fusion Middlewareのインストール時に発生する可能性のある一般的な問題の解決策を説明します。この章の内容は次のとおりです。
インストーラは、Oracle_Inventory_Location
/log
ディレクトリ(UNIXの場合)またはOracle_Inventory_Location
\logs
ディレクトリ(Windowsの場合)に、ログ・ファイルを書き込みます。UNIXシステムでは、Oracleインベントリ・ディレクトリの場所が不明な場合、AppDev_ORACLE_HOME
/oraInst.loc
ファイルで場所を検出できます。Windowsシステムの場合、インベントリ・ディレクトリのデフォルトの場所は、C:\Program Files\Oracle\Inventory\logs
になります。
ログ・ディレクトリに書き込まれるインストール・ログ・ファイルは次のとおりです。
install
date-time-stamp
.log
install
date-time-stamp
.out
installActions
date-time-stamp
.log
installProfile
date-time-stamp
.log
oraInstall
date-time-stamp
.err
oraInstall
date-time-stamp
.log
-printtime
パラメータを指定してインストーラを起動した場合は、timeTaken
date-time-stamp
.log
ファイルが同じディレクトリに作成されます。
構成セッションのログ・ファイルを作成するには、次に示すとおり、-log
オプションで構成ウィザードを起動します。
UNIX:
% ./config.sh -log=log_filename
Windows:
G:\ config.cmd -log=log_filename
log_filenameを使用して絶対パスを指定した場合、ログ・ファイルはその場所に作成されます。パスを指定しないでファイル名のみを指定すると、ログ・ファイルは、WebCenter_ORACLE_HOME
/common/bin
ディレクトリ(UNIXの場合)またはWebCenter_ORACLE_HOME
\common\bin
ディレクトリ(Windowsの場合)に作成されます。
発生した問題がこの付録を読んでも解決しなかった場合は、次のソースも試してください。
Oracle Fusion Middlewareのリリース・ノート。Oracle Technology Network(http://www.oracle.com/technology/documentation
)から入手できます。
My Oracle Support(以前のOracleMetaLink: http://metalink.oracle.com
)。
それでも問題が解決しない場合は、サービス・リクエストを作成してください。