ドメインを作成する際に、以下の詳細なコンフィグレーション タスク (必要な場合) を実行できます。
管理サーバの設定を変更する
複数のサーバ、クラスタ、およびマシンに分散するドメインのコンフィグレーション
サーバおよびデプロイメントのサーバまたはクラスタへの割り当て
JMS ファイル ストアの設定のコンフィグレーション
RDBMS セキュリティ ストアのコンフィグレーション
詳細なコンフィグレーション タスクを実行するには、[詳細なコンフィグレーションの選択] 画面で該当するチェック ボックスを選択します。
コンフィグレーション ウィザードに従って、以下のコンフィグレーション タスクを実行できます。
すべてのドメインで、1 つのサーバを管理サーバ、すなわちドメイン全体を管理する中枢として指定する必要があります。
管理サーバにアクセスするには、URL 「protocol://listen-address:listen-port」を参照してください。protocol は、次のいすれかです。t3、t3s、http、https。
表 4-1 は、[管理サーバのコンフィグレーション] 画面内のフィールドを説明します。適切な値を指定し、ウィザードで [次へ] をクリックして次に進みます。
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注意 : アスタリスクが付いているフィールドが必須フィールドです。 |
表 4-1 管理サーバのコンフィグレーション
| フィールド | 説明 |
|---|---|
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[Name*] |
有効なサーバ名 (文字列) を入力する。 プロダクション環境の各サーバ インスタンスの名前は、インスタンスがどのドメインまたはクラスタに存在するかにかかわらず、およびインスタンスが管理サーバであるか管理対象サーバであるかにかかわらず、ユニークであることが必要。さらに、各管理サーバの名前は、ドメイン内のすべてのコンポーネント名の間でユニークであることが必要。 注意 : この値は、識別のためだけに指定するものであり、サーバにデプロイされるアプリケーションの URL の一部としては使用されない。このサーバ名は、WebLogic Server Administration Console に表示される。また、WebLogic Server のコマンドライン ユーティリティや API を使用する場合は、サーバを識別するためにこの名前を指定する必要がある。 |
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[Listen address] |
ドロップダウン リストから、リスン アドレスの値を選択する。 サーバのインスタンスのリスン アドレスとして localhost を選択すると、リモート プロセスは、そのサーバ インスタンスに接続することはできない。サーバ インスタンスをホストするマシン上のプロセスのみがサーバ インスタンスに接続できる。サーバ インスタンスに localhost としてアクセスできる必要があり (たとえば、localhost に接続する管理スクリプトを作成する場合)、リモート プロセスからもサーバ インスタンスにアクセスする必要がある場合は、All Local Addresses を選択する。サーバ インスタンスはマシンのアドレスを判別し、そのアドレスでリスンする。 詳細については、「4.1.1 リスン アドレスの指定」を参照。 |
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[Listen port] |
通常の非セキュア リクエスト (HTTP や T3 などのプロトコル経由) で使用するリスン ポートの有効な値を入力する。管理サーバの場合、デフォルトは 7001。このフィールドを空白のままにすると、デフォルト値が使用される。有効なリスン ポートの範囲は 1 ~ 65535。 詳細については、「4.1.2 リスン ポートの指定」を参照。 |
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[SSL enabled] |
SSL リスン ポートを有効にする場合は、このチェック ボックスをチェックする。デフォルトでは、新しいサーバすべてについて SSL が無効になっている。 |
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[SSL listen port] |
[SSL enabled] チェック ボックスを選択した場合のみこのフィールドが有効になります。 セキュアなリクエスト (HTTPS や T3S などのプロトコル経由) に使用する有効な値を入力する。デフォルト値は 7002。このフィールドを空白のままにすると、デフォルト値が使用される。 有効なリスン ポートの範囲は 1 ~ 65535。 注意 : デフォルトでは、サーバ インスタンスはデモンストレーション証明書を使用して、セキュア ポートからの要求を認証する。プロダクション環境では、認証局からの証明書を使用するように SSL をコンフィグレーションする必要がある。詳細については、「SSL のコンフィグレーション」を参照。 詳細については、「4.1.2 リスン ポートの指定」を参照。 |
表 4-2 では、サーバに対するリスン アドレスの指定に関するガイドラインを提供しています。
表 4-2 リスン アドレスの指定
| リスン アドレス | 動作 |
|---|---|
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[All Local Addresses] または DNS 名 |
マルチホームの Windows マシンでは、サーバ インスタンスが使用可能なすべての IP アドレスにバインドする。 |
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IP アドレスまたは DNS 名 |
注意 : IP アドレスを DNS 名前解決するためには、WebLogic Server が適切な DNS サーバに接続できるか、IP アドレスのマッピングをローカルに取得できる必要がある。したがって、リスン アドレスとして DNS 名を指定した場合、WebLogic Server インスタンスが DNS サーバに接続できるように十分な時間ポートを開放し、マッピングをキャッシュするか、ローカル ファイルに IP アドレスのマッピングを指定する必要がある。リスン アドレスに IP アドレスを指定した場合に、クライアント要求で DNS 名が指定されると、WebLogic Server は DNS 名を解決しようとするが、DNS 名のマッピングにアクセスできず、要求は失敗する。 |
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[localhost] |
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リスン ポートおよびセキュア リスン ポートを指定する際には、以下のガイドラインを参照してください。
有効なポート番号を任意に指定できるが、ポート 80 を指定すれば、HTTP を介したリソースへのアクセスに使用される HTTP リクエストからポート番号を省略できる。たとえば、リスン ポートとしてポート 80 を定義すると、http://hostname:portnumber/myfile.html ではなく http://hostname/myfile.html の URL を使用できます。
一部のオペレーティング システムでは、権限があるユーザ ID またはグループ ID で実行されるプロセスしかポート 80 にアクセスできない。この場合、Post-Bind UID または Post-Bind GID が定義されている UNIX マシンにサーバ インスタンスを割り当てることができる。
生産環境では、一般的に、管理サーバのほかに 1 つまたは複数の管理対象サーバに企業アプリケーションがホストされています。
コンフィグレーション ウィザードの [管理対象サーバのコンフィグレーション] 画面で管理対象サーバの追加、削除ができます。
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注意 : pack および unpack コマンドを使用して、リモート マシン上に管理対象サーバを作成できます。詳細については、「Pack および Unpack コマンドを使用したテンプレートとドメインの作成」を参照。 |
現在の管理対象サーバのコンフィグレーションの確認前の手順で選択したドメイン ソースによってデフォルト値は異なります。
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注意 : 2 種類の表示方法があります。すべての管理対象サーバを簡潔な表形式で表示する方法と、各管理対象サーバを個別に表示 (1 つのサーバを 1 つのタブに表示) する方法です。表形式とタブ形式の表示モードを切り替えるには、[表示の切り替え] をクリックします。 |
ドメインの要件に応じて、管理対象サーバを追加または削除するか、既存の管理対象サーバの設定を変更します。
これらの画面は、[管理サーバのコンフィグレーション] 画面と同じです。詳細については、「4.1 管理サーバのコンフィグレーション」を参照してください。
管理対象サーバのコンフィグレーション後、ウィザードで [次へ] をクリックして次に進みます。
クラスタは WebLogic Server インスタンスのグループであり、それらが連携して動作することにより、アプリケーションにスケーラビリティと高可用性を提供します。クラスタを作成すると、管理対象サーバはアプリケーションおよびリソースをホストするためにシングル ホストとして動作するようにグループ化することができます。
コンフィグレーション ウィザードの [クラスタのコンフィグレーション] 画面でクラスタの追加、コンフィグレーションおよび削除ができます。この画面は、ドメインに少なくとも 1 つの管理対象サーバが含まれている場合にのみ表示されます。
現在のクラスタ コンフィグレーションの確認前の手順で選択したドメイン ソースによってデフォルト値は異なります。
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注意 : 2 種類の表示方法があります。すべてのクラスタを簡潔な表形式で表示する方法と、各クラスタを個別に表示 (1 つのクラスタを 1 つのタブに表示) する方法です。表形式とタブ形式の表示モードを切り替えるには、[表示の切り替え] をクリックします。 |
ドメインの要件に応じて、既存のクラスタを追加または削除するか、クラスタの設定を変更します。
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注意 : アスタリスクが付いているフィールドが必須フィールドです。 |
表 4-3 クラスタのコンフィグレーション
| フィールド | アクション |
|---|---|
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[Name*] |
クラスタの有効な名前 (文字列) を入力する。 クラスタの名前は、ドメイン内のすべてのコンポーネント名の間でユニークであることが必要。 このフィールドのデフォルト値は、 |
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[Cluster messaging mode] |
クラスタのメッセージング モード、ユニキャストまたはマルチキャストを選択する。 |
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[Multicast address] |
クラスタのメッセージ モードで マルチキャスト を選択した場合、クラスタのマルチキャスト アドレスを入力する。 このアドレスは、クラスタ メンバーが相互に通信するために使用される。デフォルト値は 239.192.0.0。 マルチキャスト アドレスの有効な範囲は、224.0.0.1 ~ 239.255.255.255 です。 |
|
[Multicast port] |
クラスタのメッセージ モードで マルチキャスト を選択した場合、クラスタのマルチキャスト ポートを入力する。 このマルチキャスト ポートはクラスタ メンバーが相互に通信するために使用される。デフォルト値は 7001。 マルチキャスト ポートの有効な値は 1 ~ 65535。 |
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[Cluster address] |
クラスタ内の管理対象サーバを識別するためにアドレスを入力する。 クラスタ アドレスには、以下のいずれかを指定できる。
クラスタ アドレスは、URL のホスト名部分を構成するためにエンティティおよびステートレス EJB で使用される。クラスタ アドレスが設定されていない場合、EJB ハンドルが正常に機能しないことがある。 |
クラスタのコンフィグレーション後、ウィザードで [次へ] をクリックして次に進みます。
詳細については、『WebLogic Server クラスタ ユーザーズ ガイド』を参照してください。
[管理対象サーバのクラスタへの割り当て] 画面を使用して利用可能な管理対象サーバをドメイン内のクラスタに割り当てることができます。
この画面は、少なくとも 1 つのクラスタを定義した場合にのみ表示されます。
[クラスタ] ペインで、管理対象サーバを割り当てるクラスタを選択します。
次のいずれかの方法で、選択したクラスタに管理対象サーバを割り当てます。
[サーバ] ペインの管理対象サーバの名前をダブルクリックする。
管理対象サーバを選択し、右矢印をクリックする。
〔Shift〕を押しながらクリックして複数の管理対象サーバを選択し、右矢印をクリックする。
管理対象サーバの名前が [サーバ] ペインから削除され、[クラスタ] ペインの対象クラスタの名前の下に追加されます。
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注意 : [サーバ] ペインに表示されるのは管理対象サーバのみです。管理サーバは 1 つのクラスタにしか割り当てることができないため、リストには表示されません。 |
クラスタに割り当てる各管理対象サーバごとに、手順 1 と 2 を繰り返します。
クラスタの割り当てを確認します。
必要に応じて、次のいずれかの方法でクラスタから管理対象サーバを削除できます。
[クラスタ] ペインの管理対象サーバの名前をダブルクリックする。
管理対象サーバを選択し、左矢印をクリックする。
管理対象サーバの名前が [クラスタ] ペインから削除され、[サーバ] ペインに戻ります。
ウィザードで [次へ] をクリックして次に進みます。
HTTP プロキシ アプリケーションは、HTTP リクエストの中継システムとして機能します。
コンフィグレーション ウィザードの [HTTP プロキシ アプリケーションの作成] 画面で、クラスタごとに HTTP プロキシ アプリケーションを作成し、プロキシ アプリケーションをデプロイする必要がある管理対象サーバを指定することができます。
この画面は、次の両方の条件に該当する場合にのみ表示されます。
少なくとも 1 つの管理対象サーバがクラスタに割り当てられている。
少なくとも 1 つの管理対象サーバがクラスタに割り当てられていない。
HTTP プロキシ アプリケーションを作成するには、次の手順に従います。
HTTP プロキシ アプリケーションを作成するクラスタに対応する [HTTP プロキシの作成] チェック ボックスをチェックします。
[プロキシ サーバ] リストに、クラスタに割り当てられていない管理対象サーバのリストが表示されます。
[プロキシ サーバ] リストから、プロキシ アプリケーションをデプロイする必要がある管理対象サーバを選択します。
OracleProxy4_<clustername>_<servername> という名前のプロキシ アプリケーションが作成されて、管理対象サーバに割り当てられます。
HTTP プロキシ アプリケーションを作成する各クラスタに、手順 1 ~ 3 を繰り返します。
ウィザードで [次へ] をクリックして次に進みます。
ドメインでは、マシン定義を使用して、ハードウェアの物理単位を識別することおよびコンピュータがホストする WebLogic Server のインスタンスにそのコンピュータを割り当てることができます。
以下のような場合には、マシン定義を作成する必要があります。
管理サーバが、ノード マネージャ アプリケーションと共にマシン定義を使用してリモート サーバを起動する。
WebLogic Server が、クラスタ内で特定のタスク (HTTP セッション レプリケーションなど) の処理に最も適したサーバを特定する際に、コンフィグレーションしたマシン名を使用する。この場合、特定されたサーバにそれらのタスクが委託される。
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注意 : ノード マネージャ プロセスを実行する製品インストールごとにマシンをコンフィグレーションする必要があります。マシン コンフィグレーションには、リスン アドレスおよびポート番号パラメータの値などが定義されている必要があります。 |
コンフィグレーション ウィザードの [マシンのコンフィグレーション] 画面でマシン定義を作成できます。
Windows の場合、[マシン] タブ、UNIX の場合、[Unix マシン] タブを選択します。
ドメインの要件に応じて、現在のコンフィグレーションのリストを確認し、設定を追加または変更します。
マシンを追加するには、[追加] をクリックします。
マシンを削除するには、リストでマシンを選択し、[削除] をクリックします。
表 4-4 では、定義するコンフィグレーションの設定を説明します。前の手順で選択したドメイン ソースによってデフォルト値は異なります。
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注意 : アスタリスクが付いているフィールドが必須フィールドです。 |
表 4-4 Windows マシンのコンフィグレーション
| フィールド | 説明 |
|---|---|
|
[Name*] |
有効なマシン名 (文字列) を入力する。 マシン名は、WebLogic Server ドメイン内のマシンを識別するために使用される。マシンのネットワーク名と一致している必要はない。 名前は、ドメイン内のすべてのコンポーネント名の間でユニークであることが必要。 このフィールドのデフォルト値は |
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[Node manager listen address] |
ドロップダウン リストから、Node Manager で接続要求のリスンに使用するリスン アドレスの値を選択する。デフォルトでは、ローカル システムに定義されている IP アドレスと localhost がドロップダウン リストに表示される。デフォルト値は localhost。 管理サーバをホストするマシンの IP アドレスを指定し、WebLogic Server ノード マネージャにアクセスする必要がある場合は、ホスト名の検証を無効にしなければならない。 詳細については、『Oracle WebLogic Server のセキュリティ』の「ホスト名検証の使い方」を参照。 |
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[Node manager listen port] |
ノード マネージャで接続要求のリスンに使用するリスン ポートの有効な値を入力する。 ノード マネージャの有効なリスン ポートの範囲は 1 ~ 65535。 デフォルト値は 5556。 |
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[Post bind GID enabled] |
このフィールドは、[Unix マシン] タブにのみ表示されます。 このチェック ボックスをチェックすると、このマシンで実行されるサーバは、すべての特権起動アクションの完了後に、UNIX グループ ID (GID) にバインドされる。デフォルトでは、このチェック ボックスは選択されていません。 |
|
[Post bind GID] |
このフィールドは、[Unix マシン] タブにのみ表示されます。 このマシンで実行されるサーバが、すべての特権起動アクションの完了後に動作する際の有効な UNIX グループ ID (GID) を入力する。この GID を入力しない場合、サーバは起動時のグループで動作し続ける。この設定を有効にするには、[Post bind GID enabled] チェック ボックスをチェックする必要がある。 |
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[Post bind UID enabled] |
このフィールドは、[Unix マシン] タブにのみ表示されます。 このチェック ボックスをチェックすると、このマシンで実行されるサーバは、すべての特権起動アクションの完了後に、UNIX ユーザ ID (UID) にバインドされる。デフォルトでは、このチェック ボックスは選択されていません。 |
|
[Post bind UID] |
このフィールドは、[Unix マシン] タブにのみ表示されます。 このマシンで実行されるサーバが、すべての特権起動アクションの完了後に動作する際の有効な UNIX ユーザ ID (UID) を入力する。この UID を入力しない場合、サーバは起動時のアカウントで動作し続ける。この設定を有効にするには、[Post bind UID enabled] チェック ボックスをチェックする必要がある。 |
設定の更新後、[次へ] をクリックします。
[サーバのマシンへの割り当て] 画面が表示されます。
サーバのコンフィグレーションおよびマシンの定義後、[サーバのマシンへの割り当て] 画面で WebLogic Server インスタンスを割り当てることができます。
この画面は、少なくとも 1 つのマシンを定義した場合にのみ表示されます。
[マシン] ペインで、WebLogic Server インスタンスを割り当てる Windows マシンまたは UNIX マシンを選択します。
次のいずれかの方法で、選択したマシンに WebLogic Server インスタンスを割り当てます。
[サーバ] ペインの WebLogic Server インスタンスをダブルクリックする
[サーバ] ペインで適切な WebLogic Server インスタンスを選択し、右矢印をクリックする
[サーバ] ペインで〔Shift〕を押しながらクリックして複数のサーバを選択し、右矢印をクリックする。
WebLogic Server インスタンスの名前が [サーバ] ペインから削除され、[マシン] ペインの対象マシンの名前の下に追加されます。
マシンに割り当てる各 WebLogic Server インスタンスごとに、手順 1 と 2 を繰り返します。
マシンの割り当てを確認します。
必要に応じて、次のいずれかの方法でマシンから WebLogic Server インスタンスを削除できます。
[マシン] ペインで適切な WebLogic Server インスタンスの名前をダブルクリックする.
[マシン] ペインで適切な WebLogic Server インスタンスを選択し、左矢印をクリックする
WebLogic Server インスタンスの名前が [マシン] ペインから削除され、[サーバ] ペインに戻ります。
[次へ] をクリックします。
選択したテンプレートには J2EE アプリケーションまたはライブラリが含まれている場合のみ、コンフィグレーション ウィザードの [クラスタまたはサーバへのデプロイメントの対象指定] 画面が表示されます。
この画面を使用して、サーバまたはクラスタへのデプロイメントのためにアプリケーションおよびライブラリを対象指定できあます。
ドメインをコンフィグレーションする製品 (SOA、など) に関連付けられるアプリケーションおよびライブラリは、自動的にその製品のために作成した管理対象サーバまたは管理対象サーバが割り当てるクラスタを対象に指定します。この画面では、アプリケーションおよびライブラリは、追加のサーバおよびクラスタを対象に指定できます。
|
注意 : ドメインを拡張する際に、現在アプリケーションが対象する管理対象サーバまたはクラスタを削除する場合、コンフィグレーション ウィザードによって、次に示すようにそのアプリケーションの対象が変更されます。
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[対象] ペインで、アプリケーションやライブラリのデプロイ対象のクラスタまたはサーバを選択します。
対象として選択したクラスタまたはサーバの名前が、右ペインのタイトルとして表示されます。
右ペインで、選択したターゲットにデプロイするアプリケーションやライブラリに対応するチェック ボックスを選択します。
このペインで表示されるアプリケーションおよびライブラリは、前の手順でウィザードの [ドメイン ソースの選択] 画面で選択した製品によって異なります。
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注意 : [対象] ペインで管理対象サーバを選択する場合、右ペインのいくつかのチェック ボックスが無効になる場合があります。この無効になっているチェック ボックスは、選択した管理対象サーバを含むクラスタを対象とするアプリケーションおよびライブラリを示します。 |
アプリケーションおよびライブラリを選択したら、対象のクラスタ名およびサーバ名が、右ペインの [対象] カラムに表示されます。
必要に応じて、他のクラスタおよびサーバのために手順 1 と 2 を繰り返します。
必要なチェック ボックスを選択して、ウィザードの [次へ] ボタンをクリックします。
選択したテンプレートには J2EE サービスが含まれている場合のみ、コンフィグレーション ウィザードの [クラスタまたはサーバへのサービスの対象指定] 画面が表示されます。
ドメインをコンフィグレーションする製品 (SOA など) に関連付けられるサービスは、その製品のために作成した管理対象サーバまたは管理対象サーバが割り当てるクラスタに自動的に対象指定されます。この画面では、サービスは、追加のサーバおよびクラスタを対象に指定できます。
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注意 : ドメインを拡張する際に、現在サービスが対象する管理対象サーバまたはクラスタを削除する場合、コンフィグレーション ウィザードによって、次に示すようにそのサービスの対象が変更されます。
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[対象] ペインで、サービスのデプロイ対象のクラスタまたはサーバを選択します。
対象として選択したクラスタまたはサーバの名前が、右ペインのタイトルとして表示されます。
右ペインで、選択したターゲットにデプロイするサービスに対応するチェック ボックスを選択します。
このペインで表示されるサービスは、前の手順でウィザードの [ドメイン ソースの選択] 画面で選択した製品によって異なります。
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注意 : [対象] ペインで管理対象サーバを選択する場合、右ペインのいくつかのチェック ボックスが無効になる場合があります。この無効になっているチェック ボックスは、選択した管理対象サーバを含むクラスタを対象とするサービスを示します。 |
サービスを選択したら、対象のクラスタ名およびサーバ名が、右ペインの [対象] カラムに表示されます。
必要に応じて、他のクラスタおよびサーバのために手順 1 と 2 を繰り返します。
必要なチェック ボックスを選択して、ウィザードの [次へ] ボタンをクリックします。
JMS ファイル ストアは、永続メッセージを格納するためのディスクベースのファイルです。
[JMS ファイル ストアのコンフィグレーション] 画面を使用して、ドメインにコンフィグレーションされるJMS ファイル ストアを変更できます。この画面は、テンプレートに JMS がある場合にのみ、表示されます。
JMS ファイル ストアの現在のリストを確認します。前の手順で選択したドメイン ソースによってデフォルト値は異なります。
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注意 : 2 種類の表示モードがあります。すべての定義済みコンポーネントを簡潔な表形式で表示する方法と、1 つのコンポーネントを 1 つのタブに個別に表示する方法です。表形式とタブ形式の表示モードを切り替えるには、[表示の切り替え] をクリックします。 |
ドメインの要件に応じて、設定を変更します。
表 4-5 では、[JMS ファイル ストアのコンフィグレーション] 画面のフィールドについて説明します。
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注意 : アスタリスクが付いているフィールドが必須フィールドです。 |
表 4-5 JMS ファイル ストアのコンフィグレーション
| フィールド | 説明 |
|---|---|
|
[Name*] |
JMS ファイル ストアの名前を入力する。名前は文字列。 JMS ファイル ストアの名前は、ドメイン内のすべてのコンポーネント名の間でユニークであることが必要。 |
|
[ディレクトリ] |
JMS ファイル ストアが存在するシステム内のディレクトリ パスを入力する。 |
|
[Synchronous write policy] |
ドロップダウン リストから以下のいずれかの同期書き込みポリシーを選択して、ファイル ストアのデータをディスクに書き込む方法を指定する。
この設定は、パフォーマンス、スケーラビリティ、および信頼性に影響する。 注意 : [Direct-Write] ポリシーを使用したトランザクション処理は、Solaris システムでは信頼性の処理だが、Windows システムでは、トランザクション データがディスクにただちに書き込まれず、ディスク上のキャッシュに残ったままになることがある。これは信頼性のあるトランザクション処理とは言えない。電源障害によってディスク上のキャッシュ データが失われ、その結果、メッセージの消失や重複が発生する可能性がある。Windows で [Direct-Write] ポリシーを使用して信頼性のある書き込みを実現するには、ディスクの書き込みキャッシュをすべて無効にするか (デフォルトでは有効)、またはバッテリー バックアップ キャッシュのあるディスクを使用する。ただし、ファイル システムによってはこの値を変更できない (たとえば、信頼性の高いキャッシュを持つ RAID システムなど)。 注意 : ディスクへの非永続メッセージのページングに JMS ファイル ストアを排他的に使用すると、同期書き込みポリシーは無視される。 |
設定の更新後、[次へ] をクリックします。
[RDBMS セキュリティ ストア データベースのコンフィグレーション] 画面が表示されます。
[RDBMS セキュリティ ストア データベースのコンフィグレーション] 画面で、RDBMS セキュリティ ストア設定を行います。
表 4-6 では、[RDBMS セキュリティ ストア データベースのコンフィグレーション] 画面内のフィールドを説明します。
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注意 : アスタリスクが付いているフィールドが必須フィールドです。 |
表 4-6 RDBMS セキュリティ ストア データベースのコンフィグレーション
| フィールド | 説明 |
|---|---|
|
[*Database Type] |
ドロップダウン リストから、RDBMS セキュリティ ストアとして使用するデータベース タイプを選択します。 |
|
[*Driver] |
データベースにおいて使用するドライバを選択します。 利用可能なドライバのリストは、選択したデータベースのタイプによって変わります。 |
|
[*Class Name] |
操作は不要。 クラス名は、選択したドライバによって自動的に表示されます。 |
|
[*DBMS SID] |
データベースの SID を入力します。 |
|
[*DBMS Host] |
データベースをホストするマシンの名前を入力します。 |
|
[*DBMS Port] |
サーバへの接続に使用するポートを入力します。 選択したデータベース タイプに関連付けられるデフォルト ポート番号が自動的に表示されます。 |
|
[*URL] |
操作は不要。 URL は、選択したドライバによって自動的に表示されます。 |
|
[*User Name] |
データベースへの接続に必要なログイン名を入力します。 |
|
[*User Password] |
データベースにアクセスするために必要なパスワードを入力します。パスワードのルールは、データベースによって異なります。 この値は暗号化される。 |
|
[*Confirm User Password] |
パスワードを再入力します。 |
|
[*Known Properties] |
操作は不要。 データベースの Known Properties が、選択したドライバによって自動的に表示されます。 |
|
[Additional Properties] |
ドライバに渡す追加のプロパティを入力します。 |
RDBMS セキュリティ ストア設定を指定した後、[次へ] をクリックします。
|
注意 : データベースへの接続をテストするには、[接続のテスト] をクリックします。サーバを起動する前に、RDBMS セキュリティ ストアの必要な SQL スクリプトをロードする必要があります。RDBMS セキュリティ ストアをクラスタ化されたドメインに使用した場合、JMS コンフィグレーション (JNDI 名と JMS トピック) を使用することをお勧めします。詳細については、「WebLogic Server Administration Console オンライン ヘルプ」を参照してください。 |
[コンフィグレーションのサマリ] 画面が表示されます。
[コンフィグレーションのサマリ] 画面では、コンフィグレーション ウィザードでドメインを作成する前に、ドメインの詳細なコンフィグレーション設定を確認します。
左側の [ドメインのサマリ] ペインで項目を選択し、関連する詳細を右側の [詳細] ペインで確認します。[前へ] をクリックして前の画面に戻り、限られた範囲で調整を行うことができます。
|
注意 : [サマリ ビュー] ドロップダウン リストでフィルタを選択すると、[ドメインのサマリ] ペインに表示する情報の種類を制限できます。 |
ドメインの設定の確認後、[作成] をクリックします。
[ドメインを作成しています] 画面が表示されます。この画面にドメイン作成プロセスの進捗状況を示すメッセージが表示されます。
プロセスが完了すると、新しいドメインを使用する準備が整います。
サーバをただちに起動する場合は、[管理サーバの起動] チェック ボックスをチェックして [完了] をクリックします。このオプションは、Windows システムの場合のみ使用可能です。
[完了] をクリックします。