ヘッダーをスキップ
Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite管理者ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55916-01
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

3 SOAインフラストラクチャの構成

この章では、SOAインフラストラクチャのプロパティの構成方法について説明します。 これらのプロパティ設定は、SOAインフラストラクチャで実行されているすべてのSOAコンポジット・アプリケーションに適用できます。

この章の内容は、次のとおりです。

詳細は、第1.2.1項「SOAインフラストラクチャ・アプリケーションの理解」を参照してください。

3.1 SOAインフラストラクチャ・プロパティの構成

SOAインフラストラクチャの次のプロパティを構成できます。

このレベルで設定したプロパティは、コンポジット・アプリケーションまたはサービス・エンジン・レベルで異なる監査レベル値を明示的に設定したコンポジットを除いて、すべてのデプロイ済SOAコンポジット・アプリケーションに影響を与えます。

SOAインフラストラクチャの追加の拡張プロパティは、システムMBeanブラウザを使用して構成できます。 「SOAインフラストラクチャ」メニューからこれらのプロパティにアクセスするには、「管理」「システムMBeanブラウザ」の順に選択します。

SOAインフラストラクチャ・プロパティを構成する手順は、次のとおりです。

  1. ページには、次のいずれかの手順でアクセスします。

    「SOAインフラストラクチャ」メニューからアクセスする手順 ナビゲータの「SOA」フォルダからアクセスする手順 「SOAコンポジット」メニューからアクセスする手順
    1. 「SOA管理」「共有プロパティ」の順に選択します。
    1. 「soa-infra」を右クリックします。
    2. 「SOA管理」「共有プロパティ」の順に選択します。

    1. 「SOAインフラストラクチャの共通プロパティ」を選択します。

    「SOAインフラストラクチャの共通プロパティ」ページには、次のプロパティが表示されます。


    注意:

    一部のプロパティ・フィールドには、緑と赤の矢印アイコンが表示されています。 これらのプロパティを変更する場合は、SOAインフラストラクチャを再起動する必要があります。

    soaadmin_common_props.gifの説明は次にあります。
    図版soaadmin_common_props.gifの説明

    次の表に、ページの上部に表示されるプロパティの説明を示します。

    要素 説明
    監査レベル メッセージ・トラッキング・インフラストラクチャによって収集する情報のレベルを選択します。 この情報は、SOAインフラストラクチャに関連付けられたインスタンス・データ・ストア(データベース)に収集されます。 この設定は、ログ・ファイルに書き込まれる内容には影響を与えません。
    • オフ: コンポジット・インスタンスのトラッキング情報とペイロード・トラッキング情報は収集されません。 コンポジット・インスタンスはこれ以上作成できません。 また、ロギングは実行されません。 Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールでロギングを実行せずインスタンスを表示しないと、インスタンスの処理でパフォーマンスがわずかに向上することがあります。 インスタンスは作成されますが表示されません。

    • 開発: コンポジット・インスタンスのトラッキングとペイロード詳細のトラッキングの両方を有効にします。 ただし、この設定はパフォーマンスに影響を与える可能性があります。 このレベルは通常、テストおよびデバッグする際に便利です。

    • 本番: コンポジット・インスタンスのトラッキングは収集されますが、Oracle Mediatorサービス・エンジンではペイロード詳細が収集されず、BPELプロセス・サービス・エンジンではassignアクティビティのペイロード詳細が収集されません(その他のBPELアクティビティのペイロード詳細は収集されます)。 このレベルは、通常の本番操作に最適です。

    コンポジット・インスタンスの状態をキャプチャ SOAコンポジット・アプリケーション・インスタンスの状態をキャプチャする場合に選択します。 このオプションを選択すると、インスタンスの処理中に余分なランタイム・オーバーヘッドが発生する可能性があります。 このオプションによって、実行中のインスタンスが個別にトラッキングされます。すべてのインスタンスは、実行中または停止としてキャプチャされます。 この情報は、後で、SOAインフラストラクチャおよびSOAコンポジット・アプリケーションのコンポジット・インスタンス表の「状態」列に表示されます。
    • 合計インスタンス数に対する実行中のインスタンス数が表示されます。

    • 実行中のインスタンスのみを表示するように制限することもできます。

    有効な状態は、「実行中」、「完了」、「失敗」、「リカバリが必要」、「失効」、「終了」、「一時停止」および「使用不可」です。

    「実行中」および「完了」状態は、このチェック・ボックスが選択されている場合のみキャプチャされます。 選択されていない場合、状態は「不明」に設定されます。 これらの状態を条件付きでキャプチャする主な理由は、SOAインフラストラクチャのランタイムにおけるパフォーマンス・オーバーヘッドを軽減するためです。

    注意: このプロパティを無効にしてSOAコンポジット・アプリケーションの新規インスタンスを作成した場合、新規インスタンスは作成されますが、コンポジット・アプリケーションの「ダッシュボード」ページの表にそのインスタンスは「実行中」、「失敗」、「失効」、「一時停止」、「終了」、「完了」またはリカバリが必要と表示されません。 これは、インスタンスのコンポジット状態をキャプチャする処理がパフォーマンスに影響を与えるためです。

    たとえば、このプロパティを有効にし、「Webサービスのテスト」ページでSOAコンポジット・アプリケーションのインスタンスを作成した場合、新規インスタンスはコンポジット・アプリケーションの「ダッシュボード」ページに表示されます。 「ダッシュボード」ページで「実行中のインスタンスのみ表示」をクリックすると、インスタンスは「実行中」と表示されます。 次に、このプロパティを無効にし、同じコンポジット・アプリケーションの別のインスタンスを作成した場合は、新規の実行中のインスタンスが作成されます。 ただし、ここで「実行中のインスタンスのみ表示」を選択しても、新規インスタンスは実行中のインスタンスの表にリストされません。

    さらに、実行中のインスタンスを終了するには、インスタンスがある状態(実行中、失敗、一時停止など)にあることが必要です。 その結果、SOAコンポジット・アプリケーションの「インスタンス」ページで「中断」ボタンがアクティブになります。 インスタンスを作成する前にこのチェック・ボックスを有効にしなかった場合、「中断」ボタンはアクティブにならないため、インスタンスを終了できません。

    ペイロードの検証 受信メッセージと送信メッセージの検証を有効にする場合に選択します。 スキーマに準拠しないペイロード・データが捕捉され、フォルトとして表示されます。

  2. 使用環境に適した変更を行います。

    「UDDIレジストリ・プロパティ」セクションには、次のプロパティが表示されます。SOAインフラストラクチャで実行されているSOAコンポジット・アプリケーションは、UDDIレジストリに統合できます。 このUDDIレジストリでは、公開サービスの検索、およびサービスに関するメタデータの管理(セキュリティ、トランスポートまたはサービスのクオリティ)を実行するための標準ベースの基盤が提供されます。 ニーズを満たす公開サービスを参照して選択できます。

    「ユーザー」および「パスワード」プロパティは、UDDIレジストリが保護されている場合に適用できます。 「照会URL」プロパティはパブリックです。

    要素 説明
    照会URL 問い合せるマスター・レジストリのURLを入力します。このURLでスレーブ・レジストリ自体を参照しないでください。参照すると、データの一部を失う可能性があります。照会URLによって、完全標準のUDDIバージョン3構造が取得されます。 http://master.mycompany.com:8888/registry/uddi/inquiry
    ユーザー レジストリ照会ユーザーを入力します。 admin
    パスワード マスター・レジストリ照会ユーザーのパスワードを入力します。 適切なセキュリティ・プラクティスを使用したパスワードを入力してください。

    UDDIレジストリの詳細は、次のURLを参照してください。

    http://www.oracle.com/technology/tech/soa/uddi/index.html
    
  3. 使用環境に適した変更を行います。

    「サーバーURL」セクションには、次のプロパティが表示されます。 ここでプロパティを明示的に設定しない場合、プロパティ値は実行時にOracle WebLogic Serverクラスタ、Webサーバーまたはローカル・サーバーのプロパティを問い合せて決定されます。

    要素 説明
    コールバック・サーバーURL コールバック・サーバーURLを入力します。 このURLは、起動情報の一部としてサーバーから外部サービス・プロバイダに送信されます。
    サーバーURL サーバーURLを入力します。 このURLは、具体的なWSDLファイルでサービスのSOAPアドレスの一部として公開されます。

    注意: 以前のリリースでは、optSoapShortcutプロパティを使用してSOAPの最適化を手動で構成していました。 このリリースでは、SOAPの最適化は自動的に構成されます。 したがって、11g R1にアップグレードし、既存のアプリケーションで最適化されたショートカットを使用する場合、最適化されたコールがアクティブになるのは、ホスト名の値(composite.xmlファイルのWSDL URLを参照)と「サーバーURL」の値が一致する場合のみです。 両方の値をホスト名(例: myhost)または完全ドメイン名(例: myhost.domain.com)に設定してください。 両方の値が一致しない場合は、最適化されたローカル・コールではなく、通常のSOAPコールが実行されます。



    注意:

    「コールバック・サーバーURL」および「サーバーURL」の値を変更する場合は(たとえば、テスト環境から本番環境に移行する場合)、WSDLを再生成するためにOracle WebLogic Serverを再起動する必要があります。

  4. 使用環境に適した変更を行います。

  5. 「拡張」セクションを開きます。

    「データソース」セクションには、次のプロパティが表示されます。 データソースを使用すると、データベース・サーバーへの接続を取得できます。

    要素 説明
    サーバー・データ・ソースJNDI サーバー・データソースのJNDIロケーションが表示されます。 「構成」をクリックして、Oracle WebLogic Server管理コンソールのデータソース構成ページに進みます。 このデータソースに対しては、グローバル・トランザクション・サポートを無効にする必要があります。 jdbc/SOALocalTxDataSource
    サーバー・トランザクション・データ・ソースJNDI サーバー・トランザクション・データソースのJNDIロケーションが表示されます。 「構成」をクリックして、Oracle WebLogic Server管理コンソールのデータソース構成ページに進みます。 グローバル・トランザクションのデータソースを構成する必要があります。 jdbc/SOADataSource
    致命的でない接続の再試行回数 失敗するまでに致命的でない接続エラーを再試行できる最大回数を入力します。 このタイプのエラーは、デハイドレーション・ストアでの接続エラー(Oracle Real Application Clustersのフェイルオーバー、データベース停止など)に対して発生します。 10

  6. 使用環境に適した変更を行います。

    「Webサービス・バインディング・プロパティ」セクションには、次のオプションが表示されます。

    要素 説明
    Oracle SSL暗号 Oracleでサポートされている暗号のリストを入力します。

    暗号スイートは、データ送信に対してセキュリティを提供する一連のアルゴリズムです。SSL接続内でのデータの移動を可能にするには、使用する共通アルゴリズムについて、接続の両側がネゴシエーションする必要があります。

    SSL_RSA_WITH_RC4_128_MD5
    Oracle Walletパスワード キーストア用のウォレット・パスワードを入力します。 適切なセキュリティ・プラクティスを使用したパスワードを入力してください。
    チャンクの使用 SOAP over HTTP配信のデータのチャンク化を有効にする場合に選択します。 - -
    チャンク・サイズ チャンク・サイズを指定します。 値は999以下である必要があります。このサイズはSOAP over HTTP配信で使用され、バイト単位で指定します。 500

  7. 使用環境に適した変更を行います。

  8. 「適用」をクリックします。

  9. プロパティを変更した後に元の値にリセットする場合は、「元に戻す」をクリックします。

3.2 SOAインフラストラクチャの起動と停止

メンテナンスまたは構成の再起動のために、SOAインフラストラクチャを停止および起動できます。

SOAインフラストラクチャを起動および停止する手順は、次のとおりです。

「SOAインフラストラクチャ」メニューからアクセスする手順 ナビゲータの「SOA」フォルダからアクセスする手順
  1. コントロールを選択します。
  1. 「soa-infra」を右クリックします。
  2. コントロールを選択します。


  1. SOAインフラストラクチャを停止するには、「停止」を選択します。

  2. プロンプトが表示された場合は、「OK」をクリックして、SOAインフラストラクチャを停止します。

  3. SOAインフラストラクチャの停止が完了するまで待機します。

  4. SOAインフラストラクチャを起動するには、「起動」を選択します。

3.2.1 SOAコンポジット・アプリケーションの状態およびSOAインフラストラクチャの停止

SOAインフラストラクチャの停止後、SOAコンポジット・アプリケーションの状態は、コンポジットが停止していることを示すように更新されません。 コンポジットにアクセスしようとすると、コンポジット詳細を取得できない旨のエラー・メッセージが表示されます。

soa-infra runtime connection error  An error happened while connecting to
soa-infra runtime at  t3://152.61.150.106:8001/soa-infra.

このメッセージによって、システム内で別の問題が発生していると考える可能性があります。 しかし、この場合はそうではありません。

このメトリックは、コンポジットが有効かどうか、SOAインフラストラクチャの起動に依存しているかどうかを示すため、コンポジットの状態は「稼働中」(場合によっては「保留」)と表示されます。 さらに、クラスタ内の他の管理対象サーバーではコンポジットは依然としてアクティブで、リクエストを受信できます。

3.3 SOAインフラストラクチャのServerURLプロパティ・ポートの変更

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlコンソールからSOAインフラストラクチャの「ServerURL」プロパティ・ポートを変更できます。 変更すると、$DOMAIN_HOME/config/Domain_Name/configurationにあるsoa-infra-config.xmlファイルのポート設定が自動的に更新されます。

ポートを変更するときは、次の点に注意してください。

SOAインフラストラクチャのポートを変更する手順は、次のとおりです。

  1. 「SOAインフラストラクチャ」メニューから、「管理」「システムMBeanブラウザ」の順に選択します。

  2. 「アプリケーション定義のMBean」で、「oracle.as.soainfra.config」「サーバー: server_soa」「SoaInfraConfig」「soa-infra」の順に開きます。

    server_soaは、インストール後の構成で指定したサーバーの名前です。 デフォルトでは、この名前は「soa_server1」です。

  3. 「名前」列で「ServerURL」をクリックします。

    「属性: ServerURL」ページが表示されます。

    hwf_wlist_port.gifの説明は次にあります。
    図版hwf_wlist_port.gifの説明

  4. 「値」フィールドで、ポートを変更します。

  5. 「適用」をクリックします。

  6. Oracle WebLogic Server管理コンソールで、管理対象のOracle WebLogic Serverのポートを同じ値に変更します。

    Oracle WebLogic Serverクラスタの前にロード・バランサを使用する環境では、「ServerURL」プロパティのホストとポートは、Oracle WebLogic Serverのサーバー・ホストとポートと異なっても構いません。 これは、Oracle WebLogic Serverクラスタ内の管理対象サーバー間でロード・バランサがリクエストを分散するエンタープライズ・デプロイメント環境では一般的です。 詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suiteエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』を参照してください。

3.4 ログ・ファイルの構成

Oracle SOA Suiteのコンポーネントではログ・ファイルが生成され、起動と停止情報、エラー、警告メッセージ、HTTPリクエストに関するアクセス情報および追加情報を含むすべてのタイプのイベントを記録するメッセージが格納されます。

ログ・ファイルを構成する手順は、次のとおりです。

  1. ページには、次のいずれかの手順でアクセスします。

    「SOAインフラストラクチャ」メニューからアクセスする手順 ナビゲータの「SOA」フォルダからアクセスする手順
    1. 「ログ」「ログ構成」の順に選択します。
    1. 「soa-infra」を右クリックします。
    2. 「ログ」「ログ構成」の順に選択します。


    「ログ構成」ページに、次の詳細が表示されます。

    • 「ビュー」リスト。情報を表示するログ出力のタイプを選択します。

      • 永続: コンポーネントが起動するとアクティブになるログ出力。 このログ出力の構成詳細はファイルに保存され、ログ・レベルはコンポーネントの再起動後も維持されます。

      • アクティブ・ランタイム: 実行時に自動的に作成され、特定の機能領域が実行されるとアクティブになるログ出力(例: oracle.soa.b2boracle.soa.bpel)。 このログ出力のログ・レベルはコンポーネントの再起動後は維持されません。

    • ログ出力名およびOracle Diagnostic Logging(ODL)レベルが表示された表。ログ・ファイルに書き込む情報の量とタイプ、ログ・ファイル、およびログ・レベル状態を設定します。

    sca_logconfig.gifの説明は次にあります。
    図版sca_logconfig.gifの説明

  2. このページで次のログ・ファイル・タスクを実行します。

    1. 「ログ出力名」列で、ログ出力名を開きます。 これによって、コンポーネント内の特定のロギング・レベルを指定できます。

    2. 「Oracle Diagnostic Loggingレベル(Javaレベル)」列で、ログ・ファイルに書き込む情報のレベルとタイプを選択します。

    3. 「ログ・ファイル」列で、ログ・ファイル構成を作成および編集する特定のログ・ファイルをクリックします。

      ODLログ・ファイル、およびログ・ファイルに書き込むロギング情報のレベルとタイプの詳細は、Oracle Fusion Middlewareの管理者ガイドを参照してください。

  3. 「ログ・ファイル」タブをクリックします。

    このページを使用して、ログ・ファイル構成を作成および編集できます。ログ・ファイル構成には、ログ・メッセージが記録されるログ・ファイル、ログ・メッセージのフォーマット、使用されるローテーション・ポリシー、およびログ・ファイル構成クラスに基づく他のパラメータが含まれます。

    sca_logfiles.gifの説明は次にあります。
    図版sca_logfiles.gifの説明

    詳細は、Oracle Fusion Middlewareの管理者ガイドを参照してください。

3.4.1 ログ・ファイルのエンコーディング・プロパティの構成

soa-diagnostic.logファイルのoracle-soa-handlerログ・ハンドラ・プロパティには、SOA_Domain/config/fmwconfig/servers/server_soa/logging.xmlファイルに指定されるエンコーディング・プロパティがありません。 かわりに、soa-diagnostic.logファイルにはオペレーティング・システムのデフォルトのエンコーディング・フォーマットで書き込まれます。 このため、次の問題が発生する場合があります。

  • ロギング情報はsoa-diagnostic.logにサーバーのデフォルトのエンコーディング・フォーマットで書き込まれるため、ASCII以外のエラー・メッセージは読み取れなくなる場合があります。

  • Windowsオペレーティング・システムでは、デフォルトのエンコーディング・フォーマットで書き込むことによって、ASCII以外のデータが失われる場合があります。

この問題を回避するには、logging.xmlファイルで、oracle-soa-handlerログ・ハンドラ・プロパティに対して値UTF-8を指定します。

<?xml version='1.0'?>
<logging_configuration>
 <log_handlers>
  <log_handler name='wls-domain'
 class='oracle.core.ojdl.weblogic.DomainLogHandler' level='WARNING'/>
  <log_handler name='oracle-soa-handler'
 class='oracle.core.ojdl.logging.ODLHandlerFactory'>
   <property name='path' value='c:\soa1210.1411\user_
projects\domains\soa/servers/server_soa/logs/soa-diagnostic.log'/>
   <property name='maxFileSize' value='10485760'/>
   <property name='maxLogSize' value='104857600'/>
   <property name='supplementalAttributes' value='J2EE_APP.name,J2EE_
MODULE.name,WEBSERVICE.name,WEBSERVICE_PORT.name,composite_instance_id,component_
instance_id,composite_name,component_name'/>
    <property name='encoding' value='UTF-8'/>
  </log_handler>
 </log_handlers>
...

これで、ログ・ファイルはODLを使用して書き込まれます。 ログ・ファイルの内容は、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlコンソールから表示できます。

ロギングの詳細は、Oracle Fusion Middlewareの管理者ガイドを参照してください。