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Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementインストレーション・ガイド
11gリリース1(11.1.1)
B55911-01
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5 Oracle Internet Directoryのインストールと構成

この章では、Oracle Internet Directoryをインストールおよび構成する方法について説明します。内容は次のとおりです。

5.1 Oracle Directory Services ManagerおよびFusion Middleware Controlを伴う、新しいWebLogic管理ドメインへのOracle Internet Directoryのインストールと構成

このトピックでは、新しいWebLogic管理ドメインに、Oracle Directory Services ManagerおよびFusion Middleware ControlとともにOracle Internet Directoryをインストールし、構成する方法を説明します。内容は次のとおりです。

5.1.1 適切なデプロイメント環境

このトピックで説明するインストールと構成は、次の条件がすべて揃っている環境に適しています。

  • Fusion Middleware Controlを使用してOracle Internet Directoryを管理したい。

  • Oracle Internet DirectoryをWebLogic管理ドメインに配置したい。

  • 他の11gリリース1(11.1.1)のOracle Directory Servicesコンポーネントを管理しているWebLogic Administration Serverが存在しない。

  • Oracle Internet DirectoryとWebLogic Administration Serverを、同一ホスト上の同一の場所にインストールしたい。

5.1.2 デプロイされるコンポーネント

この項のインストールと構成を実行すると、次のコンポーネントがデプロイされます。

  • WebLogic Administration Server

  • Oracle Internet Directory

  • Oracle Directory Service Manager

  • Fusion Middleware Control

5.1.3 依存関係

この項のインストールと構成は、次のものに依存しています。

  • Oracle WebLogic Server

  • Oracle Database

  • 既存のスキーマを使用する場合、Oracle Databaseにある「Identity Management - Oracle Internet Directory」スキーマ

5.1.4 手順

新しいドメインに、Oracle Directory Services ManagerおよびFusion Middleware ControlとともにOracle Internet Directoryをインストールし、構成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Internet Directory用にOracle Databaseをインストールします。詳細は、「Oracle Databaseのインストール」を参照してください。

  2. インストール時に、インストーラを使用してOracle Internet Directory用の新しいスキーマを作成するか、既存のスキーマを使用するかを決定します。

  3. Oracle WebLogic Serverをインストールします。詳細は、「Oracle WebLogic ServerのインストールとOracleミドルウェア・ホームの作成」を参照してください。

  4. インストールを開始します。最初に、「インストールの開始」の手順をすべて実行します。手順を完了すると、ドメインの選択画面が表示されます。

  5. ドメインの選択画面で、新規ドメインの作成を選択して、次の情報を入力します。

    • 「ユーザー名」フィールドに、新しいドメインでのユーザー名を入力します。

    • ユーザー・パスワード・フィールドに、新しいドメインでのパスワードを入力します。

    • 「パスワードの確認」フィールドに、もう一度ユーザー・パスワードを入力します。

    • 「ドメイン名」フィールドに、新しいドメインのドメイン名を入力します。

    「次へ」をクリックします。「インストール場所の指定」画面が表示されます。

  6. 「インストール先ディレクトリの識別」を参照して、ホーム、インスタンスおよびWebLogic Serverの各ディレクトリを識別します。各フィールドに情報を入力して、「次へ」をクリックします。セキュリティ更新の指定画面が表示されます。

  7. セキュリティ上の問題の通知方法を選択します。

    • セキュリティ上の問題について、電子メールで通知を受け取るには、「電子メール」フィールドに電子メール・アドレスを入力します。

    • セキュリティ上の問題について、My Oracle Support(旧MetaLink)から通知を受け取る場合、My Oracle Supportオプションを選択し、My Oracle Supportのパスワードを入力します。

    • セキュリティ上の問題について通知を受け取らない場合は、すべてのフィールドを空欄のままにします。

    「次へ」をクリックします。「コンポーネントの構成」画面が表示されます。

  8. Oracle Internet Directoryを選択します。Oracle Directory Services ManagerおよびFusion Middleware Controlの管理コンポーネントは、このインストールに対して自動的に選択されます。

    他のコンポーネントが選択されていないことを確認して、「次へ」をクリックします。ポートの構成画面が表示されます。

  9. インストーラによるポートの構成方法を選択します。

    • インストーラが、あらかじめ定められた範囲内のポートを構成するようにするには、自動ポート構成を選択します。

    • インストーラがstaticports.iniファイルを使用してポートを構成するようにするには、構成ファイルを使用してポートを指定を選択します。staticports.iniファイルの設定を更新するには、「ファイルの表示/編集」をクリックします。

    「次へ」をクリックします。スキーマ・データベースの指定画面が表示されます。

  10. 既存のスキーマを使用するか、インストーラを使用して新しいスキーマを作成するかを選択します。


    注意:

    既存のスキーマを使用する場合、インストールを続行するには、その時点でスキーマがデータベースに存在する必要があります。その時点でデータベースに存在しない場合、ここで、リポジトリ作成ユーティリティを使用して作成する必要があります。

    詳細は、「リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用したデータベース・スキーマの作成」を参照してください。


    既存のスキーマを使用するには:

    1. 既存のスキーマの使用を選択します。

    2. 「接続文字列」フィールドにデータベースの接続情報を入力します。接続文字列は、hostname:port:servicenameという形式である必要があります。Oracle Real Application Clusters(RAC)の場合、接続文字列は、hostname1:port1:instance1^hostname2:port2:instance2@servicenameという形式である必要があります。

    3. 「パスワード」フィールドに、既存のODSスキーマのパスワードを入力します。

    4. 「次へ」をクリックします。


      注意:

      既存のODSスキーマとODSSMスキーマのパスワードが異なる場合、「次へ」をクリックすると、ODSSMパスワードの指定画面が表示されます。既存のODSSMスキーマのパスワードを入力し、「次へ」をクリックします。

      Oracle Internet Directoryの作成画面が表示されます。

    5. 手順11に進んで、インストールを続行します。

    新しいスキーマを作成するには:

    1. スキーマの作成を選択します。

    2. 「接続文字列」フィールドにデータベースの接続情報を入力します。接続文字列は、hostname:port:servicenameという形式である必要があります。Oracle Real Application Clusters(RAC)の場合、接続文字列は、hostname1:port1:instance1^hostname2:port2:instance2@servicenameという形式である必要があります。

    3. 「ユーザー名」フィールドに、データベース・ユーザーの名前を入力します。ここで特定するユーザーには、DBA権限が必要です。

    4. 「パスワード」フィールドに、データベース・ユーザーのパスワードを入力します。

    5. 「次へ」をクリックします。「OIDパスワードの入力」画面が表示されます。

    6. ODSスキーマ・パスワードフィールドにパスワードを入力することによって、新しいODSスキーマ・パスワードを作成します。

      ODSスキーマ・パスワードの確認フィールドに、パスワードをもう一度入力します。

    7. ODSSMスキーマ・パスワードフィールドにパスワードを入力することによって、新しいODSSMスキーマ・パスワードを作成します。

      ODSSMスキーマ・パスワードの確認フィールドに、パスワードをもう一度入力します。

    8. 「次へ」をクリックします。Oracle Internet Directoryの作成画面が表示されます。

  11. Oracle Internet Directoryに関する、次の情報を入力します。

    • レルム: レルムの場所を入力します。

    • 管理者パスワード: Oracle Internet Directory管理者のパスワードを指定します。

    • パスワードの確認: 管理者パスワードをもう一度入力します。

    「次へ」をクリックします。「インストール・サマリー」画面が表示されます。

  12. インストールを完了するために、「インストールの完了」の手順をすべて実行します。

5.2 Oracle Directory Integration Platform、Oracle Directory Services ManagerおよびFusion Middleware Controlを伴う、新しいWebLogic管理ドメインへのOracle Internet Directoryのインストールと構成

このトピックでは、新しいWebLogic管理ドメインに、Oracle Directory Integration Platform、Oracle Directory Services ManagerおよびFusion Middleware ControlとともにOracle Internet Directoryをインストールし、構成する方法を説明します。内容は次のとおりです。

5.2.1 適切なデプロイメント環境

このトピックで説明するインストールと構成は、次の条件がどちらも揃っている環境に適しています。

  • Oracle Internet DirectoryとOracle Directory Integration Platformを、同一ホスト上の同一の場所にインストールしたい。

  • 他の11gリリース1(11.1.1)のOracle Directory Servicesコンポーネントを管理しているWebLogic Administration Serverが存在しない。

5.2.2 デプロイされるコンポーネント

この項のインストールと構成を実行すると、次のコンポーネントがデプロイされます。

  • WebLogic Administration Server

  • Oracle Internet Directory

  • WebLogic Managed Server

  • Oracle Directory Integration Platform

  • Oracle Directory Service Manager

  • Fusion Middleware Control

5.2.3 依存関係

この項のインストールと構成は、次のものに依存しています。

  • Oracle WebLogic Server

  • Oracle Database

  • 既存のスキーマを使用する場合、Oracle Databaseにある「Identity Management - Oracle Internet Directory」スキーマ

5.2.4 手順

新しいドメインに、Oracle Directory Integration Platform、Oracle Directory Services ManagerおよびFusion Middleware ControlとともにOracle Internet Directoryをインストールし、構成するには、次の手順を実行します。

  1. Oracle Internet Directory用にOracle Databaseをインストールします。詳細は、「Oracle Databaseのインストール」を参照してください。

  2. インストール時に、インストーラを使用してOracle Internet Directory用の新しいスキーマを作成するか、既存のスキーマを使用するかを決定します。

  3. Oracle WebLogic Serverをインストールします。詳細は、「Oracle WebLogic ServerのインストールとOracleミドルウェア・ホームの作成」を参照してください。

  4. インストールを開始します。最初に、「インストールの開始」の手順をすべて実行します。手順を完了すると、ドメインの選択画面が表示されます。

  5. ドメインの選択画面で、新規ドメインの作成を選択して、次の情報を入力します。

    • 「ユーザー名」フィールドに、新しいドメインでのユーザー名を入力します。

    • ユーザー・パスワード・フィールドに、新しいドメインでのパスワードを入力します。

    • 「パスワードの確認」フィールドに、もう一度ユーザー・パスワードを入力します。

    • 「ドメイン名」フィールドに、新しいドメインのドメイン名を入力します。

    「次へ」をクリックします。「インストール場所の指定」画面が表示されます。

  6. 「インストール先ディレクトリの識別」を参照して、ホーム、インスタンスおよびWebLogic Serverの各ディレクトリを識別します。各フィールドに情報を入力して、「次へ」をクリックします。セキュリティ更新の指定画面が表示されます。

  7. セキュリティ上の問題の通知方法を選択します。

    • セキュリティ上の問題について、電子メールで通知を受け取るには、「電子メール」フィールドに電子メール・アドレスを入力します。

    • セキュリティ上の問題について、My Oracle Support(旧MetaLink)から通知を受け取る場合、My Oracle Supportオプションを選択し、My Oracle Supportのパスワードを入力します。

    • セキュリティ上の問題について通知を受け取らない場合は、すべてのフィールドを空欄のままにします。

    「次へ」をクリックします。「コンポーネントの構成」画面が表示されます。

  8. 「Oracle Internet Directory」およびOracle Directory Integration Platformを選択します。Oracle Directory Services ManagerおよびFusion Middleware Controlの管理コンポーネントは、このインストールに対して自動的に選択されます。

    他のコンポーネントが選択されていないことを確認して、「次へ」をクリックします。ポートの構成画面が表示されます。

  9. インストーラによるポートの構成方法を選択します。

    • インストーラが、あらかじめ定められた範囲内のポートを構成するようにするには、自動ポート構成を選択します。

    • インストーラがstaticports.iniファイルを使用してポートを構成するようにするには、構成ファイルを使用してポートを指定を選択します。staticports.iniファイルの設定を更新するには、「ファイルの表示/編集」をクリックします。

    「次へ」をクリックします。スキーマ・データベースの指定画面が表示されます。

  10. 既存のスキーマを使用するか、インストーラを使用して新しいスキーマを作成するかを選択します。


    注意:

    既存のスキーマを使用する場合、インストールを続行するには、その時点でスキーマがデータベースに存在する必要があります。その時点でデータベースに存在しない場合、ここで、リポジトリ作成ユーティリティを使用して作成する必要があります。

    詳細は、「リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用したデータベース・スキーマの作成」を参照してください。


    既存のスキーマを使用するには:

    1. 既存のスキーマの使用を選択します。

    2. 「接続文字列」フィールドにデータベースの接続情報を入力します。接続文字列は、hostname:port:servicenameという形式である必要があります。Oracle Real Application Clusters(RAC)の場合、接続文字列は、hostname1:port1:instance1^hostname2:port2:instance2@servicenameという形式である必要があります。

    3. 「パスワード」フィールドに、既存のODSスキーマのパスワードを入力します。

    4. 「次へ」をクリックします。


      注意:

      既存のODSスキーマとODSSMスキーマのパスワードが異なる場合、「次へ」をクリックすると、ODSSMパスワードの指定画面が表示されます。既存のODSSMスキーマのパスワードを入力し、「次へ」をクリックします。

      Oracle Internet Directoryの作成画面が表示されます。

    5. 手順11に進んで、インストールを続行します。

    新しいスキーマを作成するには:

    1. スキーマの作成を選択します。

    2. 「接続文字列」フィールドにデータベースの接続情報を入力します。接続文字列は、hostname:port:servicenameという形式である必要があります。Oracle Real Application Clusters(RAC)の場合、接続文字列は、hostname1:port1:instance1^hostname2:port2:instance2@servicenameという形式である必要があります。

    3. 「ユーザー名」フィールドに、データベース・ユーザーの名前を入力します。ここで特定するユーザーには、DBA権限が必要です。

    4. 「パスワード」フィールドに、データベース・ユーザーのパスワードを入力します。

    5. 「次へ」をクリックします。「OIDパスワードの入力」画面が表示されます。

    6. ODSスキーマ・パスワードフィールドにパスワードを入力することによって、新しいODSスキーマ・パスワードを作成します。

      ODSスキーマ・パスワードの確認フィールドに、パスワードをもう一度入力します。

    7. ODSSMスキーマ・パスワードフィールドにパスワードを入力することによって、新しいODSSMスキーマ・パスワードを作成します。

      ODSSMスキーマ・パスワードの確認フィールドに、パスワードをもう一度入力します。

    8. 「次へ」をクリックします。Oracle Internet Directoryの作成画面が表示されます。

  11. Oracle Internet Directoryに関する、次の情報を入力します。

    • レルム: レルムの場所を入力します。

    • 管理者パスワード: Oracle Internet Directory管理者のパスワードを指定します。

    • パスワードの確認: 管理者パスワードをもう一度入力します。

    「次へ」をクリックします。「インストール・サマリー」画面が表示されます。

  12. インストールを完了するために、「インストールの完了」の手順をすべて実行します。

5.3 既存のWebLogic管理ドメインへのOracle Internet Directoryの単独インストールおよび構成

このトピックでは、既存のWebLogic管理ドメインにOracle Internet Directoryのみをインストールして、構成する方法を説明します。内容は次のとおりです。

5.3.1 適切なデプロイメント環境

このトピックで説明するインストールと構成は、次の条件がどちらも揃っている環境に適しています。

  • 11gリリース1(11.1.1)のOracle Directory Servicesコンポーネントを管理するためにWebLogic Administration Serverを利用でき、そのドメインを結合するためにOracle Internet Directoryを使用したい。

  • WebLogic Administration Serverとは別にOracle Internet Directoryをインストールしたい。

5.3.2 デプロイされるコンポーネント

この項のインストールと構成を実行すると、Oracle Internet Directoryのみがデプロイされます。

5.3.3 依存関係

この項のインストールと構成は、次のものに依存しています。

  • Oracle WebLogic Server

  • Oracle Database

  • 既存のスキーマを使用する場合、Oracle Databaseにある「Identity Management - Oracle Internet Directory」スキーマ

5.3.4 手順

次の手順を実行して、既存のドメインにOracle Internet Directoryのみをインストールして、構成します。

  1. Oracle Internet Directory用にOracle Databaseをインストールします。詳細は、「Oracle Databaseのインストール」を参照してください。

  2. インストール時に、インストーラを使用してOracle Internet Directory用の新しいスキーマを作成するか、既存のスキーマを使用するかを決定します。

  3. Oracle WebLogic Serverをインストールします。詳細は、「Oracle WebLogic ServerのインストールとOracleミドルウェア・ホームの作成」を参照してください。

  4. インストールを開始します。最初に、「インストールの開始」の手順をすべて実行します。手順を完了すると、ドメインの選択画面が表示されます。

  5. ドメインの選択画面で、既存ドメインの拡張を選択して、次の情報を入力します。

    • 「ホスト名」フィールドに、ドメインを含んでいるホストの名前を入力します。

    • 「ポート」フィールドに、Oracle WebLogic Serverのリスニング・ポートを入力します。

    • 「ユーザー名」フィールドに、ドメインでのユーザー名を入力します。

    • 「パスワード」フィールドに、ドメイン・ユーザーのパスワードを入力します。

    「次へ」をクリックします。「インストール場所の指定」画面が表示されます。

  6. 「インストール先ディレクトリの識別」を参照して、ホーム、インスタンスおよびWebLogic Serverの各ディレクトリを識別します。各フィールドに情報を入力して、「次へ」をクリックします。セキュリティ更新の指定画面が表示されます。

  7. セキュリティ上の問題の通知方法を選択します。

    • セキュリティ上の問題について、電子メールで通知を受け取るには、「電子メール」フィールドに電子メール・アドレスを入力します。

    • セキュリティ上の問題について、My Oracle Support(旧MetaLink)から通知を受け取る場合、My Oracle Supportオプションを選択し、My Oracle Supportのパスワードを入力します。

    • セキュリティ上の問題について通知を受け取らない場合は、すべてのフィールドを空欄のままにします。

    「次へ」をクリックします。「コンポーネントの構成」画面が表示されます。

  8. Oracle Internet Directoryのみを選択します。他のコンポーネントが選択されていないことを確認して、「次へ」をクリックします。ポートの構成画面が表示されます。

  9. インストーラによるポートの構成方法を選択します。

    • インストーラが、あらかじめ定められた範囲内のポートを構成するようにするには、自動ポート構成を選択します。

    • インストーラがstaticports.iniファイルを使用してポートを構成するようにするには、構成ファイルを使用してポートを指定を選択します。staticports.iniファイルの設定を更新するには、「ファイルの表示/編集」をクリックします。

    「次へ」をクリックします。スキーマ・データベースの指定画面が表示されます。

  10. 既存のスキーマを使用するか、インストーラを使用して新しいスキーマを作成するかを選択します。


    注意:

    既存のスキーマを使用する場合、インストールを続行するには、その時点でスキーマがデータベースに存在する必要があります。その時点でデータベースに存在しない場合、ここで、リポジトリ作成ユーティリティを使用して作成する必要があります。

    詳細は、「リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用したデータベース・スキーマの作成」を参照してください。


    既存のスキーマを使用するには:

    1. 既存のスキーマの使用を選択します。

    2. 「接続文字列」フィールドにデータベースの接続情報を入力します。接続文字列は、hostname:port:servicenameという形式である必要があります。Oracle Real Application Clusters(RAC)の場合、接続文字列は、hostname1:port1:instance1^hostname2:port2:instance2@servicenameという形式である必要があります。

    3. 「パスワード」フィールドに、既存のODSスキーマのパスワードを入力します。

    4. 「次へ」をクリックします。


      注意:

      既存のODSスキーマとODSSMスキーマのパスワードが異なる場合、「次へ」をクリックすると、ODSSMパスワードの指定画面が表示されます。既存のODSSMスキーマのパスワードを入力し、「次へ」をクリックします。

      Oracle Internet Directoryの作成画面が表示されます。

    5. 手順11に進んで、インストールを続行します。

    新しいスキーマを作成するには:

    1. スキーマの作成を選択します。

    2. 「接続文字列」フィールドにデータベースの接続情報を入力します。接続文字列は、hostname:port:servicenameという形式である必要があります。Oracle Real Application Clusters(RAC)の場合、接続文字列は、hostname1:port1:instance1^hostname2:port2:instance2@servicenameという形式である必要があります。

    3. 「ユーザー名」フィールドに、データベース・ユーザーの名前を入力します。ここで特定するユーザーには、DBA権限が必要です。

    4. 「パスワード」フィールドに、データベース・ユーザーのパスワードを入力します。

    5. 「次へ」をクリックします。「OIDパスワードの入力」画面が表示されます。

    6. ODSスキーマ・パスワードフィールドにパスワードを入力することによって、新しいODSスキーマ・パスワードを作成します。

      ODSスキーマ・パスワードの確認フィールドに、パスワードをもう一度入力します。

    7. ODSSMスキーマ・パスワードフィールドにパスワードを入力することによって、新しいODSSMスキーマ・パスワードを作成します。

      ODSSMスキーマ・パスワードの確認フィールドに、パスワードをもう一度入力します。

    8. 「次へ」をクリックします。Oracle Internet Directoryの作成画面が表示されます。

  11. Oracle Internet Directoryに関する、次の情報を入力します。

    • レルム: レルムの場所を入力します。

    • 管理者パスワード: Oracle Internet Directory管理者のパスワードを指定します。

    • パスワードの確認: 管理者パスワードをもう一度入力します。

    「次へ」をクリックします。「インストール・サマリー」画面が表示されます。

  12. インストールを完了するために、「インストールの完了」の手順をすべて実行します。

5.4 WebLogic管理ドメインなしでのOracle Internet Directoryの単独インストールおよび構成

このトピックでは、WebLogic管理ドメインなしで、Oracle Internet Directoryのみをインストールして、構成する方法を説明します。内容は次のとおりです。

5.4.1 適切なデプロイメント環境

このトピックで説明するインストールと構成は、次の条件がどちらも揃っている環境に適しています。

  • 管理の都合上、WebLogic管理ドメインにOracle Internet Directoryを含みたくない。

  • Fusion Middleware Controlを使用してOracle Internet Directoryを管理したくない。

5.4.2 デプロイされるコンポーネント

この項のインストールと構成を実行すると、Oracle Internet Directoryのみがデプロイされます。

5.4.3 依存関係

この項のインストールと構成は、次のものに依存しています。

  • Oracle Database

  • 既存のスキーマを使用する場合、Oracle Databaseにある「Identity Management - Oracle Internet Directory」スキーマ

5.4.4 手順

次の手順を実行して、ドメインなしでOracle Internet Directoryのみをインストールして、構成します。

  1. Oracle Internet Directory用にOracle Databaseをインストールします。詳細は、「Oracle Databaseのインストール」を参照してください。

  2. インストール時に、インストーラを使用してOracle Internet Directory用の新しいスキーマを作成するか、既存のスキーマを使用するかを決定します。

  3. インストールを開始します。最初に、「インストールの開始」の手順をすべて実行します。手順を完了すると、ドメインの選択画面が表示されます。

  4. ドメインの選択画面で、ドメインなしで構成を選択し、「次へ」をクリックします。「インストール場所の指定」画面が表示されます。

  5. 「インストール先ディレクトリの識別」を参照して、OracleホームとOracleインスタンスを識別します。各フィールドに情報を入力して、「次へ」をクリックします。セキュリティ更新の指定画面が表示されます。

  6. セキュリティ上の問題の通知方法を選択します。

    • セキュリティ上の問題について、電子メールで通知を受け取るには、「電子メール」フィールドに電子メール・アドレスを入力します。

    • セキュリティ上の問題について、My Oracle Support(旧MetaLink)から通知を受け取る場合、My Oracle Supportオプションを選択し、My Oracle Supportのパスワードを入力します。

    • セキュリティ上の問題について通知を受け取らない場合は、すべてのフィールドを空欄のままにします。

    「次へ」をクリックします。「コンポーネントの構成」画面が表示されます。

  7. 「コンポーネントの構成」画面で、「Oracle Internet Directory」のみを選択します。他のコンポーネントが選択されていないことを確認して、「次へ」をクリックします。ポートの構成画面が表示されます。

  8. インストーラによるポートの構成方法を選択します。

    • インストーラが、あらかじめ定められた範囲内のポートを構成するようにするには、自動ポート構成を選択します。

    • インストーラがstaticports.iniファイルを使用してポートを構成するようにするには、構成ファイルを使用してポートを指定を選択します。staticports.iniファイルの設定を更新するには、「ファイルの表示/編集」をクリックします。

    「次へ」をクリックします。スキーマ・データベースの指定画面が表示されます。

  9. 既存のスキーマを使用するか、インストーラを使用して新しいスキーマを作成するかを選択します。


    注意:

    既存のスキーマを使用する場合、インストールを続行するには、その時点でスキーマがデータベースに存在する必要があります。その時点でデータベースに存在しない場合、ここで、リポジトリ作成ユーティリティを使用して作成する必要があります。

    詳細は、「リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用したデータベース・スキーマの作成」を参照してください。


    既存のスキーマを使用するには:

    1. 既存のスキーマの使用を選択します。

    2. 「接続文字列」フィールドにデータベースの接続情報を入力します。接続文字列は、hostname:port:servicenameという形式である必要があります。Oracle Real Application Clusters(RAC)の場合、接続文字列は、hostname1:port1:instance1^hostname2:port2:instance2@servicenameという形式である必要があります。

    3. 「パスワード」フィールドに、既存のODSスキーマのパスワードを入力します。

    4. 「次へ」をクリックします。


      注意:

      既存のODSスキーマとODSSMスキーマのパスワードが異なる場合、「次へ」をクリックすると、ODSSMパスワードの指定画面が表示されます。既存のODSSMスキーマのパスワードを入力し、「次へ」をクリックします。

      Oracle Internet Directoryの作成画面が表示されます。

    5. 手順10に進んで、インストールを続行します。

    新しいスキーマを作成するには:

    1. スキーマの作成を選択します。

    2. 「接続文字列」フィールドにデータベースの接続情報を入力します。接続文字列は、hostname:port:servicenameという形式である必要があります。Oracle Real Application Clusters(RAC)の場合、接続文字列は、hostname1:port1:instance1^hostname2:port2:instance2@servicenameという形式である必要があります。

    3. 「ユーザー名」フィールドに、データベース・ユーザーの名前を入力します。ここで特定するユーザーには、DBA権限が必要です。

    4. 「パスワード」フィールドに、データベース・ユーザーのパスワードを入力します。

    5. 「次へ」をクリックします。「OIDパスワードの入力」画面が表示されます。

    6. ODSスキーマ・パスワードフィールドにパスワードを入力することによって、新しいODSスキーマ・パスワードを作成します。

      ODSスキーマ・パスワードの確認フィールドに、パスワードをもう一度入力します。

    7. ODSSMスキーマ・パスワードフィールドにパスワードを入力することによって、新しいODSSMスキーマ・パスワードを作成します。

      ODSSMスキーマ・パスワードの確認フィールドに、パスワードをもう一度入力します。

    8. 「次へ」をクリックします。Oracle Internet Directoryの作成画面が表示されます。

  10. Oracle Internet Directoryに関する、次の情報を入力します。

    • レルム: レルムの場所を入力します。

    • 管理者パスワード: Oracle Internet Directory管理者のパスワードを指定します。

    • パスワードの確認: 管理者パスワードをもう一度入力します。

    「次へ」をクリックします。「インストール・サマリー」画面が表示されます。

  11. インストールを完了するために、「インストールの完了」の手順をすべて実行します。


注意:

このインストールと構成を実行したが、後から、Fusion Middleware Controlを使用してOracle Internet Directoryを管理することに決定した場合、Oracle Internet DirectoryをWebLogic Administration Serverに登録する必要があります。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Internet Directory管理者ガイド』の、OracleインスタンスまたはOracleコンポーネントのWebLogic Serverへの登録に関する項を参照してください。


5.5 Oracle Internet Directoryの検証

次のようにして、Oracle Internet Directoryインストールを検証します。

5.6 インストール後のOracle Internet Directoryスタート・ガイド

Oracle Internet Directoryをインストールした後で、『Oracle Fusion Middleware Oracle Internet Directory管理者ガイド』の、「Oracle Internet Directoryスタート・ガイド」の章を参照してください。