問題の原因は特定されました。Tony Notebookの保証期間が短いのです。 前の四半期にTony Notebookの競合他社は保証を拡大しましたが、Tony Notebookの方針は同じままでした。 これで、その期間の売上が減少した理由を説明できます。この問題は営業部門だけでなく他の部門にも影響する可能性があるため、Storefront社の他の従業員がこの情報を簡単に入手できるようにします。 これを実現するリンクおよびタグ付けという方法を検討します。
リンクは、グループ・スペース内で関連情報を関連付けする効果的な方法です。 たとえば、リンクを使用して、顧客に由来するディスカッション・スレッドを顧客の主張を裏付けるドキュメントに関連付けることができます。 この演習の目的として、6.5項「手順5: ページへのリストのドロップ」で作成したZebaページには、タスクを完了させるためにZebaが作成したリストよりも有益な情報が含まれていると仮定します。 会議の前に情報を確認できるように、「Data」ページから、翌日にスケジュールされた発足会議へのリンクを作成します。
「Tony Notebook Sales」→「Data」をクリックします。
ページ・ヘッダーで、「リンク」をクリックします。
「リンク」ポップアップが表示されます。
「既存にリンク」をクリックして、すでに作成された(今作成するのではなく)イベントへリンクさせます。
ドロップダウンから「イベント」を選択します。
「既存にリンク」ウィンドウで、選択する発足会議をクリックします。
イベントをクリックすると同時に、ページへ確立したリンクのリストにそのイベントが表示されます。
「リンク」ポップアップを閉じます。
グループ・スペース・メンバーが、このリンクが確立されたことを知る方法を確認します。 リンクのいずれかの端にある「リンク」アイコンを確認します。 グループ・スペース・メンバーが「Data」ページを表示すると、「リンク」アイコンの色がグレーから金色に変わります。 これは、ページへのリンクが確立されたことを示します。 「リンク」をクリックすると、ポップアップが表示されます(図8-4参照)。
「イベント」ページ(または「ホーム」ページの「イベント」領域)を表示して、Tony Notebook Sales発足会議イベントをクリックし、そのポップアップ内の「リンク」をクリックすることでもリンクを表示できます。
「イベントの編集」ポップアップで「リンク」アイコンをクリックすると、イベント側(ページへのリンク先)から見たリンクについての情報が表示されます。
WebCenter Spacesのあらゆる場所に移動するので、「リンク」を頻繁に確認することは重要です。これにより、特定のトピックに関連しているすべての情報にアクセスできます。
「リンク」ウィンドウの右上隅にある「X」をクリックしてウィンドウを閉じてから、「取消」をクリックして「イベントの編集」を終了します。
先に進み、Tony Notebook Salesグループ・スペース内で「Customer Questions」リストをより目立たせる方法を確認します。
タグ付けは、ページに単語や語句をラベル付けできる強力なソーシャル・ネットワーキング機能です。検索を行った場合、他の検索基準と同様にタグが検索用語の一致対象になるため、そのコンテンツの抽出は確実に行われます。
この演習のために「Data」ページを再度使用します。 「warranty」または「Tony notebooks」という用語で検索した場合の検索結果に「Data」ページへのリンクが表示されるように、「Data」ページにタグを付けます。
Tony Notebook Salesで、「Data」をクリックしてページを表示します。
ページ・ヘッダーで、「タグ」をクリックします。
現在のページは「Data」であるため、このページがタグ付けされます。
「タグ」フィールドに、各用語を空白で区切ってwarranty tony_notebook
と入力します。 tony
とnotebook
の単語をアンダースコア(_)で結合すると、単一の用語として扱われます。
「共有」チェック・ボックスを選択したままにすることで、他のユーザーが関連したタグで検索した場合に、このページも検索するようにできます。 これは、Storefront社の誰かが、warranty
という用語を検索した場合、この「Data」ページが検索結果に表示されます(このページへの表示権限を持っているものとします)。 「共有」チェック・ボックスを選択解除すると、タグ付けされた項目は自分のみに表示されます。
「保存」をクリックします。
このタグをテストして、機能することを確認します。
(バナーにある)検索フィールドにwarranty
と入力し、そのフィールドの端にある矢印アイコンをクリックします。
検索結果がポップアップに表示されます。
結果は、検索基準に一致し、Oracle Secure Enterprise Searchによって戻される項目、warranty
というタグとこの単語のタグが付けされたオブジェクトの数(1)、およびwarranty
で実際にタグ付けされた項目(ここでは「Data」ページ)という3つのカテゴリにグループ化されることに注意してください。
「タグ」の下で、「warranty」をクリックします。
「タグ・センター」が開きます(図8-11を参照)。
「タグ・センター」には、warranty
タグおよびそのタグの使用箇所に関する詳細情報が表示されます。このWebCenter Spacesインスタンスのすべてのタグのリストを表示することも、作成したタグのみを表示することもできます。 「Data」ページでは、warranty
タグがどのように表示されるか(「Tony
notebook
」という単語も指定されています)、およびwarranty
という単語でタグ付けされたオブジェクトへのリンクを確認できます。 左上のペインの「タグ・クラウド」には、ドロップダウン・リストで適用するフィルタにもよりますが、WebCenter Spacesアプリケーションで使用されているすべてのタグが視覚的に表現されます。 より頻繁に使用されるタグは太字で表示され、使用頻度に応じて文字サイズが変わります。フォントの大きい文字ほど、より頻繁にWebCenter Spacesの項目に適用されたタグであることを示します。
Tony Notebookの問題は解決されました。次に進み、WebCenter Spacesを使用して、業務以外の関心事を共有する他のユーザーとやりとりを行う方法を確認します。