Oracle Identity Manager Toolsリファレンス リリース9.1.0.2 B56035-01 |
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複数のアダプタを作成し、それらをコンパイルする場合、2つの方法のいずれかで実行できます。1つ目は、それぞれのアダプタにアクセスし、個別にコンパイルする方法です。ただし、この方法は多くの時間と労力を必要とします。
より効率のよい方法は、コンパイルするアダプタを選択して一度にコンパイルするか、必要な場合にはボタンをクリックし、Oracle Identity Managerデータベースに存在するすべてのアダプタをコンパイルする方法です。
リリース9.1.0以降、デプロイメント・マネージャを使用してコネクタ・ファイルをインポートすると、アダプタが自動的にコンパイルされます。コンパイルされたアダプタのクラス・ファイルは、ファイルシステムではなく、Oracle Identity Managerデータベースに格納され、実行時にロードされます。次の2つのAPIが、アダプタをプログラムでコンパイルするAPIとして追加されました。
public void compileAdapter (String adapterName)
: このAPIでは、1つのアダプタをコンパイルし、コンパイルしたクラス・ファイルをデータベースに格納します。アダプタの名前をパラメータとして使用します。アダプタが見つからない場合、またはエラーが起きた場合は、APIで適切な例外がスローされます。
public void compileAll
: このAPIでは、システムのすべてのアダプタがコンパイルされます。コンパイル時にエラーが起きた場合は、タイプtcBulkException
の例外がスローされます。この例外は、コンパイル時にAPIで検出されたすべてのエラーで構成されます。
ただし、変更を加えた場合は、アダプタを手動で変更できます。
「Adapter Manager」フォームは、「Development Tools」フォルダにあります。これを使用して、複数のアダプタを同時にコンパイルします。
複数のアダプタを手動でコンパイルするには、次の手順を実行します。
複数のアダプタをコンパイルするには、コンパイルするアダプタを選択します。次に、「Compile Selected」オプションを選択します。
ステータスが「OK」ではないすべてのアダプタをコンパイルするには、「Compile Previously Failed」オプションを選択します。
Oracle Identity Managerにより、手順2で指定した基準に合致するアダプタがコンパイルされます。
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