この章では、Oracle Web Services Manager(Oracle WSM)コンポーネント(Oracle Enterprise Manager 10g Web Services Manager Control(Web Services Manager Control)、Oracle Web Services Manager Monitor、Oracle Web Services Manager Agent、Oracle Web Services Manager GatewayおよびOracle WSM Policy Manager)の構成ファイルの変更に関する一般情報を提供しています。
Oracle Web Services Manager Gatewayの構成に関する具体的な情報は、第5章「Oracle WSM Gatewayのデプロイ」を参照してください。
Oracle Web Services Manager Agentの構成に関する具体的な情報は、第6章「Oracle WSM Agentのインストール」を参照してください。
この章は、次の項で構成されています。
wsmadminコマンドを適切な操作(configApps、deployAppsまたはdeploy)とともに使用して、カスタマイズされたコンポーネントを構成し、デプロイします。使用するwsmadminコマンドの詳細は、「アプリケーションのデプロイ」を参照してください。個々のコマンドについては、付録C「Oracle Web Services Manager WSMADMINコマンド」を参照してください。
URLアドレスでサーバー名およびポートの指定直後の部分は、コンテキスト・ルートと呼ばれます。
http://server_name:port/context_root/....
context_rootは、J2EEアプリケーションにマップされます。HTTPサーバーでは、このマッピングを使用して、アプリケーションを見つけます。表3-1では、Oracle WSMコンポーネントの有効なコンテキスト・ルート文字列を示しています。
表3-1 Oracle WSMコンテキスト・ルート文字列
| コンポーネント名 | コンテキスト・ルート文字列 |
|---|---|
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Oracle WSM Policy Manager |
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Web Services Manager Control |
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Oracle WSM Monitor |
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Oracle WSM Gateway |
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Web Services Manager ControlのURLの例は、http://jdoe.us.oracle.com:8888/ccoreです。
wsmadminコマンドを使用してアプリケーションをデプロイする場合、デフォルトでは、正しいコンテキスト・ルート文字列が使用されます。ただし、Oracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlコンソールを使用してコンポーネントをデプロイする場合、デフォルト設定はありません。コンテキスト・ルート文字列を自分自身で指定する必要があり、必ずOracle WSMが正常に機能するようにするには、表3-1のコンテキスト・ルート文字列を使用する必要があります。
後続の項では、構成ファイルを示し、各Oracle WSMコンポーネントの構成に使用される各ファイル内のプロパティを特定しています。
各構成ファイルの関連プロパティは、グループにまとめられています。たとえば、monitorui-config-installer.propertiesファイルでは、データベース・ドライバとURLの構成に使用されるプロパティは、同じグループにまとめられています。後続の項では、これらのグループが大まかにプロパティ・グループと呼ばれています。
Web Services Manager Controlを構成するには、特定のプロパティ・ファイルを変更する必要があります。Web Services Manager Controlの構成ファイルのデフォルトの場所は、ORACLE_HOME/owsm/config/ccoreです。Web Services Manager Control関連のプロパティが含まれている3つの構成ファイルは、次のとおりです。
Web Services Manager Controlのmonitorui-config-installer.propertiesファイルのデフォルトの場所は、ORACLE_HOME/owsm/config/ccoreです。この項では、monitorui-config-installer.propertiesファイル内のプロパティについて説明します。このファイル内のプロパティは、次のグループにまとめられています。
この項では、Oracle WSM MonitorのJava Single Sign-On(JSSO)を有効にする方法についても説明しています。詳細は、「Oracle WSM MonitorのJSSOの有効化」を参照してください。
データベースのドライバおよびURLのプロパティは、データベースのドライバとURLの構成に使用されます。表3-2では、プロパティと、各プロパティの値の例を示しています。
表3-2 monitorui-config-installer.propertiesのデータベースのドライバおよびURLの設定
| プロパティ | 例 |
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UI認証プロパティは、Web Services Manager Controlで使用される認証プロバイダの構成に使用されます。ユーザーの認証には、データベースまたはLDAPサーバーを使用できます。表3-3では、データベース認証設定プロパティ・グループのプロパティと、各プロパティの値の例を示しています。
表3-3 monitorui-config-installer.propertiesのデータベース・ベース認証の設定
| プロパティ | 例 |
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表3-4では、LDAP認証設定プロパティと、各プロパティの値の例を示しています。
表3-4 monitorui-config-installer.propertiesのLDAPベース認証の設定
| プロパティ | 例 |
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サポート連絡先の電子メール・アドレスを指定できます。次のプロパティを使用して、サポート連絡先の完全修飾電子メール・アドレスを指定します。
ui.supportContact.email= support_contact_email_address
Oracle WSM Monitorリポジトリ・プロパティは、Web Services Manager Controlリポジトリの構成に使用されます。表3-5では、プロパティと値の例を示しています。
表3-5 monitorui-config-installer.propertiesのOracle WSM Monitorリポジトリの設定
| プロパティ | 例 |
|---|---|
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このプロパティには、リポジトリのエンコードされたパスワードが入ります。 |
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このプロパティには、コンポーネント・リポジトリのエンコードされたパスワードが入ります。 |
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Oracle WSM Monitorは、Web Services Manager Controlと通信し、情報を交換します。これら2つのコンポーネント間でペアの設定に使用できる2つのプロパティは、ui.om.server.rmiHostとui.om.server.rmiPortです。
通知エンジンのプロパティは、ビジネス分析用の情報収集に使用されます。表3-7では、プロパティと各プロパティの説明を示しています。
表3-7 monitorui-config-installer.propertiesの通知エンジンの設定
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
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このプロパティの値は、 |
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デフォルトのツールキットを使用する場合は、このプロパティを空のままにしておきます。 |
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このプロパティの値は、管理ソフトウェアのDNS名です。 |
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このプロパティには、トラップが送信されるポート番号が入ります。デフォルト値は162です。 |
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このプロパティの値は、管理ソフトウェアの認証プロトコルです。 |
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このプロパティの値は、トラップでの認証に使用されるユーザー名です。 |
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このプロパティの値は、トラップでの認証に使用されるパスワードです。 |
『Oracle Web Services Managerインストレーション・ガイド』では、install.propertiesファイルを編集することで、Oracle WSM MonitorのJSSOを有効にする方法について説明しています。次の手順に従い、Oracle WSM MonitorのJSSOを有効にします。
Oracle WSM MonitorのJSSOを有効にする手順
ORACLE_HOME/owsm/bin/install.propertiesファイルを開き、次のパラメータが設定されていることを確認します。
install.sso.support=true
ORACLE_HOME/owsm/binに移動し、wsmadmin deployコマンドを実行します。
wsmadmin deploy control
Web Services Manager Controlのpolicyui-config-installer.propertiesファイルのデフォルトの場所は、ORACLE_HOME/owsm/config/ccoreです。この項では、policyui-config-installer.propertiesファイル内のプロパティについて説明します。このファイル内のプロパティは、次のグループにまとめられています。
データベースのURLおよびドライバを構成するには、次の設定を使用します。表3-8では、policyui-config-installer.propertiesファイルのデータベース・ドライバ・グループのプロパティと値の例を示しています。
表3-8 policyui-config-installer.propertiesのデータベースのドライバおよびURLの設定
| プロパティ | 例 |
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Web Services Manager Controlで使用される認証プロバイダを構成するには、次の設定を使用します。現在のところ、データベース・ベース認証またはLDAPベース認証を選択できます。表3-9では、policyui-config-installer.propertiesファイルのデータベース・ベース認証プロパティ・グループのプロパティと値の例を示しています。
表3-9 policyui-config-installer.propertiesのデータベース・ベース認証の設定
| プロパティ | 例 |
|---|---|
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表3-10では、policyui-config-installer.propertiesファイルのLDAPベース認証プロパティ・グループのプロパティと値の例を示しています。
表3-10 policyui-config-installer.propertiesのLDAPベース認証の設定
| プロパティ | 例 |
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サポート連絡先の電子メール・アドレスを指定できます。次のプロパティを使用して、サポート連絡先の完全修飾電子メール・アドレスを指定します。
ui.supportContact.email=support_contact_email_address
Web Services Manager Controlリポジトリを構成するには、次のプロパティ設定を使用します。表3-11では、policyui-config-installer.propertiesファイルのWeb Services Manager Controlリポジトリ・プロパティ・グループのプロパティと値の例を示しています。
表3-11 policyui-config-installer.propertiesのWeb Services Manager Controlリポジトリの設定
| プロパティ | 例 |
|---|---|
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jdbc:polite4@localhost:1531:orawsm |
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oracle.lite.poljdbc.POLJDBCDriver |
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このプロパティの値には、コンポーネント・リポジトリのエンコードされたパスワードが入ります。 |
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5 |
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Web Services Manager Controlのui-config-installer.propertiesファイルのデフォルトの場所は、ORACLE_HOME/owsm/config/ccoreです。この項では、ui-config-installer.propertiesファイル内のプロパティについて説明します。このファイル内のプロパティは、次のグループにまとめられています。
データベースのURLおよびドライバを構成するには、次の設定を使用します。表3-12では、ui-config-installer.propertiesファイルのデータベースのドライバおよびURLプロパティ・グループのプロパティと値の例を示しています。
表3-12 ui-config-installer.propertiesのデータベースのドライバおよびURLの設定
| プロパティ | 例 |
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Web Services Manager Controlで使用される認証プロバイダを構成するには、次の設定を使用します。現在のところ、データベース・ベース認証またはLDAPベース認証を選択できます。表3-13では、ui-config-installer.propertiesファイルのデータベース・ベース認証プロバイダ・プロパティ・グループのパラメータと値の例を示しています。
表3-13 ui-config-installer.propertiesのデータベース・ベース認証の設定
| プロパティ | 例 |
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このパラメータは無視してください。これは使用されなくなりました。 |
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このパラメータは無視してください。これは使用されなくなりました。 |
表3-14では、ui-config-installer.propertiesファイルのLDAPベース認証プロバイダ・プロパティ・グループのパラメータと値の例を示しています。
表3-14 ui-config-installer.propertiesのLDAPベース認証の設定
| プロパティ | 例 |
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サポート連絡先の電子メール・アドレスを指定できます。次のプロパティを使用し、サポート連絡先の完全修飾電子メール・アドレスを指定します。
ui.supportContact.email=support_contact_email_address
Web Services Manager Controlリポジトリを構成するには、次のプロパティ設定を使用します。表3-15では、ui-config-installer.propertiesファイルの管理リポジトリ・プロパティ・グループのパラメータと値の例を示しています。
表3-15 ui-config-installer.propertiesの管理リポジトリの設定
| プロパティ | 例 |
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このプロパティの値には、リポジトリのエンコードされたパスワードが入ります。 |
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このプロパティの値には、コンポーネント・リポジトリのエンコードされたパスワードが入ります。 |
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通知エンジンのプロパティは、ビジネス分析用の情報収集に使用されます。通知エンジンを構成するには、次のプロパティ設定を使用します。表3-16では、ui-config-installer.propertiesファイルの通知エンジン・プロパティ・グループのプロパティと値の例を示しています。
表3-16 ui-config-installer.propertiesの通知エンジンの設定
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
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このプロパティの値は、 |
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デフォルトのツールキットを使用する場合は、このプロパティの値を空のままにしておきます。 |
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このプロパティの値には、管理ソフトウェアのDNS名が入ります。 |
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このプロパティには、トラップが送信されるポート番号が入ります。デフォルト値は162です。 |
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これは、管理ソフトウェアの認証プロトコルです。 |
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このプロパティの値は、トラップでの認証に使用されるユーザー名です。 |
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このプロパティの値は、トラップの認証に使用されるパスワードです。 |
Oracle WSM Monitorを構成するには、特定のプロパティ・ファイルを変更する必要があります。Oracle WSM Monitorの構成ファイルのデフォルトの場所は、ORACLE_HOME/owsm/config/coremanです。Oracle WSM Monitor関連のプロパティが含まれている2つの構成ファイルは、次のとおりです。
Oracle WSM Monitorのcollector-config-installer.propertiesファイルのデフォルトの場所は、ORACLE_HOME/owsm/config/coremanです。表3-17では、collector-config-installer.propertiesファイル内のプロパティと値の例を示しています。
表3-17 collector-config-installer.propertiesのデータベースのドライバおよびURLの設定
| プロパティ | 例 |
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Oracle WSM Monitorのmonitor-config-installer.propertiesファイルのデフォルトの場所は、ORACLE_HOME/owsm/config/coremanです。このファイル内のプロパティは、次のグループにまとめられています。
データベース・ドライバ
Oracle WSM Monitorリポジトリ
Oracle WSM MonitorおよびWeb Services Manager Controlのペア
通知エンジン
データベースのURLおよびドライバを構成するには、次の設定を使用します。表3-18では、monitor-config-installer.propertiesファイルのデータベース・ドライバ・プロパティ・グループのプロパティと値の例を示しています。
表3-18 monitor-config-installer.propertiesのデータベースのドライバおよびURLの設定
| プロパティ | 例 |
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Web Services Manager Controlリポジトリを構成するには、次のプロパティ設定を使用します。表3-19では、monitor-config-installer.propertiesファイルのOracle WSM Monitorリポジトリ・プロパティ・グループのプロパティと値の例を示しています。
Web Services Manager Controlは、Oracle WSM Monitorと通信します。monitor-config-installer.propertiesファイルには、Oracle WSM MonitorおよびWeb Services Manager Controlペア・プロパティ・グループのプロパティと値が示されています。
表3-20では、monitor-config-installer.propertiesファイルのOracle WSM MonitorおよびWeb Services Manager Controlペア・プロパティ・グループのプロパティと値の例を示しています。
通知エンジンのプロパティは、ビジネス分析用の情報収集に使用されます。通知エンジンを構成するには、次のプロパティ設定を使用します。表3-21では、monitor-config-installer.propertiesファイルの通知エンジン・プロパティ・グループのプロパティと値の例を示しています。
表3-21 monitor-config-installer.propertiesの通知エンジンの設定
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
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値は、 |
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デフォルトのツールキットを使用する場合は、このプロパティを空のままにしておきます。 |
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このプロパティには、管理ソフトウェアのDNS名が入ります。 |
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このプロパティは、トラップが送信されるポート番号です。デフォルト値は162です。 |
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このプロパティには、管理ソフトウェアの認証プロトコルが入ります。 |
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このプロパティには、トラップで認証を行うためのユーザー名が入ります。 |
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このプロパティには、トラップで認証を行うためのパスワードが入ります。 |
Oracle WSM Policy Managerを構成するには、1つの構成ファイル、ORACLE_HOME/owsm/config/policymanager/policymanager-config-installer.propertiesのプロパティを変更します。この項では、このプロパティ・ファイルについて簡単に説明します。
Oracle WSM Policy Managerのpolicymanager-config-installer.propertiesファイルのデフォルトの場所は、ORACLE_HOME/owsm/config/policymanagerです。このファイル内のプロパティは、次のグループにまとめられています。
Oracle WSM Policy Managerリポジトリを構成するには、次のプロパティ設定を使用します。表3-22では、policymanager-config-installer.propertiesファイルのOracle WSM Policy Managerリポジトリ・プロパティ・グループのプロパティと値の例を示しています。
表3-22 policymanager-config-installer.propertiesのポリシー・リポジトリの設定
| プロパティ | 例 |
|---|---|
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system |
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このプロパティには、コンポーネント・リポジトリのエンコードされたパスワードが入ります。 |
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5 |
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Oracle WSM Policy Managerリポジトリを構成するには、次のプロパティ設定を使用します。表3-23では、policymanager-config-installer.propertiesファイルのOracle WSM Policy Managerコンポーネント・リポジトリ・プロパティ・グループのプロパティと値の例を示しています。
表3-23 policymanager-config-installer.propertiesのコンポーネント・リポジトリの設定
| プロパティ | 例 |
|---|---|
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このプロパティには、コンポーネント・リポジトリのパスワードが入ります。 |
Oracle Web Services Manager Gateway構成ファイルのデフォルトの場所は、ORACLE_HOME/owsm/config/gateway/gateway-config-installer.propertiesです。このファイル内のプロパティは、次のグループにまとめられています。
コンポーネントID
管理リポジトリ
転送プロトコル
Oracle WSMサーバー・エージェント構成ファイルのデフォルトの場所は、ORACLE_HOME/owsm/config/serveragent/serveragent-config-installer. propertiesです。このファイル内のプロパティは、次のグループにまとめられています。
コンポーネントID
コンテナ・タイプ
Policy Manager
ポリシー設定
Oracle WSMクライアント・エージェント構成ファイルのデフォルトの場所は、ORACLE_HOME/owsm/config/clientagent/clientagent-config-installer. propertiesです。このファイル内のプロパティは、次のグループにまとめられています。
コンポーネントID
コンテナ・タイプ
Policy Manager
ポリシー設定
ORACLE_HOME/owsm/config/bin/coresv.propertiesファイルを変更することで、複数のコンポーネントのデータベース接続を指定できます。表3-24では、データベース接続を構成するためのプロパティ、プロパティの説明、値の例を示しています。
表3-24 coresv.propertiesファイルのデータベース接続パラメータ
| プロパティ | 値と説明 |
|---|---|
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データベースのタイプ(oracle、sqlserverまたはolite)を示します。 |
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データベース・ドライバのタイプ(thinまたはthick)を示します。 |
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データベースがインストールされているマシン名、またはIPアドレス。 |
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これはjdbcポートです。 |
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Oracle WSMデータベース名(Oracle Databaseの場合、デフォルトはCCORE)。 |
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Oracle WSMデータベースにログインするためのユーザー名。 |
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Oracle WSMデータベースにログインするためのパスワード。 |
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データベースに関連付けられたJDBCドライバのURL。たとえば、 |
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OLiteを使用している場合、唯一の有効値はthinです。Oracle Database 10gの場合は、thickまたはthinを指定します。 |
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データベースにログインするための管理者アカウント。デフォルトは |
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Oracle WSMリポジトリが格納されているデータベース・インスタンス名(デフォルトはCCORE)。 |
Oracle WSM Monitorは、Oracle WSM GatewayまたはOracle WSM Agentで処理される各サービスのリクエストまたはレスポンスから、サービスの詳細、ステータスおよびパフォーマンス・メトリックを取得して格納します。特定の条件によってアラームをトリガーするようにOracle WSMを構成することができます。アラームに対するレスポンスとして、処理ルールが実行されます。実行可能なレスポンスとしては、適当なユーザーへの電子メールの送信があります。電子メールを送信するには、電子メール・サーバーとアカウントの情報を使用してOracle WSMを構成する必要があります。アラームがトリガーされたときに電子メール通知を送信する方法の詳細は、『Oracle Web Services Manager管理者ガイド』の第6章「Oracle Web Services Managerの監視」を参照してください。
電子メール通知のためにOracle WSMを構成する手順
ORACLE_HOME/owsm/config/ccore/ui-config-installer.propertiesファイルのプロパティを編集します(表3-25)。
表3-25 ui-config-installer.propertiesファイル
| プロパティ名 | 説明 |
|---|---|
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電子メール通知を送信する電子メール・サーバーの名前。 |
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電子メール・サーバーが電子メール通知の送信に使用するSMTPポート。 |
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電子メール通知の送信に使用されるアカウントのユーザー名。 |
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電子メール通知の送信に使用されるアカウントのパスワード。このパスワードは不明瞭化する必要があります。 |
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電子メール通知の送信元の電子メール・アカウント。 |
ORACLE_HOME/owsm/config/coreman/monitor-config-installer.propertiesファイルのプロパティを編集します(表3-26)。
表3-26 monitor-config-installer.propertiesファイル
| プロパティ名 | 説明 |
|---|---|
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|
電子メール通知を送信する電子メール・サーバーの名前。 |
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|
電子メール・サーバーが電子メール通知の送信に使用するSMTPポート。 |
|
|
電子メール通知の送信に使用されるアカウントのユーザー名。 |
|
|
電子メール通知の送信に使用されるアカウントのパスワード。このパスワードは不明瞭化する必要があります。 |
|
|
電子メール通知の送信元の電子メール・アカウント。 |
ORACLE_HOME/owsm/config/ccore/monitorui-installer.propertiesファイルのプロパティを編集します(表3-27)。
表3-27 monitor-ui-config-installer.propertiesファイル
| プロパティ名 | 説明 |
|---|---|
|
|
電子メール通知を送信する電子メール・サーバーの名前。 |
|
|
電子メール・サーバーが電子メール通知の送信に使用するSMTPポート。 |
|
|
電子メール通知の送信に使用されるアカウントのユーザー名。 |
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電子メール通知の送信に使用されるアカウントのパスワード。このパスワードは不明瞭化する必要があります。 |
|
|
電子メール通知の送信元の電子メール・アカウント。 |
wsmadmin deployコマンドを使用して、Web Services Manager ControlおよびOracle WSM Monitorコンポーネントを再デプロイします。
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注意: wsmadmin deployおよびwsmadmin encodePasswordsコマンドの詳細は、付録C「Oracle Web Services Manager WSMADMINコマンド」を参照してください。 |