Oracle JDeveloper

Oracle JDeveloperは、Oracle SOA Suiteの開発コンポーネントです。 コンポジット・アプリケーションを作成およびデプロイし、コンポジットを管理する包括的な統合サービス環境（ISE）を形成します。

Oracle JDeveloperを使用すると、開発者はサービスに基づいてコンポジット・アプリケーションのモデル化、作成、検出、収集、編成、テスト、デプロイおよび保守ができます。

SOAコンポジット・エディタを使用すると、サービスを作成、編集およびデプロイでき、それらを1つのコンポジット・アプリケーションに組み込むことができます。これらはすべて1箇所で実行できます。 これらのコンポーネントは1つのアプリケーションに統合され、WebサービスやJCAアダプタなどのバインディング・コンポーネントを使用して外部と通信します。

SOAコンポジット・エディタでは、SOAコンポジット・アプリケーションを設計する2つのアプローチのいずれか1つを使用できます。

• コンポジット・アプリケーションを作成するトップダウン・アプローチは、インタフェースを最初に配置してから実装します。 たとえば、最初にBPELプロセス、ヒューマン・タスク、ビジネス・ルールおよびOracle Mediatorルーティング・サービス・コンポーネントをアプリケーションに追加し、次にこれらのサービス・コンポーネントの詳細な内容を定義します。
• ボトムアップ・アプローチは、サービス・コンポーネントの既存の実装を取り込み、コンポジット・アプリケーションに組み込むためにそれらをWebサービス・インタフェースと統合します。 たとえば、最初にBPELプロセス、ヒューマン・タスク、ビジネス・ルールおよびOracle Mediatorルーティング・サービス・コンポーネントの詳細な内容を作成して定義し、次にSOAコンポジット・アプリケーションを作成してこれらのサービス・コンポーネントを追加します。

Oracle JDeveloperには、サービス・コンポーネントを設計するために次の追加エディタが用意されています。

• Oracle BPELデザイナ: Oracle JDeveloperのSOAコンポジット・アプリケーションにBPELプロセス・サービス・コンポーネントを作成した後、そのサービス・コンポーネントをBPELデザイナを使用して設計できます。これは、SOAコンポジット・エディタでBPELプロセスをダブルクリックすると表示されます。
• Oracle Mediatorエディタ: Oracle JDeveloperのSOAコンポジット・アプリケーションにメディエータ・サービス・コンポーネントを作成した後、そのサービス・コンポーネントをメディエータ・エディタを使用して設計できます。これは、SOAコンポジット・エディタでメディエータをダブルクリックすると表示されます。
• ヒューマン・タスク・エディタ: Oracle JDeveloperのSOAコンポジット・アプリケーションにヒューマン・タスク・サービス・コンポーネントを作成した後、そのサービス・コンポーネントをヒューマン・タスク・エディタを使用して設計できます。これは、SOAコンポジット・エディタでヒューマン・タスクをダブルクリックすると表示されます。
• ビジネス・ルール・デザイナ: Oracle JDeveloperのSOAコンポジット・アプリケーションにビジネス・ルール・サービス・コンポーネントを作成した後、そのサービス・コンポーネントをビジネス・ルール・デザイナを使用して設計できます。これは、SOAコンポジット・エディタでビジネス・ルールをダブルクリックすると表示されます。