この章では、個人用スペースの使用方法を確認します。個人用スペースはWebCenter Spaces内にある領域であり、そこから企業環境で定期的に行われる共通のビジネス・タスクを実施します。作成済のグループ・スペースの監視方法を含め、個人用スペースをパーソナライズする方法をいくつか確認します。また、第1章で作成したビジネス・ロール・ページの変更も行います。
Tony Notebook Salesグループ・スペースの実情を正確に把握するために、グループ・スペースの「ドキュメント」ページの参照を頻繁に行うことになります(このプロジェクト期間中は特に頻繁になります)。 ただし、Tony Notebook Salesグループ・スペースを常に使用するわけではなく、異なるグループ・スペースに参加したり退出することもあります。 WebCenter Spaces内のどこからでもTony Notebook Salesの「ドキュメント」ページに簡単にアクセスするには、そのページをお気に入りにします。お気に入りはWebCenter Spaces内のページを簡単にブックマークする方法であり、素早くそのページに戻ることができます。
「Tony Notebook Sales」が表示されていない場合は、これをクリックしてこのグループ・スペースに戻ります。
「ドキュメント」をクリックしてそのページを表示します。
画面の最上部にある「お気に入り」をクリックします。
「お気に入りに追加」を選択します。
現在のページは「ドキュメント」であるため、このページが追加されます。 そのページのURLが、「Webアドレス」フィールドに表示されたことを確認できます。
「名前」フィールドに、Tony Notebook Documents
と入力します。
お気に入りが多くある場合は、「新規フォルダの作成」ボタンを使用して、お気に入りを格納する編成システムを作成できます。 ただし、ここでは作成しません。
「OK」をクリックします。
お気に入りは、自動的に自分の個人用スペースに限定されます。つまり、「お気に入り」の選択はWebCenter Spacesのバナー領域から行いましたが、選択したお気に入りを表示するのは本人だけです。
これが当てはまることを確認します。
画面の最上部にある「お気に入り」をクリックします。
「Tony Notebook Documents」というお気に入りがあります。このリンクをクリックすると、WebCenter Spaces内のどこにいても、自動的にTony Notebook Sales内の「ドキュメント」ページにナビゲートされます。
Tony Notebooksに関する問題はStorefront社にとって重大な問題であるため、なんらかの展開があったときは、次の状況報告会議まで待ったり、グループ・スペースに戻って「ホーム」ページの「最近のアクティビティ」領域を確認したりせず、常に状況を把握する必要があります。 これを行うには、より頻繁にアクセスする個人用スペース内のページに「最近のアクティビティ」タスク・フローをドロップします。
「個人用スペース」をクリックします。
現在、個人用スペース内には、「最近のアクティビティ」タスク・フローを配置する適切なページがないため、関心の高い最新情報をすべて掲載できるページを作成することにします。
「ページ・アクション」→「ページの作成」をクリックして「ページの作成」ダイアログ・ボックスを表示します。
「ページ名」フィールドに、Hot Issues
と入力します。
「スキーム」ドロップダウンから、「エッグ・シェル」を選択します。
スキームは、ページの背景のデザインを決定します。 たとえば、サムネイル・レイアウトには、「エッグ・シェル」スキームで指定したように薄い青色から濃い青色へのグラデーションのビジュアル効果が反映されます。 サムネイル・レイアウトは青色で表示されますが、これは例にすぎません。 背景のデザインに適用する実際の色を「スキームの背景色」フィールドで選択します。
このチュートリアルの目的では、スキームや背景色は必要ではないため、「スキーム」フィールドを「空白」に戻します。
ページのレイアウトを選択するには、「左を狭く」レイアウト・オプションの下にあるラジオ・ボタンを選択します。
「左を狭く」レイアウト・オプションは、ページの左側にナビゲーション・バーを追加するためのスペースを確保します。 後でレイアウトを変更する場合は、WebCenter Spacesのページ編集機能で行うことができます。これについては後で説明します。
「作成」をクリックします。
ページの一番右側にある領域で、「コンテンツの追加」をクリックします。
「カタログ」内で、「最近のアクティビティ」が表示されるまで下にスクロールします。
「追加」をクリックして、「カタログ」を閉じます。
次に、タスク・フローを再度関連付けて、Tony Notebook Salesを指すようにする必要があります。
「最近のアクティビティ」タスク・フローの右上にある「編集」アイコンをクリックします。
画面は次のようになります。
「パラメータ」タブで、「グループ・スペース名」フィールドの右側にある「編集」アイコンをクリックします。
「値または式の入力」ラジオ・ボタンを選択し、その下の領域にTony_Notebook_Sales_abc
と入力します。
空白はアンダースコアに置き換える必要があり、abc
はグループ・スペースが作成された際に使用したイニシャルに置き換える必要があることに注意してください。
「OK」をクリックして「コンポーネント・プロパティ」ダイアログ・ボックスに戻ります。
タスク・フローの内容を示すような名前を選択すると、個人用スペースでこのページを表示した際に内容が認識しやすくなります。 この名前はタスク・フローのヘッダーに表示されます。
「表示オプション」をクリックします。
タブの下部で、「テキスト」フィールドにTony Notebook Recent Activity
と入力します。
「OK」をクリックします。
自分のページを参照すると、「最近のアクティビティ」タスク・フローの内容が変わったことを確認できます。これは、Tony Notebook Salesグループ・スペースで行われたことが反映されたためと考えられます。
「保存」をクリックして変更を保存しますが、このページは編集モードのままにします。
これ以降、このタスク・フローに表示されるすべてのものは、Tony Notebook Salesグループ・スペース内で発生したアクティビティを反映します。
個人用スペースに変更を加える際に、コンテンツを頻繁に表示できるように、CNETの最新レビューのRSSフィードを個人用ページのいずれかに追加するタスクを進めることができます。CNETは、狭い電子製品産業界で最も影響力のあるサイトの1つであるため、その情報を常に把握しておく必要があります。 わかりやすくするように、最近作成したページ(「Hot Issues」)にフィードを配置することにします。
引き続き「Hot Issues」ページが編集モードで表示されています。
ここでは、タスク・フローをページの左側に配置します。
左側の領域で、「コンテンツの追加」をクリックします。
RSSが表示されるまで下にスクロールし、「追加」をクリックして「カタログ」を閉じます。
RSSタスク・フローがページに追加されます。次に、これがCNETの最新レビューのフィードのソースを指すようにする必要があります。
RSSタスク・フローのヘッダーで「編集」アイコンをクリックします。
「RSSフィードURL」フィールドで、http://reviews.cnet.com/4924-5_7-0.xml?orderBy=-7rvDte&maxhits=25&dedup=1&tag=rb_content;rb_mtx
と入力します。
「適用」をクリックします。
ここで、タスク・フローのヘッダーの名前を変更します。
「表示オプション」タブをクリックします。
「テキスト」フィールドに、CNET Most Recent Reviews
と入力します。
「OK」をクリックして変更を保存し、このダイアログ・ボックスを閉じます。
変更内容を確認してから「閉じる」をクリックして編集セッションを終了します。プロンプトが表示された場合は変更を保存します。
CNETによって新しいレビューが発表されるたびに、「Hot Issues」ページのこのタスク・フローにレビューが表示されます。
RSSフィードは、会社内外で発生している最新の情報を知るための優れた方法です。 個人用スペースにRSSというページを作成して、興味のあるテーマすべてに関するフィードを載せることができます。
必要なコンテンツがすべて表示されるようになったため、個人用スペースのパーソナライズという点では非常に良好です。 ログアウトした後で、Zebaとして再度ログオンします。Zebaには、Tony Notebook Salesグループ・スペースに対して完了する必要があるタスクがいくつかあります。バナーで「ログアウト」をクリックします。