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Oracle Application Server Adapter インストレーション・ガイド
10g(10.1.3.4.0)

B53526-01
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2 インストールと構成

この章では、Oracle Application Serverアダプタのインストール方法と構成方法を説明します。この章の項目は次のとおりです。

インストール作業

Oracle Application Server 10.1.3.4をインストールするには、最初にOracle Application Server 10.1.3.1をインストールし、次にOracle Application Server 10g リリース3(10.1.3)Patch Set 4(10.1.3.4.0)を適用する必要があります。

この項の内容は次のとおりです。

Oracle Application Server 10.1.3.1のインストール

Oracle Application Serverは、次のアプリケーションとともにインストールできます。

Oracle Application Serverアダプタをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. SOA Suiteの一部としてOracle BPEL Process Manager(BPEL)およびOracle Enterprise Service Bus(ESB)をインストール済の場合はこの手順をスキップし、手順3に進んでください。

    ただし、「J2EE and Web Cache」インストール・タイプのOracle Application Serverをインストールしている場合は、{J2EE_HOME}/config/server.xmlを変更する必要があります。

    <shared-library name="oracle.bpel.common" version="10.1.3">
          <code-source path="/temp/dummy/"/>
    </shared-library>
    
    

    server.xmlを変更しなかった場合、インストール中にJCA-APP-アダプタがデプロイされていませんというエラーが発生する可能性があります。

  2. SolarisまたはLinuxにインストールする場合、オペレーティング・システム固有の次の手順は、『Oracle Application Serverインストレーション・ガイドfor Solaris Operating System』、『Oracle Application Serverインストレーション・ガイドfor HP-UX PA-RISC』および『Oracle Application Serverインストレーション・ガイドfor Linux x86』を参照してください。

    • CD-ROMのマウント・ポイントの設定

    Microsoft Windowsにインストールする場合、次の手順は、『Oracle Application Serverインストレーション・ガイドfor Microsoft Windows』を参照してください。

    • Oracle Universal Installerの起動

  3. OracleAS AdapterのCD-ROMを挿入します。

  4. OracleAS AdapterのCD-ROMのsoftwareディレクトリに移動します。

  5. Oracle Universal Installerを起動します。次の表に、Oracle Universal Installerの起動手順を示しています。

    プラットフォーム  手順 

    SolarisまたはLinux 

    オペレーティング・システムのプロンプトで、次のコマンドを入力します。

    ./runInstaller 

    Windows 

    「setup.exe」をクリックします。 

    「ようこそ」画面が表示されます。

  6. 「次へ」をクリックします。図2-1に示すように「ファイルの場所の指定」画面が表示されます。

    図 2-1    ファイルの場所の指定


    画像の説明

  7. 「インストール先」フィールドに、OracleAS AdapterをインストールするOracleホームの名前を入力します。「ソース」フィールドのディレクトリ・パスは変更しないでください。このパスは、OracleAS Adapterのインストール・ファイルの場所を示しています。

  8. 「次へ」をクリックします。「インストール・タイプの選択」画面が表示されます。

  9. 次のいずれかのインストール・タイプを選択します。

    • デザインタイムおよびランタイム

    • デザインタイム

  10. 「次へ」をクリックします。 図2-2に示すように「使用可能な製品コンポーネント」画面が表示されます。

    図 2-2    使用可能な製品コンポーネント


    画像の説明

  11. 次のリストからインストールするアダプタを選択します。

    • OracleAS Adapter for J.D. Edwards OneWorld XE 10.1.3.1.0

    • OracleAS Adapter for PeopleSoft 10.1.3.1.0

    • OracleAS Adapter for SAP R/3 10.1.3.1.0

    • OracleAS Adapter for Siebel 10.1.3.1.0

    • OracleAS Adapter for CICS 10.1.3.1.0

    • OracleAS Adapter for IMS/DB 10.1.3.1.0

    • OracleAS Adapter for IMS/TM 10.1.3.1.0

    • OracleAS Adapter for Tuxedo 10.1.3.1.0

    • OracleAS Adapter for VSAM 10.1.3.1.0

  12. 「次へ」をクリックします。

  13. 手順9「デザインタイムおよびランタイム」を選択した場合は、図2-3に示すように、「管理(Administration)設定」ページが表示されます。手順13aから13bを実行します。実行しないと、「サマリー」画面が表示されます。手順14に進みます。

    図 2-3    管理(Administration)設定


    画像の説明

    1. AS管理者のパスワードを入力します。

    2. 「次へ」をクリックします。図2-4に示すように「サマリー」画面が表示されます。

      図 2-4    「サマリー」画面


      画像の説明

  14. 十分なディスク領域があることを確認するためのディスク要件など、具体的な詳細情報を「サマリー」画面で確認します。

  15. 「インストール」をクリックします。

    インストールの完了後、OracleAS Adapterを自動的に構成するため、インストール後のコンフィギュレーション・アシスタントが図2-5のように起動されます。

    • JCAレガシー・アダプタのデプロイ

    • JCAアプリケーション・アダプタのデプロイ

    • JCAアプリケーション・アダプタのデプロイのテスト

    • Webサービス・アプリケーション・アダプタのデプロイ

      図 2-5    「コンフィギュレーション・アシスタント」画面


      画像の説明

  16. インストールおよび構成が正常に終了すると、「インストールの終了」画面が表示されます。選択したアダプタが、パッケージングされたアプリケーション・アダプタのOracleホームのadapters/applicationディレクトリにインストールされます。

    インストールの詳細は、最新のinstallActionsYEAR_MM_DD_TIME.logファイルを参照してください。このファイルは、UNIXではoraInventory_location/logsディレクトリに、WindowsではProgram Files¥Oracle¥Inventory¥logsディレクトリにあります。

Oracle Application Server 10g リリース3(10.1.3)Patch Set 4(10.1.3.4.0)の適用

次の作業は、Oracle Application Server 10g リリース3(10.1.3)Patch Set 4(10.1.3.4.0)の適用です。

この項では、Oracle Application Server 10g リリース3(10.1.3)Patch Set 4(10.1.3.4.0)用の手順を説明します。 含まれる手順は、次のとおりです。

  1. Oracle Application Server 10g リリース3(10.1.3)Patch Set 4(10.1.3.4.0)メディアのDisk1を挿入するか、解凍されたパッチ・セット・ソフトウェアを含むディレクトリのDisk1サブディレクトリに移動します。

  2. Oracle Universal Installerを起動します。

    • Linux x86の場合

      runInstallerコマンドを実行します。

    • Microsoft Windows (32-Bit)の場合

      setup.exeをダブルクリックします。

    図2-6に示すように「Oracle Universal Installer: ようこそ」ページが表示されます。

    図 2-6    「Oracle Universal Installer: ようこそ」ページ


    画像の説明

  3. Oracle Universal Installerの「ようこそ」画面を確認して「次へ」をクリックします。

    図2-7に示すように「Oracle Universal Installer: ファイルの場所の指定」画面が表示されます。

    図 2-7    「Oracle Universal Installer: ファイルの場所の指定」ページ


    画像の説明

  4. 「ファイルの場所の指定」ページで、次の詳細を入力します。

    • ソース: 製品のインストール元であるproducts.xmlファイルへのフルパスです。 runInstallerコマンドまたはsetup.exeファイルを使用してインストーラを起動すると、インストーラはproducts.xmlファイルのデフォルト値を検出し、それを使用します。 このパスは変更しないでください。

    • 名前: パッチを適用するOracleホームの名前を、ドロップダウン・メニューから選択します。

    • パス: 「名前」ドロップダウン・メニューから既存のOracleホームを選択すると、このフィールドに値が自動的に入力されます。

    • 参照: このボタンは、ファイル・システム内を移動してソースの場所またはインストール先を選択するために使用します。

  5. ファイルの場所を指定した後、「次へ」をクリックします。

    図2-8に示すように「管理者(oc4jadmin)パスワード」ページが表示されます。

    図 2-8    「管理者(oc4jadmin)パスワード」ページ


    画像の説明

  6. パッチ適用対象のOracle Application Serverインスタンスへのoc4jadminユーザー・パスワードを入力して、「次へ」をクリックします。

    図2-9に示すように、中間層が停止されることを知らせる警告が表示されます。

    図 2-9    「警告」ページ


    画像の説明

  7. 「OK」をクリックします。

    図2-10に示すように「サマリー」ページが表示されます。

    図 2-10    「Oracle Universal Installer: サマリー」ページ


    画像の説明

  8. 選択内容を確認して、「インストール」をクリックします。

    図2-11に示すように、パッチ・セットのインストールの進行状況を示す「インストール」ページが表示されます。

    図 2-11    「Oracle Universal Installer: インストール」ページ


    画像の説明

  9. パッチ・セットのインストール後、コンフィギュレーション・アシスタントによってコンポーネントが自動的に構成されます。 図2-12に示すように「コンフィギュレーション・アシスタント」ページが表示されます。

    図 2-12    「Oracle Universal Installer: コンフィギュレーション・アシスタント」ページ


    画像の説明

  10. コンフィギュレーション・アシスタントのインストール後、図2-13に示すように「インストールの終了」ページが表示されます。

    図 2-13    「Oracle Universal Installer: インストールの終了」ページ


    画像の説明

パッケージングされたアプリケーション・アダプタのインストール後の作業

パッケージングされたアプリケーション・アダプタのインストール後の構成作業を次のように行います。

パッチのインストール

インストール後の最初の手順では、Metalinkから次の必須パッチを入手し、インストールします。

ライブラリ・ファイルのコピー

パッケージングされたアプリケーション・アダプタでは、ライブラリ・ファイルをディレクトリにコピーする必要があります。

  1. これらのアダプタのライブラリ・ファイルを、ORACLE_HOME/adapter/application/libディレクトリにコピーします。

    アダプタ  ライブラリ・ファイル 

    OracleAS Adapter for J.D. Edwards OneWorld XE 

    J.D. Edwards OneWorld JavaベースのThinNet API

    このAPIは、J.D. Edwards OneWorldのインストール・メディアに収録された.jarファイルとして配布されます。これらのライブラリは、J.D. Edwards OneWorldのリリースによって異なる可能性がありますが、次のファイルが含まれます。

    • Kernel.jar

    • Connector.jar

    J.D. Edwards OneWorld XEシステムに必要なこれ以外の手順は、『Oracle Application Server Adapter for J.D. Edwards OneWorldユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

    OracleAS Adapter for PeopleSoft 

    • PeopleSoft Java Object Adapterファイル(psjoa.jar

      このファイルでは、クライアント・アプリケーションとPeopleSoft間にまたがるローレベル・インタフェースを提供します。このファイルは、PeopleSoft_home_directory/web/PSJOAディレクトリにおいて、PeopleSoftとともに提供されます。

      psjoa.jarファイルは、PeopleSoftのバージョンごとに異なります。Peopletoolsのリリースをアップグレードするときは、必ず新しいリリースのpsjoa.jarファイルをlibディレクトリにコピーし、すべてのコンポーネントを再起動してください。

    • pstools.properties

      このファイルは、PeopleSoft 8.1xに必要です。このファイルは、PeopleSoft_home_directory/web/jmacディレクトリにあります。

    PeopleSoftに必要なこれ以外の手順は、『Oracle Application Server Adapter for PeopleSoftユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

    OracleAS Adapter for SAP(R/3およびmySAP ERP) 

    SAP Javaコネクタ(通常は、sapjco.jar

    SAPのコネクタ・セットの最新情報は、http://service.sap.com/connectorsを参照してください。

    このファイルにアクセスするには、有効なSAPサービスIDが必要です。SAP Javaコネクタ(SAP JCo)の概要ページの指示に従って、最新バージョンをダウンロードします。詳細は、SAP BASISの管理者に問い合せてください。

    アーカイブ・ツールを使用してSAP JCoが格納されているアーカイブを開き、ランタイム・ファイルを抽出します。ファイル名はオペレーティング・システムによって異なる場合がありますが、通常はアーカイブのルートに格納されています。

    注意: すべてのオペレーティング・システム: sapjco.jarファイルをORACLE_HOME¥adapters¥application¥libディレクトリ内に置く必要があります。その後、sapjco.jarをOracle Application Serverのクラスパスに追加する必要があります。

    Windowsの場合、librfc32.dll%WINDIR%¥system32ディレクトリ内に、sapjcorfc.dllsapjco.jarと同じディレクトリ内(ORACLE_HOME¥adapters¥application¥lib)に置く必要があります。その他のプラットフォームでは、対応する場所を使用します。これらのライブラリ・ファイルは、オペレーティング・システムによって異なります。次に例を示します。

    Linux/Solaris/OS400:

    • libsapjcorfc.so

    • librfccm.so

    HP-UX:

    • librfccm.sl

    • libsapjcorfc.sl

    AIX:

    • librfccm.so

    • libsapjcorfc.so

    UNIXプラットフォームでは、共有ライブラリ・ファイルが配置されているディレクトリを、オペレーティング・システムに適用される共有ライブラリ変数に追加する必要があります。次に、プラットフォームと、関連付けられている変数のリストを示します。

    AIX:

    • LIBPATH

    HP-UX:

    • SHLIB_PATH

    その他のUNIXプラットフォーム

    • LD_LIBRARY_PATH

    Solaris: 次に、SAPライブラリ・ファイルを指定するための、サポートされている手順を2つ示します。

    • SAP JCOファイル(sapjco.jarlibrfccm.soおよびlibsapjcorfc.so)をORACLE_HOME/jdk/jre/lib/sparc/serverにコピーします。

    • SAP JCOファイルを/usr/j2sdk1.4.2_09/jre/lib/sparcv9/serverにコピーします。

    または、Application Server Controlコンソールを使用して、これらのファイルへのパスを環境変数定義に追加します。Application Serverの管理オプションの詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。

    SAP R/3およびmySAP ERPに必要なこれ以外の手順は、『Oracle Application Server Adapter for SAPユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

    OracleAS Adapter for Siebel 

    Siebel 6.3.x以降の場合、.jarファイルとしてSiebel Thin Clientとともに提供されるSiebel Java Data Bean API。

    これらのライブラリは、Siebelのリリースによって内容と名前が異なります。そのため、ターゲットのSiebelシステムとともに提供されるSiebel Thin Clientを常にアダプタとともに使用する必要があります。次に例を示します。

    Siebel 6.3.xの場合。

    • SiebelTcOM.jar

    • SiebelTcCommon.jar

    • SiebelTC_enu.jar

    • SiebelDataBean.jar

    Siebel 7.0.3の場合。

    • SiebelJI_Common.jar

    • SiebelJI_enu.jar

    Siebel 7.5.2の場合。

    • SiebelJI_Common.jar

    • SiebelJI_enu.jar

    • SiebelJI.jar

    Siebel 7.7の場合。

    • SiebelJI_enu.jar

    • Siebel.jar

    Siebel 7.8の場合。

    • SiebelJI_enu.jar

    • Siebel.jar

    Siebel COMベースAPI(Windowsのみ)を使用する場合は、Siebel Thin Clientをインストールして、Siebelアダプタにアクセスできるようにしておく必要があります。

    注意: 以前に示した次のファイルは、英語のインストール用です。

    • SiebelTC_enu.jar

    • SiebelJI_enu.jar

    英語以外のインストールの場合は、最後の3文字(_enu)が変わります。

    MQシリーズをトランスポートとして使用する場合は、com.ibm.mq.jarファイルも使用する必要があります。

    Siebelに必要なこれ以外の手順は、『Oracle Application Server Adapter for Siebelユーザーズ・ガイド』を参照してください。 

BSEデプロイメントの検査

OracleAS Adapterビジネス・サービス・エンジンのインストールの検査は、次のように行います。

  1. Webブラウザで次のページを開きます。

    http://hostname:port/ibse/IBSEServlet/
    
    

    hostnameはOracle Application Serverのホスト名、portはOracle Application ServerのHTTPポートをそれぞれ示します。次に例を示します。

    http://localhost:80/ibse/IBSEServlet
    
    

    図2-14に示すように、OracleAS Adapterビジネス・サービス・エンジンのホーム・ページが開きます。このページを使用すると、OracleAS Adapterビジネス・サービス・エンジンとともにインストールしたサンプルWebサーバーをテストできます。

    図 2-14    OracleAS Adapterビジネス・サービス・エンジンのホーム・ページ


    画像の説明

  2. IVP」、「iwayivp」、「ivp」、「Invoke」の順にクリックします。

    次のようなXMLレスポンスがブラウザに表示されます。

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
    - <SOAP-ENV:Envelope xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"
     xmlns:SOAPENV="
    http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/"
    xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
    - <SOAP-ENV:Body>
    - <ivpResponse xmlns="urn:oraclesoftware:ibse:jul2003:ivp:response"
    cid="A0328ED84ABFA055C4F64B8039C991AA">
    <CurrentTime>2004-01-05T19:15:48Z</CurrentTime>
    <Version>IWAY5.5</Version>
    </ivpResponse>
    </SOAP-ENV:Body>
    </SOAP-ENV:Envelope>
    

J2CAデプロイメントの構成

OracleAS Adapter JCAでは、ファイルとデータベースのリポジトリがサポートされます。デフォルト・リポジトリはファイル・リポジトリです。adapters/application/etcディレクトリにあるiwse.ora SQLスクリプトを実行すると、データベース・リポジトリを作成できます。

「デザインタイムおよびランタイム」インストール・タイプを選択すると、Oracle Universal InstallerでOracleAS Adapter JCAバージョン1.0が自動的にデプロイされ、デフォルトのoc4j-ra.xml構成ファイルが提供されます。このファイルには、JNDI名としてeis/Oracle JCAAdapter/DefaultConnectionを指定した、デフォルトのManagedConnectionFactoryが格納されています。

<connector-factory location="eis/OracleJCAAdapter/DefaultConnection"  
connector-name="IWAFJCA10">
   <config-property name="IWayHome" value="../../adapters/application"/>
   <config-property name="IWayConfig" value="jca_sample"/>
   <config-property name="IWayRepoURL" value=""/>
   <config-property name="IWayRepoUser" value=""/>
   <config-property name="IWayRepoPassword" value=""/>
   <config-property name="logLevel" value="debug"/>
</connector-factory>


注意:

IWayRepoURLIWayRepoUserIWayRepoPasswordの各パラメータは、データベース・リポジトリに対してのみ、使用します。 


oc4j-ra.xml構成ファイルを編集すると、別のManagedConnectionFactoryを作成できます。この作業は次のように行います。

  1. ORACLE_HOME/j2ee/OC4J_BPEL/application-deployments/default/jca-app-adapter/oc4j-ra.xmlファイルを開きます。

  2. 対応するOracleAS Adapter JCAバージョン1.0リポジトリ・プロジェクトを指すように、iWayConfigパラメータを変更します。

  3. JNDIの場所を正しい値に設定します。次に例を示します。

    <connector-factory location="eis/OracleJCAAdapter/MyConnection" 
    connector-name="IWAFJCA10">
       <config-property name="IWayHome" value="../../adapters/application"/>
       <config-property name="IWayConfig" value="My_jca_config"/>
       <config-property name="IWayRepoURL" value=""/>
       <config-property name="IWayRepoUser" value=""/>
       <config-property name="IWayRepoPassword" value=""/>
       <config-property name="logLevel" value="debug"/>
       </connector-factory>
    

J2CAインストールの検査

J2CAバージョン1.0のインストールの検査は、次のように行います。

  1. ORACLE_HOME/j2ee/OC4J_BPEL/applications/jca-app-adapter-test/iwafjca/WEB-INF/web.xmlファイルを開きます。

  2. 「J2CAデプロイメントの構成」の手順2で定義したManagedConnectionFactoryのJNDIの場所を指すように、デプロイメント・ディスクリプタweb.xmlファイルを変更します。

    次のURLを使用して、OracleAS Adapter JCAのテスト・サーブレットにアクセスできます。

    http://hostname:port/iwafjca
    
    

    hostnameはOracle Application Serverのホスト名、portはOracle Application ServerのHTTPポートをそれぞれ示します。

ディレクトリ構造

パッケージングされたアプリケーション・アダプタは、Oracleホーム・ディレクトリのadapters/applicationサブディレクトリにインストールされます。表2-1は、そのディレクトリ構造を示します。license.xmlファイルもapplicationディレクトリにインストールされます。

表 2-1     パッケージングされたアプリケーション・アダプタのディレクトリ構造
サブディレクトリ  説明 

bin 

install.xmlファイルが格納されます。 

config 

jca_sampleサブディレクトリおよびOracleAS Adapter J2CAのXMLベースのリポジトリが格納されます。 

etc 

ibse.eariwafjca.eariwafjca.rarおよびiwse.oraの各ファイルが格納されます。 

lib 

ライブラリ・ファイルが格納されます。 

tools 

OracleAS Adapterアプリケーション・エクスプローラのGraphical User Interface(GUI)が格納されます。 

wsdl 

ユーザーが生成したWSDLファイルが格納されます。 

directory¥legacyフォルダには、レガシー・アダプタの.rarファイルが格納されます。さらに、adapters¥libフォルダにはorabpel-adapters.jarファイルが格納されます。


注意:

ユーザーはWSDLディレクトリの下に追加ディレクトリを作成し、生成したWSDLファイルを整理できます。 


アプリケーション・エクスプローラの起動

OracleAS Adapter J2CAバージョン1.0およびOracleAS Adapterビジネス・サービス・エンジンのリポジトリ・プロジェクトを構成するには、アプリケーション・エクスプローラを使用します。アプリケーション・エクスプローラをWindowsで起動するには、「スタート」メニューから、「プログラム」「OracleAS_home Adapters」「Application Explorer」の順に選択します。

さらに、Windowsでは、OracleAS_home¥adapters¥application¥toolsの下にiaexplorer.batが格納されています。

OracleAS_homeは、Oracle Application Serverがインストールされているディレクトリです。

UNIXでは、OracleAS_home/adapters/application/toolsの下にあるiwae.shスクリプトをロードします。

OracleAS_homeは、Oracle Application Serverがインストールされているディレクトリです。

J2CAのデータベース・リポジトリの構成

  1. データベースがインストールされているマシン上で、SQL文iwse.oraを実行します。

  2. jcatransport.propertiesファイルを作成し、次のディレクトリに保存します。

    Oracle_Home¥adapters¥application¥config¥jca_sample

  3. 次の例に示すように、新規作成したjcatransport.propertiesファイルのiwafjca.repo.urliwafjca.repo.userおよびiwafjca.repo.passwordフィールドに値を入力します。

    iwafjca.repo.url=jdbc:oracle:thin:@90.0.0.51:1521:orcl

    iwafjca.repo.user=scott

    iwafjca.repo.password=scott1

  4. oc4j-ra.xmlファイルをテキスト・エディタで開きます。

  5. IWAYRepo_URLプロパティの値としてJDBC接続情報を入力します。

  6. IWAYRepo_Userプロパティに有効なユーザー名を入力します。

  7. IWAYRepo_Passwordプロパティに有効なパスワードを入力します。

  8. oc4j-ra.xmlファイルの変更を保存します。

  9. アプリケーション・エクスプローラで、JDBCドライバ・パスを変更します。例1に示されているパスを、例2に示されているパスに変更します。

    例1:

    lcp=..¥lib¥orabpel-adapters.jar;C:¥jdev¥jdbc¥lib¥classes12.jar;C:¥jdev¥jdbc¥lib
    ¥nls_charset12.jar;%lcp%
    
    

    例2:

    lcp=..¥lib¥orabpel-adapters.jar;..¥..¥..¥jdbc¥lib¥ojdbc14.jar;..¥..¥..¥jdbc¥l
    ib¥nls_charset12.jar;%lcp%
    
    

server.xmlの変更

$ORACLE_HOME/j2ee/(container)/config/server.xmlを変更する必要があります。containerは、インストールにより、homeまたはoc4j_soaのいずれかです。一般に、SOAの基本インストールではhomeコンテナを使用し、SOAの拡張インストールではoc4j_soaコンテナを使用します。

server.xmlを変更する手順は、次のとおりです。

  1. server.xmlに、jca.app.adapter.librariesのエントリを作成します。必要なJARファイルは、この新しいライブラリ・セクションに追加します。一般に、これらのJARファイルは、それぞれのEISベンダーが配布するEISライブラリ・ファイルです。

    jca.app.adapter.libraries用のserver.xmlのエントリのサンプルを次に示します。

    <shared-library name="jca.app.adapter.libraries" version="1.0"
    library-compatible="true">
    <code-source path="C:¥soadp1¥adapters¥application¥lib¥psjoa.jar"/>
    <code-source path="C:¥soadp1¥adapters¥application¥lib¥psGenCompF840Mi14.jar"/>
    <code-source path="C:¥soadp1¥adapters¥application¥lib¥sapjco.jar"/>
    </shared-library>
    


    注意:

    前述の例で、パスのOracleホームを置換します。前述の例でJARファイルのみ追加します。さらに、*.soまたは*.dllファイルもPATHに指定する必要があります。 


  2. 次の例に示すように、server.xmlの共有ライブラリのoracle.bpel.commonセクションに、jca.app.adapter.libraryをインポートする必要があります。

    <import-shared-library name="jca.app.adapter.libraries"/>
    

oc4j-ra.xmlの変更

oc4j-ra.xmlを変更する手順は、次のとおりです。

  1. oc4j-ra.xmlimported-shared-librariesセクションに、次のコードを追加します。

    <import-shared-library name="jca.app.adapter.libraries"/>
    
    
  2. 次の例に示すように、2つのoc4j-ra.xmlファイルに変更を加えます。

    1. 例1:

      <<j2ee-home>>¥application-deployments¥default¥jca-app-adapter¥
      oc4jra.xml
      
      
    2. 例2:

      <<j2ee-home>>¥connectors¥jca-app-adapter¥jca-app-adapter¥META-INF¥
      oc4j-ra.xml
      


      注意:

      JCA-App-Adapterを再デプロイすると、前述の例の変更点は削除されます。 


mySAP ERPアダプタ用のHP Itanium 64マシンの構成

HP Itanium 64ビット・マシンをmySAP ERPアダプタで動作するように構成するには、次の手順を実行します。 SAPJCOライブラリでは、Oracle Application Serverで提供されるJavaではなく、HP Itanium 64ビット・マシンで提供されるJavaライブラリと実行可能ファイルを使用することが必要です。

  1. プロファイル内のライブラリが64ビットのバージョンを指すようにし、Javaオプションを64ビットに設定します。 次に、Javaクラス・ローダーにバイナリに対する読取りおよび実行権限があることを確認します。 次は、.profileファイルの設定例です。 この例で使用しているフォルダは単なる説明用です。

  2. 3つのファイル、sapjco.jarlibsapjcorfc.soおよびlibrfccm.soに対して読取り権限および実行権限を設定します。

  3. Oracle Application Serverが、HP Itaniumで提供されたJavaファイルを指すようにします。 Oracle Application Serverで提供されたJavaを指さないようにします。 このためには、oc4j_soaプロセス・タイプ内のデータID(<data id="java-bin" value="/opt/java1.5/jre/bin/IA64W/java"/>)を変更する必要があります。 次の例に示すように、新しいJavaホームを設定する必要があります。

    <process-type id="oc4j_soa" module-id="OC4J" status="enabled">
                   <module-data>
                      <category id="start-parameters">
                         <data id="java-options" value="-server
    -XX:MaxPermSize=192M -ms512M -mx1024M -XX:AppendRatio=3
    -Djava.security.policy=$ORACLE_HOME/j2ee/oc4j_soa/config/java2.policy
    -Djava.awt.headless=true -Dhttp.webdir.enable=false
    -Doraesb.home=/rdbms/ora102/product/10.1.3.1/OracleAS_1/integration/esb
    -Dhttp.proxySet=false -Doc4j.userThreads=true -Doracle.mdb.fastUndeploy=60
    -Dorabpel.home=/rdbms/ora102/product/10.1.3.1/OracleAS_1/bpel
    -Xbootclasspath^/p:/rdbms/ora102/product/10.1.3.1/OracleAS
    _1/bpel/lib/orabpel-boot.jar  -Dhttp.proxySet=false -Dfile.encoding=ISO8859_1
    -DAF_DEBUG_REC_CONV=true"/>
                         <data id="java-bin" value="/opt/java1.5/jre/bin/IA64W/java"/>
                      </category>
                      <category id="stop-parameters">
                         <data id="java-options" value="-Djava.security.policy=$ORACLE_
    HOME/j2ee/oc4j_soa/config/java2.policy -Djava.awt.headless=true 
    -Dhttp.webdir.enable=false"/>
                      </category>
                   </module-data>
                   <start timeout="600" retry="2"/>
                   <stop timeout="120"/>
                   <restart timeout="720" retry="2"/>
                   <port id="default-web-site" range="12501-12600" protocol="ajp"/>
                   <port id="rmi" range="12401-12500"/>
                   <port id="rmis" range="12701-12800"/>
                   <port id="jms" range="12601-12700"/>
                   <process-set id="default_group" numprocs="1"/>
                </process-type>
    


    注意:

    opmn.xmlファイルに変更を加える手順は、次のとおりです。

    1. Oracle Application Serverを停止します。

    2. opmn.xmlファイルのバックアップを作成します。

    3. opmn.xmlファイルに対して必要な変更を加えます。

    4. Oracle Application Serverを再起動します。

     

レガシー・アダプタのインストール後の作業

この項では、レガシー・アダプタに対する次のインストール後の作業について説明します。

OPatch 7408494のインストール

この項では、レガシー・アダプタに対するOPatch 7408494のインストール方法について説明します。 この項の内容は次のとおりです。

OPatch 7408494のインストール前の作業

OPatch 7408494のインストール前の作業は、次のとおりです。

  1. Adapter 10.1.3.1をインストールしてあることを確認します。

  2. SOAインストールが10.1.3.4にアップグレード済であることを確認します。

  3. スタンドアロン・インストールの場合はorabpelを停止します。 それ以外の場合で中間層インストールの場合は、ORACLE_HOMEから実行しているすべてのプロセスを、ASControlも含めて、次のコマンドを実行して停止します。

    $ORACLE_HOME/opmn/opmnctl stopall
    
    
  4. SOAパッチ6325749をインストールします。これは、Oracle BPEL Process ManagerのGlueクラスにアップグレードするために、metalink.oracle.comで入手可能です。

  5. $NAV_ROOT/bin/brand.binから、既存のbrand.binファイル(ある場合)のバックアップをとります。このファイルは、OPatchのインストール時に上書きされます。NAV_ROOTは、Oracle Connectがインストールされているディレクトリです。

OPatch 7408494のインストール作業

OPatch 7408494をインストールする手順は、次のとおりです。

  1. 次のコマンドを使用して、PSEコンテナ・ファイルを解凍します。

    % unzip p7408494_101340_GENERIC.zip
    
    
  2. 次のコマンドを使用して、現行ディレクトリをパッチのあるディレクトリに設定します。

    % cd 7408494
    
    
  3. OPatchスクリプトを含むディレクトリが$PATHに表示されていることを確認して、次のコマンドを実行します。

    % opatch apply
    

OPatch 7408494のインストール後の作業

OPatch 7408494のインストール後の作業は、次のとおりです。

  1. スタンドアロン・インストールの場合は、orabpelを再起動します。 それ以外の場合で中間層インストールの場合は、次のコマンドを使用してすべての管理対象コンポーネントを再起動します。

    $ORACLE_HOME/bin/opmn/opmnctl startall
    
    
  2. このパッチには新しいattunityResourceAdapter.rarファイルが含まれているため、レガシー・アダプタを再デプロイします。

  3. Oracle StudioおよびOracle Connectorなど、必要なアダプタ・コンポーネントをインストールします。 『Oracle Application Server CDC Adapters for IMS/DBユーザーズ・ガイド』のOracle ConnectおよびOracle Studioのインストールに関する項を参照してください。


    注意:

    Oracleインベントリが正しく設定されていない場合、このユーティリティは失敗します。 インベントリにアクセスできるかどうかを確認するには、次のコマンドを使用します。

    % opatch lsinventory
     

OPatch 7408494の削除作業

次のコマンドを使用してOPatch 7408494を削除します。

% cd 7408494
% opatch rollback -id 7408494

ランタイム接続の構成

次の手順を実行してランタイム接続を構成します。

  1. 次の場所にあるoc4j-ra.xmlファイルを編集します。

    ORACLE_HOME¥j2ee¥OC4J_BPEL¥application-deployments¥default¥jca-legacy-adapter

  2. 接続ごとに次のように設定します。

    <oc4j-connector-factories>
      <connector-factory location=" " connector-name="Oracle Legacy Adapter">
        <config-property name="userName" value=" "/>
        <config-property name="password" value=" "/>
        <config-property name="eisName" value=" "/>
        <config-property name="serverName" value=" "/>
        <config-property name="workspace" value=" "/>
        <config-property name="portNumber" value=" "/>
        <config-property name="persistentConnection" value=" "/>
        <config-property name="keepAlive" value=" "/>
        <config-property name="firewallProtocol" value=""/>
        <config-property name="connectTimeout" value=""/>
        <config-property name="encryptionProtocol" value=""/>
        <config-property name="encryptionKeyName" value=""/>
        <config-property name="encryptionKeyValue" value=""/>
        <config-property name="fakeXa" value="false"/>
        <config-property name="useNamespace" value="true"/>
      </connector-factory>
    </oc4j-connector-factories>
    
    

    次の表に、指定する必要があるプロパティを示します。

    プロパティ  説明 

    location 

    Oracle Application Serverがアプリケーション・コンポーネントのコネクション・ファクトリ・インスタンスをバインドする必要があるJNDIの場所を指定します。この場所はeis/legacy/eisNameと指定する必要があります。

    この規則は、デザインタイムのWSILブラウザで、JNDIの場所が含まれるレガシー・アダプタ・サービスWSDLを生成するときに使用します(特に、jca:address要素のadapterInstanceJndi属性)。これはランタイムが接続の取得に使用するJNDIの場所と同じです。たとえば、eisNameDEMOEventである場合、この場所はeis/legacy/DEMOEventと指定する必要があります。

    この例では、所定のeisNameDEMOEventであるため、デザインタイムのWSILはWSDLにadapterInstanceJndi=eis/legacy/DEMOEventを設定し、ランタイムがJNDIの場所eis/legacy/DEMOEventを自動的に使用してランタイム接続を取得します。したがって、場所の属性にはこの同じ値を設定する必要があります。設定しない場合はランタイムの解決に失敗し、エラーが発生します。  

    eisName 

    使用するアダプタの名前を設定します。 

    serverName 

    Oracle Connectデーモンが動作するTCP/IPアドレスまたはホスト名を設定します。 

    workspace 

    使用するOracle Connectサーバー作業領域の名前を指定します。デフォルトの作業領域はナビゲータです。 

    portNumber 

    Oracle Connectデーモンが動作するサーバー上のTCP/IPポートを指定します。デフォルト・ポートは2552です。 

    fakeXa  

    値はtrueまたはfalseに設定できます。trueに設定した場合、XA APIは内部的にローカル・トランザクションAPIに変換されます。 

    useNamespace  

    値はtrueまたはfalseに設定できます。trueに設定した場合、XSDメタデータに名前空間が指定され、この名前空間を使用してペイロード・ノードが作成されます。

    注意: このプロパティはtrueに設定することをお薦めします。 

    次の表に、オプション・プロパティを示します。

    プロパティ  説明 

    userName 

    Oracle Connectサーバーにアクセスできるユーザーを指定します。このユーザーはOracle Connectデーモン構成で定義されます。  

    password 

    ユーザーの有効なパスワードを指定します。 

    persistentConnection 

    trueまたはfalseに設定します。trueに設定した場合、複数のリクエストで接続を維持でき、falseの場合は接続コンテキストが変更されます。このプロパティはtrueに設定することをお薦めします。 

    keepAlive 

    trueまたはfalseに設定します。trueに設定した場合、接続に使用されるソケットが常に開かれた状態となります。このプロパティはtrueに設定することをお薦めします。 

    firewallProtocol 

    使用するファイアウォール・プロトコルとして、noneまたはfixedNat(デーモンに固定アドレスを使用するNATプロトコル)のいずれかを指定します。デフォルトはnoneです。 

    connectTimeout 

    接続のタイムアウトを秒数で指定します。デフォルトは0(ゼロ)です。これは、接続がタイムアウトにならないことを意味します。 

    encryptionProtocol 

    使用する暗号化プロトコルの名前を指定します。デフォルトはnullです。RC4プロトコルがサポートされています。 

    encryptionKeyName 

    使用する対称暗号化鍵の名前を指定します。 

    encryptionKeyValue 

    使用する対称暗号化鍵の値を指定します。 

デザインタイム接続の構成

Oracle JDeveloperでWSILブラウザを使用して従来の対話を参照する必要がある場合、collaxa-config.xmlファイルを更新します。これにより、BPEL Process Managerがレガシー・サーバーと通信できるようになります。collaxa-config.xmlファイルは次の場所にあります。

$Oracle_Home/integration/orabpel/system/config

次の手順を実行してデザインタイム接続を構成します。

  1. 「スタート」メニューから、「プログラム」「Oracle BPEL PM」「Developer Prompt」の順に選択します。

  2. encrypt <passwd>と入力します。

  3. collaxa-config.xmlファイルで、次の表に示したパラメータを更新します。

    パラメータ  説明 

    LegacyServer 

    Attunity Connectが動作するレガシー・サーバーを指定します。 

    LegacyPort 

    Attunity Connectがリスニングするポートを指定します。 

    LegacyUser 

    メインフレーム・システムにアクセスできるユーザーIDを指定します。 

    LegacyUserCredential 

    ユーザーの暗号化されたパスワードを指定します。 

    例 2-1    collaxa-config.xmlファイルの更新

次の例では、collaxa-config.xmlファイルが必要なパラメータにより更新されます。

 <property id="LegacyServer">
        <name>Legacy server(s) where Oracle Connect is installed</name>
        <value>mvs08</value>
        <comment>
        <![CDATA[Server IP where Oracle Connect has been installed.
        <p/>
        The default fault is value <i>localhost</i>.]]>
       </comment>
   </property>

<property id="LegacyPort">
        <name>Legacy server port(s) where Oracle Connect is running</name>
        <value>2554</value>
      <comment>
      <![CDATA[Server port where Oracle Connect has been installed.
      <p/>
      The default is <i>2551</i>.]]>
     </comment>
</property>

<property id="LegacyUser">
      <name>Legacy server user(s) where Oracle Connect is running</name>
      <value>null</value>
      <comment>
      <![CDATA[Server user who has access to Oracle Connect.
      <p/>
      The default is <i>Null</i>.]]>
     </comment>
</property>

<property id="LegacyUserCredential">
        <name>Legacy server user credential(s) where Oracle Connect is                  
running</name>
        <value>null</value>
        <comment>
        <![CDATA[Credential for server user that has access to Oracle Connect.
        <p/>
        The default is <i>Null</i>.]]>
        </comment>
 </property>


注意:

Oracle Studioに匿名のアクセス設定がある場合、LegacyUserプロパティおよびLegacyUserCredentialプロパティの両方にnullを指定する必要があります。 


例 2-2    複数接続の指定

レガシー・システムのインスタンスを追加するには、次の例に示すように、コンピュータごとにカンマ区切りの値を指定します。


 <property id="LegacyServer">
        <name>Legacy server(s) where Oracle Connect is installed</name>
        <value>mvs08,mvs09</value>
        <comment>
        <![CDATA[Server IP where Oracle Connect has been installed.
        <p/>
        The default is <i>localhost</i>.]]>
        </comment>
 </property>

 <property id="LegacyPort">
        <name>Legacy server port(s) where Oracle Connect is running</name>
        <value>2554,2555</value>
        <comment>
        <![CDATA[Server port where Oracle Connect has been installed.
        <p/>
        The default is <i>2551</i>.]]>
        </comment>
  </property>

<property id="LegacyUser">
        <name>Legacy server user(s) where Oracle Connect is running</name>
        <value>null,xyz</value>
        <comment>
        <![CDATA[Server user who has access to Oracle Connect.
        <p/>
        The default is <i>Null</i>.]]>
        </comment>
 </property>

 <property id="LegacyUserCredential">
        <name>Legacy server user credential(s) where Oracle Connect is running</name>
        <value>null,AVCGS80JK9J08M9MLYJM90U</value>
        <comment>
        <![CDATA[Credential for server user that has access to Oracle Connect.
        <p/>
        The default is <i>Null</i>.]]>
        </comment>
 </property>

削除作業

Oracle Application Serverアダプタを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 次のコマンドを実行して、以前の10.1.3.1 Adapterインストールをクリーン・アップします。

    UNIXの場合:

    cd $ORACLE_HOME/j2ee/home
    
    $ORACLE_HOME/jdk/bin/java -jar admin_client.jar
    deployer:oc4j:opmn://localhost:6003/home oc4jadmin welcome1 -undeploy
    jca-legacy-adapter -isConnector
    
    $ORACLE_HOME/jdk/bin/java -jar admin_client.jar
    deployer:oc4j:opmn://localhost:6003/home oc4jadmin welcome1 -undeploy
    jca-app-adapter -isConnector
    
    $ORACLE_HOME/jdk/bin/java -jar admin_client.jar
    deployer:oc4j:opmn://localhost:6003/home oc4jadmin welcome1 -undeploy
    jca-app-adapter-test
    
    $ORACLE_HOME/jdk/bin/java -jar admin_client.jar
    deployer:oc4j:opmn://localhost:6003/home oc4jadmin welcome1 -undeploy
    ws-app-adapter
    
    

    Windowsの場合:

    cd %ORACLE_HOME%/j2ee/home
    
    %ORACLE_HOME%/jdk/bin/java -jar admin_client.jar
    deployer:oc4j:opmn://localhost:6003/home oc4jadmin welcome1 -undeploy
    jca-legacy-adapter -isConnector
    
    %ORACLE_HOME%/jdk/bin/java -jar admin_client.jar
    deployer:oc4j:opmn://localhost:6003/home oc4jadmin welcome1 -undeploy
    jca-app-adapter -isConnector
    
    %ORACLE_HOME%/jdk/bin/java -jar admin_client.jar
    deployer:oc4j:opmn://localhost:6003/home oc4jadmin welcome1 -undeploy
    jca-app-adapter-test
    
    %ORACLE_HOME%/jdk/bin/java -jar admin_client.jar
    deployer:oc4j:opmn://localhost:6003/home oc4jadmin welcome1 -undeploy
    ws-app-adapter
    


    注意:

    ORACLE_HOME環境変数が、ご使用のSOAインストールの場所に設定されていることを確認してください。

    前述の例で指定されている各コマンドで、ホスト名およびOPMNリクエスト・ポート番号が正しく指定されていることを確認してください。この例では、それぞれ、localhostおよび6004が使用されています。

    特定のアプリケーション/リソース・アダプタが存在しないというエラー・メッセージは無視してください。 


  2. 使用中のホストにインストールされているOracle Universal Installerを起動します。

  3. 「製品の削除」をクリックします。

  4. 削除する製品が格納されているOracleホーム・ディレクトリを開きます。

  5. 削除する特定のOracleAS Adapterを選択します。

  6. 「削除」をクリックします。

  7. 応答を求めるメッセージが表示されたら、「はい」をクリックします。選択した製品が削除されます。

  8. 「閉じる」をクリックします。


    注意:

    レガシーJ2CAリソース・アダプタをアンデプロイする必要があるのは、レガシー・アダプタのセット全体のアンデプロイを選択した場合のみです。 


グローバリゼーション・サポート

パッケージングされたアプリケーションおよびレガシー・アプリケーション用のOracle Application Serverアダプタでは、様々なエンコードをサポートしており、実行時に非ASCIIデータを受入れ可能です。また、アプリケーション・エクスプローラではローカライゼーションをサポートしていますが、Oracle Studioではサポートしていません。


注意:

アプリケーション・エクスプローラではADA準拠をサポートしていますが、Oracle Studioではサポートしていません。 



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