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Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B55911-01
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8 Oracle Directory Services Managerのインストールと構成

この章では、Oracle Directory Services Managerをインストールおよび構成する方法について説明します。内容は次のとおりです。

8.1 新しいWebLogic管理ドメインへのOracle Directory Services Managerの単独インストールおよび構成

このトピックでは、新しいWebLogic管理ドメインにOracle Directory Services Managerのみをインストールして、構成する方法を説明します。内容は次のとおりです。

8.1.1 適切なデプロイメント環境

このトピックで説明するインストールと構成は、ドメインなしでインストールされたOracle Internet Directoryを、Oracle Directory Services Managerを使用して管理する場合に適しています。

8.1.2 デプロイされるコンポーネント

この項のインストールと構成を実行すると、次のコンポーネントがデプロイされます。

  • WebLogic Managed Server

  • Oracle Directory Service Manager

  • WebLogic Administration Server

  • Fusion Middleware Control

8.1.3 依存関係

この項のインストールと構成は、Oracle WebLogic Serverに依存しています。

8.1.4 手順

次の手順を実行して、新しいドメインにOracle Directory Services Managerのみをインストールします。

  1. Oracle WebLogic Serverをインストールします。詳細は、「Oracle WebLogic ServerのインストールとOracleミドルウェア・ホームの作成」を参照してください。

  2. インストールを開始します。最初に、「インストールの開始」の手順をすべて実行します。手順を完了すると、ドメインの選択画面が表示されます。

  3. ドメインの選択画面で、新規ドメインの作成を選択して、次の情報を入力します。

    • 「ユーザー名」フィールドに、新しいドメインでのユーザー名を入力します。

    • ユーザー・パスワード・フィールドに、新しいドメインでのパスワードを入力します。

    • 「パスワードの確認」フィールドに、もう一度ユーザー・パスワードを入力します。

    • 「ドメイン名」フィールドに、新しいドメインのドメイン名を入力します。

    「次へ」をクリックします。「インストール場所の指定」画面が表示されます。

  4. 「インストール先ディレクトリの識別」を参照して、ホーム、インスタンスおよびWebLogic Serverの各ディレクトリを識別します。各フィールドに情報を入力して、「次へ」をクリックします。セキュリティ更新の指定画面が表示されます。

  5. セキュリティ上の問題の通知方法を選択します。

    • セキュリティ上の問題について、電子メールで通知を受け取るには、「電子メール」フィールドに電子メール・アドレスを入力します。

    • セキュリティ上の問題について、My Oracle Support(旧MetaLink)から通知を受け取る場合、My Oracle Supportオプションを選択し、My Oracle Supportのパスワードを入力します。

    • セキュリティ上の問題について通知を受け取らない場合は、すべてのフィールドを空欄のままにします。

    「次へ」をクリックします。「コンポーネントの構成」画面が表示されます。

  6. Oracle Directory Services Managerのみを選択します。このインストールでは、Fusion Middleware Control管理コンポーネントが自動的に選択されます。

    他のコンポーネントが選択されていないことを確認して、「次へ」をクリックします。ポートの構成画面が表示されます。

  7. インストーラによるポートの構成方法を選択します。

    • インストーラが、あらかじめ定められた範囲内のポートを構成するようにするには、自動ポート構成を選択します。

    • インストーラがstaticports.iniファイルを使用してポートを構成するようにするには、構成ファイルを使用してポートを指定を選択します。staticports.iniファイルの設定を更新するには、「ファイルの表示/編集」をクリックします。

    「次へ」をクリックします。「インストール・サマリー」画面が表示されます。

  8. インストールを完了するために、「インストールの完了」の手順をすべて実行します。

8.2 既存のWebLogic管理ドメインへのOracle Directory Services Managerの単独インストールおよび構成

このトピックでは、既存のWebLogic管理ドメインにOracle Directory Services Managerのみをインストールして、構成する方法を説明します。内容は次のとおりです。

8.2.1 適切なデプロイメント環境

このトピックで説明するインストールと構成は、既存のドメインにOracle Directory Services Managerコンポーネントを追加でデプロイする場合に適しています。

8.2.2 デプロイされるコンポーネント

この項のインストールと構成を実行すると、次のコンポーネントがデプロイされます。

  • WebLogic Managed Server

  • Oracle Directory Service Manager

8.2.3 依存関係

この項のインストールと構成は、Oracle WebLogic Serverに依存しています。

8.2.4 手順

次の手順を実行して、既存のドメインにOracle Directory Services Managerのみをインストールして、構成します。

  1. Oracle WebLogic Serverをインストールします。詳細は、「Oracle WebLogic ServerのインストールとOracleミドルウェア・ホームの作成」を参照してください。

  2. インストールを開始します。最初に、「インストールの開始」の手順をすべて実行します。手順を完了すると、ドメインの選択画面が表示されます。

  3. ドメインの選択画面で、既存ドメインの拡張を選択して、次の情報を入力します。

    1. 「ホスト名」フィールドに、ドメインを含んでいるホストの名前を入力します。

    2. 「ポート」フィールドに、Oracle WebLogic Serverのリスニング・ポートを入力します。

    3. 「ユーザー名」フィールドに、ドメインでのユーザー名を入力します。

    4. 「パスワード」フィールドに、ドメイン・ユーザーのパスワードを入力します。

    「次へ」をクリックします。「インストール場所の指定」画面が表示されます。

  4. 「インストール先ディレクトリの識別」を参照して、ホーム、インスタンスおよびWebLogic Serverの各ディレクトリを識別します。各フィールドに情報を入力して、「次へ」をクリックします。セキュリティ更新の指定画面が表示されます。

  5. セキュリティ上の問題の通知方法を選択します。

    • セキュリティ上の問題について、電子メールで通知を受け取るには、「電子メール」フィールドに電子メール・アドレスを入力します。

    • セキュリティ上の問題について、My Oracle Support(旧MetaLink)から通知を受け取る場合、My Oracle Supportオプションを選択し、My Oracle Supportのパスワードを入力します。

    • セキュリティ上の問題について通知を受け取らない場合は、すべてのフィールドを空欄のままにします。

    「次へ」をクリックします。「コンポーネントの構成」画面が表示されます。

  6. Oracle Directory Services Managerのみを選択します。他のコンポーネントが選択されていないことを確認して、「次へ」をクリックします。ポートの構成画面が表示されます。

  7. インストーラによるポートの構成方法を選択します。

    • インストーラが、あらかじめ定められた範囲内のポートを構成するようにするには、自動ポート構成を選択します。

    • インストーラがstaticports.iniファイルを使用してポートを構成するようにするには、構成ファイルを使用してポートを指定を選択します。staticports.iniファイルの設定を更新するには、「ファイルの表示/編集」をクリックします。

    「次へ」をクリックします。「インストール・サマリー」画面が表示されます。

  8. インストールを完了するために、「インストールの完了」の手順をすべて実行します。

8.3 Oracle Directory Service Managerの検証

Oracle Directory Services Managerのインストールを検証するには、ブラウザのアドレス・フィールドに次のURLを入力します。

http://host:port/odsm

Oracle Directory Services Managerへようこそ画面が表示されたら、Oracle Directory Services Managerがインストールされ、実行されています。


注意:

「ようこそ」画面が表示され、Oracle Directory Services Managerがインストールされ、実行されていることが検証されている間は、適切な資格証明がないと、Oracle Directory Services ManagerからOracle Internet DirectoryやOracle Virtual Directoryに接続することはできません。

8.4 インストール後のOracle Directory Services Managerスタート・ガイド

Oracle Directory Services Managerをインストールした後で、追加の構成は不要です。次の手順は、Oracle Internet DirectoryまたはOracle Virtual Directoryへのログインです。どちらのディレクトリ・サーバーでも、ログイン手順は同じです。Oracle Internet DirectoryおよびOracle Virtual DirectoryのコンテキストでのOracle Directory Services Managerの詳細は、次に示す各ディレクトリ・サーバーへのログイン情報を参照してください。