ヘッダーをスキップ
Oracle Web Services Managerデプロイメント・ガイド
10g(10.1.3.4)
B50833-01
  目次
目次
索引
索引

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

C Oracle Web Services Manager WSMADMINコマンド

この付録では、Oracle Web Services Manager(Oracle WSM)wsmadminコマンドの機能の概要を説明します。

WSMADMINコマンドの概要

Oracle WSMをインストールしたら、トポロジの要件に応じたインストールの構成およびカスタマイズに、Oracle WSMコンフィギュレーション・アシスタントを使用する上で、この付録の情報を役立ててください。

WSMADMINコマンドの場所

wsmadminコマンドは、次のディレクトリから実行します。

ORACLE_HOME\owsm\bin

UNIXでのWSMADMINコマンドの使用

UNIXオペレーティング・システムでOracle WSM WSMADMINコマンドを使用する場合、コマンドはwsmadmin.shとして指定する必要があります。Oracle WSMドキュメントでは、すべてのWSMADMINコマンドに関してMicrosoft Windowsオペレーティング・システムの構文(wsmadmin)を使用しています。UNIXシステムでコマンドを使用する場合は、wsmadminwsmadmin.shに置き換えてください。

wsmadmin startコマンドを使用したOracle WSMサーバーの起動

スタンドアロンのOracle WSMインストールの場合、Oracle WSMサーバーは、wsmadmin startコマンドを使用して起動する必要があります。「start」を参照してください。


注意:

バンドルされたアプリケーション・サーバーを単独で起動すると、Oracle WSMは動作しません。

Oracle WSMをOracle Application Server 10gリリース3(10.1.3.1.0)の一部としてインストールした場合、サーバーの起動の詳細は、『Oracle Application Server管理者ガイド』を参照してください。

WSMADMINコマンドの構文

次に示すのは、wsmadminコマンドの構文です。

wsmadmin operation parameters

operationの有効値は、次のとおりです。

コマンドには、大文字と小文字の区別があります。各操作については、後続の項で説明します。

WSMADMINコマンドのパスワード

多くのWSMADMINコマンドでは、実行するためにアプリケーション・サーバーまたはデータベース・サーバー(あるいは両方)のパスワードを指定する必要があります。コマンドを実行するときに、必要なパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。この方法でパスワードを指定すると、パスワードはエンコードされて保護されます。

場合によっては、プロセスを自動化して、ユーザーによる直接入力なしでパスワードを指定する必要があります。このような状況では、次の構文を使用してコマンドラインからパスワードを指定できます。


注意:

コマンドラインで指定したパスワードは保護されません。すべてのOracle WSMユーザーから見られる可能性があります。

入力リダイレクト演算子を使用してパスワードをスクリプトに指定することもできます。

applyTopology

この操作では、Oracle WSMのクローンを作成します。

構文

wsmadmin applyTopology

使用上の注意

topology.propertiesファイル

ソース・インストール・トポロジの説明を含むファイルは、ORACLE_HOME/owsm/config/topology/topology.propertiesです。次の表は、このファイルに含まれる一部のプロパティのリストです。必要に応じて、宛先マシンに適切となるように、これらのプロパティの値を検証して変更します。たとえば、ソース・インストールと宛先インストールが異なるマシン上にある場合、少なくとも、コンポーネントのホスト名とポートを変更する必要があります。

宛先インストールのデータベースがソース・インストールとは異なる場合は、ファイルのデータベース・プロパティを編集します。database.passwordプロパティのデータベース・パスワードをクリアテキストで入力し、wsmadmin encodePasswordコマンドを使用してパスワードを暗号化します。

表C-1 topology.propertiesプロパティ

プロパティ名 説明

control.instance

gateway.instance

monitor.instance

policymanager.instance

Oracle WSMコンポーネントが再デプロイされる宛先インストールのOC4Jインスタンスを指定します。

このプロパティを設定しないと、特定のコンポーネントが宛先マシンに再デプロイされません。

database.update

Oracle Databaseをクローニングするかどうかを指定します。

デフォルト値はfalseです。

database.url

database.driver

database.user

database.password

Oracle WSMが使用するOracle Databaseを指定するプロパティ。

wsmadmin encodePasswordsコマンドを使用して、データベース・パスワードを暗号化します。

monitor.rmi.host

monitor.rmi.port

monitor.soap.protocol

monitor.soap.host

monitor.soap.port

Oracle WSM Monitor RMIおよびSOAPエンドポイントを指定するプロパティ。

monitor.notification.smtp.host

monitor.notification.smtp.port

monitor.notification.smtp.user

monitor.notification.smtp.password

monitor.notification.smtp.from

Oracle WSM Monitorアラート用のSMTPサーバーおよび資格証明を指定するプロパティ。

monitor.notification.snmp.host

monitor.notification.snmp.port

monitor.notification.snmp.authProtocol

monitor.notification.snmp.user

monitor.notification.snmp.password

Oracle WSM Monitorアラート用のSNMPサーバーおよび資格証明を指定するプロパティ。

control.protocol

control.host

control.port

Web Services Manager Controlエンドポイントを指定するプロパティ。

control.auth.provider

control.auth.ldap.host

control.auth.ldap.port

control.auth.ldap.openPort

control.auth.ldap.sslPort

Web Services Manager Controlがユーザーを認証する対象のLDAPディレクトリを指定するプロパティ。

control.help.location

外部オンライン・ヘルプ・ファイルの場所を指定するプロパティ。

control.contact.url

技術サポート組織に連絡するためのURLを指定します。

gateway.component.id

gateway.policymanagerURL

Oracle WSM Gatewayエンドポイントを指定するプロパティ。

policymanager.protocol

policymanager.host

policymanager.port

Oracle WSM Policy Managerエンドポイントを指定するプロパティ。


また、宛先インストールの特定のコンポーネント、ポリシー実行ポイントおよびポリシーに応じて、topology.propertiesファイルに追加されるコンポーネント構成ファイルから追加プロパティを検索します。たとえば、次のプロパティのカテゴリを検索します。


注意:

構文の説明では、太字はエントリにある実際のテキストを示します。

Oracle WSM GatewayコンテキストURLプロパティ次のプロパティを使用して、各Oracle WSM GatewayのコンテキストURLを定義します。

componentcomponent_ID.contextUrl=url

説明

gateway-C0003001.contextUrl=http://10.178.95.103:80/gateway

WebサービスWSDLプロパティ次のプロパティを使用して、各WebサービスWSDLを定義します。

component_namecomponent_ID.serviceservice_ID.wsdl_url=url

説明

たとえば、次のようになります。

gateway-C0003001.service-SID0003001.wsdl_url=http://10.178.95.103:80/ccore/TimeService.wsdl
gateway-C0003001.service-SID0003002.wsdl_url=http://10.178.95.103:80/6149927_Client-HelloWorld_WS-context-root/MyWebService1Soap12HttpPort?WSDL
gateway-C0003001.service-SID0003003.wsdl_url=http://10.178.95.103:80/CDIServicesWS/CDIServicesWSSoapHttpPort?WSDL

ポリシー実行ポイント・プロパティ各Oracle WSMコンポーネントにはデフォルトのプロパティ・セットがあります。次の構文を使用して、これらのプロパティを定義します。

default.property=value

説明

default.cfluent.messagelog.enabled=true
default.cfluent.messagelog.type=db
default.cfluent.messagelog.file.maxFileSize=5000000
default.cfluent.messagelog.db.url=${database.url}
default.cfluent.messagelog.db.driver=${database.driver}
default.cfluent.messagelog.db.userid=${database.userid}
default.cfluent.messagelog.db.password=${database.password}
...

Oracle WSMインストールをクローニングすると、これらのデフォルト設定は変更できません。そのため、デフォルトを変更する場合は、topology.propertiesファイル内のこれらのプロパティを変更する必要があります。

コンポーネント構成プロパティ次の構文を使用して、各ポリシー実行ポイントの構成を指定するプロパティ・セットがあります。

pepcomponent_IDvversionproperty=value

説明

pep-C0003003-v26-cfluent.messagelog.enabled=true
pep-C0003003-v26-cfluent.messagelog.type=db
pep-C0003003-v26-cfluent.messagelog.file.logDirectory=
pep-C0003003-v26-cfluent.messagelog.file.maxFileSize=5000000
pep-C0003003-v26-cfluent.messagelog.db.url=${database.url}
pep-C0003003-v26-cfluent.messagelog.db.driver=${database.driver}
pep-C0003003-v26-cfluent.messagelog.db.userid=${database.userid}
...
pep-C0003002-v58-cfluent.messagelog.enabled=true

ポリシー・パイプライン手順プロパティコメントによってポリシー手順のタイプを識別します。この後にポリシー手順の構成を示す一連のプロパティがあります。

pepcomponent_IDpolicy_versionservice_name (service_version)–pipeline_type.stepstep_number.property= value

説明

#pipeline3047.step0.implementation=com.cfluent.policysteps.common.LoggerStep
pep-C0003002-v3-OpenTradeService(1.0)-Response.step0.Enabled=true
pep-C0003002-v3-OpenTradeService(1.0)-Response.step0.LogLevel=envelope
#pipeline3049.step0.implementation=com.cfluent.policysteps.common.LoggerStep
pep-C0003002-v3-OpenTradeService(1.0)-Request.step0.Enabled=true
pep-C0003002-v3-OpenTradeService(1.0)-Request.step0.LogLevel=envelope
#pipeline3049.step1.implementation=com.cfluent.policysteps.security.wssecurity.SignStep
pep-C0003002-v3-OpenTradeService(1.0)-Request.step1.Enabled=false
#pipeline3049.step1.implementation=com.cfluent.policysteps.security.wssecurity.SignStep
pep-C0003002-v3-OpenTradeService(1.0)-Request.step1.Enabled=false
pep-C0003002-v3-OpenTradeService(1.0)-Request.step1.KeyStoreFile=/my/keystore/location
pep-C0003002-v3-OpenTradeService(1.0)-Request.step1.KeyStoreType=jks
pep-C0003002-v3-OpenTradeService(1.0)-Request.step1.KeyStorePassword=????BUUpfArOY7Dqr32ZiBi0f9A=
pep-C0003002-v3-OpenTradeService(1.0)-Request.step1.SignerKeyAlias=alias
pep-C0003002-v3-OpenTradeService(1.0)-Request.step1.SignerKeyPassword=????BSp5xQ0leeFHs3CvuBTlcng/EqyYAv72kA==
pep-C0003002-v3-OpenTradeService(1.0)-Request.step1.SignatureAlgorithm=RSA-SHA1
pep-C0003002-v3-OpenTradeService(1.0)-Request.step1.SignedContent=BODY
pep-C0003002-v3-OpenTradeService(1.0)-Request.step1.XpathExpression=
pep-C0003002-v3-OpenTradeService(1.0)-Request.step1.NameSpaces=vt

関連コマンド

inspectTopology

buildApps

この操作では、JARおよびJSPソース・ファイルを使用して、デプロイされるJ2EEアプリケーションWARまたはEARファイルを作成します。

構文

wsmadmin buildApps

使用方法

インストール済アプリケーションの値は、Oracle WSMインストール時にinstall.propertiesファイルに保存されています。buildApps操作の実行後、deployApps操作を実行する必要があります。アプリケーションを個人で作成し、デプロイする必要が生じる場合があります。たとえば、buildApps操作とdeployApps操作の間に、次の手動の作業が必要になる場合があります。

buildApps操作でアプリケーションの作成が終了すると、deployAppsを使用して、標準設定でアプリケーション・アーカイブをデプロイします。

configApps

この操作では、install.propertiesファイルの値に基づいて新しいアプリケーションの構成ファイルを生成します。

構文

wsmadmin configApps

使用方法

buildAppsまたはdeployを実行する前に、この操作を使用します。この操作を実行しても、JSSO対応アプリケーションに影響はありません。この操作を使用して、データベース・パスワードを変更してから、アプリケーションを再デプロイできます。

この操作では、install.propertiesファイルから次のプロパティを読み取ります。

表C-2 configApps実行時に使用されるinstall.properties

属性名 説明

install.appserver.type

アプリケーション・サーバーのタイプをoracle-asとして選択します。

install.http.host

HTTPホスト名を指定します。

install.http.port

HTTPポートを指定します。

install.oc4j.instance

アプリケーションをデプロイするコンテナの名前を指定します。

install.sso.support

Oracle WSM Controlに対してシングルサインオンを有効にする場合にのみ、値をtrueとして指定します。

install.proxy.host

プロキシ・サーバーの名前。

install.proxy.port

プロキシ・サーバーのポート番号。

install.noproxy.hosts

プロキシ・サーバーを使用して接続しないホストをリストにします。縦棒(|)で区切られたリストを作成でき、ワイルドカード一致にアスタリクス(*)を使用できます。

install.db.type

値をoracle、またはoliteに設定します。

install.db.driver.type

ドライバ・タイプをthickまたはthinに指定します。

install.db.host

データベースがインストールされているマシン名、またはIPアドレスを指定します。

install.db.port

データベースのポート番号を指定します。

install.db.userid

データベース・ユーザーIDを指定します。

install.db.password

データベースのパスワードを指定します。

sqlserver.jdbc.jars.path

SQL Server JDBC JARファイルの場所を指定します。


この操作を実行すると、既存のファイルが上書きされ、次のファイルが作成されます。

ORACLE_HOME\owsm\bin\agent.properties

ORACLE_HOME\owsm\bin\coresv.properties

ORACLE_HOME\owsm\config\ccore\logging.xml

ORACLE_HOME\owsm\config\ccore\logging.xml

ORACLE_HOME\owsm\config\ccore\ui-config-installer.properties

ORACLE_HOME \owsm\config\clientagent\clientagent-config-installer.properties

ORACLE_HOME\owsm\config\clientagent\logging.xml

ORACLE_HOME\owsm\config\coreman\logging.xml

ORACLE_HOME\owsm\config\coreman\monitor-config-installer.properties

ORACLE_HOME \owsm\config\gateway\gateway-config-installer.properties

ORACLE_HOME\owsm\config\gateway\logging.xml

この操作により、copyDBConfig操作の使用時に作成されるファイルのサブセットも含め、すべてのアプリケーションの構成に必要な全ファイルが作成されます。

変更を伝播するために、アプリケーションを再デプロイする必要があります。

copyDBConfig

この操作では、データベース構成パラメータを構成ディレクトリ・プロパティ・ファイルにコピーします。

構文

wsmadmin copyDBConfig

構文

buildAppsまたはdeployを実行する前に、この操作を使用します。この操作では、coresv.propertiesファイルから次の値を読み取ります。

表C-3 copyDBConfig実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

dataload.messagelog.db.url

データベースURLの場所

dataload.messagelog.db.driver

データベース・ドライバのタイプ(thickまたはthin

dataload.messagelog.db.userid

データベースのログインに使用されるユーザーID

dataload.messagelog.db.password

データベースにログインするための暗号化されたパスワード


この操作では、値を読み取った後、次のcoresv.propertiesファイルが変更されます。

ORACLE_HOME\owsm\bin\agent.properties

ORACLE_HOME\owsm\bin\coresv.properties

ORACLE_HOME\owsm\config\ccore\ui-config-installer.properties

ORACLE_HOME \owsm\config\clientagent\clientagent-config-installer.properties

ORACLE_HOME\owsm\config\coreman\monitor-config-installer.properties

ORACLE_HOME\owsm\config\gateway\gateway-config-installer.properties

変更を伝播するために、アプリケーションを再デプロイする必要があります。

dataGenerator

この操作は、Oracle WSM Monitorで表示できるデータを生成するテスト・ツールです。wsmadmin dataGeneratorを使用して、次のタイプのデータを表示します。

構文

wsmadmin dataGenerator

使用方法

wsmadmin dataGeneratorを使用して、次のタイプのデータを表示します。

次のプロパティは、Oracle WSM Monitor専用です。この操作では、coresv.propertiesファイルから次の値を読み取ります。

表C-4 dataGenerator実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

dataload.monitor.rmi.host

Oracle WSM Monitorがインストールされているホスト名

dataload.monitor.rmi.port

Oracle WSM Monitorがインストールされているポート番号


dataload

この操作では、dataloadConfigure操作で生成されたSQLスクリプトをプライマリOracle WSMデータベースにロードします。

構文

wsmadmin dataload

使用方法

dataload操作では、データをOracle WSMデータベースにロードする前に、そのデータがデータベースにすでに存在しているかどうかをチェックします。データが存在している場合、操作は終了します。

dataloadの実行前に、dataloadConfigure操作を実行する必要があります。dataloaddataloadConfigureの2つの操作により、データベースにロードする前にデータを柔軟にカスタマイズできます。

initialize操作は、dataload操作とdataloadConfigure操作を結合します。

dataload操作では、coresv.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表C-5 dataload実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

dataload.messagelog.db.url

データベースURLの場所

dataload.messagelog.db.driver

データベース・ドライバのタイプ(thickまたはthin

dataload.messagelog.db.userid

データベースにログインするためのユーザーID

dataload.messagelog.db.password

データベースにログインするための暗号化されたパスワード


Oracle WSMデータベースのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

dataloadConfigure

この操作では、データベース・スキーマの作成とシード・データのロードに使用されるSQLスクリプトを生成します。

構文

wsmadmin dataloadConfigure

使用方法

データベース・ファイルは、ORACLE_HOME\owsm\dbに作成されます。dataloadConfigure操作では、coresv.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表C-6 dataloadConfigure実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

dataload.messagelog.db.url

データベースURLの場所

dataload.messagelog.db.driver

データベース・ドライバのタイプ(thickまたはthin

dataload.messagelog.db.userid

データベースにログインするためのユーザーID

dataload.messagelog.db.password

データベースにログインするための暗号化されたパスワード


dataloadConfigureの実行後に、dataload操作を実行します。詳細は、「dataload」を参照してください。

initialize操作は、dataload操作とdataloadConfigure操作を結合します。

deploy

この操作では、コンポーネントを作成、デプロイし、OC4Jアプリケーション・エンジンにバインドします。

構文

wsmadmin deploy component

パラメータ

使用方法

この操作を使用して、コントロール、ゲートウェイ、モニターまたはポリシー・マネージャのインスタンスの作成、デプロイ、バインドを行います。すべてのコンポーネント上でこれらの作業を同時に実行できます。この操作を実行して、デプロイ前にカスタマイズすることなく、アプリケーションをデプロイします。デプロイ前にアプリケーションをカスタマイズするには、「buildApps」を参照してください。

Oracle Application Serverのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。OC4Jシステム管理者のパスワードを使用してください。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)を使用してOracle WSMを管理しているときに、Oracle WSM Policy Managerをデプロイした場合は、Oracle WSMコンポーネントがインストールされているOC4JインスタンスでOPMNプロセスを再起動する必要があります。OPMNを再起動しないと、Web Services Manager Controlにログインしようとしたときにエラーを受け取ります。

deployApps

この操作では、コンポーネントをOC4Jアプリケーション・エンジンにデプロイします。

構文

wsmadmin deployApps component

パラメータ

使用方法

この操作を使用して、Web Services Manager Control、Oracle WSM Gateway、Oracle WSM MonitorまたはOracle WSM Policy Managerのインスタンスをデプロイします。allパラメータを使用して、すべてのコンポーネントを一度にデプロイすることも、個々のコンポーネントをデプロイすることもできます。buildApps操作の使用後に、この操作を使用します。詳細は、「buildApps」を参照してください。deployApps操作では、coresv.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表C-7 deployApps実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

oc4j.j2ee.home

OC4Jコンテナの場所

external.oc4j.home

外部OC4Jインストールの場所

external.oc4j.host

外部OC4Jインストールのホスト名

external.oc4j.port

外部OC4Jインストールのポート番号

external.oc4j.adminPort

外部OC4Jインストールの管理者のポート番号

external.oc4j.adminID

外部OC4Jインストールの管理者のユーザー名

external.oc4j.instance

OC4Jインスタンスの場所


Oracle Application Serverのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。OC4Jシステム管理者のパスワードを使用してください。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)を使用してOracle WSMを管理しているときに、Oracle WSM Policy Managerをデプロイした場合は、Oracle WSMコンポーネントがインストールされているOC4JインスタンスでOPMNプロセスを再起動する必要があります。OPMNを再起動しないと、Web Services Manager Controlにログインしようとしたときにエラーを受け取ります。

encodePasswords

この操作では、プロパティ・ファイル内のパスワードをエンコードします。

構文

wsmadmin encodePasswords propertyFile properties

パラメータ

使用方法

複数のパスワードはコロン(:)で区切ることができます。ただし、空白は使用できません。

exportDBData

この操作では、Oracle WSMデータベースからファイルにデータをエクスポートします。

構文

wsmadmin exportDBData

使用方法

エクスポートされた表は、XMLファイルとして格納されます。この操作は、次の理由で実行します。


注意:

PATH環境変数がSQL*Plusのインストールされている場所に設定されていることを確認します。

exportDBData操作では、coresv.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表C-8 exportDBData実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

db.export.dir

Oracle WSMデータベース・ファイルを格納するデフォルトの場所は、c:\tempです。この値を希望する場所に変更します。


Oracle WSMデータベースのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

このコマンドを実行すると、次のメッセージが表示されます。

警告: 入力ディレクトリのデータが削除されます。続行しますか。Y-Yes N-No:

データのエクスポートを続行するには、Yを選択します。

exportPolicySet

この操作では、コンポーネントに関連付けられたポリシーをエクスポートします。

構文

wsmadmin exportPolicySet component_ID

使用方法

exportTransferableObjects

この操作では、選択したOracle WSMオブジェクトをエクスポートします。

構文

wsmadmin exportTransferableObjects

使用上の注意

関連コマンド

importTransferableObjects

help

この操作では、wsmadmin操作のリストを表示します。

構文

wsmadmin help operation

パラメータ

operation: この付録で説明されている任意の有効なwsmadmin操作。wsmadmin操作の完全なリストは、「WSMADMINコマンドの構文」を参照してください。

使用方法

コマンドwsmadmin helpを実行すると、このコマンドで実行できる有効な操作のリストが表示されます。操作で指定可能な引数を含め、特定の操作のヘルプを表示するには、operation変数でその操作の名前を指定します。

importDBData

この操作では、ファイルのデータをOracle WSMデータベースにインポートします。

構文

wsmadmin importDBData

使用方法

次の要件が満たされていることを確認します。

importDBData操作では、coresv.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表C-10 importDBData実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

db.import.dir

Oracle WSMデータベースにデータを転送するデフォルトの場所は、c:\tempです。この値は別の場所に変更できます。


Oracle WSMデータベースのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

importTransferableObjects

Oracle WSMオブジェクトをインポートします。

構文

wsmadmin importTransferableObjects

使用方法

LMTInstructions.xml File

LMTInstructions.xmlファイルは、宛先マシンのORACLE_HOME/scriptsディレクトリにある必要があります。


注意:

入力ファイルの例は、『Oracle Web Services Manager管理者ガイド』の第10章「Oracle WSMのクローニングおよび水平移行」を参照してください。

コンポーネント属性 インポートするコンポーネントごとに属性を指定する必要があります。次に、<component>タグおよびその属性の例を示します。

<component id="C0003029"
     import-name="ImportedGateway16Jan"
     url="http://jdoe-pc.abc.oracle.com:7780/gateway"
     monitor-rmi-host="localhost"
     monitor-rmi-port="3118"
     monitor-soap="http://localhost:7780/coreman/services/CoremanClient"
     monitor-type="rmi"
     database-url="jdbc:oracle:thin:@//10.177.34.170:1521/orcl.abc.oracle.com"
     database-driver="oracle.jdbc.driver.OracleDriver"
     database-user-id="ORAWSM"
     database-user-password="????BXbXX/cf08QHKYYAb6v4o/bb2r37tTw4Tw=="
     create-new="false"
     type="Gateway"
     mapped-to-component-id="C0003029">
...
</component>

表C-11に、指定する必要がある属性を示します。

表C-11 <component>タグ属性

属性名 説明

id

エクスポートされたコンポーネントのID。

import-name

インポートされるコンポーネントに割り当てる名前。この名前が宛先マシンで一意であることを検証します。宛先マシンに同じ名前を持つ別のコンポーネントが存在する場合、import-nameで指定された値に-1が付加されます。

url

インポートされるコンポーネントのURL。

monitor-rmi-host

Oracle Web Services Monitorがインストールされている宛先マシンのRMIホスト名。monitor-typeRMIに設定している場合、この属性は必須です。

monitor-rmi-port

Oracle Web Services Monitorがリクエストをリスニングする宛先マシンのRMIポート。monitor-typeRMIに設定している場合、この属性は必須です。

monitor-soap

Oracle WSM Monitorの測定が処理される宛先マシンのSOAPエンドポイント・サービスURL。デフォルトでは、これはhttp://localhost/coreman/services/CoremanMeasurementClientに設定されます。monitor-typeSOAPに設定している場合、この属性は必須です。

monitor-type

Oracle Web Services Monitorと通信する手法を指定します。有効値は、RMIおよびSOAPです。(これらの値には、大文字と小文字の区別があります。)monitor-typeがRMIの場合、monitor-rmi-host属性およびmonitor-rmi-port属性が使用されます。monitor-typeSOAPの場合、monitor-soap属性が使用されます。

database-url

データがインポートされる宛先マシン上のデータベースのURL。このURLは、宛先マシンのORACLE_HOME\owsm\bin\coresv.propertiesファイルに指定されています。

database-driver

データがインポートされる宛先マシン上のデータベースのドライバ。このドライバは、宛先マシンのORACLE_HOME\owsm\bin\coresv.propertiesファイルに指定されています。

database-user-id

データがインポートされる宛先マシン上のデータベースのデータベース・ユーザー名。データベース・ユーザー名は、宛先マシンのORACLE_HOME\owsm\bin\coresv.propertiesファイルに指定されています。

database-user-password

データがインポートされる宛先マシン上のデータベースのデータベース・パスワード。データベース・パスワードは、宛先マシンのORACLE_HOME\owsm\bin\coresv.propertiesファイルに指定されています。

create-new

trueに設定すると、新規コンポーネントが宛先マシンに作成され、このコンポーネント用にエクスポートされたすべてのサービスがインポートされます。falseに設定すると、コンポーネントは宛先マシンに新規作成されず、このコンポーネントに関連付けられたサービスのみがmapped-to-component-id属性で指定されたコンポーネントにインポートされます。

type

インポートされるコンポーネント・タイプを指定します。有効値は、Gateway、ClientAgentおよびServerAgentです。

mapped-to-component-id

create-newfalseに設定している場合、サービスをマップする宛先マシンのコンポーネントのコンポーネントIDを使用して、この属性を指定する必要があります。


サービス属性 インポートされるWebサービスごとに属性を指定する必要があります。<service>タグは、<component>タグの子タグです。<component>タグは複数の<service>タグを持つことができます。次に、<service>タグおよび属性の例を示します。

<component id="C0003029"
...
     <service id="SID0003268"
               import-name="TimeService16Jan1"
               version="1.0"
               wsdl="http://jdoe-pc.abc.oracle.com:7780/ccore/TimeService.wsdl"
               url="http://jdoe-pc.abc.oracle.com:7780/ccore/TimeService.jsp">
          <pipeline-property pipeline-name="Service" step="0"  prop-name="ReplyTimeout" prop-value="300000"/>
          <pipeline-property pipeline-name="Request" step="0" prop-name="LDAPHost" prop-value="localhost"/>
    </service>
...
</component>

表C-12に、エクスポートされるサービスごとに指定する必要がある属性を示します。

表C-12 <service>タグ属性

属性名 説明

id

エクスポートされたサービスのID。

import-name

インポートされるサービスに割り当てる名前。この名前が宛先マシンで一意であることを検証します。宛先マシンに同じ名前を持つ別のサービスが存在する場合、import-nameで指定された値に-1が付加されます。

version

インポートされるエクスポートしたサービスのバージョン番号。

wsdl

インポートされるサービスWSDLのURL。


プロパティ値 サービスを宛先マシンにインポートする際に、一部のプロパティを変更する必要がある場合があります。たとえば、宛先インストールのLDAPホストの名前がソース・インストールとは異なる場合は、LDAPHostプロパティに割り当てられている値を変更する必要があります。また、タイムアウト値を変更する必要がある場合もあります。コンポーネントをインポートする場合に、<pipeline-property>タグを使用してプロパティと新しい値を指定できます。<pipeline-property>タグは、<service>タグの子タグです。表C-13に、pipeline-property属性を示します。

表C-13 <pipeline-property>タグ属性

属性名 説明

pipeline-name

変更されるパイプラインの名前。

step

変更される手順の名前。

prop-name

変更されるプロパティの名前。

prop-value

宛先マシンでprop-nameプロパティに割り当てる値。


カスタム・テンプレート属性 <step-template>タグは<component>タグの子タグです。手順テンプレートを宛先のOracle Web Services Managerインスタンスにインポートする場合は、ID、名前およびバージョン番号を手順テンプレートに割り当てる必要があります。手順テンプレートのIDおよび名前は、宛先のOracle Web Services Managerインスタンスで一意にする必要があります。次に、<step-template>タグの例を示します。

<component id="C0003030"
...
     <step-template id="891B611A-0F24-85DD-3C27-8B56B5F7G4F21248"
          version="1.0"
          import-id="891B611A-0F24-85DD-3C27-8B56B5F7G4F21249"
          import-name="Custom JMS Header step - XXXXXX"
          import-version="1.0"
     </step-template>
</component>

表C-14に、<step-template>タグに指定する必要がある属性を示します。

表C-14 <step-template>タグ属性

属性名 説明

id

エクスポートされた手順テンプレートのID。

version

エクスポートされた手順テンプレートのバージョン番号。

import-id

インポートされる手順テンプレートのID。この番号は、宛先のOracle Web Services Managerインスタンスで一意にする必要があります。

import-name

インポートされる手順テンプレートの名前。この名前は、宛先のOracle Web Services Managerインスタンスで一意にする必要があります。

import-version

インポートされる手順テンプレートのバージョン番号。インポートされる手順テンプレートにバージョン番号を割り当てます。


関連コマンド

exportTransferableObjects

inspectTopology

この操作では、Oracle WSMインストールを検査します。

構文

wsmadmin inspectTopology -D inspect.level=inspect_level_value

パラメータ

使用上の注意

関連コマンド

applyTopology

initialize

この操作では、プライマリ・データベースを初期化します。

構文

wsmadmin initialize

使用方法

この操作を使用して、Oracle Liteデータベースを初期化し、スキーマを作成します。ただし、Oracleデータベースを初期化するには、この操作を使用する前に、スキーマを終了する必要があります。データベースにロードするデータのカスタマイズが必要な場合、dataloadConfigure操作とdataload操作を使用します。詳細は、「dataloadConfigure」「dataload」を参照してください。

initialize操作では、coresv.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表C-15 dataload実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

dataload.messagelog.db.url

データベースURLの場所

dataload.messagelog.db.driver

データベース・ドライバのタイプ(thickまたはthin

dataload.messagelog.db.userid

データベースにログインするためのユーザーID

dataload.messagelog.db.password

データベースにログインするための暗号化されたパスワード

dataload.db.import

データのみ、またはスキーマとデータをインポートする値


Oracle WSMデータベースのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

install

この操作は、インストール手順の最後に、インストーラにより自動的に起動されます。

構文

wsmadmin install

使用方法

インストーラは、Oracle WSM構成の最後に、このコマンドを起動します。必要な場合は、構成手順に、バンドルされたOC4JコンポーネントおよびOracle Liteコンポーネントの初期化が含まれます。J2EEアプリケーション(Web Services Manager Control、Oracle WSM Policy Manager、Oracle WSM Monitorなど)の作成およびデプロイも行います。この単一の操作により、次のすべての操作が起動され、実行されます。

Oracle WSMデータベースとOracle Application Serverのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。アプリケーション・サーバーのパスワードには、OC4Jシステム管理者のパスワードを指定してください。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

installAgent

この操作では、agent.propertiesファイルに基づき、J2EEエージェントを作成し、インストールします。

構文

wsmadmin installAgent

使用方法

installAgent操作には、agent.propertiesファイルの次の属性が必要です。

表C-16 installAgent実行時に使用されるagent.properties

属性名 説明

agent.componentType

エージェントのタイプは、クライアント・エージェントまたはサーバー・エージェントのいずれかです。



注意:

エージェントのタイプごとのプロパティ設定の詳細は、第6章「Oracle WSM Agentのインストール」を参照してください。

Oracle Application Serverのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。OC4Jシステム管理者のパスワードを使用してください。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

installOC4J

この操作では、スタンドアロン・インストールに含まれているバンドル済のOC4Jアプリケーション・サーバーをインストールします。

構文

wsmadmin installOC4J

使用方法

この操作は、Oracle WSMのOC4Jサーバー・ポートを初期化します。この操作では、最初の実行時に、OC4J管理者パスワードを設定します。

Oracle Application Serverのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。OC4Jシステム管理者のパスワードを使用してください。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

installOLite

この操作では、基本インストールに含まれているバンドル済のOracle Liteデータベースをインストールします。

構文

wsmadmin installOLite

使用方法

この操作により、次の機能が実行されます。

Oracle WSMデータベース(orawsm)インスタンスのシステム・ユーザーのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

manageUsergroups

この操作を使用して、データベースでユーザー・グループを管理します。

構文

wsmadmin manageUserGroups parameter

パラメータ

使用方法

manageUserGroups操作には、manageUserGrops.propertiesファイルの特定の属性が必要です。propertiesファイルの作成に必要な変更については、『Oracle Web Services Manager管理者ガイド』を参照してください。

Oracle WSMデータベースのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

md5encode

この操作を使用して、指定したパスワード・ファイルに対して、ユーザーに関連付けられたパスワードをエンコードします。これは、ファイル・ベース認証とともに使用します。

構文

wsmadmin md5encode htpasswdfile username

パラメータ

使用方法

ユーザー名およびパスワードごとに、md5encodeコマンドを実行します。コマンドラインに指定されたユーザーのパスワードを入力するためのプロンプトが表示されます。暗号化された結果はそれぞれ、ファイルの最後に追加されます。htpasswdfileファイルでの例は、次のとおりです。

johndoe:{MD5}JMnhX1KvxHwiW3V+e+4fnQ==

janedoe:{MD5}dqIXO+Y5M1TnL/pNbfEDCg==

migrate

この操作では、Oracle WSM 10.1.2のプロパティおよびデータベース設定をOracle WSM 10.1.3.1.0に移行します。

構文

wsmadmin migrate OWSM_10.1.2_dir

パラメータ

使用方法

Oracle WSMデータベースとOracle Application Serverのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。アプリケーション・サーバーのパスワードには、OC4Jシステム管理者のパスワードを指定してください。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

wsmadmin migrateコマンドの詳細は、『Oracle Web Services Managerアップグレード・ガイド』を参照してください。

purgePolicies

この操作では、Oracle WSM Policy Managerから旧バージョンのポリシーを削除します。

構文

wsmadmin purgePolicies component_ID policy_version

使用上の注意

start

この操作では、基本インストールに含まれているOC4Jアプリケーション・エンジンとOracle Liteデータベース・サーバーを起動します。

構文

wsmadmin start

使用方法

start操作では、coresv.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表C-17 start実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

oc4j.j2ee.home

OC4Jコンテナの場所。

proxy.host

OC4Jインストールのホスト名。

proxy.port

プロキシ・サーバーのポート番号。

noproxy.hosts

プロキシを使用してデータを交換しないホスト・マシンの名前。


startOLiteの後にstartOC4Jを使用する場合は、この操作を使用します。

startOC4J

この操作では、基本インストールに含まれているOC4Jアプリケーション・エンジンを起動します。

構文

wsmadmin startOC4J

使用方法

startOC4J操作では、coresv.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表C-18 start実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

oc4j.j2ee.home

OC4Jコンテナの場所。

proxy.host

OC4Jインストールのホスト名。

proxy.port

プロキシ・サーバーのポート番号。

noproxy.hosts

プロキシを介してアクセスしないホスト・マシンの名前。複数のホスト名を入力し、縦棒(|)で区切ることができます。


startOLite

この操作では、基本インストールに含まれているOracle Liteデータベース・サーバーを起動します。

構文

wsmadmin startOLite

stop

この操作では、基本インストールに含まれているOC4Jアプリケーション・エンジンとOracle Liteデータベース・サーバーを停止します。

構文

wsmadmin stop

使用方法

この操作では、coresv.propertiesファイルのoc4j.j2ee.home属性を読み取ります。

Oracle Application Serverのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。OC4Jシステム管理者のパスワードを使用してください。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

stop操作は、stopOC4J操作とstopOLite操作を結合します。

stopOC4J

この操作では、基本インストールに含まれているOC4Jアプリケーション・エンジンを停止します。

構文

wsmadmin stopOC4J

使用方法

Oracle Application Serverのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。OC4Jシステム管理者のパスワードを使用してください。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

stopOLite

この操作では、基本インストールに含まれているOracle Liteデータベース・サーバーを停止します。

構文

wsmadmin stopOLite

undeploy

この操作では、指定したコンポーネントをOC4Jインスタンスからアンバインドおよびアンデプロイします。

構文

wsmadmin undeploy component

パラメータ

使用方法

undeploy操作では、install.propertiesファイルから次の属性を読み取ります。

表C-19 undeploy実行時に使用されるcoresv.properties

属性名 説明

install.http.host

OC4Jインストールのホスト名

install.oc4j.adminID

OC4Jインストールの管理者ユーザー名

install.oc4j.instance

OC4Jインスタンスの場所


Oracle Application Serverのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。OC4Jシステム管理者のパスワードを使用してください。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

uninstall

Oracle WSM製品のアンインストール時に、インストーラは自動的にこの操作を起動します。

構文

wsmadmin uninstall

使用方法

構成解除手順には、OC4JおよびOracle Liteのコンポーネントのアンインストールが含まれます。J2EEアプリケーションもアンインストールされます。パスワードを指定しないと、操作でOC4Jコンポーネントはアンインストールされません。この操作により、次の全操作の機能が実行されます。

  1. uninstallOC4Jを実行します。パスワードを指定しないと、OC4Jはアンインストールされません。OC4Jを手動でアンインストールする必要があります。

  2. uninstallOLiteを実行します。

  3. 構成ファイルを削除します。


注意:

この操作では、データベースはクリーンアップされません。この手順は別に実行する必要があります。

Oracle Application Serverのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。OC4Jシステム管理者のパスワードを使用してください。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

uninstallOC4J

この操作では、基本インストールに含まれているOC4Jアプリケーション・サーバーを非アクティブ化します。

構文

wsmadmin uninstallOC4J

使用方法

この操作では、次の操作の機能が実行されます。

Oracle Application Serverのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。OC4Jシステム管理者のパスワードを使用してください。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

uninstallOLite

この操作では、Oracle WSM基本インストールに含まれているOracle Liteデータベース・サーバーをアンインストールします。

構文

wsmadmin uninstallOLite

使用方法

この操作により、次のタスクが実行されます。

upgrade

この操作では、Oracle WSMデータベースをアップグレードします。

構文

wsmadmin upgrade database_type

パラメータ

使用方法

Oracle WSMデータベースのパスワードを指定するためのプロンプトが表示されます。WSMADMINにパスワードを指定するその他の方法は、「WSMADMINコマンドのパスワード」を参照してください。

このバージョンのOracle WSMは、Oracleデータベースのみをサポートします。