| Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Spacesユーザー用チュートリアル 11g リリース1（11.1.1） B55931-01 |
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ZebaがMonicaに対してページを有効化してメールで通知する方法もありますが、Monicaによる応答を考慮すると、WebCenter Spacesを使用してやりとりを行うより適切な方法が考えられます。この章では、Monicaとして再びログインします。 また、Monicaが個人用スペースを使用して、一般的に行われるビジネス・タスクを追加的に行う方法を確認します。
Monicaとしてログオンするには、次の手順を実行します。
バナー領域で、「ログイン」リンクをクリックします。
ユーザーIDとしてMonicaと入力します。
パスワードとしてwelcome1と入力します。
「OK」をクリックします。
あなたは今朝、会社に向かう途中で、今週の後半に上司のBillと行う予定の打合せと、今後の販売取引に関してBillに伝えるいくつかの要点について考えていました。 要点を忘れないように、個人用メモをすぐに作成することにします。 個人用メモを使用すると、自分の目にしか触れない断片的なテキストをメモすることができます。これには、次の打合せについての記憶を呼び起こすもの、用語リストなどの個人用アイテム、アドレス帳に追加する時間がない場合の電話番号など、長い文を必要としないすべてのメモが含まれます。
サイドバーが展開されている場合は、「ノート」ペインがすでに表示されています。 展開されていない場合は、「個人用メモ」アイコンをクリックします。
「新規ノートの作成」アイコンをクリックします。
「ノート」ペインは次のようになります。
「タイトル」フィールドに、Notes for Meeting w/Billと入力します。
「テキスト」フィールドに、次の要点を入力します。
Deal with ZapIt has hit a snag
Dave Smith to fly out to ZapIt HQ next week
May need Bill to participate in con call
「保存」をクリックします。
テキスト・フィールドの下に、「Notes for Meeting w/Bill」と表示されます。メモの詳細を表示するには、メモのタイトルをクリックします。「ノート」ペインに詳細が表示されます。
「閉じる」をクリックします。
メモを多く作成した場合は、メモの管理が困難になる場合があります。それぞれのメモをタイトルで特定する手段として、「ノートのフィルタ」アイコンが提供されています。これについては、ここでは確認しません。他の機会に使用してみてください。
次に、昨晩から蓄積しているメールを確認します。 サイドバーには個人用アカウントへのウィンドウが含まれているため、WebCenter Spacesから電子メールにアクセスできます。
サイドバーで「メール」ペインの横にある展開ノード（または、サイドバーが最小化されている場合は「個人用メール受信ボックス」）をクリックします。
入力を求められたら、ユーザーIDおよびパスワードを入力します。（この情報は、WebCenter管理者から入手できます。）
昨晩以降に届いたメールのみを確認するために、ドロップダウンから「昨日から」を選択します（図7-3を参照）。
これで、返信予定の古い電子メールが表示されなくなりました。
Zebaから電子メールが届いています。件名をクリックしてこのメールを開きます。
Zebaの電子メールを読み、ZebaがSales Problemというページを作成して有効化したことを確認しました。これは、自分の個人用スペースでこのページを参照できるようにする必要があることを意味します。後で返信できるように、この電子メールを一時的に閉じます。
前の章で確認したように、「ページの管理」ダイアログ・ボックスでは、表示したページやその順番などを追跡できます。 ZebaがSales Problemページを表示する権限をあなたに付与していることはわかっているので、「ページの管理」でこのページを参照できるようにする必要があります。
個人用スペースで、「ページ・アクション」→「ページの管理」をクリックします。
「Sales Problem」行で、「アクション」列の矢印をクリックしてZebaがあなたに付与した権限を表示します。
表示されているアクションの数が少ないので、表示アクセス権のみが付与されていると考えられます。 Zebaから編集権限が付与されている場合は、「ページの編集」アクション、またページに対する管理権限が付与されている場合は、「ページのアクセス権限の設定」、「ページの削除」などが表示されます。
ページを表示してみます。
「ページの表示」列で、「Sales Problem」行のチェック・ボックスをクリックします。
「閉じる」をクリックします。
この時点で、個人用スペースには、対象のページが他のページとともに表示されます。
注意: 実際には、ZebaはページのURLを示すため（「このページの情報」ポップアップにリストされます）、そのURLをクリックするかブラウザの「アドレス」フィールドにURLを入力することになります。 ただし、共有ページを表示する場合やページのダイレクトURLがわからない場合は、この手順で対処できます。
あなたはZebaのページのデータを確認して、ZebaがTony Notebook Salesに関する問題の原因を考え付いたことを知りました。Tony Notebookは、他のほとんどのノートブック・ブランドがつい最近までそうしていたように、6か月保証を提供していることがわかりました。 競合他社は、最近、保証を2年に拡大しましたが、Tony Notebookは期間の短い6か月の保証を現在も提供しています。 Tony Notebookの担当者は今日のうちに連絡を受けて、この違いが売上に悪影響を与えていることを教えられるでしょう。一方で、あなたは、Zebaに彼女が問題を解決したことをすぐに知らせ、彼女のドキュメントを「Tony Notebook Sales」に掲載する許可を与えたいと思っています。 電子メールを使用して行うこともできますが、メンバーとやりとりを行う最も迅速な方法はオンライン・チャットを使用することです。
WebCenter Spacesでは、オンライン状態のユーザーを特定するための所在情報や、迅速にメッセージを送信して応答を得るためのオンライン・チャット・サービスが提供されています。 WebCenter Spacesのインタフェース内に表示されるユーザー名は、ユーザー名の横に、そのユーザーがオンラインであることを示す所在情報アイコンが表示されます。 このアイコンを使用していつでもチャットを開始できます。
サイドバーで「友人」ペインの横にある展開ノード（または、サイドバーが最小化されている場合は「友人」アイコン）をクリックします。
「友人」ペインには、電子メール・クライアントで関係者リストに明示的に追加したすべてのユーザーが示されます。 色付きのアイコンとともに表示されている名前は、オンラインになっているためチャット可能なユーザーです。グレーアウトされたアイコンとともに表示されている名前は、現在オンラインでないユーザーです。
同時に2人のメンバーにはなれないため、このチュートリアルでは、チャットを実際に開始することはできません。ただし、Storefront社が実在する企業であれば、Zebaの名前を右クリックするだけで簡単にチャットを開始できます。ログオンしていないユーザーとチャットを開始する場合は、Microsoft Live Communication Server（使用している電子メール・サーバーによってはOracle Communication Server）を介して、チャットを開始するように求めます。この時点で、対象となるユーザーはログインするかどうかを選択できます。
チャット・セッションを簡単にシミュレートします。
Zebaの名前を選択してから右クリックします。
実行可能なアクションがリスト表示されます。
「インスタント・メッセージの送信」をクリックします。
チャット・クライアント（Oracle Communicator）が開始されて、「チャット」ウィンドウが表示されます。
「チャット」ウィンドウにメッセージを入力します。
「送信」をクリックします。
