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Oracle Identity Manager Toolsリファレンス
リリース9.1.0.2

B56035-01
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1 統合の概要

この章では、アクセス権の管理アプリケーションをその他のソフトウェア・ソリューションと統合する際の課題と、Oracle Identity Managerが提供するソリューションについて説明します。次の項目について説明します。

1.1 統合の問題

現在、アクセス権限の管理アプリケーションの正常な動作には、他のソフトウェア・ソリューションとの統合が不可欠です。しかし、たくさんのリソースが存在する上に、これらのリソースを結び付けるための単一の統合規格は存在しません。

この問題への取組みの1つに、すべての統合でサポートされる共通機能の使用があります。この場合、コードを記述する開発者が必要です。そして、既存のソフトウェア・リソースが変更されるたびに、または新しく追加されるたびに、コードを記述する必要があります。

1.2 Oracle Identity Managerのソリューション

アダプタ・ファクトリはOracle Identity Managerが提供するコード生成ツールです。これにより、アダプタと呼ばれるJavaクラスの作成が容易になります。

アダプタには、次の利点があります。

1.3 アダプタについて

前述のとおり、アダプタとは、Oracle Identity Managerユーザーによってアダプタ・ファクトリで作成されたJavaクラスです。また、これは論理フロー内のアトミック・ファンクション・コールの集約です。これらのアトミック・ステップを、アダプタ・タスクと呼びます。


注意:

Oracle Identity Managerは、JDBCおよびLDAP用のJava APIを使用して、データベースやディレクトリ・サーバーなどの外部システムに接続できます。また、それ以外のAPI(C、C++、VB、COM/DCOMなど)に対しても、Oracle Identity ManagerがAPIと直接に通信できるように、Javaラッパーを作成できます。 


アダプタには5つのタイプがあります。

図1-1は、5つのタイプのアダプタの機能を示しています。

図1-1    アダプタの機能


画像の説明

5つのタイプのアダプタの詳細は、次の章から順を追って説明します。

1.4 「Adapter Factory」フォームのタブ

Design Consoleの「Adapter Factory」フォームには次のタブがあります。

次の項から、それぞれのタブの詳細を説明します。

1.4.1 Adapter Tasks

「Adapter Tasks」タブでは、アダプタのアトミック・ファンクション・コールを作成および管理できます。このファンクション・コールを、アダプタ・タスクと呼びます。

1.4.2 Execution Schedule

「Execution Schedule」タブでは、Oracle Identity Managerでルール・ジェネレータまたはエンティティ・アダプタをトリガーするタイミングを指定できます。Oracle Identity Managerにスケジュールを指定して、挿入前または更新前(あるいはその両方)に、ルール・ジェネレータ(アダプタ・タイプR)を実行できます。エンティティ・アダプタ(アダプタ・タイプE)を挿入、更新および削除の前後に実行するようOracle Identity Managerを構成することもできます。


注意:

プロセス・タスクにアタッチされたプロセス・タスク・アダプタとタスク割当てアダプタは、プロセス・タスクのステータスが「Pending」になるとトリガーされます。そのため、Oracle Identity Managerでこのタイプのアダプタをトリガーするタイミングを指定する必要がなく、Oracle Identity Managerではこのアダプタの「Execution Schedule」タブは無効です。

また、Oracle Identity Managerでは挿入前に常に事前移入アダプタがトリガーされるため、事前移入アダプタに対するこのタブのチェック・ボックスは無効です。 


1.4.3 Resources

「Resources」タブでは、次のことができます。

1.4.4 Variable List

「Variable List」タブでは、次のことができます。

アダプタ変数をプロセス・タスクにアタッチしてプロセス・タスクを実行するときに、アダプタ変数の値を解決することもできます。これにより、この変数にマップするプロセス固有のデータが使用可能になります。

1.4.5 Usage Lookup

プロセス・タスクまたはタスク割当てアダプタの場合、「Usage Lookup」タブには、アダプタがアタッチされたプロセス・タスクおよびそのプロセス・タスクをメンバーに持つプロセスが表示されます。

ルール・ジェネレータ、またはエンティティ・アダプタの場合、このタブには、Oracle Identity Managerフォームおよびアダプタがアタッチされた関連データ・オブジェクトが表示されます。また、アダプタの実行スケジュールが、Oracle Identity Managerがアダプタをトリガーする順序を表す順序番号とともに表示されます。

事前移入アダプタの場合、このタブには、ユーザー定義フォームとアダプタがアタッチされたフォーム・フィールドが表示されます。また、アダプタに関連付けられた事前移入ルールも表示されます。


注意:

様々なタイプのアダプタの詳細は、第3章「アダプタの作成」を参照してください。 


1.4.6 Responses

「Responses」タブは、プロセス・タスクに対する有効なレスポンスを定義するために使用します。レスポンスは、アダプタの実行結果に基づきます。外部システムによって返される様々なエラー・メッセージは、プロセス・タスクのコンテキストにおいて意味を持つような方法でこれらのレスポンスにマップできます。プロセス・タスクにアダプタをアタッチするときに、アダプタ・レスポンス・コードに基づいて、プロセス・タスク(およびそれに続くオブジェクト・ステータス)のステータス・バケット(「Pending」、「Completed」、「Rejected」)を設定できます。

ヒント:

Oracle Identity Managerでは、プロセス・タスク・アダプタに対してのみ「Responses」タブが有効になります。タスク割当てアダプタ、ルール・ジェネレータ・アダプタ、事前移入アダプタまたはエンティティ・アダプタの場合、このタブは無効です。 


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