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Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B56238-01
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35 外部データ・ソースの作成

この章では、外部データ・ソース(EDS)の作成および管理に必要な情報について説明します。

項目は次のとおりです。

35.1 外部データ・ソースの概要

外部データ・ソース(EDS)とは、外部データベースへの接続のことです。 通常、EDSには、変更されることが少ないデータまたは大きすぎてOracle BAMアクティブ・データ・キャッシュ(ADC)に収まらないデータが格納されます。

Oracle BAMのEDS定義は、外部データへのポインタとして機能します。 たとえば、顧客管理システム内の顧客コードに基づいて顧客名を参照する場合があります。 顧客名とコードのマッピングは非常に静的であるため、その外部データをOracle BAMに取り込む必要はありません。

EDS定義は、ICommandを使用してエクスポートおよびインポートできますが、コンテンツは、ICommandやOracle BAMアーキテクトを使用してインポートしたり、編集することはできません。

パスワードの入力は、クリアテキストで行います。DSN(データ・ソース名)を使用することはできません。

既存のEDSを表示する手順は、次のとおりです。

図35-1 Oracle BAMアーキテクトの機能リスト

図35-1の説明は次にあります。
「図35-1 Oracle BAMアーキテクトの機能リスト」の説明

35.2 外部データ・ソースの作成

Oracle BAM外部データ・ソースは、Oracle BAMアーキテクトを使用して、作成、編集および削除します。

35.2.1 外部データ・ソースの作成方法

EDSを定義する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle BAMアーキテクトの機能リストから「外部データ・ソース」を選択します。

  2. 「作成」をクリックします。

  3. EDSの名前および説明を入力します。

  4. 「ドライバ」に、たとえばOracle用のoracle.jdbc.driver.OracleDriverを入力します。

  5. 「ログイン」および「パスワード」フィールドに、データベース・ユーザーの資格証明を入力します。

  6. 「接続文字列/URL」を入力します。次に例を示します。

    jdbc:oracle:thin:@db_host_name:db_port:db_instance
    

35.2.2 Oracle Data Integrator外部データ・ソースに関する注意事項

Oracle BAMとOracle Data Integratorの統合ファイルをインストールすると、Oracle BAMアーキテクトでは、ODI_MasterとODI_Workの2つのEDS定義が作成されます。 これらのEDS定義はOracle BAMアーキテクトから削除できません。また、その構成はOracle Data Integratorのホストを更新する場合を除いて変更しないでください。

35.2.3 外部データ・ソースの編集方法

EDSを編集する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle BAMアーキテクトの機能リストから「外部データ・ソース」を選択します。

  2. 編集するEDSを選択します。

    EDSのプロパティが表示されます。

  3. 「編集」を選択します。

  4. 変更を行い、「保存」をクリックします。

35.2.4 外部データ・ソースの削除方法


注意:

Oracle BAMアーキテクトに表示されているEDSのODI_MasterとODI_Workは削除しないでください。 これらのEDS定義は、Oracle BAMとOracle Data Integrator間の統合で使用されます。

EDSを削除する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle BAMアーキテクトの機能リストから「外部データ・ソース」を選択します。

  2. 削除するEDSを選択します。

    データ・ソースのプロパティが表示されます。

  3. 「削除」を選択します。

  4. 「OK」をクリックして、データ・ソースを削除することを確認します。

    データ・ソースが削除されます。